第二期平成ライダーシリーズ

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第二期平成ライダーシリーズ - (2019/04/21 (日) 01:31:32) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/11/05(土) 01:16:13
更新日:2024/03/14 Thu 20:09:57
所要時間:約 17 分で読めます


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『第二期平成ライダーシリーズ』とは毎週日曜日朝9時(2017年9月24日までは朝8時)に放送されている仮面ライダーシリーズの総称である。


概要

仮面ライダークウガ』~10周年記念作品『仮面ライダーディケイド』までの10作を第一期とし、それ以降を第二期とする分け方において使われる呼び名。
  • ディケイドがそれまでの平成ライダーを全員集結させた総括的作品であったこと
  • ディケイドの次の作品『仮面ライダーW』放映前にあたって、製作側が「次の10年に向けて平成仮面ライダーシリーズ再始動」と同作品のPV内で告知
上記の旨を受けて、ファンの間でこの概念が誕生したとされている(ディケイドを「一期でもあり二期でもある」として、二期にも含める解釈もある)。
この単語は製作側にも逆輸入が為された様で、シリーズ中で演出を手掛けている田崎竜太、坂本浩一監督等もインタビュー中で使用している。

一つの大きな特徴は、メタルヒーロー時代から長らく続いた1月または2月からの新作スタートの流れを断ち切り、
9月に放送開始して翌年8月に終了というスケジュールになっていること。これは商業展開の時期をスーパー戦隊シリーズとずらすための措置である。
鎧武からはウィザードを一カ月延長し、10月開始、翌年9月に終了という形を取った。
ビルドからはエグゼイドを一ヵ月短縮してウィザード以来5年ぶりに9月に放送を開始し、その後放送枠の改変によって2017年10月1日から放送時間が朝9時に移動した。

またもう一つの特徴として、全体的に陰惨だったりシリアス気味だった第一期と比べて明るい雰囲気になっている。
剣〜カブトの失速気味だった売上を回復させた電王が原点かと思われる。
これは、暗い世情が続いている今だからこそ明るくしていこうという制作側の意向である。
実際には、年々TV番組を製作する際の表現規制がキツくなってきているという面も否定はできないようだ。
コミカルな描写も多くある一方、設定の根幹(変身能力などの世界観)は変わらずシリアスなものが用いられていることが多い。*1

関連商品もコレクション要素の強化、ゲームとの連動等を取り入れている。
その甲斐があってか売上は100億いくのかレベルで伸びに悩んだ一期の頃よりも格段に増えており、
二期に入ってから150億以上の売上が殆ど確定で、期間をずらしたこともありスーパー戦隊シリーズを追い抜き、非常に売上が安定している。
たまにやりすぎてコレクター泣かす事も。

●目次


その他の特徴(ほぼ全作共通)

  • 各シリーズごとに印象が大きく異なる奇抜な見た目
  • 英語名表記が「MASKED RIDER」から「KAMEN RIDER」に変わった
  • 各話タイトルに法則性がある
  • 敵となる怪人は人間から誕生・変身する
  • コレクション要素があり、多媒体と連動する変身アイテム
    • 主役ライダーのエネルギー源と怪人のエネルギー源は同質のものとする
    • コレクション系の変身アイテムは「子供が触ると親に怒られるもの」からモチーフを選ぶ
  • ベルトの名称が「◯◯ドライバー」に固定された。
  • 喋るベルト。うるさいベルト。
  • ノーマル段階(パワーアップ以外)で主人公が複数フォームチェンジする(ただしこれはクウガ、アギト、電王、キバの踏襲要素でもある)
  • 前作ライダーとの競演を軸とした『MOVIE大戦』シリーズ開始。前作夏映画や前作最終回に誰かしらが先行登場し、冬映画で共闘する。
  • 必殺技全体を指す固有名詞が存在する。
  • 最強フォームの初登場は32話~33話前後が多い。

その他の特徴(いくつかの作品のみ)

