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ジャック×ダクスター 旧世界の遺産 - (2014/03/31 (月) 18:04:03) の1つ前との変更点

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*ジャック×ダクスター 旧世界の遺産 【じゃっくんだくすたー きゅうせかいのいさん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005U0MB)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~| |開発元|ノーティードッグ|~| |発売日|2001年12月20日|~| |価格|5,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|まだ馴染の薄かった箱庭アクション&br()アクの強すぎるキャラデザで低評価|~| **概要 『クラッシュバンディクーシリーズ』などを手がけたノーティードッグによる3Dアクションゲーム。~ プレイスタイルは、『スーパーマリオ64』などに酷似しているが、完成度はかなり高い。~ アメリカでは大ヒットし、続編も多数存在する。 -なお、タイトルの『×』は「&」と同義であり、読む際は『ジャックンダクスター』と発音するのが原語に近い。 **物語 ある日ミスト島のプリカーソルの遺跡へ忍び込んだジャックとダクスター。~ ふたりはそこで、ラーカーと呼ばれる悪い怪物達が、禁断のエネルギー「ダークエコ」を使い何か企てようとしているのを目撃する。~ ラーカー達に発見され抵抗する最中、誤って遺跡の“ダークエコ溜り”へと落下してしまったダクスターは、その影響によりイタチに変身してしまった。~ 彼を元の姿へ戻し、世界に漂う不穏な空気の原因を探るため、ふたりは北の大地を目指して旅に出ることになる……。~ ([[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%C3%97%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC_%E6%97%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%81%BA%E7%94%A3]]より) **システム -『スーパーマリオ64』にシステム的には極めて近く、パワースターに相当するパワーセルというアイテムを集めるのが目的である。 --なお、これは旧文明プリカーソルの遺産という設定であり、先に進むためのマシンを動かすのに一定以上のパワーセルが必要になる…というのが集める理由。 -コインに相当するオーブという卵状のアイテムもある。ただし、再配置はされない。 --用途はパワーセルとの交換。後のシリーズでは用途が増えたが、本作ではこれだけ。また、最終的に全てのパワーセルと交換すると若干余る。 --また、テイサツバエというアイテム(1ステージに7匹いる)を全て集めると、これもパワーセルになるという赤コイン的要素もある。 -ジャックの体力は3点。パワーアップなどはない。 --回復には、敵を倒したり物を壊した際に出現する緑のエコを50個集める必要がある。 -各地には様々な色の「エコ」というエネルギーがわき出しており、これに触れるとジャックが一定時間パワーアップする。これを利用して解く仕掛けも存在する。 **評価点 -極めて細かく、丁寧に描かれたグラフィック。 --普通は気にしないような細かい部分まで手を抜かず丁寧に書き込まれている。また時間経過で空の色が変わるギミックあり。それ自体に攻略の上での何かしらの仕掛けはないが、見ているだけでも面白い。 --特徴的なのが、一部を除いてマップ切り替えが存在せず、エリアがシームレスに接続されているという前代未聞の構成。これにより、広大な箱庭を冒険している感覚が味わえる。また、ロード時間が''皆無''と言う点も見逃せない。 -アクションとしての完成度も高い。 --全体的に敵をズバズバ倒すよりも、ジャンプを駆使させる構成であり、この辺りは「宇宙初の奥スクロールアクション」を開発したノーティードッグのお家芸といったところか。 --洋ゲーなので、難易度はそこそこ高いが理不尽というほどでもなく、慣れた人ならサクサク攻略できる。一方で不慣れな人でも何度も挑戦すればキチンとクリアできる絶妙な難易度。 ---また残機の設定がなく、ミスしたときはすぐそばのチェックポイントから即復活できるので、再挑戦が非常に楽。 -簡単操作ながら、多彩なコンボが繋がり爽快感あふれるアクションが可能。 **問題点・賛否両論点 -キャラデザ、その他。 --本作が日本で受けなかった最大の理由。パッケージを見れば分かるとおり''超コテコテのアメリカンカートゥーン絵''であり、この時点で拒否反応を示す人もいる。 ---デザイン自体は悪くない…というか向こうの国ではありふれたものなのだが…。