「やった・・・・ついにやった!
俺・・・・全米一になったッ!
これで師匠に追いつけたぜ・・・・
・・・・ああ、夢みたいだ・・・・」*1
「押忍!宜しくお願いしますっ!」
III1st・III2nd
ニューヨークの街角に道着を着た一人の少年が落ち着きなく立っている。
どうやら人を待っているらしい。
「ケン師匠はどこまで行ったんだろう……、奥さんへのプレゼントだからって、買い物にしては遅いなぁ。こっちは道着を着てこんなところで立ちん坊じゃ、ケンカ売ってくれって言ってるようなもんだぜ」
「早くファイトがはじまんねぇかな……」
建物一つ離れた路地でそうつぶやく男がいた。ホットドッグを片手に、こっそりと様子をうかがうケンだった。
III3rd
ショーンもいよいよ格闘選手権に出場する事になった。
だが師匠のケンは厳しく言い放つ。
「お前の今の実力じゃ恥をかくだけだ」
大会予選まであとわずか。
なんとしても、ケンを唸らせる「自分だけの型(スタイル)」を会得しなければ!
キャラクター設定
『
ストリートファイターIII』に登場するキャラクター。『1st』より登場。
フルネームはショーン・マツダ(日本名は「松田ショーン」)。日系ブラジル人三世の青年。
『ストIII』の時代では全米格闘チャンプとなっている
ケンに憧れを抱き、彼の元へ
無理矢理おしかけて弟子入りした。
当初は弟子を持つことに気が進まなかったケンであったが、熱意が伝わったのか、後に熱心にショーンを指導するようになる。
『1st』、『2nd IMPACT』では半ば投げ遣りな
ケンからの修行をこなすべく切磋琢磨している姿が描かれている。
『3rd STRIKE』では全米格闘王選手権に出場する為に、自分だけのオリジナルスタイルを会得しようとストリートファイトに赴く。
担当声優は『1st』『2nd IMPACT』では『
ジョジョの奇妙な冒険』の
DIO役、『
北斗の拳』の
レイ役で知られる
千葉一伸氏。
『3rd STRIKE』では
岩田光央氏。
いつ頃に弟子入りしたかについては不明であったが、『ストIV』においてケンの「弟子はもう受け付けていない」という旨の勝利台詞がある為、
『ストIV』の時代には既に押し掛けていたと考えられる。
波動の力も伝授してもらっているようで、まだ完全に使いこなせてはいないが、ある程度実戦で使用出来るレベルではある。
その他見よう見まねで覚えたリュウやケンの格闘術と、祖父から伝授された柔術をミックスさせたスタイルで戦う。
キャラクター性能
矢吹真吾のような弟子キャラで、
ダンのように意図的に弱く設計されている……はずなのだが、
高い
ゲージ回収能力と隙のない
必殺技のお陰で、『2nd IMPACT』までは強キャラの一人に数えられていた。
『2nd IMPACT』では「トルネード」含め、当てて有利になる技が多く、更に発生0Fの高速突進
SA「ハイパートルネード」が最大2本ストックであった。
通常技も
他の胴着キャラとそれほど性能が変わらない(むしろ強い技もある)ことから、
牽制メインで中距離から押していき、中距離で
通常技当たったらすぐハイトル、
と言うより、何か技当たったらその後に「ハイパートルネード」が付いてくるという恐怖の存在であった。
更に機動力も高い為、ガードを固めてもすぐ投げられ起き攻めというかなりの強キャラであった。
いくら何でも師匠を余裕で食ってしまえる性能はマズいと感じたのか、『3rd STRIKE』では理不尽なほどの弱体化がなされることになった。
例を挙げていくと、
- ヒット・ガード・ミスを問わず反確の「トルネード」(EXなら不利で済むが1FSA持ちのユリアンとヒューゴーには封印せざるを得ない)
- 「ハイパートルネード」は強力なままだが最大ゲージ1本に
- 「ドラゴンスマッシュ」の弱体化(両手で攻撃したら弱くなってしまった…)
- 通常技はどれも他の胴着キャラの劣化性能へ
等々…、その結果何をやってもケンの劣化と言われ、
トゥエルヴと2弱を争うほどまでに落ちぶれてしまった。
一応ジャンプ力などの機動力の面ではケンに勝っているが、流石にそれだけでは前述の性能差を補えない。
今や『3rd STRIKE』ランク評価(2012年現在のアルカ調べ)は並んでいたはずのトゥエルヴにすら突き放され、
圧倒的に 1弱 を独走している。
救いはないんですか!?
「ハドウバースト! うぉーっ!」
その為か、どうしても『1st』『2nd IMPACT』時代の千葉一伸氏演じる通称『千葉ショーン』は強キャラ、
『3rd STRIKE』での岩田光央氏演じる通称『岩田ショーン』は弱キャラという変な概念がこびり付いてしまっており、
特に前者は
DIO、
レイ、
ジェダ・ドーマ、
鑑恭介など強キャラ系を演じていることもあり、余計に拍車をかけているともいえる。
また挙句の果てに『3rd STRIKE』でショーンが弱くなったのは「中の人がDIO様じゃなくなってしまった」からとか「中身が変わってしまった」から等と皮肉られる始末。
そんなに
声補正が凄いのか!?
