登録日:2021/06/13 (日曜日) 14:17:00
更新日:2024/02/25 Sun 11:05:07
所要時間:約 41 分で読めます
00年代 急増した未成年による凶悪殺人事件 極道はそこに気付きを得た…
不安定かつ未発達な倫理観 大人を凌駕する成長速度に学習能力──
“子供”ほど殺し屋に適した逸材はいないと…!!
子供を畏怖れなさい
“割れた無垢”ほど鋭い刃は無いのだから
「F☆プリンセス!」21話Bパート…正に!
割れた子供達
墨極道すら滅した無垢の殺し屋共がいま解き放たれる!!!
『殺すよ殺す♪ 割れた子供達♪』
『殺せば僕らは幸福に♪ 殺人が僕らの生きる道!!』
割れた子供達とは『
忍者と極道』に登場する敵組織である。
●目次
【概要】
宿敵である
忍者諸共日本を滅ぼさんとする
極道陣営第三の刺客。
00年代に多発した未成年の凶悪殺人事件に着目した極道側が組織した、十代以下の子供
だけで構築された
極道最狂の殺し屋集団。
雇い主は音羽組傘下二代目竹本組裏組長・輝村
極道。
実態はメンバー全員が
児童虐待等による恵まれない家庭環境や学校環境、身勝手な毒親の干渉といった何らかの外的要因で
「心が決定的に壊される」経験を味わった結果、
悲劇の被害者から殺人狂へと変貌したモンスターチルドレン達の巣窟である。
劇中ではメンバー全員が例外なく「地獄への回数券」、つまり麻薬を服用して活動。麻薬をキメて遠足感覚で極道の事務所や総理官邸を襲撃し、ゲーム感覚で大量殺戮を愉しむ学生・児童のみのテロリスト集団という世も末な光景が見れるのがある意味最大の特徴。
一般人からすれば生きることすら許されない快楽殺人鬼の巣窟となった超凶悪犯罪組織ではあるが、「どうしようもなく道を踏み外してしまった子供達の受け皿」としての側面も抱えている。
コードネームも「自分がなりたかったもの」に因んでいるため、根底にあるのは殺人を娯楽として楽しむこと以上に「自分達の心を壊した世界と幸福を享受する他者への復讐」に近く、傍から見ればただの八つ当たり。
また、「他者により理不尽に心を壊された結果、他人を殺さないと正気で生きられなくなってしまった生物」に成り果ててしまったのが『割れた子供達』という少年少女の実態でもある。
極道の言葉を引用するならば
環境に“応えて”生きる…それが生物だ
他者に殺された心は───他者を殺し否定する…当たり前だ
殺さずには生きられない
真っ当を気取る社会から到底共感され得ぬ彼らもまた “孤独なる者”…
ということになる。
エンブレムは顔に
ガムテープを貼り付けダブルピースサインをする骸骨。
構成員の服装は出身校のものと思われる学生服やジャージが主で、一部は野球などのスポーツのユニフォームや、背面にエンブレムが描かれたパーカーを着用している。
【組織構造】
構成人数は300名。
年齢層は外見だけでも上は高校生から下は
小学生低学年と幅広い。
だが忘れてはいけないのが、彼らは全員が真っ当な倫理観や理性などとうに捨てた
玄人の殺し屋である事。
構成員全員が顔にガムテープをマスクのように貼り付けており、互いを「
仇名」で呼び合いツーマンセルで仕事を遂行する方針。居住部屋もペアで共有する。
数は
暴走師団聖華天よりも圧倒的に少ないが、一般構成員を含めた個々の練度は高く、地獄への回数券を服用した状態なら忍者すら手こずらせるほど。
遊びを捨てた本気にもなれば数百年を生きた
惨蔵ですら
「ワシも初体験よ これほどの数の手練のテロル」と毒づくほどの集団戦闘力を発揮する。
特徴は殺人行為が「MP」というスコア式になっている点。
そして子供特有の驚異的な集中力・成長速度も合わさり未成年ながら3分で極道の事務所を壊滅させ、2年前にはメキシカンマフィアすら滅ぼした実績を持つ。
無軌道な狂人の集団と思いきや、誰よりも狂気を体現するリーダー・「ガムテ」のカリスマ性への信奉心・依存心にメンバー全員が染まっているため団結力は非常に強固。
とはいえ時代の変化によって構成員の育成方針も変わっているようで、創設期は格闘技等の習得が必須条件になっていたが、本編の時間軸では格闘技術よりも武器術の扱いに重点を置いている様子。
そして誰もが最初から殺人狂としてメンバー入りする訳でもなく、加入当初は誰もが
- 人の道を踏み外した罪悪感及び踏み外した瞬間のフラッシュバック
- 罪悪感を上回るほどの他人を殺さなければ収まらない心のグシャグシャした激情
という相反する感情に苛まれ発狂や精神崩壊寸前の精神状態に置かれるという。
その崩壊寸前の心のケアを成立させるのがガムテの狂気であり、彼への信奉とカリスマ性の根幹となる。
なおいかに不幸な境遇でも、20歳以上は圏外として扱われ殺害対象となるため仲間入りはできない。
また、20歳を超えた時点で卒業となるのだがグラチルで卒業する者は殆どおらず、
- 仕事中に忍者に殺される
- 運良く生き延びたとしても「大人になるまで生きていたくない」と、その時のグラスチルドレンNo1と一騎打ちして殺して貰う
などといった要因で悉く死ぬ。
ちなみに極道は自分を殺せる者がいなかったので普通に卒業した。
MP
『割れた子供達』内で実装されているポイントシステム。
個人の戦闘能力や護衛の数と質を考慮した『殺しにくさ』の数値。
価格は1P約1000円。
- 子供:10P
- 大人:100P
- 極道:500P
- 極道の本部長クラス:3000P
- 忍者:100万P
が与えられている。
殺し難い強者や要人であるほどポイントが高く、10万ポイントを超えるような標的は
超要人扱い。逆にMPの低めな極道事務所の襲撃などは
駄作として扱われる。
それ故にメンバー全員が
お小遣い稼ぎやソシャゲのガチャを回す感覚で楽しく拷問や殺戮を実行する。
方向性は違うが
大体やってることはグロンギ族のゲゲルと同じ。
また単純な標的の値段の指標のみならず、
スカウターのように戦闘力の指針としても使われる。
【関連用語】
割れた子供達の本拠地。都内中央区隅田川沿いに多数乱立する高級マンションの内の1つを使用している。
マンションの上半分が丸ごと割れた子供達のフロアになっており、中にはパーティルームや体育館及びトレーニングジム、プール、大浴場、図書館、ゲーセン、人間の解体処理場、死体用のゴミ捨て場、ヘリポートが設置されている悪童の楽園。
ガムテ以外のメンバーはそこに住んでおり、普段は礼儀正しく行儀のいい子供を装っている。
極道が所有する物件だがそうとは気付かず住んでる一般住民も沢山存在しており、一般住民と会ったらきちんとお行儀よく挨拶していることもあって「あらまあ…よく出来たお子さんだこと…」と一般人のマダム達からも好評らしい。
時々一般住民を攫って行方不明にしているらしいが、証拠は残さないため表沙汰にはならない。
メンバーが使用する凶器の通称。
基本は大柄のナイフだが個人の趣向や拘りによって異なる場合もある。
劇中で出たのは幹部以外だと大型ハンマー、徒手空拳、ゴルフグラブ、拳銃。
ナイフも柄をラインストーンでデコっている者がいるなどやはり個性が表れている。
【構成員】
基本構成員は行方不明扱いで捜索願が出ていたり指名手配されていたりするため学校に入っていない。
ガムテと生前の大臣だけは警察にバレてないので普通に学生生活を送っている。
三狂
『割れた子供達』の最高幹部に位置する最強の3人組。
だからみんな 愉悦しい死亡遊戯を始めよう!!!