  • MOVIE大戦などの共闘作品では「仮面ライダー」のフレーズが出る
  • 本作ライダーと本作戦隊との競演を軸とした『スーパーヒーロー大戦』シリーズ開始。第2期平成ライダーは中間フォームの初登場は23話前後が多く「春休みの祭りでの繋がり:合体ヒーロー祭り/合体1時間スペシャル」(鎧武以来)等として1年に1度共闘する。(エグゼイドまで)
  • 腹に巻いたベルトに怪人を生み出す元と同質のものをセットして変身する(ウィザード、ドライブ以外*2*3)。
    • 変身アイテムは差し替え可能でそれによってフォームチェンジする
      • 第一期と違いメカ系ライダーでも機能特化型のフォームチェンジを持つ
  • ライダーバトルは控えめ。*4
  • 一作品毎のライダーが少なく、基本的に本編のライダーは2~3人前後。
    • ただし、鎧武など本編のライダーが多数存在する例外も存在し、基本的にウィザード以降はその傾向は見られなくなってきている。
  • 2号ライダーはMOVIE大戦に先行登場し、TVシリーズでの本格的な登場は年末年始から。
    • ライダーが初期段階で複数登場する鎧武・エグゼイド、2号が既に本編で登場していたゴースト・ビルドに関しては新型ドライバー・フォームや3号ライダーなどの先行登場が行われている。
  • 小型サポートメカが存在。(W、オーズ、フォーゼ、ドライブ、ゴースト、ジオウ)
  • 敵側の幹部キャラを明確に設定。戦闘員キャラが存在。*5
  • 人外の相棒が存在する。
  • 怪人デザインに人気イラストレーターや漫画家が起用される。
  • 本放送終了後、サブライダーを主人公としたVシネマが製作される。
    • 劇場版キバ劇場版ウィザードまでに製作されていた夏のネットムービーの廃止がきっかけで、鎧武以降の作品は毎年リリースされることとなる。
  • 身体と精神が可分。
  • 講談社キャラクター文庫の小説で本編のアフターストーリーや裏設定が語られる(鎧武以降では公式年表も掲載)。
    • 本編で放置されたまま終わったキャラの救済編でもある『フォーゼ』、映像作品で未解決となった謎とキャラに決着をつけた『ゴースト』、本編でスルーされた主人公の背景を抉る『エグゼイド』等ここまで読まないと分からない話も多い。
  • メインキャラの父親と主人公が敵対する。大体怪人やライダーにも変身する。(W、ウィザード、ドライブ、エグゼイド、ビルド、アマゾンズ二期)
    • うち、親父がクズなウィザード、ドライブ、エグゼイドやアマゾンズ二期*6には、アマゾンズ二期を除いて斧の武器が登場しているという面白い共通点がある。
  • 劇場版には特別フォームが登場する。
    • その力は本編最終フォームをベースとしたフォームであることも。

また、ファンの間で囁かれている説として「変身アイテムが数字に対応しており、1作ごとに1つ増えていく」というものがある。例を挙げていくと

  • 『W』…「2本」のガイアメモリ
  • 『オーズ』…「3枚」のオーメダル
  • 『フォーゼ』…「4つ」のアストロスイッチ
  • 『ウィザード』…ベルトのモチーフが「5本」の指
  • 『鎧武』…ロックシード(錠前)を開けた形が数字の「6」に見える
  • 『ドライブ』…タイトルロゴの濁点を失くすと「トライ7」になる、タイヤが「なな」め掛け
  • 『ゴースト』…ムゲン魂の「∞」を横にすると「8」
  • 『エグゼイド』…救急(99)
  • 『ビルド』…ビルドドライバーが「10」の形、主人公の下の名前が「1010(せんと(お))」になる。
ウィザードはともかく、鎧武あたりから苦しくなっていくのが分かるだろう。ドライブ以降はこじつけもいいところである。
ちなみに、「1」の要素はディケイドが変身や武器使用の際に用いるライダーカードが「1枚」とする説。
アメトークの言及のされ方で公式が意図したものではない事が明確にされた。
意外と荒れやすい話題なので注意。


世界観の繋がり


監督の坂本浩一の考えでは『仮面ライダーW』以降のシリーズは基本的に世界観共通と考えている。

ただし、各作品同士を繋げるにしても、時系列や世界観設定の面で大きな矛盾や齟齬が起きてしまう面がある(同一世界の理由付けが語られているジオウのみは例外)。
上記の坂本監督などの発言こそあるが、公式でも各作品の世界観の繋がりに関する設定を明確に説明したことはない。

平成二期はアギトのような『前作までの作品のストーリーと限りなく近い出来事』が起きている世界観設定と考察しているファンもいる。
ぶっちゃけるとスーパー戦隊シリーズも矛盾なんかクソ食らえなレベルで新作ごとにそれぞれ独特の世界観ながら世界を共有しているので、平成二期からそうなったとも考えられるので深く考えるだけ野暮と思われる。

平成ジェネレーションズFINALのあらすじによれば、エグゼイド以降の『仮面ライダービルド』の世界は異世界として語られており、平成の終わりを担うビルドから世界観を一新する可能性も出てきた。
ビルドの世界観も、最終的には別の平行世界と融合した「新世界」と呼ばれる新たな世界になっているが、大森敬仁プロデューサーによるとビルド世界と融合した世界はエグゼイドまでの歴代平成ライダーがいる世界と想定していた模様。
ジオウも新世界の世界観で描かれる想定をしていたようで、『劇場版 仮面ライダービルド Be The One』ではそれを示唆する描写が描かれたが、ジオウスタッフの判断で新世界と同一世界観にすることは見送られた。
そのため、現状はビルドの新世界と歴代平成ライダーの繋がりはどのように扱われているのか不明となっている。

