昔この村より塩湯湧き出し故名くという(今村西田畝の中に清水あり。その土微青にしてやや温泉の気あり。土人塩湯の後なりという)。
府城の西北に当り行程9里26町。
家数8軒、東西2町・南北1町10間。
西北は山に倚り東南は田圃なり。
東30間
中町村に界ひ奥川を限りとす。その村まで9町。
西は
井岡村の山に連なり界域分ちがたし。
南30間
新町村に界ひ奥川を限りとす。その村まで4町10間余。
北10町40間
山浦村の界に至る。その村は戌亥(北西)に当り18町20間余。
山川
奥川
村東30間にあり。
中町村の方より来り、未申(南西)に流るること5町
新町村の方に注ぐ。
水利
安戸堤
村より戌亥(北西)の方8町にあり。
周300間、寛永元年(1624年)に築く。
神社
伊豆神社
祭神 |
伊豆神? |
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相殿 |
須伊志夜具神 |
本村より移せし神體なりとて長7尺・周1尺5寸計の水晶を安ず |
鎮座 |
不明 |
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村北、山腰にあり。
鳥居あり。上三宮村高村能登が司なり。
- Google Map
- 塩地区
- 立山?
- 神社?
- 地理院地図では神社のマークあり。位置的には伊豆神社かと。
- 地蔵尊
余談。
伊豆神社の相殿神の須伊志夜具神は名前を見る限り長7尺(約210㎝)・周1尺5寸(約45㎝)の水晶をご神体として奉られた神様なのでしょう。結構大きい水晶ですし見てみたいところですが、残念ながら伊豆神社自体が見当たらりません…。
最終更新:2020年09月20日 21:31