『破壊の八極道』のメンバーの1人であり『割れた子供達』を率いるリーダー。
メンバーから絶大な信頼と好意を向けられ、心壊れた子供達にとっての英雄的存在。
加入したての発狂寸前になった子供達のメンタルケアも担当している。
詳しくは個別項目を参照。
+
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「もう一つの未来」では |
ごく普通の学校を卒業し、ごく普通のサラリーマンとなっていたが、大臣と共に部長からは可愛がられているようで、重要なプロジェクトのメンバーに任されていた。
「そのせいで俺達残業続きだ」と愚痴ってはいたが。
どうやら母からの虐待は受けなかったようで、彼女も亡くなるまで女手一つでしっかりと彼を育て上げたようである。
そして結婚しており、母が遺してくれた一軒家に帰宅した彼を待っていたのは…。
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「
三狂」の紅一点。
ガムテが
「最強の右腕」と呼んで信頼を置き、組織の纏め役も務める事実上のNo.2。MPは530万1800。
バレエを応用した技を使うクールビューティー。
詳細は
個別項目を参照。
+
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「もう一つの未来」では |
バレリーナの夢は叶えたが、プリマではなく脇役のコールド。
だが、公演のために半年日本を離れるぐらい大きな劇団に所属している模様。
そして、「夫」の家に久々に帰宅して彼の大好物であるカレーを作り、笑顔で出迎えた。
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「
三狂」の一角であり組織のNo.3。本名不明。MPは251万9000。
外見は焼けた肌を持ちジャージを着込んだ大柄の少年。耳にヘッドホンのような耳当てを付けている。
舞踏鳥や天使から
「脳筋」や
「恋愛脳」と揶揄されるほどにいい加減で女好きなチャラい性格。ただし愚鈍ではなく、怒りを爆発させ激情に刈られても尚冷徹に敵を評価して確実に殺せる手段を瞬時に考えるなど、最高幹部に相応しい柔軟さと機転を持つ。
いい加減な性格ながらガムテのことは慕っており、ガムテの狂気に救いを見出し安心感を抱くなど他の仲間同様歪んだ依存を寄せる。
忠誠心も本物であり、ガムテから手を出さないよう忠告されていた
忍者と
極道の姿を見ても
「友達であるガムテの力になって喜ばせたい」という純粋な友情から2人を躊躇いなく殺そうとした。
麻薬で強化された能力は脚力と制球力。
おまけに膂力だけなら『破壊の八極道』
夢澤にすら匹敵する
剛の者であり、メンバーの中でもダントツのトップに位置する。
殺人具はサッカーボール型の鋼鉄球。これはガムテからのプレゼントだったようで、鋼鉄球を
「トモダチ」と称して大事にしている。
名前の由来は世界一のサッカー選手に与えられる「バロンドール賞」から。
サッカーボール型の鋼鉄球を超絶脚力で蹴り飛ばし、
コンクリートの壁を綺麗に丸く削り掘るほどの威力と速度、回転を発生。
壁や地面を掘り進み上下前後左右から生き物の如く襲い掛かる
変幻自在の魔球で標的を殺害する。
初期原案だとボールを壁に自在に跳ね返らせる技だったが
「殺島と被る」という理由で今の技に変更になった。
元々は水商売で働くシングルマザーに育てられた南米系の血を引くハーフの子供。
自分の子供も含めた幸せな他人を醜く妬んで悪意をぶつけてばかりの母親を嫌悪して母を反面教師とし、母から聞かされた「アンタの親父はすごいサッカー選手だったんだ」という思い出話を心の支えに逞しく健全に青春を謳歌していた。
そして当時からナンパを繰り返しては玉砕していた
結果14歳ながらプロからスカウトされるほどの目覚ましいサッカーの才能を開花させるも、自分の子供が成功することを妬んだ母親が将来的な自分へのメリットすら顧みずに親の権限を振り翳してプロへのオファーを黄金球に無断で拒否。
親の短絡的な醜い嫉妬で夢を理不尽に断たれ、自分の父親が実はサッカー選手でも何でもないクラブでナンパしたチンピラ外国人だったことを嘲笑とともに暴露されたことで遂に心が割れ、憎悪の蹴りで首をへし折ることで衝動的に殺害。
その後は他の仲間同様一気に奈落の底に転がり落ち『割れた子供達』のメンバーになってしまった。
その後は幸せを謳歌する人間に対する憎悪と殺し屋になってしまったことへの罪悪感に苛まれ苦しんでいたが、狂人を装って(?)寄り添ってくれたガムテに救いを見出して心酔。組織のNo.3まで上り詰めた。
総理官邸テロでは
忍者と
極道の2人と交戦。
お互い正体がバレる訳にはいかない2人とは対照的に持ち前の剛脚を駆使した極道技巧で追い詰め、
極道を庇おうとした
忍者に大ダメージを負わせることに成功する。
だが、土壇場で凶器である
鋼鉄球を
極道に破壊され激昂。
それでも冷静さを取り戻し確実に2人を蹴りで殺そうとしたが、
極道の披露した狂弾舞踏会を駆使した援護で警戒と視界を奪われた隙を狙われ、
忍者と『地獄への回数券』を刹那発動させた
極道の同時攻撃によって斬首され敗北を喫した。
最後の悪足掻きとして
斬首されてもなお気合と根性で残った身体を動かして忍者に渾身の蹴りを加えるも大ダメージを与えただけで殺害には至らず失敗。
(なあ…ガムテ笑ってくれよ ほら───)
(そう…そのほうが 恋慕だぜ)
(恋慕だぜガムテ…!!)
