ココドラ

登録日:2016/10/10(月) 21:55:00
更新日:2023/11/24 Fri 10:10:28
所要時間:約 8 分で読めます




鋼の体をつくるため鉄鉱石を山から掘り出して食べているがたまに橋やレールまで食べてしまう困りものだ。

ココドラとはポケットモンスターシリーズにルビー・サファイアから登場したポケモン

●データ


全国図鑑No.304
分類:てつヨロイポケモン
英語名:Aggron
高さ:0.4m
重さ:60.0kg
タマゴグループ:かいじゅう
性別比率:♂50♀50
タイプ:はがね/いわ


特性
がんじょう
一撃必殺技が効かない/体力が満タンの時に一撃で倒れるダメージを受けても必ず1残る

『いしあたま』
反動技を使用した際、自分に返ってくるダメージがなくなる

隠れ特性
ヘヴィメタル
自分の体重が2倍になる


種族値
HP:50
攻撃:70
防御:100
特攻:40
特防:40
素早さ:30
合計:330


努力値
防御+1


●概要


鎧を纏った四足歩行の怪獣型のポケモン。

レベル32でコドラに、さらにコドラがレベル42でボスゴドラ進化する。

進化形に比べると小さくて可愛らしい見た目だが、この時点で体重は60kgもある。
体を作るために山から鉄鉱石を掘り出して食べ、成長すると鎧が剥がれ落ちて新たな鎧が形成される。
しかし、たまに橋やレールをも食べてしまう害獣である。
しかも思い切りぶつかるとダンプカーも破壊し、それも食べてしまう。
さすが怪獣、可愛い顔して恐ろしい奴だ。

色違いだと目が赤くなるので充血しているようにも見える。
ちなみに中間形態のコドラのフォルムはサイホーンに似ている。


●ゲームでのココドラ


RSでは石の洞窟やチャンピオンロードに出現。

ダイヤモンド・プラチナでは「タタラせいてつじょ」手前でポケトレを使用すると出現。

HGSSでは「サファリゾーン」の水辺の岩場エリアに出現。

BW2では「フキヨセのほらあな」に出現する。

進化形のボスゴドラはホウエンチャンピオンダイゴが使用。
プラチナではミオシティジムリーダートウガンの強化パーティの1匹。
BW2ではイッシュチャンピオンのアイリスが使用する。


●対戦でのココドラ


ありふれた進化前ポケモンの一匹に過ぎないため、ボスゴドラに進化させて使用するのが吉。
……と言いたいところだが、レベル1のココドラが使用できる有名な戦法がある。
それは特性「がんじょう」で相手の攻撃に耐えた後、「がむしゃら」で相手のHPを1にするもの。

当然これだけでは相手のHPを1にするだけで、倒すことはできない。
だが、この時与えたダメージの1/8回復する『かいがらのすず』があれば「がんじょう」が復活。
相手は状態変化技か連続技を持っていない限り、ココドラを突破することができない。
その後「どくどく」「すなあらし」を使用すれば相手を倒すことができる。

「すなあらし」「どくどく」については事前に他のポケモンが使用しておくのも良い。
特性「すなおこし」のバンギラスカバルドンなら出るだけで砂嵐を起こせる。
無論、ナットレイ等で「やどりぎのタネ」「ステルスロック」を撒いておいても良い。

ダイノーズコイルクヌギダマと比較すると「がむしゃら」という威力と一貫性の高い技の存在が魅力。

とは言っても今ではこの戦術は知れ渡っており、手の内が分かれば対策は容易。
というか、それを抜きにしても現環境では素で弱点が多く不安定な戦術である。
具体的には、


「無抵抗なパーティ相手なら」確かに半壊させるだけの爆発力はある。
が、現環境ではトップメタをはじめ素で上記の要素を複数満たしているパーティが大半。
使うとしても見せ合いで選出を縛るか「ステルスロック」を撒いて退場ということが多い。
「マジックコート」を持つ分、ダイノーズの方がまだ使いやすいということも考えられる。
ココドラが進化するために必死で餌を探すのも道理か。


