「グギッグギッ ニタリ」
プロフィール
『
ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場する、
DIOの館の番犬ならぬ番鳥。
DIOの館に侵入しようとする者に襲い掛かるハヤブサであり、スタンド『ホルス神』で
氷を操る。
命令に忠実で、
イギー曰く『殺りく追跡機械』。
その名の通り、屋敷を調べたり近付いたりした者は人間でも動物でも一切の区別なく惨殺し、決して逃がさない。
(但し、意図的に近付いた者と単に近くを通りがかった者とをそれなりに冷静に判別しており、
やたらめったらに襲い掛かっているというわけでもない)
命令に忠実なだけでなく、殺した犬の眼球を啄ばむなどその行動には強い残虐性が見られる。
名前の元ネタはイギリスのバンド『Pet Shop boys』。
表記にはブレがあり、原作初登場時や格闘ゲーム版では「
ペット・ショップ
(中黒入り)」で表記されている。
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原作ネタバレ |
最初は DIOの館まで侵入してしまった少年を始末しようとするが、助けに入った イギーにターゲットを変更。 下水道に逃げたイギーを追撃、彼の左前足を奪う。その後、水中に逃げたイギーをさらに追撃。 至近距離で口から出した氷のミサイルを食らわせようとするが、
イギーに嘴を噛まれミサイルが暴発、嘴や口内をズタズタにされそのまま死亡した。
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スタンド「ホルス神」 |
破壊力 - B |
スピード - B |
射程距離 - D |
持続力 - C |
精密動作性 - E |
成長性 - C |
9栄神ナンバー2に位置する、天空の神の名を冠したスタンド。
大気中の水分を凝結させ、氷を作り出す能力を持つ。
スタンドの像は翼の無くなったプテラノドンの骨格から胸辺りでトゲのように骨が六本生え、その先端に氷が流線型で握られているといった風貌。
スタンドのパワーによって自然現象の一部を作り出すという点では モハメド・アヴドゥルの持つスタンド、マジシャンズレッドと近い系列であるが、マジシャンズレッドとは違い作り出す氷はあくまで空気中の水分を凝結させて作った実体であるためスタンド使い以外の人間にも視認できる。
主な攻撃手段は、作り出した氷柱をミサイルのように発射するというもの。複数本の同時発射や連続発射も可能で、本体の機動性とあいまって高い攻撃能力を持つ。応用として、本体の口の中から氷柱を発射することもできる。
また、空気中の水分を大量に凝結させることで巨大な氷塊を作り出し、敵を車ごと押しつぶすなどの大掛かりな攻撃もできるスタンドパワーを持つ。
本体の周囲を冷却することで放射状に地面や壁を伝わせ、相手の体を氷で拘束するという攻撃手段もある。
物体を凍らせる場合は自然現象の通りではなく、自在に凍らせることが可能。作中では、自らの傷口だけを凍結させ止血するという使い方もした。
劇中ではどちらかというとペットショップ自身が直接氷を撃ち出すことが多く、
スタンドの像はあまり出て来なかったため、ミサイルのように氷柱を飛ばしながら高速で飛行し獲物を追い詰める本体の怪物っぷりの印象の方が強いかもしれない。
同じく氷を使った能力を持つ同作品の第5部に登場する ギアッチョのスタンド、「ホワイト・アルバム」と比較されることが多い。
ただギアッチョは直接凍らせるのに対しペットショップは氷を瞬時に作るのみで凍らせようとしないところを見るとお互いの能力には結構違いがあるようである。
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ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』でのペットショップ
愛称はシンプルに
鳥
単純だが
それで十分通じてしまう存在感がある(理由は後述)。他の愛称はペトショ、
番鳥等。
まあ、原作の次点で鳥のキャラなんてペットショップしかおらず、ジョジョで鳥と言ったらコイツになるのはある意味仕方ない。
犬で通じる
イギーや
ダニーのようなものである。
2作目『未来への遺産』からの追加キャラとして登場。PS版にも登場している。
しゃがみ時以外は
常に羽ばたいて地面から浮いているので足元の判定が無い、
ジャンプの代わりに空中を自在に羽ばたける(高度制限はある)という特殊なキャラクター。
後述の圧倒的な性能を誇るために
チートキャラや壊れキャラ、バグキャラ
などと呼ばれている。
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ペットショップのチートな性能まとめ |
- かなり強い判定の通常技から8割減る基本コンボ
- そもそも多段技が簡単にコンボに組み込めるので火力がおかしい
- 飛び道具「フリーゾン」が優秀すぎる
- 隙少ない・自動追尾・当たり方次第でエメラルドスプラッシュをもかき消す等、スパコンを除いた飛び道具の中では最高の性能を持つ