グラフィックも上述したとおりハイレベルである。 --ストーリーも非常に簡素なものであり、脇役勢も本当に一イベントだけの使い捨てばかりで、ストーリー面は低評価。 ---なお、本作のストーリーは良くも悪くもわかりやすい勧善懲悪ものなのだが、後のシリーズはなぜかダークファンタジー方面に走っている。 --''ダクスターの言動がウザイ''ともっぱらの評判。 ---わかりやすく言えば、アメリカのアニメにしばしば登場するお調子者キャラをそのまま体現したような性格であり、カワイコちゃんを見ればナンパし、危険な所には行きたがらない。そしてジャックの体力がゼロになると「救急車ー!お医者さーん!…あぁ、坊さん?」「倒れたついでに足もんでくれない?」「ダメダメじゃーん!助太刀呼ぼうか?」など''無駄に豊富なバリエーションで''ジャックをからかう。 ---しかも前述の通り本作の難易度は結構高いので、このダクスターの発言はしばしば耳にする羽目になる。 ---ついでにジャックが喋らないタイプの主人公なのも、余計にダクスターの印象を(良い意味でも悪い意味でも)強めている。 -マップ機能がないため地形の把握が難しい。 -「遠景に見える場所にも行くことができる」など大々的に宣伝していたマップだが、実際はそういう場所は序盤の極わずかな場所のみ。というか序盤以外はそもそもその遠景の見えない地形が多い。 --シームレスに関しても序盤の数エリア以外は、ズーマーと呼ばれる乗り物でのレース風のミニゲームでの1本道移動となる(たしかにその間画面切り替えとかはないが…)。 --また、ミスト島とダイセツ山だけはシームレスに移動できない。離島と高山なので仕方ないと言えば仕方ない。 -ジャックの基本攻撃が''前方に向けて突進''。狭い足場に敵がいることも多いゲームなので、使いにくいことこの上ない。 -字幕が皆無で、キャラクターの台詞は一度しか聞けない。基本的には聞き取りやすい声質の人が多いが、極端なエコーがかかっているオラクルの像の発言はほとんど判別不可能。 --まぁ言っている内容は「オーブを持ってくればパワーセルと交換してあげる」というのが大半で、そうでなくても目的はポーズ画面から確認できるのでそこまで問題ではない。 **総評 特に眼を引く斬新なシステムを搭載している訳ではなく、基本的には既存のアクションゲームをなぞった作品である。~ しかし、全体的な作りは非常に丁寧であり、遊んでいてストレスを感じる場面がほとんどない。~ ただ、日本ではどうしてもキャラデザで引いてしまった人が多かったようで、売り上げ的に成功したとはいえず、本国でのヒットに反して2作しかローカライズされなかった。~
*ジャック×ダクスター 旧世界の遺産 【じゃっくんだくすたー きゅうせかいのいさん】 |ジャンル|アクション|&amazon(B00005U0MB)| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売元|ソニー・コンピュータエンタテインメント|~| |開発元|ノーティードッグ|~| |発売日|2001年12月20日|~| |価格|5,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |ポイント|まだ馴染の薄かった箱庭アクション&br()アクの強すぎるキャラデザで低評価|~| **概要 『クラッシュバンディクーシリーズ』などを手がけたノーティードッグによる3Dアクションゲーム。~ プレイスタイルは、『[[スーパーマリオ64]]』などに酷似しているが、完成度はかなり高い。~ アメリカでは大ヒットし、続編も多数存在する。 -なお、タイトルの『×』は「&」と同義であり、読む際は『ジャックンダクスター』と発音するのが原語に近い。 **物語 ある日ミスト島のプリカーソルの遺跡へ忍び込んだジャックとダクスター。~ ふたりはそこで、ラーカーと呼ばれる悪い怪物達が、禁断のエネルギー「ダークエコ」を使い何か企てようとしているのを目撃する。~ ラーカー達に発見され抵抗する最中、誤って遺跡の“ダークエコ溜り”へと落下してしまったダクスターは、その影響によりイタチに変身してしまった。~ 彼を元の姿へ戻し、世界に漂う不穏な空気の原因を探るため、ふたりは北の大地を目指して旅に出ることになる……。~ ([[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%C3%97%E3%83%80%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC_%E6%97%A7%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E9%81%BA%E7%94%A3]]より) **システム -『スーパーマリオ64』にシステム的には極めて近く、パワースターに相当するパワーセルというアイテムを集めるのが目的である。 --なお、これは旧文明プリカーソルの遺産という設定であり、先に進むためのマシンを動かすのに一定以上のパワーセルが必要になる…というのが集める理由。 -コインに相当するオーブという卵状のアイテムもある。ただし、再配置はされない。 --用途はパワーセルとの交換。後のシリーズでは用途が増えたが、本作ではこれだけ。また、最終的に全てのパワーセルと交換すると若干余る。 --また、テイサツバエというアイテム(1ステージに7匹いる)を全て集めると、これもパワーセルになるという赤コイン的要素もある。 -ジャックの体力は3点。パワーアップなどはない。 --回復には、敵を倒したり物を壊した際に出現する緑のエコを50個集める必要がある。 -各地には様々な色の「エコ」というエネルギーがわき出しており、これに触れるとジャックが一定時間パワーアップする。これを利用して解く仕掛けも存在する。 **評価点 -極めて細かく、丁寧に描かれたグラフィック。 --普通は気にしないような細かい部分まで手を抜かず丁寧に書き込まれている。また時間経過で空の色が変わるギミックあり。それ自体に攻略の上での何かしらの仕掛けはないが、見ているだけでも面白い。 --特徴的なのが、一部を除いてマップ切り替えが存在せず、エリアがシームレスに接続されているという前代未聞の構成。これにより、広大な箱庭を冒険している感覚が味わえる。また、ロード時間が''皆無''と言う点も見逃せない。 -アクションとしての完成度も高い。 --全体的に敵をズバズバ倒すよりも、ジャンプを駆使させる構成であり、この辺りは「宇宙初の奥スクロールアクション」を開発したノーティードッグのお家芸といったところか。 --洋ゲーなので、難易度はそこそこ高いが理不尽というほどでもなく、慣れた人ならサクサク攻略できる。一方で不慣れな人でも何度も挑戦すればキチンとクリアできる絶妙な難易度。 ---また残機の設定がなく、ミスしたときはすぐそばのチェックポイントから即復活できるので、再挑戦が非常に楽。 -簡単操作ながら、多彩なコンボが繋がり爽快感あふれるアクションが可能。 **問題点・賛否両論点 -キャラデザ、その他。 --本作が日本で受けなかった最大の理由。パッケージを見れば分かるとおり''超コテコテのアメリカンカートゥーン絵''であり、この時点で拒否反応を示す人もいる。 ---デザイン自体は悪くない…というか向こうの国ではありふれたものなのだが…。グラフィックも上述したとおりハイレベルである。 --ストーリーも非常に簡素なものであり、脇役勢も本当に一イベントだけの使い捨てばかりで、ストーリー面は低評価。 ---なお、本作のストーリーは良くも悪くもわかりやすい勧善懲悪ものなのだが、後のシリーズはなぜかダークファンタジー方面に走っている。 --''ダクスターの言動がウザイ''ともっぱらの評判。 ---わかりやすく言えば、アメリカのアニメにしばしば登場するお調子者キャラをそのまま体現したような性格であり、カワイコちゃんを見ればナンパし、危険な所には行きたがらない。そしてジャックの体力がゼロになると「救急車ー!お医者さーん!…あぁ、坊さん?」「倒れたついでに足もんでくれない?」「ダメダメじゃーん!助太刀呼ぼうか?」など''無駄に豊富なバリエーションで''ジャックをからかう。 ---しかも前述の通り本作の難易度は結構高いので、このダクスターの発言はしばしば耳にする羽目になる。 ---ついでにジャックが喋らないタイプの主人公なのも、余計にダクスターの印象を(良い意味でも悪い意味でも)強めている。 -マップ機能がないため地形の把握が難しい。 -「遠景に見える場所にも行くことができる」など大々的に宣伝していたマップだが、実際はそういう場所は序盤の極わずかな場所のみ。というか序盤以外はそもそもその遠景の見えない地形が多い。 --シームレスに関しても序盤の数エリア以外は、ズーマーと呼ばれる乗り物でのレース風のミニゲームでの1本道移動となる(たしかにその間画面切り替えとかはないが…)。 --また、ミスト島とダイセツ山だけはシームレスに移動できない。離島と高山なので仕方ないと言えば仕方ない。 -ジャックの基本攻撃が''前方に向けて突進''。狭い足場に敵がいることも多いゲームなので、使いにくいことこの上ない。 -字幕が皆無で、キャラクターの台詞は一度しか聞けない。基本的には聞き取りやすい声質の人が多いが、極端なエコーがかかっているオラクルの像の発言はほとんど判別不可能。 --まぁ言っている内容は「オーブを持ってくればパワーセルと交換してあげる」というのが大半で、そうでなくても目的はポーズ画面から確認できるのでそこまで問題ではない。 **総評 特に眼を引く斬新なシステムを搭載している訳ではなく、基本的には既存のアクションゲームをなぞった作品である。~ しかし、全体的な作りは非常に丁寧であり、遊んでいてストレスを感じる場面がほとんどない。~ ただ、日本ではどうしてもキャラデザで引いてしまった人が多かったようで、売り上げ的に成功したとはいえず、本国でのヒットに反して2作しかローカライズされなかった。~

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