もっとも、ココドラ側にも幾つかの対処法はあり、相手を動きを予想した上で技やアイテムを慎重に選びたい。

「どくどく」「すなあらし」は「がむしゃら」後のトドメだけでなく再生技持ちに対しても有効。
また、「がむしゃら」を受けた相手の再登場阻止や相手のゴースト等への交代読みで「ステルスロック」。
「ステルスロック」と相性が良く「みがわり」を貼る相手にも有効な「ほえる」。
相手の「ねこだまし」読みや砂嵐のダメージをより蓄積させるための「まもる」。
「がむしゃら」でHPを1にできなかった(攻撃を受けずに使うと12止まり)はがね・いわ・じめんタイプを倒す手段としては「メタルバースト」。
上記の技で対処できない相手に対しては「いばる」を使っても良い。

「がむしゃら」で相手のHPを1にした後、「どくどく」「すなあらし」が効かない相手を倒すための攻撃技も幾つか選択肢がある。
無効化されない攻撃技の内「つばめがえし」は必中だが接触判定があり、他には「げんしのちから」「めざめるパワー」もある。
「のしかかり」「いわくだき」「じならし」は無効化されるタイプはあるが、追加効果が後続サポートとして有効な場合も。

また上記の例では持ち物を「かいがらのすず」としたが、汎用性はHPを20回復する「きのみジュース」の方が高い。
前者は事前に場を整えて無限ループで全抜きを狙うのに対し、後者は最大2匹までしか倒せないが後出しがしやすい。
特に「きのみジュース」型はココドラを初手に出して「ステルスロック」を撒く役目をする場合にも使いやすい。
相手が「がむしゃら」を警戒しゴーストタイプを出したら一旦交代し、それを倒した後で後出しできるためである。

「かいがらのすず」は相手からダメージを受けた時は回復せず、「がむしゃら」でダメージを与えると回復する。
この回復効果は「さめはだ」「ゴツゴツメット」等の接触判定後に発動するため、最終的には問題なく全回復できる。
ただ、既に「がんじょう」が発動しHPが1しか残っていない状態で接触ダメージを受けると普通に倒れてしまう。

これに対し「きのみジュース」は相手からダメージを受けた時点で回復するため、「がむしゃら」使用時に相手のHPが12になる。
「つばめがえし」等ではトドメを刺せないため、「がむしゃら」より先に「どくどく」「すなあらし」等を撒かなければ倒せない。
また「かいがらのすず」と異なり回復後に攻撃するため、接触ダメージを受けると「がんじょう」が潰れてしまう。

状態異常対策で「ラムのみ」が持たされることもある。
これはココドラ自身でトドメを刺すことよりも、確実に相手ポケモン1匹のHPを削ることに主眼を置いた型であることが多い。
ただ結局、最も状態異常を使って来る機会が多いゴーストタイプには「がむしゃら」が効かないのが最大のネックとなる。

性格こんらん+攻撃ランク上昇時に備えて攻撃を下げるか、自分や相手の使う「トリックルーム」に備えて素早さを下げるかの2択。
上げる能力については考えなくて良い。

バトル施設等で強制的にレベル50に引き上げられると使い勝手が大きく変わるので注意。

リトルバトルでは進化後と同じ感覚で使用でき、特にトリパ砂パでは主力として活躍できる。
同ルールでは不一致「じしん」や「ばかぢから」の使い手が少ないことも相対的に価値を高めている。


●アニメ・映画でのココドラ


劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ』に登場。
本作の悪役ゼロのハイテク母艦『メガリバ』が森に落下し故障した残骸や線路をコドラと一緒に食べていた。

アニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』にも登場。
ロケット団達が掘った穴に落ちたサトシ達と、亀裂が大きいために自分達まで落ちてしまったロケット団を追い回した。



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最終更新:2023年11月24日 10:10