記念作品である『仮面ライダージオウ』は平成一期を含めた歴代平成ライダー作品の事件が同一の世界で起きているという世界観設定になっている。
白倉伸一郎プロデューサーによると、設定的に衝突する歴代作品の話が同世界で発生できているのはタイムジャッカーの歴史改変による影響である模様。
ジオウでは歴代と異なる世界設定とされているビルドも同一世界観とされているが、ジオウにおけるビルドはビルド本編及びビルドの新世界とはパラレル設定であると大森氏や白倉氏から語られている。

ちなみにMOVIE大戦や夏映画などの本編連動は二期から増えており、そのことに関して触れる場面も存在する。



○作品紹介

2009年(後期)~2010年:『仮面ライダーW


俺達は僕達は、二人で一人の仮面ライダーさ!

平成ライダー第十一作にして平成ライダー十周年プロジェクト秋の陣。
テーマは原点回帰
極めてシンプルかつ左右で色が違うデザインは同じ石ノ森作品の『キカイダー』を彷彿させる。
変身アイテムは「USBメモリ」。ドーパントの「ガイアメモリ」とは別仕様の「W専用ガイアメモリ」を使用。
フォーム名称は無し(使用するガイアメモリの組み合わせがそのままフォーム名になる)、必殺技名称は「マキシマムドライブ」。
サブタイトルルールは「○○/□□」で、2週連続で同じタイトルが使われる○○の方には、話のキーワードの一部である大文字のアルファベット1文字が入る。

主役ライダーは「2人の人間が1人の仮面ライダーに変身する」、「フォームチェンジは使用するアイテムにより部分的に変化する」というシリーズ初の設定を持ち、放送前より注目を集めた。
主役ライダーのフォーム数は12。
一つの街を舞台とした探偵モノというシリーズでも珍しい内容だが、三条陸&同等の話数を務めた長谷川圭一の筆による笑って泣けて燃えるシナリオ、トイアドバイザー予定の三条氏を脚本に引きづり込み世界観や脚本を練りに練った練り過ぎて製作が遅延しかけた事実上のシリーズ構成的な塚田英明プロデューサーたちが手掛けた、魅力的なキャラクター達、整合性のある設定で人気を集め、本編・劇場版共に好評を博した。

高い人気を得たからか、翌年にはサブキャラ(アクセルエターナルが主人公の番外編『RETURNS』シリーズも製作されたり、以降の劇場版にもちょくちょく客演したりしている。
2017年には週刊ビッグコミックスピリッツにて、三条陸脚本・佐藤まさき作画による続編風都探偵』が連載を開始。タイトルに「仮面ライダー」の文字こそないが、内容は完全にいつものWである。

変身ベルト「ダブルドライバー」は、2003年の「ファイズドライバー」を超え、長年更新されていなかった売り上げ記録を更新した。

怪人デザインはメタルダー・ゼイラムに携わった世界的イラストレーターの寺田克也が手掛けている。



2010年~2011年:『仮面ライダーOOO(オーズ)』


!!!

シリーズ第十二作。
変身アイテムは「メダル」。ヤミーの体を構成しグリードの核となる「オーメダル」。
フォーム名称は「○○コンボ」、必殺技名称は「スキャニングチャージ」。
サブタイトルルールは「○○と××と△△」。記号の中には話の内容をイメージさせる言葉がそれぞれ入る。

前作Wの「ハーフチェンジ」を発展させ、主役ライダーは「ヘッド・アーム・レッグ」の3箇所を部分的にフォームチェンジさせ数々の能力を得る。
主役ライダーのフォーム数はダントツで歴代最多の127フォーム。だが設定上のみで登場しなかったフォームも多い。
人間の欲望から生まれた敵「グリード」との戦いと、三つ巴によるメダル争奪戦を主軸に物語が展開される。欲望の真の意味や大切さを視聴者に一年間伝えた。
そのデザインはどこか『超神ビビューン』を連想させる。
また、石ノ森先生の描いた絵本『ちいたかわしわしごりらんらん』もモチーフとされているが、企画段階からあったわけではなく、一致したのは偶然であり、製作の後押しとなった形である。
最終決戦の熱さを評価する声は多い。また、放送中に東日本大震災が発生したことにより、登場人物の最後が変わったという逸話もある。(当初は伊達明が途中で死亡、恐竜グリードになる予定だったとか)
メイン脚本は『電王』以来となる小林靖子が担当する。

なお、2011年4月3日の放送を以て、仮面ライダーシリーズのTV放送が全シリーズ通算で1000回目を迎えた。
この日は奇しくも、40年前に初代・仮面ライダーの放送が開始された日でもあった(東北地方太平洋沖地震の影響で放送がずれたため、偶然一致した)。
劇場版ではあの暴れん坊将軍こと松平健と共演を果たす。

変身ベルト「オーズドライバー」は、昨年の「ダブルドライバー」の売り上げ記録を早くも更新。
さらに、劇中アイテムの「オーメダル」が全国的な品薄状態となり、劇中さながらの争奪戦が繰り広げられた。現状売上も263億と平成歴代1位でもある。



2011年~2012年:『仮面ライダーフォーゼ


青春スイッチ・オン! 宇宙キター!!


