「エコー・ザ・ドルフィン」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

エコー・ザ・ドルフィン - (2015/07/19 (日) 20:48:57) の最新版との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

#contents ---- *エコー・ザ・ドルフィン 【えこー ざ どるふぃん】 |ジャンル|アクションアドベンチャー|CENTER:&image(563323_2147_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/dp/B000147KG2,height=160)[[高解像度で見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=198&file=563323_2147_front.jpg]]&br;[[裏を見る>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=198&file=563323_2147_back.jpg]]&br;&br;&amazon(B00014AW44)| |対応機種|メガドライブ&br;ゲームギア|~| |メディア|【MD】8MbitROMカートリッジ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ノボトレード|~| |発売日|【MD】1993年7月30日&br;【GG】1994年3月11日|~| |定価|【MD】6,800円&br;【GG】3,800円(各税抜)|~| |判定|なし|~| |配信|Wiiバーチャルコンソール&br;【MD】2006年12月2日/600Wiiポイント&br;Xbox Live アーケード&br;【MD】2007年8月15日/400円|~| |ポイント|イルカで和むアクションゲーム…?&br;動物保護団体のお墨付き|~| |>|>|CENTER:''エコー・ザ・ドルフィンシリーズ''&br;''I'' / [[II>エコー・ザ・ドルフィンII]] / CD| *ecco THE DOLPHIN DEFENDER OF THE FUTURE 【えこー ざ どるふぃん でぃふぇんだー おぶ ざ ふゅーちゃー】 |対応機種|ドリームキャスト|&amazon(B000069TAM)| |メディア|GD-ROM 1枚|~| |発売日|2001年1月25日|~| |定価|5,800円(税抜)|~| |判定|なし|~| *3D エコー・ザ・ドルフィン 【すりーでぃー えこー ざ どるふぃん】 |対応機種|ニンテンドー3DS|&image(http://archives.sega.jp/3d/ecco/img/img_key.jpg)| |メディア|3DSダウンロードソフト|~| |発売日|2013年6月26日|~| |定価|571円(税抜)|~| |判定|なし|~| **概要 -サイドビュー・マップ探索型のライフ制アクションADVゲーム。イルカのエコーが主人公で、竜巻に巻き込まれていなくなってしまった仲間を探して大海原を泳ぎ回るという壮大なスケールの物語が展開される。 -タイトルがどことなく『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』と似ているが、[[ソニックシリーズ]]との繋がりは無い。 **特徴 -自機がイルカ。これが一番の特徴である。 --障害物にぶつからないように泳ぐとかなりのスピードがつき、その状態では水面で大ジャンプができる。 --海中では呼吸ができないので、空気だまりや泡などで息継ぎをしないと死んでしまう。 --エコーは超音波を出して周辺のマップを確認したり、仲間やシャチなどと会話したりできる。 ---セーブは海中にあるクリスタルに音波を当てて行う。クリスタルからは攻略のヒントを得られる事もあるので、攻略の上で重要な拠点となる。 -Aボタンで音波を発射、Bボタンでダッシュ。ダッシュには攻撃判定がついている。ライフは魚を食べると回復できる。 -海中には行く手を阻む岩壁などがあり、謎解きをしてこれらをうまくやり過ごしながらステージを先へ進んでいく。 -敵を含めた登場キャラクターも、前半はみんな海洋生物。 --後半は''宇宙生物''なども登場する。 **評価点 -グラフィックが素晴らしい。青い海と海洋生物たち、なにより主人公のイルカのなめらかな動きは見応えがある。ドット絵である事を考えると、今見てもハイクオリティである。 -スピード感があり、適当にイルカを泳がせてジャンプしているだけでもけっこう楽しい。 #region(動画) #video(http://www.youtube.com/watch?v=JSTGSau_4Pg&feature=related) #endregion **問題点 -ものすごく難しい。 --例えば「岩を運ぶ」というアクションを行う場合、イルカの鼻先に岩を乗っけて目的地まで運ばなければならないのだが、サイドビューなので岩は下方向に向かって落ちようとする力が常に働いている。地面に落としてしまうと拾い上げるのは難しく、最初からやり直しになる事もしばしば。 ---後半では「一旦落として落下地点に先回り」といったアクションも要求される。 ---自機を横方向に泳がす時は横長、上下方向に泳がすと縦長のグラフィックになる。縦長状態での岩運びはとても不安定。 --全力で泳ぐと相当スピードが速くなるが、トップスピードでないと攻略できない局面などもある。目が追いつかないので、指先の感覚だけで成否を判断するほどである。 -泳ぎ回るのを純粋に楽しんでいられるのは最初のうちだけ。次第に敵の攻撃は苛烈になり、うら寂しい海底で窒息の恐怖に怯えながらのプレイにも耐えなければクリアはできない。 **総評 アクションゲームとして考えると少々ストレスの溜まる仕様であり、アドベンチャーとしては謎解きがわかりにくく、息継ぎなどの面倒な要素が多い。しかしグラフィックはたいへん美しく、クジラや大タコといった海洋生物たちも生き生きと描かれている。~ 「イルカが主人公で、海を泳ぎまわりながら謎解きをしつつ先に進むゲーム」という概要からイメージされる姿とはかけ離れた超絶難易度を誇る本作に対し、前半だけやって和むに留めるか、最後まで攻略を諦めないか。ここの違いによって評価や印象が大きく変わってくる稀有な存在である。ストーリーはかなり超展開なので、クリアまで頑張るとなると驚かされる事請け合い。 **余談 -日本版は、これでも相当に難易度を下げる方向で調整されている。ダメージ値や敵の数などが抑えられているらしい。 -本作は英国王立海洋生物保護団体の推薦状をもらっている。 --あまりのトンデモストーリーから''「断られてネタにする」事を前提にネガティブプロモーションしに行った''のだが、担当者が序盤だけ見て感動したのかあまりの難易度に屈して序盤だけで判断したのか、''本当に推薦をもらえてしまった''…という顛末らしい。 --セガの自虐癖はこの頃からあったようである。 --ヨーロッパで発売された限定生産パッケージには、Tシャツ、カセットテープの他に、この推薦状が付いていた。 **移植・続編 -1994年には3Dステージが追加された『[[エコー・ザ・ドルフィンII]]』と本作と2作目のゲームギア版、1995年には本作と2作目をセットにしたメガCD版が発売されていた。 -2014年、ニンテンドー3DSのDL配信ソフト『3D エコー・ザ・ドルフィン』として復刻された。グラフィックが立体視に対応している他は、おおむね忠実な移植作。 --立体視は雰囲気を崩さず非常に美しく仕上がっているし、気に入らなければ弱めたり切ることも可能。どうしても気になる点と言ったら、携帯機ゆえ画面が小さくなったことくらいだろう。 --立体視対応とは別に難易度緩和策として、''クイックセーブ&ロード機能と無敵モード((ダメージをいくら受けても死なないし、息継ぎせずに泳ぎ続けても窒息しない。))までが追加されている''。%%それらを駆使してすらなお難しいのだから恐ろしい。%%
このページでは、1作目、2作目及び各移植版を解説しています。 ---- #contents ---- *エコー・ザ・ドルフィン 【えこー ざ どるふぃん】 |ジャンル|アクション&br;※WiiVCではアクションアドベンチャー|CENTER:&image(563323_2147_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/dp/B000147KG2,height=160)[[高解像度で見る>https://img.atwiki.jp/gcmatome/attach/198/30/563323_2147_front.jpg]]&br;[[裏を見る>https://img.atwiki.jp/gcmatome/attach/198/29/563323_2147_back.jpg]]&br;&br;&amazon(B0B1PWP7YH)| |対応機種|メガドライブ&br;ゲームギア|~| |メディア|【MD】8MbitROMカートリッジ&br;【GG】4MbitROMカートリッジ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ノボトレード|~| |発売日|【MD】1993年7月30日&br;【GG】1994年3月11日|~| |定価|【MD】6,800円&br;【GG】3,800円(各税抜)|~| |配信|Wiiバーチャルコンソール(配信終了)&br;【MD】2006年12月2日/617Wiiポイント&br;Xbox Live アーケード&br;【MD】2007年8月15日/515円&br;Steam(海外版)&br;【MD】2010年6月20日/98円|~| |判定|なし|~| |ポイント|イルカで和むアクションゲーム…?&br;動物保護団体のお墨付き|~| |>|>|CENTER:''エコー・ザ・ドルフィンシリーズ''&br;''I'' (3D) / II / CD / Jr. / DC| //GG版は移植扱いになっていますが、ゲーム内容・ステージ構成がパズル寄りになっている下位リメイク又はアレンジ作品です。 //ストーリーこそMD版と同じですが、ハイスピードなアクションは無く、下記解説の通りとは言い難いです。 //基本情報表から落とすべきか、表自体を分けるかどうか考えています。 //軽い概要は移植項に追記しました。 //*ecco THE DOLPHIN DEFENDER OF THE FUTURE //【えこー ざ どるふぃん でぃふぇんだー おぶ ざ ふゅーちゃー】 //|対応機種|ドリームキャスト|&amazon(B000069TAM)| //|メディア|GD-ROM 1枚|~| //|発売日|2001年1月25日|~| //|定価|5,800円(税抜)|~| //|判定|なし|~| //「無印の移植・リメイク作」では無いためコメントアウト。 **概要 -サイドビュー・マップ探索型のライフ制アクションADVゲーム。イルカのエコーが主人公で、竜巻に巻き込まれていなくなってしまった仲間を探して大海原を泳ぎ回るという壮大なスケールの物語が展開される。 //-タイトルがどことなく『[[ソニック・ザ・ヘッジホッグ]]』と似ているが、[[ソニックシリーズ]]との繋がりは無い。 **特徴 -自機がイルカ。これが一番の特徴である。 --障害物にぶつからないように泳ぐとかなりのスピードがつき、その状態では水面で大ジャンプができる。 --海中では呼吸ができないので、空気だまりや泡などで息継ぎをしないと死んでしまう。 --エコーは超音波を出して周辺のマップを確認したり、仲間やシャチなどと会話したりできる。 ---セーブは海中にあるクリスタルに音波を当てて行う。クリスタルからは攻略のヒントを得られる事もあるので、攻略の上で重要な拠点となる。 -Aボタンで音波を発射、Bボタンで一定距離を突進するダッシュ、Cボタンで加速。ダッシュは攻撃判定つきで、終わり際に隙がある。ライフは魚を食べると回復できる。 -海中には行く手を阻む岩壁などがあり、謎解きをしてこれらをうまくやり過ごしながらステージを先へ進んでいく。 -敵を含めた登場キャラクターも、前半はみんな海洋生物だが、後半は''宇宙生物''なども登場する。 **評価点 -グラフィックが素晴らしい。青い海と海洋生物たち、なにより主人公のイルカのなめらかな動きは見応えがある。ドット絵である事を考えると、今見てもハイクオリティである。 -音楽もゲームの雰囲気にあった少し哀愁のある良曲に仕上がっている。 -スピード感があり、適当にイルカを泳がせてジャンプしているだけでもけっこう楽しい。 **問題点 -見た目とは裏腹に操作が難しめで、酸欠の概念もあり全体的に難易度が高く、序盤で諦めたという声も多い。 #region(難しい操作の例) -「岩を運ぶ」というアクションを行う場合、イルカの鼻先に岩を乗っけて目的地まで運ばなければならないのだが、サイドビューなので岩は下方向に向かって落ちようとする力が常に働いている。地面に落としてしまうと拾い上げる方法が分かりにくく、最初からやり直しになる事もしばしば。(但し、拾う方法は取説で解説されている。) --後半では「一旦落として落下地点に先回り」といったアクションも要求される。 --自機を横方向に泳がす時は横長、上下方向に泳がすと縦長のグラフィックになる。縦長状態での岩運びはとても不安定。 -全力で泳ぐと相当スピードが速くなるが、トップスピードでないと攻略できない局面などもある。 //目が追いつかないので、指先の感覚だけで成否を判断するほどである。 //そんなシーンは無いと思われる。最高速を要求されるのはジャンプ関連のみ。 #endregion --泳ぎ回るのを純粋に楽しんでいられるのは最初のうちだけ。次第に敵の攻撃は苛烈になり、うら寂しい海底で窒息の恐怖に怯えながらのプレイにも耐えなければクリアはできない。 --但し、見た目とのギャップで難しいと捉えられがちだが、&u(){''他の高難易度ゲームと比較して極端に難しいという程の難易度ではない。''}メガドライブの高難易度ゲームを並べた場合、簡単な部類に入るだろう。 ---最初から難しめの探索型アクションだと理解して購入した人はクリアできる程度である。 -最終局面近くで強制スクロール(壁に挟まると一発アウト)の場面があるが、ここで「コンティニューして再開した」場合、スクロールの仕方が通常と変化してしまい、抜けられないような動き方になってしまう…というバグが稀に発生する。 --一度この状態になると、パスワードを用いてそのステージの最初からやり直すしかない。 **総評 アクションゲームとして考えると少々ストレスの溜まる仕様であり、アドベンチャーとしては謎解きがわかりにくく、息継ぎなどの面倒な要素が多い。メトロイド、悪魔城ドラキュラ等の探索型アクションゲームと考えた方が近い。~ しかしグラフィックはたいへん美しく、クジラや大タコといった海洋生物たちも生き生きと描かれている。~ 「イルカが主人公で、海を泳ぎまわりながら謎解きをしつつ先に進むゲーム」という概要からイメージされる姿とはかけ離れた高難易度を誇る本作に対し、前半だけやって和むに留めるか、最後まで攻略を諦めないか。ここの違いによって評価や印象が大きく変わってくる稀有な存在である。ストーリーはかなり超展開なので、クリアまで頑張るとなると驚かされる事請け合い。 **余談 -日本版は、これでも相当に難易度を下げる方向で調整されている。ヒントや解説の追加、中間ポイント追加、敵攻撃力&敵数減少、罠減少、息継ぎ箇所追加を含むマップ調整とかなり幅広く調整され、遊びやすくなっている。 --とある海外Youtuberがこのゲームの理不尽さを面白可笑しくレビューした動画があり、日本でもかなり有名なため、未プレイ者はあの動画の鬼畜難易度イメージが根強い。