河沼郡代田組冬木沢村

陸奥国 河沼郡 代田組 冬木沢(ふゆきさは)
大日本地誌大系第33巻 87コマ目

この村旧八葉寺村という。後に今の名に改む。

府城の北に当り行程1里30町。
家数25軒、東西1町・南北2町33間。
東北に林丘ありて西南は田圃(たんぼ)なり。

東6町15間原田新田村の界に至る。その村は辰(東南東)に当り3町余。
西3町45間熊野堂村の界に至る。その村は申(西南西)に当り8町。
南2町33間南高野村の界に至る。その村は巳(南南東)に当り6町10間余。
北2町48間北高野新田村の界に至る。その村まで10町余。

村中に官より令せらるる掟条目の制札あり。

山川

権現塚山(こんけんつかやま)

村東にあり。
昔伊豆權現の社ありという。
天正17年(1589年)伊達氏の乱に八葉時の僧宥傳ここに館と築て楯籠れりとぞ。

姥清水(うはしみず)

村東5町田畝の中にあり。
方1間計。

神社

山王神社

祭神 山王神?
相殿 稲荷神
   熊野宮
   伊豆神
   宗像神
   天神
草創
村北山上にあり。
鳥居幣殿拝殿あり。島村武藤河内が司なり。

寺院

八葉寺

阿弥陀堂

姥堂

姥堂

古蹟

融通寺跡

村より25町丑(北北東)の方にあり。
承徳元年の頃(1097年)浄縁という僧この地に来て1宇を建立し自然山融通寺と號す。
至徳元年(1384年)小舘に移すという(府下大町融通寺の条下を照みるべし)。