河沼郡牛沢組上茅津村

陸奥国 河沼郡 牛沢組 上茅津(かみかやつ)
大日本地誌大系第33巻 132コマ目

この村旧萱津に作り中頃海津に作る。寛文中(1661年~1673年)今の字に改む。
今上中下3村あり(上茅津・中茅津は本組に属し下茅津は坂下組に属す)。塔寺村八幡宮所蔵神役目録に萱津村あり。康安2年(1362年)府下五之町實相寺の寄付牒にもかやつの村とあり。意ふに、昔1村なりしを後に3村に分かちしと見えたり。

府城の西に当り行程2里18町。
家数34軒、東西1町14間・南北2町14間。
四方田畠なり。

東6町26間会津郡中荒井組真渡村の界に至る。その村は辰巳(南東)に当り23町余。
西5町14間坂下組上金沢新田村の界に至る。その村まで8町30間余。
南3町32間会津郡中荒井組和泉村の界に至る。その村まで8町余。
北49間中茅津村の界に至る。その村まで4町40間余。

山川

宮川

村西4町にあり。
和泉村の方より来り、北に流るること4町中茅津村の方に注ぐ。

関梁

村西4町、上金沢新田村の通路宮川に架す。
長20間余。土橋なり。

寺院

浄福寺

村中にあり。
三心山と號す。本州岩城専称寺の末寺浄土宗なり。
開基の年代詳ならず。
昔は化藏院と称して真言宗なりしとぞ。
本尊三尊弥陀客殿に安ず。

不動堂

境内にあり。