最後は舞踏鳥への真面目かつ純粋な想いや、自分を救ってくれたガムテへの愛情と友情に想いを馳せながら、忍者にできる限り手傷を負わせたことで満足気な笑顔を浮かべて事切れた。
+
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「もう一つの未来」では |
プロサッカー選手の夢を叶え、将来を嘱望されていたが、怪我をして以来成績が伸び悩み、日本代表からも外され、ブラジルの三部リーグのチームに移籍する事になった。
が、本人は「親父が見てくれてるかもしれないから」と至って前向きに頑張ることをインタビューで公言している。
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幹部
官邸内に狂騒がよく響く…よく視える 照準だ攻手
車椅子で移動する四肢のない眼鏡をかけた小柄な少年。MPは攻手と同じ105万8788。
抑揚の少ないクールな性格だが、相棒の攻手とはほぼ共依存に近い信頼関係を築いて常に一緒にいる。
麻薬で強化された能力は聴力だが、生まれつき優れた聴力を持っている。
仕事の際は攻手の背中にガムテープでぐるぐる巻きに固縛された状態で彼の目の代わりとなって指示を下す。
強化された聴力で周囲のあらゆる音を聴き取り、音で建造物の内部状況を人の数や動きに至るまで細かく知覚する極道技巧。
首相官邸程度の広さならまるで透視して映像を見ているかの如く、地下の内部構造を含めた事細かな状況を把握してしまう。
下記の通り攻手ことタカヒロとは親友関係のゲーム友達。
タカヒロと同じくFPSメインのプロゲーマー志望だったが、自分の願望を拒絶されると取り乱して自殺未遂する母親に苛まれ鬱屈した生活を送っていた。
そしてタカヒロ同様親への嫌悪とプロゲーマーへの道が拓いたことが契機となり、タカヒロと共に自転車で東京を目指したが、交通事故に巻き込まれて四肢を失い夢が閉ざされ、タカヒロと同様に絶望してしまう。
その後はタカヒロの目となる形で互いの両親を殺害。2人で途方に暮れていたところをガムテにスカウトされた。
劇中では
神賽惨蔵と対決。
当初は首相官邸そのものを盾代わりに屋上から一方的に攻撃することで一時は惨蔵を追い詰めたが、神槍の砲撃により生じた直径30cmの弾孔に潜り込まれて接近を許したことで攻手諸共成すすべなく敗北。
当初は自分達を殺した惨蔵に対して憎悪を向けるも、惨蔵の気配りで自身の生首を攻手の生首の眼前まで蹴飛ばされたことで攻手と再会。
お互いの位置を伝え合い再び離れ離れにならなかったことに喜びの涙を流しながら事切れた。
+
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「もう一つの未来」では |
タカヒロと共にプロゲーマーの夢を叶えたが、最近では成績が伸び悩み、連敗が続いている模様。
それでも諦めずに二人で頑張り抜く事を誓い合っている。
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次の位置言え司令ッッ!!
ふたりだけの暗号でッッ!!この拳で寸分違わずブチ込むぜ!!
視力が無く、両目をガムテープで塞いだ屈強な巨漢。MPは105万8788。
忍者に殺された仲間の仇討ちを望む仲間想いの性格。
司令同様お互いに共依存状態にあり、司令の命令に対して盲信にも似た絶対の信頼を置く。
麻薬で強化された能力は腕力。
見かけや能力とは裏腹に役職は狙撃手を担当しており、「神槍」と名付けられたAPFSDSを殺人具としている。
威力は戦車の装甲すら余裕で貫通するため直撃さえすれば忍者すら殺せる代物。
だが攻手には視力がないので戦闘時には司令を背負い、司令が独自の暗号で狙撃の座標を示すことで補い正確無比の砲撃を行っている。
神槍を撃鉄代わりの正拳突きで撃ち出し遠距離の標的を狙い撃つ極道技巧。
神槍の威力もあって首相官邸屋上から地下1階までを一方的にブチ抜きながら標的を攻撃するトンデモ狙撃が可能となっている。
地形の影響で弾道が命中寸前まで見えず惨蔵ですら正攻法では完全な回避が不可能であったりと、惨蔵以外では攻略が困難な脅威の狙撃手であった。
元々は司令ことヒデユキと親友関係にありFPSをメインとしたプロゲーマー志望だったが、「息子を空手の世界王者にすること」を妄信する親から少しでも反抗した途端暴力を振るわれる歪な家庭環境で生まれ育つ。
そんな毒親の身勝手な願望に嫌気が差し、企業からのオファーを受けプロゲーマーへの道が拓いたことを契機として親の暴力を振り切ってヒデユキと共に東京でのゲーム大会参加のため自転車で深夜を疾走するが、不運にも交通事故で失明。
夢が破壊されて深く絶望すると共に心が壊れてしまい、ヒデユキと共に自分達の親を殺害し2人で途方に暮れていたところをガムテにスカウトされた。
最後は司令諸共惨蔵に斬首される。
司令の肉体を感じられなくなったことでどこに行ったのか追えなくなり狂乱するも、惨蔵の気配りで斬首された司令の首を自身の首の眼前に蹴り飛ばされたことでお互いの居場所を把握。
もう2度と離れ離れにならないことへの安堵の涙を流して絶命した。
+
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「もう一つの未来」では |
ヒデユキと共にプロゲーマーとなったが、連敗続きで契約解除の危機に瀕している。
だが、二人の表情は晴れやかだった。
固定ファンもそこそこ付いている模様。
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援護してやっからよォォ~~ッ 畏怖んなボケェ!!
本名不明。MPは118万3900。
顔をガスマスクで覆ったボーイッシュな少女。顔自体は端正だが顔の左半分が醜く爛れている。
一人称は「オレ」。
ダウナー気味だが勝気で男勝りな性格で天使とバディを組んでいる粗暴な毒舌家。
お互い毒舌や軽口を叩いて罵っているが、仕事の際には阿吽の呼吸の連携を見せるなどチームワークは非常に高い。
プライベートでは天使が入浴している間の見張り役もしており、天使の風呂を覗こうとした者は毒によってブッ殺される。
名前の由来は「何もかもグチャグチャにブッ殺す毒になりたい」。
酸の扱いを極めており、殺人具である背中に背負った放水銃から超強力な酸の溶解液(本人曰く「超酸」)を噴射して標的をドロドロに溶かす殺害方法を扱う。
麻薬で強化された能力は不明だが、純粋な放水銃の扱いの技量強化が恩恵である可能性が高い。
放水銃から噴射した酸で放たれた弾丸を溶かして空気抵抗を変化させ意のままに空中で弾道を曲げる極道技巧。
天使とのタッグを前提とした極道技巧であり、この技で天使の機関銃の弾道を補正し生き物の様に空中で操ってサポートする。
なおやってることは
殺島の「
狂弾舞踏会」と似通っているが、殺島の場合単独で使用している辺りに殺島の練度の高さが窺える。
元ネタは恐らく『
B'z』の楽曲「さまよえる蒼い弾丸」。
元々は普通に美少女だったが、その可愛らしい容姿から父親に実の子じゃないと疑われた挙句「自分と同じ不細工な顔にしたい」という身勝手な嫉妬と悪意により顔に硫酸を掛けられた結果今の容姿に転落。
以後周囲から化け物扱いされて奇異の目で見られるようになり、14歳の時自身を化け物として遊び半分で殺しに来た悪ガキ数人を返り討ちにして惨殺。
以後は警察から逃げつつ人生観が歪むほどの悲惨な生活を送る中でガムテに天使と同時期に拾われると、即日で天使とバディを組まされ共同生活を送るよう命令をウケた経緯を持つ。
劇中では天使と共に
邪樹右龍と激突。
右龍の異能を一方的に完封して追い詰めていったが、
左虎との合流を許してしまったことで形勢が逆転。
天使のサポートで「氷帝雷公来駕」の攻撃から難を逃れる。天使の死に激怒し、敵を討とうとするが放水銃の銃口に氷塊を詰められていたことに気づかず得意の超酸攻撃を封殺されたことが致命となって斬首される。
しかし皮肉にも斬首されて死んだことが天使と同じく自分達の本当の望みであった
「自分の顔がなくなればいい」という願いの実現に至り、喜びの涙を流して事切れた。
初期原案ではシンプルに不細工な顔で肥満体型の眼鏡女子だったが試行錯誤の末に今の形に落ち着いた模様。
+
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「もう一つの未来」では |
顔が爛れることはなく顔立ちは美人だが初期案のぽっちゃり体型に。
ドーナツが大好き。
天使とは同僚でケンカ友達みたいな間柄だったが、痴話喧嘩の最中に「他人の気がしないから」との理由から駅前でプロポーズされる。
「バカ」「ムードがない」と愚痴りつつも涙ながらに承諾した。
……ちなみに、高度な整形治療が必要な顔の爛れとは違って肥満は『努力すれば自分自身の力で美人に帰り咲く事が出来る』のである。
どうかこの世界線では幸せに。
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貴女の方が沢山殺っててず〜る〜い〜!
