はじめに
盤面全体に効果を及ぼすHP増強と汎用的なドロー性能をもつサポーターであったものの、Ver.5以降は火力インフレ、足盛り主体のトレンド故にコンセプトを活かすにも大変厳しい
キャストとなっている。
とはいえ、準ファイターばりのDS主力の立ち回りをしつつ、HP継続回復を常時付与できる強みも残っているし、
シュネーヴィッツェン譲りの優秀な回避性能や独特なドローは健在でもあるため、歩き避けができるならFから乗り換えがしやすい
キャスト……かもしれない。
ただ、デスを重ねればその分ゲージが回らず、本来の強みを活かしきれずに敗北を喫する事も多々ある。
レーン選択
基本的には場所を問わずバフを配れるため、特大拠点(中央)のレーン処理、または悠久門(端)側を担当することが多い。
サポーターが二人いる場合は中央との相性も加味した上で宣言したい。
2023/09/17 Ver.5.36-I追記
現Verのサポーターでシグルより優先的に端レーンに行くべきサポーターはいないとほぼ断言できる。
比較されるとすれば
ユクイコロや
ワダツミが挙げられるが、どちらもコアによる中央の相方のサポートが可能である以上、
固定
マッチなどで明確な戦略がない限りは、2Sにおけるシグルのレーンは悠久門であることは認識しておきたい。
(シグル自身のスペックを度外視すれば)シグルが全体にHP継続回復を付与できることから、自軍はHP継続回復+中央サポーターのバフ
という2重のサポートが使えているということが、2S時の強みとなることはポジティブに捉えられる点である。
スキル構成の選択
- セブンスピリッツ
- ヴィクトリーロード
- ジャッジオブソウル(自由枠)
アビリティ(精霊)ゲージがある都合上、それを促進させる「セブンスピリッツ」とゲージMAX版で味方を継続回復させる「ヴィクトリーロード」は必須。残り1枠が自由枠となるが、範囲が広く強制ダウン+αを狙える「ジャッジオブソウル」で埋めるのが主流。
端レーンで擬似的ファイターに徹するなら「ヴィクトリーロード」を抜くか悩むところだが、サポーターとしての強みが失われるしWSの回復効果UPを活かせなくなってしまう。チームメイトへの信用も危うくなるので、できれば避けるべきだろう。
2023/09/17 Ver.5.36-I追記
現Verで「ヴィクトリーロード」を抜くか悩む必要はない。
たとえ2Sでシグル同士がバッティングしたとしてもチャットなどで連携してバフタイミングをズラせばよい話。
サポーターである以上、自身のアイデンティティであるサポートスキルを外す考えは持ってはいけない。
スキル効果
使用時の注意点と要点のみ説明していく。
詳細については
シグルドリーヴァの項目を参照
ヴィクトリーロード
MAXHPが増加しHPが継続回復する。
ゲージMAXで範囲無限に変化し、効果(時間、効果量)がアップする。
HP回復強化も追加され、それに関わるスキル、アシストが強化される。
ゲージが溜まったら使用し、ゲージMAX版で回す事。
WS効果時間中にこちらを使用すると効果が約2倍となるため、必ず使用すること。
なお、WS直後に使用し、ゲージ増加量上昇効果が発動していれば、WSが切れる直前にもう一度使用出来るので意識するといいだろう。
セブンスピリッツ
Lv4以降兵士処理、ゲージ加速のために使用。
強化中はDSが3連射のダウン属性になり、直撃すれば敵
キャストのMAXHPが下がる。
強化時に増えた小玉は「チェイン時の威力減衰」が発生しない。
大兵士には大玉、小兵士には小玉を巻き込むようにすると処理効率が上がる。
ジャッジオブソウル
HPとMPを消費。
範囲内にいる巨人>敵
キャスト≒兵士に強制ダウン+ダメージ
