会津郡橋爪組両堂村

陸奥国 会津郡 橋爪組 両堂(りやうたう)
大日本地誌大系第31巻 52コマ目

昔この村に不動堂と太子堂あり。因て二堂村といい、寛文中(1661年~1673年)に改て今の名とす。

府城の西南に当り行程1里15町。
家数12軒、東西54間・南北13間。
四方田圃(たんぼ)なり。

東1町30間・西2町・南1町15間、共に下小松村の界に至る。その村は未申(南西)に当り4町30間余。
北2町24間柏原村の界に至る。その村まで6町30間。

水利

思鑿堰

下小松村の方より来り田地をの養水とし柏原村の方に注ぐ。

寺院

不動堂

村北30間余にあり。
草創の年代詳ならず。
不動、長1尺8寸。座像古佛なり。
古木繁陰し境地ものふりたり。
府下千軒道福證寺これを司る。

古蹟

西堂寺迹

不動堂の西にあり。
真言の道場にて、本尊太子の背に『延文二丁酉年三月十日檀主小松金家十人法心妙圓二人也』と書付ありしという(延文2年=1357年)。延寶3年(1675年)本寺なきに因て廃せり。後太子の像も火災にかかり今はなし。
舊事雑考に西堂寺と寶幢院と記す訛れり)