この邊昔は家数一千軒ありし故名くという。
今は寺院のみにて他の家居なし。
(下屋敷を註せざるものこれに倣う)
寺院
蓮華寺
この通の北頬にあり。
浄土真宗京師西本願寺の末山なり。
始は郭内米代(その地詳ならず)にありて壮麗の寺なししが、天文の頃(1532年~1555年)無頼の住持ありて寺宝を携て出奔す。
一族了誓というもの葦名氏に請て再興す。故にこれを中興の祖とす。
文禄中(1593年~1596年)城郭修築の時今の地に遷れり。
本尊弥陀客殿に安ず。
浄国寺
蓮華寺の西に並べり。
古今山と號す。
大町融通寺の末寺浄土宗なり。
相伝う、京師東山禪林寺の学侶空山という者文禄元年(1593年)この地に来て開けり。
本尊弥陀客殿に安ず。
観音堂
境内にあり。
定善寺
浄国寺の西にあり。
山號を光明山といい下野国大澤圓通寺の末寺浄土宗なり。
慶長16年(1611年)利圓という僧この寺を草創す。
本尊弥陀客殿に安ず。
白山神社
境内にあり。
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最終更新:2026年02月12日 23:38