しかし、動画内でも「面自体が難しいよりも、ガイドが圧倒的に不足している」と言及されている通り、アクションとして極端な問題を抱えているわけではない。それに加えて、レビュー対象は難易度の高い海外版である。 --日本版は上記の通り、ローカライズ時に調整が入っており、クリアまでの導線はキチンと整備されているので安心してプレイしてほしい。 //未プレイでゲームを知っている人(主にプレイ動画等を見てる人)にはAVGNの影響が強く、それ前提で過剰に難しく表現されてしまう事への言及。本記事の旧版もそれと思われる部分があった。 -開発時にはエコーの正式名称は「エッコ」であったものの、最終的には会社の意向で「エコー」という名前に変更されたとのこと。 -デバッグモードが充実しているため、クリアできないステージは無敵等で攻略方法を探すことも可能。 -本作は英国王立海洋生物保護団体「クジラとイルカ保存協会」(The Whale and Dolphin Conservation Society)の推薦状をもらっている。 --あまりのトンデモストーリーから''「断られてネタにする」事を前提にネガティブプロモーションしに行った''のだが、担当者が序盤だけ見て感動したのか、''本当に推薦をもらえてしまった''…という顛末らしい。 //---セガの自虐癖はこの頃からあったようである。 //これをやったのはセガの人ではく、ノボトレードの開発者 --ヨーロッパで発売された限定生産パッケージには、Tシャツ、カセットテープの他に、この推薦状が付いていた。 **移植・続編 -1994年には3Dステージが追加された続編『エコー・ザ・ドルフィンII』(判定なし、後述)、1995年には本作と2作目をセットにしたメガCD版『エコー・ザ・ドルフィンCD』(劣化ゲー判定、後述)が発売された((海外(SEGA-CD)版はカップリングはされておらず、それぞれ単独で発売されている。))。 -1994年に本作ゲームギア版、1995年に2作目のゲームギア版が発売された。 --移植となっているが、大幅にステージ構成が異なりアレンジが強い。内容はパズルゲーム寄りになっており、ハイスピードなアクションを要求する場面は無くなっているためゲームの感触が異なる。 ---ハードの性能差もあるが、ゲームギアの液晶では高速で泳ぎ回る表示が厳しかったためだと思われる。 -1995年に育脳塾((セガのキッズコンピュータ ピコの互換機。ピコの教育特化用とされた。))専用ソフト『ECCO Jr.(エコージュニアの海中宝さがし)』が発売された。 --海外では数字・図形等の理系教育ソフトであった同作を''翻訳せずに英語教育ソフトとして発売したもの''。パッケージや説明書はちゃんと日本語で製作されており、各ページの遊び方はそちらで補われている。 -1995年に「セガチャンネル」((メガドライブのケーブルテレビ・ゲーム配信サービス))で『ECCO Jr.』が配信された。難易度を大幅に下げた子供向けアクションゲームといった内容。 --日本では配信のみだったが、元々は海外でジェネシス用ソフトとして発売されたもの。 --Steamにて98円で購入可能。 -1996年にWindows95版として『エコー・ザ・ドルフィン』と『エコー・ザ・ドルフィンCD』(1作目のみ)をいいとこ取りしたハイブリッド移植版が発売された。 --詳細はCD版の移植項にて。 -2001年にはドリームキャストにてエコーの名を冠した3D作品である『ecco THE DOLPHIN DEFENDER OF THE FUTURE』が発売された。 --海外では後にPS2版も発売されている。なお、続編として『ecco II: Sentinels of the Universe』も開発されていたが、残念ながら開発中止となった。 -全シリーズ作を手掛けたAppaloosa Interactive((1996年にNovotradeから社名を変更))は映画「ジョーズ」を題材にした『[[JAWS UNLEASHED]]』も手掛けている。 -2003年、PC(Windows98SE,Me,2000,XP)向けに「セガゲーム本舗」より1作目及び2作目が配信及びパッケージ販売された。 --1996年に発売されたWindows95版と違い、こちらはROMカセット版のエミュレーションである。公式にもかかわらずエミュレータの再現度が低く、特に効果音がおかしい。 -2013年、ニンテンドー3DSのDL配信で復刻版が作られた。内容は後述。 -2019年9月19日発売のメガドライブミニの北米版・欧州版にて本作が収録された。 --また、2022年10月27日発売のメガドライブミニ2にてメガCD版(劣化ゲー判定、後述)が収録された。 -2021年10月26日に『[[セガ メガドライブ for Nintendo Switch Online>ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online]]』初期収録作品の一つとして配信された。 ---- *エコー・ザ・ドルフィンII 【えこー ざ どるふぃん つー】 |ジャンル|アクション|&amazon(B000147KGC)| |対応機種|メガドライブ&br()ゲームギア|~| |メディア|【MD】16MbitROMカートリッジ&br()【GG】4MbitROMカートリッジ|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ノボトレード|~| |発売日|【MD】1994年8月26日&br()【GG】1995年2月3日|~| |定価|【MD】6,800円&br()【GG】3,800円(各税抜)|~| |配信|Wiiバーチャルコンソール(配信終了)&br;【MD】2006年12月2日/617Wiiポイント&br;Steam(海外版)&br;【MD】2010年10月27日/98円|~| |判定|なし|~| |ポイント|イルカVSエイリアン再び&br()まさかの結末|~| |>|>|CENTER:''エコー・ザ・ドルフィンシリーズ''&br;I (3D) / ''II'' / CD / Jr. / DC| //鬱ゲー判定(2015/01/29 無断編集対策の目印用。判定欄への明記は不可) **概要(II) -イルカのエコーが世界の命運をかけて侵略異星人と戦う。そんなB級的なストーリーが衝撃だった海洋アクションゲームの続編。海外版では『ECCO THE TIDES OF TIME』のタイトルで発売された~ エコーによってヴォルテックスが倒されかつての平和を取り戻した海だったが、新たな異変の兆候はすでに…。 **特徴(II) -基本的なシステムは前作と同じである。新要素として、3D面が導入されている。 --スターフォックスなどにみられる奥スクロール型シューティングのような画面でエコーを操作し、一定数のバブルリングを潜れば突破できる。 -ステージ中では全体的にパズル要素が増えている。 --他にも「仲間に誘導してもらう」「他の動物に変身」など割とバリエーションは多い。 **評価点(II) -前作同様、またはそれ以上に進化した美しいグラフィック。イルカの描写は1作目よりもリアル寄りになっている。 -3段階の難易度選択が可能。1作目よりは幅広いゲーマーが遊びやすくなった。EASYでも簡単とは言い難い。 **賛否両論点(II) -BGMの雰囲気が前作と異なる。 --曲の完成度が低いわけではないが、全体的に暗い曲が多い。また、そうかと思えば対照的なノリのいい曲が流れるステージもある。 //ゲーム内容ではなく、EDがバットエンドというだけで賛否扱いは不適と考え、EDについては余談に移動。 **問題点(II) -やはり難易度は高めで、見た目で購入した人が楽しくクリアまで遊べるかは怪しい。 --前作も難しめだったが、本作も難しい。2面のヒントが少々わかりにくく、それ以上進めなかった人もいるかもしれない。 ---但し、説明書には上記2面の攻略法を含め、序盤の攻略ヒントが割と詳しく書いてある。 --ハードモードの場合、さらに上位の追加ステージまで出てくる。イルカで癒しを得る暇などない。 --但し、最初から難しめアクションだと分かっていれば&u(){''現代のハードなゲームと比べて極端に難易度が高いという程では無い。''}基本的に1作目よりは簡単という意見が多い。 **総評(II) 相変わらずの高難度な上、雰囲気は若干人を選ぶ。~ だが、そういう作風に魅力があるのもまた事実。手強いアクションゲームを求めているならば手を出してみるのもありかもしれない。 **余談(II) -本作のEDはグッドエンドとは言い難い内容のため、感想が分かれるものになっている。 //内容が少々異なるため、修正します。 #region(EDの内容(ネタバレ注意)) -エンディング --ラスボスを倒すと晴れてエンディングとなる。仲間たちとともに海を跳ねまわり、感謝の言葉とともにスタッフクレジットが流れ始め、その後最初のステージへと戻される。 #region(エンディング後) -ヴォルテックスクイーンを倒した時、何かが現れなかっただろうか?何か奇妙な生物が……先走って電源を落とさずに前へ進んでみよう、実はまだ続きがある。最初と同じくリングへ――― --するとエンディング後の続き「EPILOGUE」が始まる。 --アステライトとの会話を経て、CITY OF FOREVERへ――― #region ボルテックスクイーンとのタイムマシン争奪戦を経て、タイムマシンへたどり着く。~ アステライトからは破壊するように言われたが、タイムマシンを起動し消えるエコー。~ そして夜空を背景に以下のようなメッセージが表示される。 エコーは長い旅の果てにとうとうタイムマシンをみつけました。 マシンを破壊すれば全てが終わるのです。 …本当に終わるのでしょうか… 彼はアステライトの言葉を思い出します… 彼の存在自身が時間の分岐点なのです。 彼は仲間のイルカの言葉を思い出します… 彼の頭の模様は運命の印なのです。 …本当に終わるのでしょうか… 彼は全てを終えるただ一つの方法をみつけました… タイムマシンを破壊する代わりにエコーは時の扉を開くと、永遠の時間の流れの中に消えていったのです… #region(更に余談、ボルテックスクイーンについて) -日本語版では説明がカットされているが、海外版にはボルテックスクイーンの末路も描かれている。 --タイムマシンで太古の地球に辿り着いたが、周囲の生物を従える力は既に無く、地球の生態系に節足動物の祖として組み込まれた。 #endregion #endregion #endregion #endregion --また上記の内容以前に、スタッフロールが流れた後、もう少し進めると上記のエピローグ(真エンディング)があるため、スタッフロール→HOME BAYに戻された時点でクリアと勘違いして終わってしまうケースがある。 -クリア後に表示されるシークレットパスワードは、パスワード画面で入力しても弾かれて何も発生しない。 --実はこのパスワード、あるプログラムにかけるとプレイ時間やミス数や効率の良さが詳細に表示されるらしい。当時これを使用したランキング企画があったらしいのだが、大人の事情でお蔵入りとなった。 --ちなみに、デバッグモードを使用してクリアすると「こんどはコマンドをつかわずにときましょう」と表示される。 ---- //CD版がROM版と異なる部分が多いため、記事に追加します。 //既存記事部分もCD版記事追加に関わる部分と一部内容が間違っている部分を書き換えています //また、事実以上に難しさを強調されている記事であったため、該当部分も書き換えています。 *エコー・ザ・ドルフィンCD 【えこー ざ どるふぃん しーでぃー】 |ジャンル|アクション|CENTER:&amazon(B000147KGM)| |対応機種|メガCD|~| |メディア|CD-ROM 2枚|~| |発売元|セガ・エンタープライゼス|~| |開発元|ノボトレード|~| |発売日|1995年2月24日|~| |定価|4,980円(税抜)|~| |判定|BGCOLOR(khaki):''劣化ゲー''|~| |ポイント|1作目と2作目のカップリング&br;BGM差し替え&br;ローカライズがかなり手抜き|~| |>|>|CENTER:''エコー・ザ・ドルフィンシリーズ''&br;I (3D) / II / ''CD'' / Jr. / DC| //CD版は1と2のカップリングであり、「劣化ゲー」判定は1のローカライズの悪さによる。 //2については極端な問題点は無いため、「判定無し」判定が適当。カップリングの場合1と2で分割記載が可能であれば、追記。 **概要(CD) -海外で発売された、エコーザドルフィンの1作目CD版、2作目CD版をセットにして発売したもの。 -ROMカートリッジ版(以下、ROM版と記載)と比較し、色々な要素が追加されている。 -しかし、''&u(){1作目に関してはローカライズがROM版と全く異なり、直訳、会話減、ヒント減、難易度上昇。翻訳忘れもあり全体的にかなり雑になっている。}'' **特徴(CD) -BGMが全てCD音源を使用した新規BGMに差し替え。 --エコーザドルフィンの世界観に合う幻想的なBGMが収録されている。 --CD音源はQサウンドで収録されており、ステレオ環境においては立体音響になる。 ---よく勘違いされているが、Qサウンドの再生に特殊な機器や専用アンプ等は不要。 -CDの大容量を生かし、ステージやCGムービーが追加されている。 --1作目においては、オープニングデモの追加、道中ステージの追加、ムービー2本の追加が行われている。 ---ただし、''追加されたムービー2本に問題がある''(後述、問題点(CD)にて) --2作目においては、1作目のストーリーをダイジェストにした3DCGムービーが鑑賞できる。本編中数か所にクリスタルが追加されており、音波を当てると分割されたムービーが再生される。 **評価点(CD) -1作目のROM版では目的地にあっという間に到着するシーンがあるが、ここに道中ステージが5面追加されている。 --追加ステージには2作目の背景グラフィック・キャラクターが使用されている。また、2を含めてもここにしか無い新しいギミックもある。 -2作目は当時最先端の3DCGムービーが収録されており、1作目のストーリーをダイジェストで美しく表現している。(ストーリーの関係上、終盤は少々トンデモな内容になる) **賛否両論点(CD) -前述したBGMの総差し替えだが、ROM版のBGMがシーンにあった演出で好評だっただけに、好みで評価が分かれる。(CD版BGMの質が低いわけではない) -シーン切替時に読み込みが発生し、暗転シーンが少し長い事を指摘する声もある。 **問題点(CD) ***1作目について -ROM版の丁寧なローカライズと比較し、''&u(){CD版はかなり雑なローカライズ}''で発売されている。 --[[セガ名作アルバム>https://sega.jp/fb/album/11_ecco/]]でROM版のローカライズについて語られているが、これとは全くの別物。 ---ROM版において「血の通った翻訳にしたい」という理念でキャラクター性、ストーリー性を高めるために多数追加された文章は、CD版では基本的に欠落している。 --翻訳は直訳に近い物が多く、ROM版ローカライズで追加された台詞は欠落しているため、&u(){''ヒントが大幅に減る、或いはノーヒントと化す''}問題が生じている。 ---一例として、2面において岩を壊す方法、3面において流れに逆らう方法及び助けるイルカの数、4面におけるヒトデ等が''完全にノーヒントとなる。''&br;(取扱説明書はROM版の流用であり、3面まではヒントが記載されているが、一部記載がCD版ゲーム内のものと異なる) ---海外版では会話上のヒントは少ないが、代わりにステージ間のパスワード画面に日本語版には無い説明文があり、次ステージのヒントとなっている。