- 一定時間ボタンを押すだけで発動可能なツララを落とす技「アイスィクルピック」の性能が壊れてる
- このツララ、まさかの
中段判定
=すごく容易にガード不能連携が成立→当たったら基本コンボで死
- ツララ出して待つ→鳥に手を出す=無防備→ツララヒットから死
-
ガード中でもツララ発生→発動が可能
=固めていたと思ったらいつの間にか死んでいた
- ゲージ技もすべて 高性能+コンボに簡単に組み込める+ぶっぱも強い と三拍子揃っているのでゲージを腐らせる事も無い
- 常に宙に浮いてるので低い攻撃が当たらない→一部のキャラの下段判定の攻撃が当たらない=ガード崩せない+コンボ始動技が当たらない
- さらに、受け身後は食らい判定が消えるため、仮に空中コンボを食らってもお手玉されることがない。
- 起き上がり速度はアヴドゥルやラバーソールと並ぶ最速の部類で、鳥への起き攻めは困難。
- 機動力もトップクラスな上に画面上角まで飛ばれるとろくに手が届かないキャラも。一体こいつをどうしろと
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一応、そんな鳥にも弱点が無いわけではないのだが……
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鳥の弱点? |
- 飛行中は空中ガードができない → 代わりに空中で回り込み可能な上に機動力高い。またPS版では普通に空中ガード可能
- スパコン以外の技に削りが無い → ガード自体を二択で崩せば問題ない
- GCが発生遅い上に無敵短い → つらら落下で充分お釣りが来る
- ダウン中に押し返し判定がないため鳥専用の表裏二択が全キャラにある → 起き上がり速度が早いので難易度が高い
- 防御力は全キャラ中最低 → 代わりにコンボ火力が高いのでなんとかなる
と、ほぼ他の要素でカバーできるような感じである。
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病人や
オクラと同等かそれ以上の異常さだが、このゲームの「全体的に対空性能が貧弱」「リバーサル不能」といった仕様も重なり、
空中戦主体のペットショップは相対的に強さが跳ね上がっている。実際、その強さから大抵の
大会で使用禁止にされている。しかもバグ技前提のアンクアヴとは違い、鳥は普通に使うだけでもアウトと言った有様であった。
そのため「キャラ選択画面にはいないことになってます」とまで言われることも。ちなみにこいつも
レバー二回で選択できる。
CPU操作でも相当強く、PS版のスーパーストーリーモードでも、ラストステージよりこいつ相手のステージの方が数段難しいと言われるほど。
全キャラに対してほぼ有利・・・だと思いきや、研究の進んだ現在においては、
下段が鳥の立ちに当たったり、ツララを避けやすいキャラや、鳥専用の見切りにくい択が可能なキャラには、
理論上は
鳥に対して有利なキャラもいる模様。特に
影ディオは数値上は4:6で有利とされている。
数値上は。
だが実戦では、少し覚えるだけでお手軽に大ダメージや二択を繰り出せて扱いやすい鳥に軍配が上がるため、
やはり本作の中でも群を抜いて圧倒的な強さを誇っている。
そもそも、鳥相手では立ち回りを徹底しなければならない邪ディオに対し、鳥はそこそこ練習するだけでもそれなりの強さに達してしまうので…。
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ガチで鳥を極めるとこんな感じに(YouTube) |
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PS版(空中ガードこそ可能だがAC版よりも少し弱体…化?) |
2012年に配信が開始されたHDverでは、その凶悪ぶりから弱体化されるのではとも噂されていたが、
ゲームの中身はほぼベタ移植だったためやはり性能はそのままだった。
…どころか、唯一とも言える弱点だった紙装甲も、
全キャラ防御力が同じ
バグ
に調整されたことで克服。
このせいでネット対戦では鳥を使うだけで対戦を敬遠されるなどの事態も起きている模様。哀れペットショップ…。
余談だが、SFCで発売されたコブラチーム版ジョジョにボスとして登場した際も、
それまでのボス敵から比べると格段に強さが跳ね上がり、恐ろしい強さを見せつけていた。
MUGENにおけるペットショップ
以前MUGENでは2体のペットショップが存在したが、rei氏の物のみ公開されていた。
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Kemco_SpaceHunterVigor氏製 PS版仕様 |
- Kemco_SpaceHunterVigor氏製 PS版仕様
mugenでは古くから存在しているペットショップ。
初期のニコmugenでは簡易AIしか入っていなかったため、あまり活躍できずにいた。
その後el氏によるAIが公開され、 エルクゥを撃破するほどの強さになり、晴れて 狂キャラ入り。
現在では狂ランクの大会や、チームトーナメントの大将などで見かけるようになった。