KUSANAGIもそこまでではないがそれなりに強いキャラなのに…、というかジェダや恭介は弱い時代もあったのに。
(´・ω・`)ショーン
しかし悲惨なキャラの代名詞としてたびたびトゥエルヴの名前が挙がるのに対し、ショーンはあまり話題に上らない。
トゥエルヴにおける山崎氏ほどの著名なプレイヤーも存在しない。
また闘劇08本戦でも、トゥエルヴはなんと2人もいるのにショーンは1人もいなかった。
まぁ08年は
誰かさんもいなかったのだが、
過去1度も出場したことがない
のはショーンだけである。
やはり同じ意図的に狙って作られた弱キャラであっても、特徴的な性能を有するトゥエルヴとコンパチの劣化キャラでは扱いが違うのか。
逆に言えば、
ダンと違いもし次回作が存在するなら、また浮かび上がる可能性も多分にあるという事ではあるのだが。
(`・ω・´)ショーン
この顔文字が使われるのはいつになることか…。
MUGENでのショーン
基本は3rd仕様だが、2ndモードや両方を混ぜたアレンジモードなども搭載されている。
AIも搭載されて……はいるのだが、キャラ自体の性能がショーンなので大会などではかませ犬扱いとなることがほとんど。
そして
たまーにAIのないキャラに普通に負けたりする
。ショーン(´;ω;`)
AI作成は自由となっているので、強いショーンが見たい方は製作してみてはいかがだろうか。
ギルティギアのキャラで有名な無敵医師氏による、まさかのショーン。
+
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このショーンの悲しみの遍歴 |
実は無敵医師氏のサイトには、かなり( 少なくとも3年以上)前からショーンがWIPとして存在していた。
だがそれ以降一向に公開される気配が無く、「 GGキャラの中に一人だけショーン」という珍妙な絵面も相まって
最早「 WIPとして存在する事自体がギャグ」とまで言われていた。
しかし、2010年6月に 闇慈と共に公開され、多くの人を驚かせた。
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まだβ版ではあるが、全ての技を搭載しており問題無く使える。
また、師匠の技である疾風迅雷脚が使え、ゲージの長さによって威力が変化するので、原作よりは戦える性能である。
ネオネオ氏のAIが公開されていた。(現在公開停止)
Lv毎に動き方が細かく変わる他、AI自身も中々強く非常にストっぽい動きをするので
ストを知ってる人はニヤリと出来るだろう。
そしてタッグでは活躍し辛いスト勢だが、氏恒例のタッグ記述も搭載。
落ちてくる敵にハドウバーストを当てるなど、的確な援護を行う。
キングや
元などの「マスター」シリーズを製作している氏によるアレンジ仕様。
普通に波動拳を撃ったりするなどかなり強化されており、スーパーアーツも3段階に分かれている。
ただし、波動拳を普通に撃てるようになった反動か、ハドウバーストは搭載されていない。
AIは搭載されていない。
MVC風にアレンジされており、こちらも波動拳を普通に撃てる……が、射程は短く、弾速も妙に遅い。
せっかくMVC風になったのに今一強くなったように見えないのは気のせいだろうか。
こちらもAIは搭載されていない。
ブロッキングやジャストディフェンスを搭載。氏のMXシリーズ共通のシステムを持つ。
エフェクトが非常に綺麗。
豊富なサブシステムとコンボ性能の向上により、扱いやすい仕上がりとなっている。
デフォルトでAIが搭載されているほか、斑鳩氏によるAIが公開されている。
その他、SVCの胴着キャラを改変したと思われるSNK風ドットのショーン、
ストZERO風ドットショーン、雷を纏ったダークショーン等が存在している。
かつての栄光を取り戻せるか!?
…とここまで色々とショーンの不遇さ、性能面の弱さを上げてきたが、実際の所MUGENにおいてでは
相手やシステムの相性で他の格ゲーキャラを喰える性能に化ける事もある。
実際、原作では
最弱キャラであっても、このMUGENでは同じく原作では
最強キャラを余裕で
喰ってしまえるキャラへと変貌する事はよくある事でもある。
ショーンの場合も、もしかするとこのMUGENでは相性による優位性が今後、発見される…かもしれない。
+
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大会ネタバレ |
『 ストリートファイター VS 餓狼伝説&龍虎の拳』にカプコン代表選手の一人として出場。
一勝するたびに体力-300、それでも勝ち続けたら今度は防御力が-30されていくという連勝が難しいルールのもとで
キム・ジェイフンを皮切りに グラント、 キム・カッファン、 ダック・キングなど格上の選手たちを相手に奇跡の連勝。
ついに
体力-900、防御力-30
という、ほぼ何を食らっても一撃死する状態に至る。
そして最後は状態万全の ライデンの前に力尽きたが、
その試合も「ライデンが体力-300の状態なら勝っていた」状況だった。
誰もが認める今大会のMVPである。
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出場大会
シングル
タッグ
チーム
その他
削除済み
更新停止中
出演ストーリー
*2: 海外版『1st』及び『2nd IMPACT』の勝利台詞より。
そういえば「断空脚」と「トルネード」は似ているような。
性能は段違いだけど、断空脚も
サガットがパクるぐらい強いし。
余談だが、
ダンも
さくらも『ストIV』に登場した。
まあこちらの方は時代的に『ZERO』、『ストII』に近いし…、と思ったら
まこと、
ダッドリー、
いぶきが『スパIV』に参戦してしまい、
『スパIV AE』には
ユンと
ヤンも参戦。もはや(´・ω・`)を通り越して(´;ω;`)
マツダ式柔術オンリーで戦うショーンが見たかったという声もちらほらと挙がっているので、次回作こそはと願いたいところである。