アレは可愛い私が可愛く殺るのぉ!
本名不明。MPは118万6500。
セーラー服を着た明るく可愛らしい
男の娘。
かわい子ぶっているが性別関連の話題を揶揄されると怒り出し、この手の性格のお約束で口調も荒くなる。
毒とバディを組んでいるが彼女のことを
「ドブス」と呼んでお互いに毒舌や軽口を言い合う仲。
綺麗好きなのか、1日に3回も風呂に入っている。
名前の由来は
「みんなを天国に殺る天使になりたい」。
麻薬で強化された能力は危機察知力。
アサルトライフルを殺人具としているがそこまで命中精度が上手くないため、基本人間を撃ちすぎて原型を留めない挽肉に変えてしまう。
強敵との戦闘では毒が銃撃の補助を担い、自身が回避の指示を出す形で戦う。
何気にこの漫画では初めて死体をモザイク処理にさせてしまった敵でもある。
強化された危機察知力で自身を襲うあらゆる脅威を「悍ましい怪物」というイメージで事前に知覚。
イメージを通じて攻撃を先読みして回避したり敵の強さを測る極道技巧。
最早未来予知レベルの精度であり、直感的に知覚できるため例え死角外からの脅威であっても感知できる。
元々はその美しい容姿から母親に「みんなを幸せにする天使になってほしい」と褒められ、祝福を両親から受けていたが、ある時自身に欲情した父親に言い包められて長年
性的虐待を受けるようになり、それが14歳の時に発覚。
「息子に夫を寝取られた」と発狂した母親に父親が殺され、自身も諸共殺されかけたのを返り討ちにしたことで転落。なお死の間際の母親から
「悪魔」と怨嗟と共に吐き捨てられている。
以後は警察から逃げつつ人生観が歪むほどの悲惨な生活を送る中でガムテに毒と同時期に拾われると、即日で毒とバディを組まされ共同生活を送るよう命令された経緯を持つ。
何度も風呂に入るのは、そういった過去の傷のトラウマからであると思われる。
劇中では毒と共に右龍の異能を一方的に完封して追い詰めていったが、左虎との合流を許してしまったことで形勢が逆転。
兄弟の連係攻撃「氷帝雷公来駕」の一撃から毒を庇う形で全身を雷撃で焼き尽くされ、そのまま斬首されると笑顔のまま事切れた。
作者によるとモチーフはセーラー服と機関銃。
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「もう一つの未来」では |
顔立ちはそのままに、ラガーメンのようなムキムキのマッチョマンになっていた。
毒とは同僚かつケンカ友達だが、淡い思いを抱いていたようで、ケンカの最中に電撃プロポーズ。
本人的にはもっとムードたっぷりにプロポーズしたかったとの事で、少々グダグダになってしまったがサプライズは無事成功。
ガムテや大臣やステーションバー男も含めてその場にいた人々に祝福された。
ステーションバー男「まるで生の映画を見てるみたいだよ…」
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一般構成員
本名不明。
首相官邸襲撃の際に数人の仲間と
他学校の学生の顔の皮を剥いで作ったマスクで偽装して潜入。
奇襲を仕掛けると独断で総理大臣・
愛多間七を殺害しようとし、総理を庇った内閣官房長官・聖川蘆花をナイフで殺害する。
その後ゲームを実行しようとしたところを哀しみに暮れる
忍者を一般人と勘違いして『割れた子供達』のメンバー達と共に襲ったところを纏めて一網打尽に斬首された。
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「もう一つの未来」では |
美容師免許を持っているが店は持ってないようで、美容師の求人雑誌を読んでいた。
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本名不明。
実際は神賽惨蔵の擬態した顔の1つで、そのまま『割れた子供達』のメンバーを油断させ情報を聞き出すための餌に使われた。
本物は劇中では描写されないまま殺害され顔を奪われた様子。
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「もう一つの未来」では |
地下アイドルで頑張っているようで、バイトしてるカフェのビラ配りをしていた。
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子供ひとりふたり殺しただけで逮捕るどこかのマヌケとは次元が違えッッ!!
少年犯罪史に名を遺すレベルの偉大なプロの殺し屋なんだぜ!!
本名不明。
『割れた子供達』の新人でMPは2021。2021年最初のやられ役
これまでに20名を趣味で殺し、「死体も処理して残さねぇから警察は全然気付きやしねぇ!!」と豪語。
自分の存在にすら気が付かず、的外れな見解を披露した警察やテレビで当て外れな推理をする専門家を虚仮にしまくっていた。
殺人具はバタフライナイフ。
名前の由来は学校も家も自分の価値に気が付いてくれず尊敬もされない事への鬱屈した身勝手な不満から。
首相官邸で標的が捕まらず愚痴りながら彷徨っていたところを偶然トイレで極道と遭遇。
極道が自分達の雇い主であることすら分からず只のサラリーマンと誤認し嬉々として襲い掛かろうとするが、極道の話術にすっかり踊らされ時限爆弾の在処を自白させられた挙句相棒の「色男」諸共あっさり斬首。
極道の正体を知るや否や絶望しきった顔で相棒共々泣き叫びながら絶命した。
「期待の新人」を自称していたが、新人にも関わらず2000越えの高いMPが割り振られていた事や、ガムテの回想では比較的近しい場所にいる辺り、嘘ではなかったのかもしれない。
他のメンバーが、大なり小なり悲惨な境遇故に「心が割れた」のに対し、劇中で彼だけはそういうのが一切なく趣味で殺人に手を染め、自分の意思で『割れた子供達』入りをした正真正銘のサイコキラーである。
ある意味ではガムテに最も近い存在だったと言え、舞踏鳥や黄金球と肩を並べるのも夢ではなかったかもしれない。
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「もう一つの未来」では |
色男と組んで怪しい飲料水のセールスマンになっていた。
「儲けて偉大になる」との事。
殺人には手を染めていない模様。
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えッ…偉大!? お…お前なんか…死んでね…!?
