府城の南に当り行程6里3町。
家数25軒、東西40間・南北2町。
下野街道を挟み山中に住し、東南北に田圃あり。
東18町
小出組大沢村の山界に至る。その村まで1里。
西は数峯連なり
桑取火村の山に続き界域を分ちがたし。
南7町
倉谷村の界に至る。その村まで26町。
北1町
中倉村の界に至る。その村まで4町。
原野
南原
村南1町余にあり。
東西6町・南北7町。
神社
磐椅神社
村東2町にあり。
鳥居あり。水抜村星河内が司なり。
寺院
観音堂
村西にあり。
草創の年月を詳にせず。
修験長壽院司なり。
村名の遷移:
周囲に桜の樹木が多く自生している山里である所から「桜山」。
明治8年に中倉村と合併し中山村となる。中倉と桜山から一字ずつ取って中山とした。
明治22年の合併にて楢原村となり、昭和22年4月1日の町村制施行にて楢原町に、昭和30年に楢原町・旭田村・江川村が合併して下郷町が発足。
最終更新:2025年07月10日 16:22