日本語版は説明文も無いため、''CD版は海外版にあったヒントすら失われている。'' #region(ステージ間説明文の例) |&image(ecco_lagoon_eng300.jpg)|&image(ecco_lagoon_jp300.jpg)|&image(ecco_ridge_gg300.jpg)| |CENTER:海外版|CENTER:日本版|CENTER:ゲームギア版(参考)| |>|翻訳すると「海の歌は、この場所に住む石を食べる星を歌います。一匹のイルカは閉じ込められた群れのために歌う。」となり、星(スターフィッシュ=ヒトデ)で石を壊すヒントとなっている|ゲームギア版は2ページ構成になり、日本語の説明文が追加されている| //THE LAGOON「The songs of the sea sing of the stone eating stars that live in this place. A dolphin sings for her trapped pod.」&br; //翻訳すると「海の歌は、この場所に住む石を食べる星を歌います。一匹のイルカは閉じ込められた群れのために歌う。」となり、星(スターフィッシュ=ヒトデ)で石を壊すヒントとなっている。 #endregion ---一部においては、海外版の台詞に説明があるのになぜかカットされている箇所もあり、海外版よりも分かりにくくなっている。 ---ROM版は台詞にキャラクター性を付与したり、ストーリーやヒントを語らせる台詞を追加して遊びやすく配慮されているが、そういった要素は基本的に無くなっている。 ---有名な意訳「''こざかなはおいしい''」だけは採用されているので、0面だけ遊ぶと同じ翻訳だと勘違いさせられる。 --''未翻訳、字幕無しの英語ナレーション付きムービーがそのまま流れる。'' ---ストーリーや状況が詳しく解明される「THE LIBRARY」ステージにおいて、2か所の会話がムービーに差し変わっている。イルカの映像が流れ、&u(){''合計6分に及ぶ英語ナレーションが流れるが、内容が全く分からない。''} ---流石に自力で聞き取って翻訳しろというには無理のある部分である。 #region(問題のムービー) #video(https://youtu.be/87qrjW76FsA) #endregion --翻訳漏れでメッセージが英語のままになっているクリスタルが複数ある。 --ステージ「ORIGIN BEACH」の隠しメッセージの表示がおかしい。担当者が隠しメッセージを知らず、ローカライズ時に参照先がおかしくなったのだろうか? --''ROM版と比較して全体の難易度が上昇している。'' ---ROM版ではローカライズにより色々な点で難易度を下方修正されているが、CD版では海外版のままになっている模様。 ---敵の数が増加し、回復ポイントが減少、罠が増えている。 ---ROM版で救済措置として追加設置されていたギミック解除用キャラの消失。 ---前述の海外版以上のヒントメッセージ減少もあり、難易度は海外のCD版以上に上がっている。 -本編の会話台詞上に大量に誤字がある。 --具体的には3文字が文字コード間違いで違う文字が表示されており、「を→ん」「ご→ょ」「ぎ→っ」と表示されている。 #region(誤字の例) 「ごめんね…」→「''ょめんね…''」&br; 「ぼくは あとをついていくから みちを おしえて」→「''ぼくは あとんついていくから みちん おしえて''」&br; 「かぎのうたを さがせ」→「''かっのうたん さがせ''」 #endregion ---[[セガ名作アルバム>https://sega.jp/fb/album/11_ecco/]]の「[[おもいでがいっぱい>https://sega.jp/fb/album/11_ecco/memories.html]]」ページに、誤字について言及された読者メールが紹介されている。これによると、セガに問い合わせると正誤表と修正版ディスクが貰えた模様。ネット上でプレイ動画を探したが誤字のあるものしか見つからなかったので、修正版の流通量はかなり少ないと思われる。 --追加ステージ部分は処理が別なのか、上記の誤字が発生していない。 -&bold(){日本ROM版にあったステージが一つ無くなっている。} --ラスボスの女王に食べられるとROM版では「THE STOMACH」という短いステージに飛ばされ、その後再戦となっていたが、CD版では一つ前のステージに戻される。一つ前のステージはかなり長く、難しく、意地の悪いステージ構成なので戻し作業が苦行となり、難易度が上昇している。 --「THE STOMACH」は日本ROM版で追加されたもので、海外版は元々この仕様である。 ***2作目について -ROM版にあったヒントを語るクリスタルが消失していたり、最終盤に翻訳漏れ(文章が英語のまま)がある。 --但し、1作目のような致命的なヒント不足に陥るような場面ではない。 -''デバッグモードが何故か潰されており、ステージセレクト以外は使えなくなっている。'' --真面目にプレイする分には問題にならないとも言えるが、元々あった機能であり、無いと色々と不便。 --''海外CD版は使える模様。''なぜ日本CD版だけで潰されているのか理由がわからない。