本名不明。
上記の偉大の相棒で、見た目は”色男”からは程遠い巨漢のデブ。
殺人具は身の丈の程の大きさの鉄槌。
偉大が斬首されたことに激怒し極道に襲い掛かるも、ハンマーの一撃をあっさり受け流され、自身も斬首された。
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「もう一つの未来」では |
偉大と組んでセールスマンになっていた。
「金持ちでモテモテになる」との事。
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足にきてるぜ忍者ッッ!! 必殺打でKOな!!!
本名不明。MPは10252。
素手の拳を
殺人具にしており、伝説の
拳闘王『足立のジョー』に憧れ磨き抜いたボクシング技術で戦う。
「蠅の如く舞い野良犬の如く咬み殺す」と豪語し
忍者を一瞬とは言え驚愕させるほどのボクシング技術を見せたが、わざと作られた隙に誘われてしまいクロスカウンターの要領であっさり斬首された。
元々はプロボクサーになって後楽園ホールで試合をする事が夢だったが、親が変な宗教にハマったことが転落の原因となったとのこと。
「オレ…どんな大人になれたかな…」と涙し、「自分に訪れることのなかったもしもの未来」を夢見て事切れた。
なお、その『足立のジョー』は『破壊の八極道』の一人“忍殺番長”砕涛華虎の配下である事が示唆されている。
名前の由来はボクシングなどの格闘技において全階級で体重差のハンデがない場合、誰が最強であるかを指す「パウンドフォーパウンド」から。
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「もう一つの未来」では |
プロボクサーの夢を叶え、後楽園ホールで世界チャンピオンと対戦中。
圧倒的実力差でボコボコにされているが、諦めずに勇敢に立ち向かっている。
…拳闘大帝よ。ボクサーの君は「カッコいい」大人になれているぞ…!
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じわじわ楽しく☆ブッ殺そう 僕達5人で“割戦隊”!!!
いずれも本名不明。
小学生と思わしき5人組で構成された少年チーム。
ガムテに憧れる熱烈なフォロワーであり、リーダー格の赤を筆頭に、青、緑、黄、桃の4人がいる。
外見もガムテに近づけようとしているのか、全員彼とほぼ同じ位置の歯が一部欠けている。
全員が小学生といえども完全に『割れた子供達』の倫理観と価値観に染まりきっており、ゲーム感覚で殺戮や猟奇殺人を繰り返し、ゲラゲラ笑いながら一般人を嬲り殺す外道のクソガキに成り果てている。
右手に持ったコンバットナイフを殺人具としているが、赤のみ(自前のものなのか官邸内で奪った官憲銃かは不明だが)左手で拳銃を発砲する描写がある。
劇中では
「ガムテみたいに残酷に獲物を殺したい」という動機で愛多総理やナッシュ大統領といった桜賀第一中学校生徒会メンバーの生き残りを襲撃。
1人1人狩りをするように追い詰め、
愛多総理以外の全員を殺害してしまった。
ぶっちゃけ割れた子供達で一番やらかしたのはこいつらだったりする。
とはいえ憧れのガムテほど技術は洗練されておらず、基本大人をバカにして舐め腐っているためか何度も生徒会メンバーの足止めで動きを妨害されており、赤に至っては大統領をなめ過ぎたせいで、
渾身のファックサインによる一突きで左目を潰されるという大ダメージを負っている。
その後赤・青・緑は
城水に重傷を負わせた上で円亥大臣を、黄・桃は亀威先生を狙うが、
斗女の
忍巧美男衆により赤以外が斬首。赤も反撃するが機械だと気づいた隙に斬首され敗北。
死の間際、割れた子供達に堕ちる前の正義感と希望に満ちていたあの頃を想起しながら絶命した。
殺そう……!!僕達の知恵と力を合わせてあの不良共を殺すんだ!!生きるために立ち向かおう!!
闘おう!!僕達は──
悪い奴らをやっつける 正義のヒーローだ…!!
元々は半グレをバックにした不良グループに50万円という大金を恐喝されていた貧民層出身の小学生達。
その不良は恐喝を拒否した大人を何人もリンチによって殺害し、家への放火も辞さず、街の警察すら頼りにならない極悪DQNの高校生だった。
そのため、自分達の力だけで未来を切り開き生き残るべく不良高校生の殺害を決意してしまったのが転落の引き金になった模様。そもそも小学生で殺人に至る発想を持ってしまった時点で、倫理観が崩壊していたと言わざるを得ない
その境遇などから「桜賀第一中学校生徒会メンバーのIF」と呼ぶべき悪役だった。
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「もう一つの未来」では |
五人揃って警察学校に入学し、上官にシゴかれながらも「正義のヒーロー」の警察官になるべく頑張っている。
どうやらこの未来では、良い警察官と巡り会えたようだ。
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「さあ…次はだァれ?」
「私ら"ユリリリ"に裁断されたい野郎はだァれ?」
いずれも本名不明。
「ユリ」と「リリィ」の2人組から成るJKコンビ。
ユリが黒髪ツインテールで、リリィがウェーブのかかったセミロングヘア。
大型のサバイバルナイフを殺人具としており、単行本解説によると平メンバーの中では一番の手練れだったが、幹部と比べると数段劣る力量だったらしい。
極道技巧も未習得だが、強いて言えば二人でイチャイチャする事が彼女達の極道技巧だったと解説されている。
百合を彷彿とさせる親密な友情関係を築いているが、男の生首でイケメンの有無を判断して愛でる猟奇的な一面を持つ。
機動隊員曰く
「ふざけたメスガキ共」。
首相官邸テロの際は門番を担当。テロを阻むべく突入を試みる警察機動隊を殺戮して足止めしていたが、帰国した斗女達と遭遇。
ユリはナイフを落としたリリィをお兄ちゃんズから庇い、致命傷を負ってしまう。斬首される直前に一緒に斗女を倒そうとリリィに自身のナイフを託した。彼女の意志を継いだリリィは斗女に挑むが、
完全無敵乙女砲を受けて敗北。殺した機動隊員から流れ出たハート型の血だまりの中で、地獄でも一緒だと約束し共に事切れた。
中学2年生の夏に2人が「変態」と毒付く男性教師に2人の関係を知られて弱みを握られてしまい、2人揃って何度も性的暴行を受けていたらしく、その教師を殺害したことが転落の引き金となった様子。
その過去と最期の様子からしても、本当に恋人関係だったようである。
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「もう一つの未来」では |
美人キャバクラ嬢二人組。
だが二人ともいい男がいないと愚痴っており、「それじゃ私たちで結婚しちゃおうか」という流れに…。
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いずれも本名不明。
たまにモブで出番のあった男女コンビ。
太眉が特徴的な少年が勇者で、2mもの長身を誇る文学系風の少女が姫。
2人は親が再婚した時に出会った義理の姉弟だったが、両親に保険金目的で殺されそうになったのを返り討ちにし、割れた子供達に加入した。
姫は素手で人の首を千切れる怪力の持ち主でもある。
共に忍巧美男衆により斬首された。
作者曰く、尺の都合でしっかり描くことはできなかったものの、せめてもの抵抗として絵は多めに描いたとのこと。
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「もう一つの未来」では |
両親からの虐待を二人で乗り越えられたようで、普通の恋人関係となっている模様。
姫は普通の背丈になっている。
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戦死者
本拠地に遺影が飾られているメンバーのうち、第三章で
病田色と交戦したガムテが見た夢に現れた5人。
大臣と共に現れたり、攻手が喰帝を「先パイ」と呼んでいたりしているため、いずれも古参構成員かつガムテとの付き合いが特に深かったのかもしれない。
でも僕らは…忍者の外道共に殺された…!!
