会津郡中荒井組寺堀村

陸奥国 会津郡 中荒井組 寺堀(てらほり)
大日本地誌大系第31巻 42コマ目

府城の西に当り行程1里17町。
家数18軒、東西1町47間・南北2町54間。
四方田圃(たんぼ)なり。

東1町今和泉村の界に至る。その村は丑(北北東)に当り3町。
西1町宮袋村の界に至る。その村は申(西南西)に当り7町30間余。
南5町58間本郡橋爪組西麻生村の界に至る。その村まで7町40間。
北2町39間鷺林村の界に至る。その村は亥(北北西)に当り3町余。

もとは村の辰巳(南東)の方4町に新田という端村あり。今は廃す。

神社

富士神社

祭神 富士神?
相殿 稲荷神
   雷神
勧請 不明
村中にあり。
鳥居あり。下荒井村坂内備前これを司る。

寺院

多門院

村中にあり。
雷電山と號す。下荒井村蓮華寺の末寺真言宗なり。
草創の年月詳ならず。
何れの頃にか本行という僧旧宇を中興し、承應2年(1653年)圓説という僧再興せしという。
本尊地蔵客殿に安ず。

毘沙門堂

境内にあり。
毘沙門木像、長4尺。
相伝て、本行一日の垢離(こり)*1の為に村南の深淵(今その跡(わず)かに残れり)に至りしに、この像水底より浮かび出づ。本行心肝(しんかん)に銘じ担い帰て安置せしという。