ダメージ量は上記の順で違い、また敵
キャストには約30秒間「HP回復量ダウン」を与える。
自HPの割合が少なくなるほど"効果範囲が広がる"ため、当てていくにはコツがいる。
実装当時はHPを15も消費する
一瞬で死にそうになるとんでもねえ大技であったがver4.14-Aから消費が5に上方修正され、以降メインスキルの一角を担う。
けして発生が速い訳ではないので自衛手段としては使えないが、得意距離を保つために自衛みたいな狙いで使っていくという何とも説明の難しいスキル
使用タイミングの一例をあげるならジャッジの範囲より内側に対面が詰めてくる時。
勿論狙いを対面が理解していればスカされもあるが、S同士ならジャッジの範囲外からそこまで手痛い反撃は受けないし
第一ジャッジ自体かなり範囲が広いのでこっちは兵士裏に堂々と陣取って兵処理しながら、相手が範囲に入ってくるなら
DSキャンセルジャッジを撃ったり、撃つ事をチラつかせてあえてこっちが前に出て下がらせるみたいに使ってみるのも良い。
2023/09/17 Ver.5.36-I追記
発生タイミングの参考として、カスタムボイス1「光と影、(発生)ここにあわせもつ」、時間では1.2秒ほどで発生。
これを早いとみるか遅いとみるかは人によるが、類似のスキルである
かぐやの「竹光の足枷」と比較しほんの少し遅いくらいか。
自身のHP減少により範囲が拡大することも含め、充分自衛スキルとして有用と言える。
シグルドリーヴァの項でも触れられているが、「敵に表示される予告円はHP減少前の範囲」である為、
対面の目測を誤らせやすい。自衛の他、範囲拡大を武器とした「外側にひっかける」使い方が出来ればレーン戦の一助となるかもしれない。
また意識出来ると強い使い方としては「Lv3直後」に使用する動き。
ジャッジによるゲージ増加量は「20%」であり、Lv3時点ではかなりゲージ効率が良い。
Lv3直後に使用の上で順調なレーン戦ができていれば、「残り時間5:40~5:20」で1回目のロードを使用でき、
他レーンに大きな好影響を齎すことができる。
※Lv3の時間帯は主流のスピードアシストはまだ発動せず、横槍が比較的行いにくいため、
対面レーンのHPアドは価値が高い。
勿論自身が撤退することはご法度だが、HPに余裕がある状況なら「Lv3直後に前に出て、ジャッジで対面を寝かせてアドを取る」
ことを意識しておきたい。
ピュアホワイトスピア
兵士処理が可能な突進攻撃。シュネーとは異なり敵拠点には判定がなく、通常版、ゲージ版ともに範囲が異なる。
ゲージMAXなら手前拠点中心から奥拠点中心程度の距離のすべての兵士を一掃できる。
ただし「処理できても、その経験値が拾えるわけではない」ので留意が必要。
イモータルテリトリー
小ダメージを繰り返す範囲を展開する。
兵士に範囲の端から端まで踏ませても処理できないので、兵士処理に用いるスキルではない。
同様に巨人処理にも使う事は出来ない。
では何を狙うかと言うと
キャストへのMPダメージという事になる。
発動時敵
キャストにヒットすると使用MP分を還元。
範囲発生時に敵
キャストが踏んでいる間、MP回復低下を与える。
範囲から出ると回復低下は即解除される
マスタースキルについて
アシスト構成で「赤の学徒の書」が入る関係上、サモン:攻撃の
マスタースキルが主流。
兵士処理を行い、消化後に「赤の学徒の書」のMP回復強化を発動
貫通攻撃で対面
キャストをダウンさせ、消化後に「赤の学徒の書」のMP回復強化を発動
アシスト構成(ビルド)について
キャストのコンセプトの都合上、ファイターのビルドに近くなる。
主流のおすすめ
カードもその傾向が高い。
- 「赤の学徒の書」
- 「心探しの新兵の銃」
