府城の西北に当り行程6里7町。
家数28軒、東西2町15間、南北3町5間。
四方田畠にて西は山に近し。
東3町4間
五目村の界に至る。その村まで5町余。
西2町14件・南3町4間、共に
半在家村の界に至る。その村は南に当り6町10間余。
北8町10間
中河原村の界に至る。その村まで16町50間。
また
亥(北北西)の方8町50間
山岩尾村の界に至る。その村まで1里3町10間。
また村北1町に家数4軒あり。
東西1町14間、南北1町24間、幡立という。
金堀小屋
銀山
本村より戌亥(北西)の方11町にあり。
小屋3軒、山中にあり。
このほとりの山中に銀拡あり。寛永中(1624年~1645年)より明暦中(1655年~1658年)まで少しく出ければ、その事を業とし家居を開きしが、その後は田畠を耕し今に残れり。
山川
濁川
村東4町20間余にあり。
中河原村の界より来り、14町40間余南に流れ
半在家村の境内に入る。
清水2
共に村中にあり。
周5間。
関梁
橋
村東4町20間余、五目村にゆく道にあり。
濁川に架す。
長6間・幅4尺。
水利
半在家堰
神社
稲荷神社
村中にあり。
鳥居拝殿あり。上三宮村高村能登が司なり。
古蹟
館跡
村中にあり。
東西2町10間・南北2町。
何の頃にか佐原氏の人築き住せしという(また義連ここに住せしともいう)。
この館の中に古塚数多あり。佐原氏の墳墓といえども詳ならず。
寺蹟
もと村中に成田山圓満寺と寺ありしという。
何の頃廃せしにか詳ならず。
今畑となる。
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- 加納鉱山(廃墟検索地図)
- 岩尾館(さくらとおしろ)
最終更新:2020年08月15日 17:04