さあガムテ…目覚めて忍者を殺せ 僕らの仇を…僕らの分もたくさん殺せ…!!
本名不明。
『割れた子供達』の幹部で、ガムテの親友でもあった。
本編開始前に忍者と戦い戦死した模様。
コードネームと立ち位置から考えてもガムテの右腕・組織のサブリーダー的存在だったと思われていたが、ガムテの回想ではガムテが加入する以前の割れた子供達のリーダーだった様子。
本拠地の遺影も彼のもののみかなり大きい。
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「もう一つの未来」では |
ガムテの同僚。彼と共に重要なプロジェクトを任されている模様。
その溢れる才能で末は博士か大臣か、と言われていたらしい。
だが、彼だけ「本来の未来」の記憶を保持しており…
(その為、「大臣って本当は何者なんだ?」とファンからの考察がかなり混乱した。)
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- 自転車王
- 大名優
- 菓子姫様
- 喰帝
いずれも本名不明。
ドレッドの少年が自転車王、ドリルツインテールの少女が大名優、茶髪の少女が菓子姫様、眼鏡をかけた少年が喰帝。
大臣同様に忍者と戦い戦死した模様。
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「もう一つの未来」では |
自転車王はウーバーイーツらしき配達員。
大名優は劇団の脇役女優。
菓子姫様はパティシエ見習い。
喰帝はフライドチキンの食べ歩きをしていた。
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OB
『割れた子供達』創設期の頂点に君臨した、『破壊の八極道』の頭目。
現役時代のMPは80万。
【結末】
首相官邸でのテロ及び大量殺戮を実行し暴虐を繰り広げた割れた子供達であったが、最後の忍者・雄鷹斗女の参戦によって形成が逆転。
斗女の操る忍巧美男衆により蔓延っていた構成員は皆殺しにされ、首魁であるガムテも忍者によって倒され絶命したことで組織は壊滅した。
ガムテが死の間際に見た夢の狭間で垣間見た「もしもの世界」では、多くの子供達は夢に挑みながらも微妙に成功せず、パッとしない人生を歩んでいた。
だがそれでも笑顔で自分の夢や目標に邁進している姿から、彼らが求めていたのは人生の成功などではなく「心が割れない真っ当な環境で生きる事」だったのだろう。
冴えない人生でありながら、自分が夢見た目標に突き進み笑顔に溢れる前向きな人生を夢見て、割れた子供達は幸せなままあの世へと逝った。
……とはいえ、あくまで全滅したのは「当代の」割れた子供達である。
極道によって取り立てられて生まれるとはいえ、今も『割れた子供達』になりえる不幸な少年少女は未だ社会の裏に存在し、その子供達が『割れた子供達』になる可能性を秘めている。
割れた子供達の真の撲滅を果たすには、子供達の心を壊してしまうような社会環境の撲滅しかなく、その道のりは生半可なものではないだろう。
割れた子供達によって親友を殺され、阿鼻叫喚の地獄絵図を目の当たりにしても尚、彼らを憎むことなく真正面から彼らを救わんと手を伸ばせた愛多総理には是非とも子供達の救済のため頑張ってほしいところである。
【割れた子供達の世紀末な語録抜粋】
- 「お前殺すと“お小遣い”貰えんのォ!!」
- 「大人じゃねーか知るかボケェ!!! 加齢臭んだよ!!!」
- 「醜悪ッッ!!」
- 「大量殺人ただけで仲間殺しやがって!!」
- 幹部
- 「オレなんていくら殺いても若中ばっか」
- 極道殺人
- 「あれっ その首結構美顔てね」「うーん…交際寄りの謝罪かなぁ」
- 了解
- 「撃ち過ぎてもう肉片ゥ」「この肉の階級わかるゥ~?」
- 「お家に帰るまでが殺人です!!」
- 「みんなぁ〜〜〜☆ 殺すの好きぃ〜〜〜?」『大好き〜〜ッ!!!』
- 「舞踏鳥踏んで」
- 超要人
- 「え〜〜〜コレ全部殺人放題!?」「ヤッッベ高揚る」
- 迂闊
- 「真実!!? オイオイオイ記念首撮っとくゥ!?」
- 殺人厳禁
- 「え〜もしかして恐怖超えて絶望?」
- 「即刻死ね」
- 「殺そっ殺そっ とにかく殺そっ」
- 「高価いぞぉ~~♡」
- 「じっくり楽しんで殺んねーとな!」
- 殺人具
- 噴飯/自嘲
- 「撃墜ったか?」「ああ直撃だ」
- 驚嘆
- 「これで…人生終幕…かぁ」
- 「見事な殺人」
- 喜悦
- 「じゃー早殺り勝負でっ!!」「了解〜」
- 委託
- 「『糞ったれ』?『呪ってやる』?」「お好きな棄台詞どーぞ♡」
- 「獲物だ」「殺る」「御意」
- 殺害一発
- 「脳筋は“脳”より“筋肉”で動く」
- 悪足掻き
- MPの玉手箱
- 「なんで総理が麻薬キメてンだよォォ〜〜いろいろおかし過ぎんだろ〜〜がァ」
- 腹の臓物
- 「殺人未経験の私にお兄ちゃん殺らせてくれた」
- 「上級いといいな 高価いといいな」
- 善様
- 賛同
- 情熱い
- 心底承諾
- 「ガムテェェ!!助けてくれイケメンに殺される!!」
- 「私あなた達のファンなのになんで殺すのぉ!?」
- 「幼稚園の頃…好きだったよ…オレを…お仕置きしにきたのか?」
- 「ガム…テ……最後に…ひと言…… 有難」
【余談】
「心や体に大きな傷を負った少年少女達が、反社の鉄砲玉として薬漬けの殺人鬼にされた挙句大規模なテロを起こし、ポンポン首を撥ねられ何の救いもないままに全滅する」という存在自体がこれまでの極道達の中でも飛び抜けて倫理的にアウトなこともあり、「この漫画がアニメ化できない最大の原因」とも言われる。
一部では「割れた子供達編をアニメ化できる場所は地球上に存在しない」とまで評される。
また作者によれば「メキシカンマフィアを滅ぼすメキシコ遠足編」の構想があるとのこと。
追記・修正は顔にガムテープを貼りつけてからお願いします。
割れた子供達は壊滅するも国内のテロリスト集団による首相官邸占拠に加えて、現役アメリカ大統領の死亡や日本政府閣僚の大量死という国内だけでなく国際問題レベルの大規模テロが起こったことは変わらず、そして死んだ八極道達の引き起こした数々の破壊活動により、日本国民の間に終末ムードが漂い始める中、息子を喪っても尚極道による日本の破壊計画は進み続ける…
“怪獣医”繰田 孔富 出番だよ
君は…何をブッ壊してくれるんだい
この東京 全部
私達“救済なき医師団”が
東京も 忍者も 全部破壊して全部救済うの
世界はみんな 病んでいるから───……
- この作品の極道全般に言えるけど、「お前たちは哀れだ。だが許せぬ!」を地で行ってる連中だわな。 -- 名無しさん (2021-06-13 14:38:31)