完全な原作再現ではないにせよ、原作準拠キャラクターの狂キャラ入りは 最強の尖兵以来の快挙(暴挙?)であった。
しかも、彼がボスキャラなのに対してこちらはれっきとしたプレイヤーキャラという…
まあ、最近は 他にも増えてきたようだが。 CAPCOM自重しろ
現在はキャラ、AIともに公開停止されている。
一時期el氏のAIは動画使用禁止となっていたが、「迷惑を被る方がいないか、人目に曝すことによって気分を害する方がいないかに注意をしてくれれば今後自由に使って頂いて構わない」とのこと。
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大会ネタバレ |
その圧倒的な弾幕から、弾幕グランプリではATKを大分下げられた状態であっても
東方や他の強豪を出し抜き、初代・続とも優勝してしまい、自らの名がついた大会まで開かれた。
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最近の鳥事情 |
しかし、強すぎるのも困り者で大抵の大会には出られず参加するのは上述した通り狂大会が多いのだが、
それらの大会ではまったく格ゲーをしない面子が集まることが多く、弾幕やコンボをものともしない ハイパーアーマーや空に逃げても意味がない
全画面攻撃連発など普通であり、中々良い成績を残せなかったりする。
一方、狂以下の大会でもデフォAIでは満足な調整ができず中途半端な強さになってしまい、
近年進み続けるAIインフレについて行けず、他キャラの かませ犬にされたりと不遇な立ち位置にいる。
まぁプレイヤーキャラでありながらアレンジの多い狂キャラの枠内にいること自体おかしいのだが。
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rei氏製作 DC版遺産仕様 |
こちらは全体的に原作再現(ドリキャス未来への遺産)仕様。
gal129氏作のイギーに対して原作漫画のシーンを再現した特殊イントロも追加されている。また、デフォで三段階に調整可能なAIを搭載。
初級レベルでは原作初級プレイヤーにありがちな動きを再現した、後方上空に逃げつつ飛び道具を撃ち続ける 厨プレイ弾幕戦法を見せつけてくれる。
人操作なら対処は容易だが、AI戦では相性差が極端になり機動力の低いキャラ相手にはひどい絵面に。タッグ戦はこちらが適任かもしれない。
中・上級レベルになると、やはりというか何というかガード困難連携から8~10割減らしてくる。でも原作再現なので何も問題ありません。
ガン逃げではなく自分から攻め込んできてくれるぶん、どうにか戦いになるのでまだマシといえるが。
なお、AI製作は自由となっているが、技性能をいじらない、AIは1からつくることが条件。
外部AIは リューゲンでおなじみの木。氏によるものが公開されている。
8段階まで調整できるようになっており、デスフリーズループコンボとタメコマンド制約無視使用のスイッチも存在。
デスフリーズループコンボをONにするとギガフリーゾン→つらら→ギガフリーゾン→つらら→etc… とゲージが続く限り撃ち続ける。
あくまでゲージを使うので 永久にはならないこともあるが、3ゲージあれば並のキャラはほぼこれで倒される。
現在ではレベル6の マスターギースに勝てるほどの実力となっている。
mugenで鳥と言えば上記のel氏のAIが有名だが、公開停止中の現在、こちらのペットショップの活躍が期待される。
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これらに加えて、最近では狂キャラアレンジの施された
雑魚氏の『猛禽王ペットショップ』、名無しのぽろろ氏の『ジョインジョイントリィ』が公開されている。
共にrei氏のペットショップの改変で、後者は更に木。氏のAIを導入した状態での改変である。
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雑魚氏製 猛禽王ペットショップ |
一度に落とせるツララの増加や、1ゲージ消費でステ抜け使用など見た目以上に強化がされている。
設定で弱体化できるが低くしても通常の本体よりかなり強い。
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名無しのぽろろ氏製 ジョインジョイントリィ |
こちらも見た目はあまり変わらないが、大ダメージ無効、数ヒットで喰らい抜け、一部技の属性の変更など本体性能が大きく変化。
さらに「トリボロス」という技が追加されている。これは 某忍者のように一定時間ツララを自動発射するという技だけあって、これが使えるかでランクが大きく影響する。
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出場大会
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シングル
タッグ
チーム
その他
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