平成ライダー第十三作にして仮面ライダー生誕40周年記念作品。
変身アイテムは「スイッチ」で、ゾディアーツに変身するのと同じだが製作者が違う「アストロスイッチ」。
フォーム名称は「○○ステイツ」、必殺技名称は「リミットブレイク」。
サブタイトルルールは「○・○・○・○」で、記号の中には漢字が1文字ずつ使われる。

仮面ライダーシリーズ初の学園青春ドラマ。
異色な舞台設定や「驚きの白さ!」なデザインから前評判はいま一つであったが、ライダー共通のモチーフである『涙のライン』が無い唯一の存在である。
スイッチによって多彩な武器を使用するが、その代わり前二作と比べてフォーム数が少なく7個しかない。(とはいえ1期と比較すれば充分多いが)
だがスイッチの数だけ技があり、組み合わせ次第でいろんな技が使え、1000を超える組み合わせが存在する。
メイン脚本は中島かずきが担当し、『W』の三条陸と長谷川圭一もサブライターとして参加している。
怪人デザインは漫画家の麻宮騎亜が担当した。

デザイン段階で意識されていたわけではないものの、『宇宙鉄人キョーダイン』の兄貴スカイゼルに似ていると発表段階から話題となり、夏の劇場版ではリメイクキャラとのまさかの競演を果たした。
売上は去年より1億減少したが、歴代売上は2位でベルト売上はオーズドライバーを超え平成歴代一位である。


2012年~2013年:『仮面ライダーウィザード


今こそ指輪の力を 出でよ使(ウィザード)

シリーズ第十四作。
変身アイテムは「指輪」「ウィザードリング」。
フォーム名称は「○○スタイル」「○○ドラゴン」、必殺技名称は「○○ストライク」(○○は技によって異なる)。
サブタイトルの法則性は無し。

の四属性の指輪を変える事でスタイルチェンジを行い、それぞれ異なる絵柄の指輪を使うことで様々な魔法や必殺技を発動させていく。
コンセプトが『絶望からの救済』であり、魔力の強い者が絶望の底に追いやられることで生まれる怪物「ファントム」から人間を守るという目的から、前三作よりもシリアス寄りな展開。基本フォームも4つと1期に近い雰囲気であるが、よく喋るベルトは健在。
構成は基本的に2話完結だが、初回やクリスマス、ビースト初登場回など1話で完結するものもある変則方式だった(後に、1話完結回があるのはメインのきだの要望による物だったことが明らかになっている)。
『魔法使い』という物語としては定番のテーマと仮面ライダーの要素との融合だけでなく、最終的には錬金術や賢者の石という組み合わせも絡んできて、希望と絶望の織り成す物語となった。
メイン脚本は『響鬼』前期以来となるきだつよしだが、香村純子が同等の話数と劇場版2作を務める、実質的なダブルメイン体制である。「侍戦隊シンケンジャー」を手掛けた宇都宮孝明が初のチーフプロデューサーを担当した。

最終回後には、先行登場ライダーの鎧武を加えたオール平成ライダーの特別編が放映された。



2013年~2014年:『仮面ライダー鎧武(ガイム)』


 この、君はどう使う!

シリーズ第十五作。
変身アイテムは「フルーツの種」の形をした「錠前(ロックシード)」。食べるとインベスになる実を加工したもの。
フォーム名称は「○○アームズ」、必殺技名称は「○○スカッシュ」「○○オーレ」「○○スパーキング」(○○にはロックシードの名前が入る)。
ウィザードと同じく、こちらもサブタイトルに規則性は無い。

主人公は「戦国武将」をモチーフにしたライダーに変身し、「西洋騎士」「中国武将」などをモチーフとした多くのライバル達と戦うことになる。
平成一期シリーズへの回帰志向を明言しており、クウガ~555あたりまでの雰囲気や要素を盛り込んだ。
久々にライダーバトルを実装、『龍騎』のようなシリアスな展開になると告知され、誰が敵で誰が味方かわからない、まるで未知の森に迷い込んだかのような混沌としたストーリーが展開される。
また、よく使われる「1エピソードにつき2話の前後編構成」を撤廃。
「ビートライダーズ編」「ユグドラシル編」「ヘルヘイム・オーバーロード編」「黄金の果実編」
の全四部構成で激動に次ぐ激動が連なる展開がメインライターの虚淵玄(代表作に『BLASSREITER』、『魔法少女まどか☆マギカ』、『Fate/Zero』、『翠星のガルガンティア』が知られる)によって綴られた。