- ↑1度は改心して真っ当な道を歩めたΩと比べると同情度は低いよな。思うんだけど、「大臣」ってガムテ自身が殺したような気がしてならない…。正気に戻って「もうやめよう」とか言って。 -- 名無しさん (2021-06-13 15:02:23)
- 極道技巧の威力や性能そのものは大して変わらないのに聖華天と比べて強いし帝都八忍相手でも勝負になってるって感じ。やっぱブランク長い中年集団と現役の殺し屋集団の差は大きかったんやなって。 -- 名無しさん (2021-06-13 16:01:44)
- 過去明かされてる面子が大体壮絶な過去持ってる中で承認欲求満たされないのが原因で割れた(っぽい)偉大の異質さが目立つな -- 名無しさん (2021-06-13 16:12:53)
- 語録がマジで世紀末で草 -- 名無しさん (2021-06-13 17:12:54)
- 流石に忍者相手に小学生は置いてきたかと思ってたらあれだよ。まさか児童首(ジャリクビ)も飛ぶんすかね……。 -- 名無しさん (2021-06-13 19:02:46)
- 司令と攻手の回で号泣した。というか殺しが日常の極道と違って、殺しは異常なことだから殺す、みたいな子が多いんだよな。 -- 名無しさん (2021-06-13 19:34:40)
- こいつらの存在自体が本作がアニメ化できない主な理由の一つ -- 名無しさん (2021-06-14 00:50:30)
- ぶっちゃけこいつらユザワさんより強そうだけど やっぱ組織力とかその他諸々が八極道に入る条件かなぁ -- 名無しさん (2021-06-14 01:09:46)
- 夢澤さんはこいつらの存在を知らなかった(たとえ知ってても極道養成所ぐらいの感覚で殺人までは手を染めてなかったと思ってた)と信じたい。もしも全部知ってたとしたら、彼の信念がただの上っ面になってしまう。 -- 名無しさん (2021-06-15 13:18:56)
- ↑「殺しは20になってから」はあくまで竹本組の組内ルールだから他の組織のことでどうこうしたりされたりする謂れは無いでしょ -- 名無しさん (2021-06-15 14:26:45)
- ↑「割れた子供達」はその竹本組傘下の組織なんだが。とは言っても発足したのはほんの10年前そこそこだし、キワミの私設兵のようなものだし、表組長の夢澤さんが存在を知らなかったとしても不自然では無いとは思う。 -- 名無しさん (2021-06-15 15:27:02)
- ↑あ、ほんとだ。一応竹本組傘下の組織ってことになってるのか。すいません、こちらの読み込み不足でした -- 名無しさん (2021-06-15 15:39:50)
- 突拍子もない読み方が多い中ふと大臣のルビがダイジンそのままなのに気づいてツボに入ってしまった。 -- 名無しさん (2021-06-15 15:40:59)
- 「噴飯」と「自嘲」、真逆的な意味なのに「くさ」とルビをつけてるの本当に好き。 -- 名無しさん (2021-06-15 15:43:57)
- なんか、主要メンバーの親が壊れた一因も、ガムテが裏で糸引いてるって事ないか?とふと思ってしまった… -- 名無しさん (2021-06-26 22:56:28)
- 今の地球上でグラスチルドレン編をアニメ化出来る場所はないって評価が好き -- 名無しさん (2021-06-26 23:41:46)
- 確かにバロンドールですら良心の呵責に耐えかねてたのをギリギリで抑えてた部分もあったわけだからそーゆーのまったくない偉大くんはグラチルの資質があったのかも -- 名無しさん (2021-06-28 02:31:09)
- さり気にアメリカ大統領暗殺という世界の暗殺史に残る大偉業を成し遂げたクソガキ共 -- 名無しさん (2021-07-09 07:03:47)
- もしかしたら悲しい過去あるかもしれないけどそれはそれとして偉大くんみたいなパターンかもしれないし早く死んでくれぇ(切実 -- 名無しさん (2021-07-10 01:06:03)
- 自分たちに寄り添ってくれたガムテ、泣いてくれたガムテ、笑いかけてくれたガムテ…結局それら全てがグラチル達の妄想の産物でしかないのがひたすらに哀れ。 -- 名無しさん (2021-07-11 23:29:48)
- 確実に脚本家が絡んでいそうだよな -- 名無しさん (2021-07-18 12:06:14)
- 世紀末で血なまぐさい語録の中に交じるマゾ語録好き -- 名無しさん (2021-07-20 21:35:57)
- バロンドールの由来が間違ってたので訂正。編集した奴誰だ? -- 名無しさん (2021-07-26 12:52:54)
- メキシコマフィア潰しに遠足行ったり大半殺されるの覚悟で忍者に挑んだりしてるからどうだろう、虐められた腹いせに虐めしてるクソガキ集団なのは事実だが -- 名無しさん (2021-08-16 17:38:14)
- ↑それも結局は極道同士の抗争の延長でしかないからなぁ… -- 名無しさん (2021-08-16 18:03:29)
- メキシカンマフィアを滅ぼすために遠足の行き先をメキシコにしたのか、「せっかくだから遠足ぐらいは殺人(コロシ)無しで行こーぜ」とメキシコへ渡航したら運悪くメキシカンマフィアと抗争(トラブった)んで、半ば正当防衛で皆殺しにしたのか。 -- 名無しさん (2021-09-21 23:27:03)
- 忍者はあくまで極道から民衆を守る為の組織であって、極道に仕返しして憂さ晴らしするための集団では無いので… -- 名無しさん (2021-09-23 22:32:56)
- ふざけたメスガキ評価が妥当過ぎるが機動隊の隊長なんかの一般市民もハジけてるの驚嘆ェ -- 名無しさん (2021-09-27 22:06:21)
- 割れたガラスを繋ぎ止めるガムテープ。決して元に戻せはしない。というのを某所で見て真実情熱(マジエモ)いと思ってしまった。どうやら俺は手遅れのようだ -- 名無しさん (2021-09-30 21:39:54)
- 「憧れてたヒーロー達にお仕置き(ブッ殺し)される」ってのが一番残酷ながら因果応報な案件。下手に大人が制裁下すより子供には効くよねコレ -- 名無しさん (2021-10-04 23:18:11)
- 【訃報】割戦隊、割れてない時点で子供として倫理が壊れてたことが判明…。 -- 名無しさん (2021-10-13 00:05:45)
