耶麻郡吉田組小山村

陸奥国 耶麻郡 吉田組 小山(こやま)村
大日本地誌大系第32巻 160コマ目

府城の西北に当り行程9里23町。
家数17軒、東西3町・南北1町。
東は奥川に臨み西は山に倚る。

東南は共に村際にて真箇沢村に界ひ奥川を限りとす。その村は東に当り5町40間。
西9町計塩村の山に界ふ。その村は申（西南西）に当り12町余。
亥（北北西）の方12町26間中沢村の山界に至る。その村まで17町30間。
丑（北北東）の方6町40間梨平村の界に至る。その村まで9町40間余。

山川

中曽根山(なかそねやま)

村西9町にあり。
高30丈計。
西は塩村に属す。

堰沢山(せきさはやま)

村より亥（北北西）の方12町計にあり。
北は中沢村に属し峯を界とす。

奥川

村南にあり。
広12間。
梨平村の境内より来り、未申（南西）に流るること12町中町村の界に入る。

神社

稲荷神社

祭神	稲荷神？
相殿	山神
草創	不明

村北1町50間余にあり。
鳥居あり。上三宮村高村能登が司なり。

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  • 小山地区
  • 中曽根山？
    • 中曽根山という地名あり。
  • 堰沢山？
    • 堰沢という地名あり。
  • 稲荷神社 - 確認できず
    • 村北、鍛治屋敷という住所の西側に何かありそうです。

余談。
中曽根山という地名が中曽根山を指すとしたら、昔この村はもうちょっと北の位置にあったのかもしれません。