制作には虚淵が所属するニトロプラスも関わり、『デモンベイン』シリーズを手掛けた鋼屋ジンもサブ及び劇場版の脚本として参加、エピローグである最終回も執筆している。デザインにはニトロプラスの原画家NiΘ・中央東口をはじめ、イラストレーターの山田章博らが参加している。
このためか、全体的な雰囲気は二期ライダーの中でも最もファンタジックかつ重苦しいものとなっている。

他作品とのコラボレーションも盛んで、『烈車戦隊トッキュウジャー』『キカイダー REBOOT』とも競演したが、後番組の仮面ライダードライブの先行登場は夏映画テレビシリーズ最終回でも果たされなかった。なおこの理由は翌年の夏映画『劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー』で間接的に判明する。

放送終了後はW RETURNS以来となる、サブキャラクター(斬月バロンデュークナックル)を主人公とした、Vシネマ『鎧武外伝』が製作された。W RETURNSシリーズとは異なり、一作品に2人のライダーのエピソードを収録している。
(第一弾には前者2人、第二弾には後者2人のエピソードが収録。時間は約30分×2)



2014年~2015年:『仮面ライダードライブ


この男、刑事仮面ライダー!!このライダー、ドライバー!!

シリーズ第十六作。
変身アイテムは「シフトカー」or「シグナルバイク」というミニカー。ロイミュードと同じ機構を持つ。
フォーム名称は「タイプ○○」、必殺技名称は「フルスロットル」。
サブタイトルルールは「疑問系」で、全話共通して「なぜ」「なに」「だれ」などの所謂5W1Hが使用されている。

鎧武が視聴率を大きく落としてしまったため、TV局の要望によりWのような二話1エピソード、コメディ&ドラマ路線に戻された。
後半に入るとコミカルな演出を残しつつも作風が大きく変わり、敵であるロイミュード側の描写の増加や、主人公・泊進ノ介の父の死に隠された真相、ロイミュードでありながらライダーとなったチェイスの処遇を巡る詩島剛の反発と葛藤、メインライダーの「死」がはっきり描かれるなどシリアスな展開が多くなった。
キャッチコピーの通り、刑事である主人公は「車」をモチーフにしたライダーに変身し、意思を宿した変身ベルトの「ベルトさん」ことドライブドライバーと共に戦う。
そしてなんと「バイクには乗らない」と宣言。今までの作品はどこかで必ずバイクが関わっていたが、ドライブが乗るのはベルトさんの指示で動く6WD車「トライドロン」のみ。
『ライダー=バイク乗り』の暗黙の了解を打ち破ったという意味では、とてつもなく型破りな仮面ライダーと言える(一応前例はいる。なおその車の名前は「ライドロン」と一字違い)。
その代わりバイク要素はマッハチェイサーが受け持っている。
重加速現象を引き起こす謎の生命体「ロイミュード」を敵とし、「捜査」と「事件解決」といった刑事ドラマの要素を取り入れている。

メイン脚本は『W』以来となる三条陸が担当、サブライターに『W』『フォーゼ』でも参加した長谷川圭一、『ウィザード』にサブとして平成ライダーシリーズに初参加の香村純子が担当する。
特に香村純子は、30分後の『Go!プリンセスプリキュア』にもサブとして参加することになり、ちょっとした話題になった。
なおそちらにも「洗脳されて悪の道に堕ちるが、苦悩の果てに正義のために戦うことを選ぶ」ライバルキャラクターが登場する。
怪人デザインはSICやFFシリーズで有名な造形作家・竹谷隆之が担当した。
平成ライダーでは定番の2話完結形式が基本だが、ロイミュードが及ぼす影響によっては2話以上のエピソードを費やす場合もある変則形式。

前年度と同様に『手裏剣戦隊ニンニンジャー』と競演する春休み合体スペシャルも放送されたほか、本編最終回後にはウィザードのように後続の新仮面ライダーとのコラボレーション回を放送(後に後番のエピソードに組み込まれている)。

放送終了後の2016年には、Vシネマ『ドライブサーガ』シリーズがリリース。
4月20日には第1弾『仮面ライダーチェイサー』、続けて11月16日には第2弾『仮面ライダーマッハ仮面ライダーハート』、更に1週間後の11月25日にはCDドラマ『仮面ライダーマッハ夢想伝』がリリースされた。



2015~2016年:『仮面ライダーゴースト


命、やすぜ!! ヒーローは、一度死んで甦る。

シリーズ第十七作。
変身アイテムは「ゴーストアイコン」という眼球の形をした眼魂(アイコン)眼魔の魂の代わりに偉人の魂が宿る。
フォーム名称は「○○魂」、必殺技名称は「オメガ○○」(○○はベルト単体では「オメガドライブ」となり、ガンガンセイバーでは形態によって○○が変化する)。
また、ベルト単体では4回に1回発動する「オオメダマ」もある。
サブタイトルルールは「○○!~!」で、○○の中には漢字二文字が入る。