- ↑そもそも倫理観が壊れざるを得ない状況に追い込んだ高校生&半グレ共が元凶だから…それはそれとして容赦なく殺さねばならんが -- 名無しさん (2021-10-13 06:04:34)
- あそこの「警察も頼りにならない」って腐敗や怠慢じゃなくて熱心に助けようとした警官が半グレにぶっ殺されたんだろうな…ってなるのがまた悲しい -- 名無しさん (2021-10-16 11:32:11)
- これでも後天的要因で堕ちざるを得ない状況に追い込まれた上に罪悪感を抱えているだけ、殺人を善行と救済だと思い込んでいる京極一味(あずみ)程は狂っていないんだよなあ… -- 名無しさん (2021-10-23 17:48:18)
- そう考えると割れた様子もないのにガチシリアルキラーになった偉大ってホント何モンだよって思うよ… -- 名無しさん (2021-10-25 18:12:34)
- ↑冷静に考えると才能あった方だと思われる舞踏鳥が加入前でMP500だから加入直後にMP2000越えてた偉大はマジで才能あったんだろうなあ。初手で出会った相手が悪過ぎた。 -- 名無しさん (2021-10-25 19:05:28)
- 叫んでた黄金球見てたのは偉大じゃなくて喰帝では?新人の偉大が黄金球の新人時代にいたとは思えん -- 名無しさん (2021-10-28 00:22:59)
- 新人とは言え、仕事始めたら極道の下っ端4人と子供2人で達成できるポイントではあるから、直前の事務所襲撃に参加してたんじゃないかな? -- 名無しさん (2021-10-29 11:58:26)
- ↑×4 多分グラチルが無くても早かれ遅かれ悪道に身を落としてたタイプの奴だと思う -- 名無しさん (2021-11-14 20:19:17)
- ガムテが見た末期の夢、ガムテ込みで大人になった「割れた子供達」のメンバー全員が"微妙に夢が叶ってない"とか、"まさに夢が潰える寸前"なのよね それでも普通に生きて自分のやりたいことをやり遂げた果てっぽいから誰も心が割れてない 彼らに必要だったのは「正しい挫折による諦め」だったのかもしれないね -- 名無しさん (2022-01-01 17:30:47)
- タコピー最終回に拍手送ってるのがほんと切ない -- 名無しさん (2022-03-25 16:29:25)
- 何で他の八極道の記事と違って「ガムテ」じゃなくてこの「割れた子供達」の記事に次章予告が書かれてるんだろう。何かの基準があるんだろうか? -- 名無しさん (2022-05-10 21:52:24)
- ↑単にその章に活躍した極道勢力に付けてるんじゃね?他2人は八極道個人とその勢力が一纏めになってるからそのまま付けてるだけで。 -- 名無しさん (2022-05-15 16:18:19)
- きたないブレチル -- 名無しさん (2022-05-18 09:35:15)
- ↑↑↑暴走族神の次章予告に貼られてるリンクがここに繋がってるからじゃない? -- 名無しさん (2022-05-20 20:11:46)
- ↑×6 より正確に言うなら、「挑戦の機会」じゃないかな。夢の中のグラチル達はなにかに挑戦し、その上で大勝はできず、あんまりパッとしない結果になっている。でも、それは舞踊鳥の言う通り、精一杯やった結果。挑戦すること自体は出来て、その結果。だからこそ願いが全て叶わなくても、挫折はしなかった。現実のグラチル達の多くはそれこそ司令&攻手が一番わかり易い例だけど、「挑戦する機会自体」を奪われて挫折した。結果、あの時あれがなかったら(きっと自分達は夢に挑戦し、勝利し、素晴らしい未来を手に入れられていたに違いない。それが手に入らなかった今の現実は間違っている、受け入れられない)……っていう妄想で、世の中を憎悪する様になった。 -- 名無しさん (2022-05-21 00:54:52)
- 胸を張って挑戦したなら、負けた、挑戦に失敗したとしても笑って終わることができる(というか夢の中のグラチルたちの大半は、少なくともその時点じゃまだ終わってはいない)。グラチルはその大半が、負けること”さえ”出来なかった。夢だけでなく、恋愛とかだって、自分から告って振られたらそれでもう諦められるけど、告れないままだったらいつまでもズルズル引きずってしまうし、最悪相手に逆恨みを向けることになる。グラチルはそのエクストリーム版だと思う。 -- 名無しさん (2022-05-21 22:32:59)
- そこまで難しい話じゃなく、「挫折しても現実に苦しんでも構わないから、『人並みの』人生が送りたかった」って心残りじゃないかな -- 名無しさん (2022-07-04 00:21:18)
- ↑上のは「必要なものは何だったのか」っていう話ね。人並み=他の人と比べて同じか、普通かどうかというのは少し違うと思うよ。普通普通って自分で言ってるのはガムテだけで、他のグラチル達は全員、自分が夢見た職業自体には就いてるだろ? バレエ団員にサッカー選手、プロゲーマー、プロボクサーと、それがどんなに狭い門戸のものであっても。その上で大成まではできてない、というある意味宙ぶらりんな状態。でもその上で生き生きとはしている。それなら結局、必要なものは、「挑戦の機会」だったのではないかな。と思ったんだが。 -- ↑×2&3 (2022-07-09 12:08:42)
- ↑そのパっとしないサラリーマン人生になって普通の生き方をする。ってのがガムテの望みだったんじゃなかろうか -- 名無しさん (2022-10-15 21:45:24)
- 加入当時の舞踏鳥って確かにメンタルの強さみたいなのはあるけど、「自力で」殺しを成し遂げたりしたわけじゃないから、それと比べれば自力で完全犯罪を何件も成した偉大が2000ptってのはおかしくないよな。というか舞踏鳥加入時の500ptもガムテが高く評価しすぎてる気がする -- 名無しさん (2023-05-18 17:51:43)
- 極道に堕ちず真っ当な環境で研鑽してた場合「プロだけどトップスターではない(どころか下り坂)」な子が多いのがまた何とも… -- 名無しさん (2023-10-07 15:51:36)
- 上の方で夢澤さんの話が出てたけど、個人的には全て知った上で「だからこそ割れてない子供には殺させない」と思ってたとしたら不思議はないかなと思う。割れた原因は別にあれど、きっかけはだいたいコロシだし -- 名無しさん (2024-01-06 00:39:08)
- モブとはいえ宗教二世がいたからこりゃ絶対アニメ化無理だな -- 名無しさん (2024-01-19 18:22:40)
最終更新:2024年02月25日 11:05