- 「虹色芸術家の絵筆」
- 「死せる戦士たちの黄金槍(Lv6 WR専用)」
- (ソウル枠1枚)
が筆頭
このままでは「〜絵筆」は片面のみ発動となってしまうため状況や好みに応じてリザーブと入れ替えてWR2枚SR1枚にする構成や
端用にファイターに似たDS盛りのビルドを採用するプレイヤーもいる。
Lv2あたりで猛攻が辛い/デスがかさむのであれば「新兵の銃」を抜いて「伝国の黄金鎧」を積むのも手か
ソウルの選択について
Ver5.35-C時点でのおすすめソウルをざっくり解説していく。
Fやドロー主体のSで相性の良いソウルが採用される傾向がある。
シャフリヤール
武器発動でDS/SS強化 装飾発動でSP強化
Lv2ソウルの中でも強化値水準が高さと条件のゆるさから採用が多い。
Ver5.35-CにてSP上昇値が下方修正されている。
ウィリアム・テル
HPが1目盛り以上あればドローMP軽減/HP継続回復、
他2種類よりもドロー上昇値、軽減値はマイルドだが、HP継続回復はヴィクトリーロードと相性がいい。
またアシスト種を問わないのも使い勝手が良いようだ。
凍みる心 カイ
WR2枚発動でDS強化、DS消費MP軽減。DSを常に使っていく上で相性がいい。
「赤の学徒の書」「心探しの新兵の銃」を積めば、手軽にLv2からDS強化が揃う。
試合の流れ
基本的にはDSで兵士処理しながらゲージを貯め、ヴィクトリーロードのバフを切らさないように回す流れとなる。
【序盤:試合開始~Lv3まで】
兵士処理を行いながら精霊ゲージを貯めていく。
対面によって
キャスト直撃を狙うドローが飛んでくるが、こちらが当てようにも非ダウンであるためあまり旨味がない。無理せず回避しつつ、兵士処理に務め、経験値を拾った方が
シグルドリーヴァにとっていい流れを呼び込める。対面
キャスト次第では最序盤から攻撃スキルやドロー直撃を狙ってくる
キャストもいるので、直撃だけはなんとしても避けたい。
Lv2でヴィクトリーロードが解放されるが、無闇に使うと精霊ゲージが一定値までリセットされてしまう。双方Lv2になった直後はゲージMAXになることがまずないので、できるだけこちらの損害を減らしつつ、兵士処理をしながら機会を待とう。
Lv3で妨害スキルのジャッジオブソウル(イモータルテリトリー)が解禁。接近の拒否、盤面の制圧等、相手の行動を阻害するような使い方ができるので相手の得意な土俵に乗らないように、丁寧に立ち回っていきたい。
【中盤以降】
Lv4でセブンスピリッツ(ピュアホワイトスピア)が解放。本領を発揮……とい言いたいところだが、現バージョンのアシスト傾向から足の早い
キャストが多いので、差し込まれないように丁寧に兵士を処理する必要がある。本来射程外の軌道を追尾弾が通って射程ギリギリの位置の敵にあたる事も多々ある。
Lv5でWS解放。スキル解説でも書いた通り、半透明のエフェクト内(=自身含む)では状態異常耐性+回復効果が約2倍となる。WS効果でゲージMAXとなったらヴィクトリーロードを発動し強化された回復、HP増強効果で有利状況を作っていきたい。そのためにも、WS効果中にデスして無駄にしないようにしたいところ。
終盤では出来ることが限られるので、担当レーンを死守するのか、援護へ回るのか、盤面を見ながら立ち回っていく必要があるだろう。
終わりに
現状にそぐわない記述、こういう闘い方・使い方もある等の新たな戦術・応用術があれば随時改偏してください。
コメント
- 2023/9/17 現Verの状況及び、キャラコンセプトの解像度を高めるため追記実施。アシストも追記予定です。 -- (名無しさん) 2023-09-18 00:13:22
最終更新:2023年09月18日 00:10