主人公は「幽霊」をモチーフにしたライダーに変身し、歴史の偉人の魂の宿ったゴーストアイコンを巡り、異世界に存在する謎の怪物・眼魔(ガンマ)と戦いを繰り広げる。
今作もアイテムは変身ベルトだけでなくスマホにも連動、DCD『仮面ライダーバトル ガンバライジング』にも対応する。
主人公が一度死んで甦るという、ファンタジー要素の強いライダー。
その他にも
  • 1~2話完結回と連続エピソード回の混在
  • 2号ライダーが比較的早い段階から登場
  • 1号ライダーと2号ライダーの使うベルトが待機音声こそ異なれど、ほぼ全く同じベルト
等、これまでの2期ライダーとは異なる点が幾つも存在する。

前3作ではシリアス寄りの作風であったが、今作ではコメディ色が強めのエピソードが多く制作された。一方で、新ライダーが仲間となっていく過程や、眼魔世界を舞台としたエピソードはシリアスかつ連続性が強くなっている。

チーフプロデューサーには『仮面ライダー4号』を手掛けた高橋一浩、メイン脚本は過去に『ウルトラマンマックス』や『ULTRASEVEN X』に参加、東映特撮初の脚本担当となる福田卓郎。
福田は過去に『警部補 矢部謙三』シーズン2でライダー俳優を集めてライダーネタを散りばめた、ライダーファン歓喜の話を制作した事がある。
両者とも初のメイン担当で、これまでの主要スタッフを一新する顔合わせ。
敵怪人のデザインには『仮面ライダーBlack PartX イミテーション・7』に漫画版『仮面ライダーZO』などを手掛けた、石ノ森先生の熱烈ファンでもある漫画家の島本和彦らが率いるビッグバンプロジェクトが手掛けており、ファンの間で話題を呼んだ。

春の劇場版は『スーパーヒーロー大戦』シリーズではなく、仮面ライダー1号を主人公とした映画が製作された。そのためかは不明だが、前2作まであった映画公開時期放送のスーパー戦隊(本作は『動物戦隊ジュウオウジャー』)との合体スペシャルは制作されず、通常通りの双方の番組に主人公が客演する形となった。

放送終了後は、スペクターを主役としたスピンオフVシネマ『仮面ライダーゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』が製作され、2017年4月19日に発売された。



2016~2017年:『仮面ライダーエグゼイド


ゲームスタート! ノーコンティニューで、運命を変えろ!!

シリーズ第十八作。ライダー生誕45周年を迎える。
変身アイテムは「ライダーガシャット」と呼ばれるゲームソフト。
フォーム名称は「○○ゲーマー」、必殺技名称は「△△クリティカル○○」。△△にはガシャットの最初の単語が入る(マイティ、タドル、バンバン等)。○○はスロットホルダーでは「ストライク」、武器で「フィニッシュ」に変化する(ガシャットギアデュアルなどの例外も存在する)。
サブタイトルルールは「英単語or英文を使う」といったもの。それ以外の規則性はない。

主人公は変身ベルト「ゲーマドライバー」にライダーガシャットを差し込んで「ゲーム」をモチーフにしたライダーに変身し、謎のゲームウイルス「バグスター」と戦い、人々の救助を目指す。
主人公や関係者は医者であるなどドライブ同様、明確に職業が設定されている。
多数のライダーが登場し、龍騎・鎧武に続いてライダーバトルがメインに描かれる。

メイン脚本は高橋悠也が担当。井上敏樹に続き史上二人目となる全話の脚本を執筆してみせた。
ドライブの映像特典「シークレット・ミッション type TOKUJO」を手掛けたことはあるが、テレビシリーズのメイン脚本を担当するのは本作が初となる。
怪人デザインは『W』以来7年ぶりに寺田克也が手掛ける。

今作は前作品のゴースト以上にこれまでのライダーとの違いが盛り込まれており、何と姿からして根本的に異なっている。
主人公はまずドライバーにガシャットを差して変身するのだが、なんと変身した姿はレベル1と呼ばれる二頭身状態の姿
そこからゲーマドライバーのレバーを開く事で、ようやくこれまでのライダーと同じ頭身をしたレベル2へとレベルアップ
これだけでも十分過ぎる程に衝撃的なのだが、より衝撃的なのが何と言ってもレベル1・2の両方にバッチリ存在するキリッとした瞳と、トレードマークでもあるトゲトゲした髪のような形状をした頭部
これまでのどのライダーとも似つかぬ異質な姿はあらゆるファンにド級のインパクトを残した。
一見するとライダーが代々受け継ぐ「複眼」が存在しないように見えるが、よく見るとオレンジの部分がしっかり複眼になっている。
終盤になるにつれ影が薄くなりがちな中間フォームや初期フォームに見せ場があるのも特徴。
特に最初のパワーアップはかなり衝撃的な伏線が仕込まれていて……

ちなみにWに始まり、4年の時を経て鎧武、ドライブ、ゴーストとサブキャラクターが主役の作品は基本的には本編終了後にVシネマで主役の作品が作られていたが、エグゼイドでは本編放送中の現在の段階でYouTubeでの公式チャンネルやBlu-rayの特典などの様々なメディアで早くもサブキャラクター達(ゲンムブレイブスナイプレーザーパラドクス)を主役としたスピンオフ作品が多数制作された。ちなみに『仮面ライダーブレイブ』には久々に財団Xが登場している。

スーパー戦隊とのコラボレーションは映画『超スーパーヒーロー大戦』及び、『宇宙戦隊キュウレンジャー』との交換主演キャラゲスト出演だが、2018年時点において戦隊との公式コラボは本作が最後となっている*7

そのポップな見た目かつ明るい雰囲気の一方で、ライダーバトルを扱った作品ゆえか本筋となるストーリーは意外とシリアスで重めなのも特徴。
檀黎斗に代表される強烈なキャラクター達や、毎回のクライマックス感(特にクロノス登場以降)、足並みの揃わないライダー達が次第に共闘していく展開など、かなりの盛り上がりを見せた。

テレビ放送終了後は、エグゼイドとクロノスを除いた仮面ライダー達全員がそれぞれ主役を務めるスピンオフのVシネマ、『仮面ライダーエグゼイド トリロジー アナザー・エンディング』が3本制作された。



2017~2018年:『仮面ライダービルド


さぁ、実験を始めようか。

シリーズ第十九作。平成は2019年4月30日に終わると決まったため、このビルドは最後の「平成内で終わる」平成ライダーを務める事になった。
実質的な平成ライダー最終作であり新たな元号に向けてか今まで繋がっていた世界観の一新がなされている。
変身アイテムは、有機物・無機物問わず様々なモノの力を秘めた「フルボトル」。
フォーム名称はなんと原点回帰の「○○フォーム」、必殺技名称は「ボルテック○○」。○○はベルトの際は「フィニッシュ」に、武器の際は「ブレイク」となる。なお、双方とも発動する際には「Ready Go!」の音声が鳴り響く。
サブタイトルルールは「カタカナ表記の単語を使用する」ことで、それ以外は自由。

主人公は変身ベルト「ビルドドライバー」に「フルボトル」を2つセットして変身し、謎の組織「ファウスト」に利用される怪人「スマッシュ」と戦い、フルボトルの種類を増やしていくと共に失われた自身の記憶の奪還を目指す。

メイン脚本は過去に「電車男」や「テルマエ・ロマエ」等を執筆した武藤将吾が手掛け、井上・高橋に次いで3人目の全話担当となった。
クリーチャーデザインは、「仮面ライダーキバ」や「仮面ライダーディケイド」で馴染み深い篠原保が担当する。

フォーム名からも伝わってくるように、本作は個性が際立った前作と対比させるかのように「仮面ライダーのド真ん中を行く」作りとなっている。
具体的には、主人公が平成ライダー最強のIQを持つ天才物理学者であったり、物語の根幹に隠す事無くハッキリと人体実験が関わってきたり等。
しかし新機軸も盛り込まれており、特に目立つのが「スカイウォール」という壁によって3つに分断された日本という設定、そして次に主人公の謎の鍵を握るとされる脱獄犯、「万丈龍我」とのライダーでは初となる逃亡劇。
中盤以降は分断された日本の戦争とそれに巻き込まれるライダー達が描かれる重い展開への突入。
そして第一話開始20秒後半では物語全ての黒幕にしてラスボスが登場し、衝撃的なラストを迎えることになる。
一方で番組冒頭にはあらすじを紹介する漫才が挿入されており、清涼剤となっている。本編にもちょっと侵食している。
戦争や兵器をテーマとしたハードな作風に対して2018年5月に行われたお子さまの好きなキャラクターに関する意識調査では去年圏外だった仮面ライダーが総合4位と歴代最高の記録を出しており、「AERA」8月6日発売号の平成仮面ライダー特集によれば、
「『ビルド』は見応えのある内容で、視聴者からとても良い反響をいただいています。玩具の売れゆきも平成ライダーで最も好調で、昨冬の映画もヒットしました」とテレビ朝日プロデューサーの佐々木基が語っており、玩具売り上げは262億と仮面ライダーフォーゼ以来の成績を記録。
劇場版興行収入も冬映画夏映画は二期平成ライダーシリーズでは久々の10億超えを遂げた。

なお、「2つのアイテム」を用いて変身する「2色の仮面ライダー」という事で、Wを意識する人が多く見られた。
だがプロデューサーの大森敬任曰く「特に意識はしていない」そうである。Wもビルドも、「仮面ライダー」が強いて言えばのモチーフになるため、姿が若干似るのも仕方がないのかもしれない。
更にオーズのように組み合わせ自由でどんなフォームにもなれるという部分もある。



2018~2019年:『仮面ライダージオウ


俺は仮面ライダーの王となる! 祝え!新たなの誕生を!!

シリーズ第二十作。ビルドの項で言及している通り、平成は2019年4月30日で終了する為、ジオウが名実ともに最新にして最後の平成ライダーとなる。
内容も平成ライダー最終作に相応しく、タイムトラベル能力を持つジオウが時空を越えて歴代平成ライダーと出会い世界を救うという、平成ライダー祭りとでもいうべきもの。
変身アイテムは歴代ライダーの力を宿した時計型のアイテム、「ライドウォッチ」。
フォーム名は「○○アーマー」。必殺技名称は「タイム○○」。○○にはライダー毎に異なるようで、例えばジオウは「タイムブレーク」だが、二号ライダーのゲイツは「タイムバースト」である。
サブタイトルルールは「漢字を用いない文章+ストーリーに因んだ西暦」(第1~29話)→「西暦:漢字を用いない文章」(第30話以降)。西暦部分が、リュウガ編からほとんど2019になっているのは内緒。

2068年の世界で世界を滅ぼす魔王にして時の王者《オーマジオウ》として君臨することを明かされた、王になることを夢見る2000年生まれの常磐ソウゴ。
彼は超科学で作られた変身ベルト「ジクウドライバー」に「ライドウォッチ」をセットして変身し、時空を超えて歴代ライダーたちと出会いながら力を得、サイテーサイアクではない最高最善の魔王を目指すべく奮闘する。
その一方で、オーマジオウではない別の魔王を生み出そうと画策する派閥や、魔王になる事が決まっているジオウを早期に倒そうとする派閥も動き出しており……。
これは、歴代ライダーの力で過去・現在・未来……あらゆる時を救い、次代の王となる仮面ライダーの物語である。

メイン脚本は「手裏剣戦隊ニンニンジャー」、「仮面戦隊ゴライダー」などで東映特撮ファンにはおなじみの下山健人
クリーチャーデザインは「超新星フラッシュマン」や「仮面ライダーアギト」等で活躍した出渕裕が担当する。

時を超えて歴代のライダーと出会いながらその力を使うという構成はさながら『ディケイド』と『電王』をミックスさせたようなものであり、早くもファンからは期待が寄せられている。*8
そしてなんと言っても注目すべきは仮面にしっかりと『カメン』『ライダー』の文字が描かれたフェイスデザイン。初見で「ライダーらしくない」と言われることも度々あった平成二期ライダーだが、ここにきて「もう二度とそんな事は言わせない」と言わんばかりのデザインは放たれるや否や界隈に並々ならぬ衝撃を与えた。しかし意外にもダサい発言は少なかった。
なお、ジオウはデザインの1つに時計を採用しており、フェイスに刻まれたライダーの文字は「イ」の部分が秒針に、「ー」の部分がリューズにそれぞれ見立てられてるなど、よく見ると芸コマなデザインだったりする。

平成を締めくくり、次代へと時を超えることが約束されたジオウ。その旅の行く末は破滅かそれとも新たなる歴史への道か。彼の活躍に期待したい。



番外:『仮面ライダーアマゾンズ


狩り、開始。お前は、誰だ。

2016年と2017年にamazonプライムビデオで配信された作品。
仮面ライダーアマゾンのモチーフを受け継いでいるが、世界観やストーリーは完全新作である。
製薬会社により産み出された人を食べる怪人アマゾンと、仮面ライダーの生き残りをかけた戦いを描く。
サブタイトルルールは「英文」で、A~Yまで順番に先頭文字に使われる。なお、シーズン1・2共に最終話のみ若干規則性から外れる。
なお平成ライダーにカウントされない事を示すように、主題歌がアギトまでと同じくコロムビアから発売されている。

コレクションアイテムやフォームチェンジが廃止された平成1期に近い大人向けの内容であり、凄まじいグロ描写や小林靖子による重く暗いストーリーが話題を呼んだ。
とてもニチアサでは流せない作風だが、「生命」というテーマが共通しているためか同時期放送のエグゼイドとは妙に共通点が多い。*9
しかしどんなに過激でも歴とした仮面ライダーである為か、ガンバライジングを始めとする各種ゲームや映画などにちゃっかりオメガやアルファが参戦していたり、ニチアサで堂々とブルーレイDVDや映画のCMが流されたりする。幼い子供が興味持ったらどうするんですか。

なお、平成二期及び平成ライダーシリーズはテレビシリーズ作品のみをカウントしているため、アマゾンズはカウントに含まれない。







時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達…

今その力が、未来へと受け継がれる!

祝え! 新たなる戦士達の誕生を!





追記・修正は力を受け継いだ人にお願いします。


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