ローカライズ過程でバグが生じて機能ごと封印したのだろうか? **総評(CD) ***1作目 ROM版で丁寧に行われたローカライズが全く引き継がれておらず、細部の確認も甘く''ヒントの大幅欠落や翻訳漏れ等が発生している。''~ ただでさえ難しいと評されるゲームにおいてこの問題は大きく、ステージ追加等の利点があっても~ そこまで辿り着けなくなる可能性もあり、総じて劣化していると言わざるを得ない。~ 初見でCD版を遊ぶのはお勧めできないが、追加ステージの出来は中々良いのでROM版をクリアした後にプレイして欲しい。 ***2作目 CD音源を生かした新しいBGMと、当時の最先端である3DCGムービーが美しく、賛否はあるが正統なアップデート版と言える。~ デバッグモードが使えなくなっているのが残念。 **余談(CD) -海外版では1作目と2作目は別々に発売されている。 --1作目は海外ROM版に存在したバグ等の修正、日本ROM版ローカライズ時の改善点を取り込んだ、''文字通りの完全版''として発売された。 -BGMはQサウンドに対応しているが、それが何なのか、どうやって聴くのかは購入者には分からない。パッケージ裏に「''あの幻想的なBGMをすべてQサウンドで収録''」という売り文句があるが、それ以外は一切言及されていない。 --そもそも、''"あの幻想的なBGM"と言っても全BGMが差し変わっている''。どのBGMの事を言っているのかわからない。 --海外版は説明書にQサウンドの概要と正しい視聴方法等の記載がある。日本語版説明書はROM版の流用なので一切載っていない。 #region(Qサウンドについて) 簡単に解説すると、Qサウンドはステレオ環境で立体音響を実現する技術である。視聴に厳しい環境条件や特殊な機器は必要なく、ステレオ環境、左右スピーカーを等距離に設置、スピーカー左右とリスナーの高さを揃える、スピーカーが壁から3フィート(90cm程度)以上離れている事が推奨環境となっている。 #endregion -パッケージ画像は一見新規書下ろしに見えるが、よく見るとエコー以外は1作目と2作目のパッケージ画像を合成したものになっている。背景透過のエコー絵だけを新規発注したのだろうか? **移植(CD) -1996年に1作目のみWindows95版として移植された。 --CD音源、追加ステージ有、イルカの姿は2作目仕様、ローカライズはROM版ベースの一部調整(問題の英語ムービーは削除)、2作目の3DCGムービーを強引に1作目道中に追加、という独自仕様になっている。''&u(){ローカライズ的にはCD版の完成形とも言える。}'' ---3DCGムービーの挿入位置が悪く、これから起こる展開を先にムービーで見せるネタバレ仕様となっている。 --16bitアプリであるため現行の64bit環境はおろか、WindowsXP環境でも正常動作させることが難しい。 ---非公式だが海外の有志により、現行の64bit環境で動作させ、演出面の問題も解消させるパッチが配布されている。 ***メガドライブミニ2収録版について -2022年10月27日発売のメガドライブミニ2にてメガCD版が収録された。 --交換対応で配られた誤字修正版が収録されているようだが、&bold(){実機CD初期版と比較して新たな問題点があり、完全版とは言えない}状態になっている。 #region(影響が大きい変更点) -最も影響が大きい点として、「ORIGIN BEACH」「CITY OF FOREVER(2回目)」等で流れるBGMが''&u(){何故か別ステージのBGMに差し変わっており、1曲消失している}''。 --このうち上記ステージは少々特別なステージであり、プレイ上は支障がないとは言えかなり残念である。 --差し替えられているBGMは「JURASSIC BEACH」のもの。大きな場面転換シーンであり、再生される場面に意味がある曲なので、それ以前の道中5面等で流れると演出上おかしくなる。 ---全BGMの差し替えが行われている中で、この曲とOPの2曲だけがROM版BGMのアレンジであり、本来は特に意味のある選曲となっている。 --''&u(){英語版に切り替えると本来のBGMが流れる}''ので、何らかの理由で差し替えたとは考えにくく、オーディオトラックの収録ミス又は割当ミスが生じたものと思われる。 --実際に交換対応された誤字修正版の時点でこうなっていたのか、メガドライブミニ2収録時にオーディオトラックの取り違えが生じたのか、詳細は不明。 -翻訳漏れで英語のままだったクリスタルは''&u(){文章が表示されなくなった}''。 --後で直そうとして、とりあえず消して直し忘れたのだろうか? --「通行許可、鍵の歌を探せ」相当のクリスタルが無言になっている物もあるので、&bold(){プレイに支障が出る}。 -''ボルテックスクイーンに食べられても前ステージに戻されなくなった''。 --元々はCD版では前ステージ、ROM版だと専用ステージに飛ばされてクリア後に再戦となっていた。 --ここは理不尽な要素だったので、難易度緩和という意味では悪い変更とは言い切れない。 #endregion #region(その他、実機CD版と違う箇所等) -ポーズ時に文字追加(一時停止マークは無し) -最初の「PASSWORD」「NEW GAME」看板追加(日本ROM版準拠) -文字コードずれ由来の誤字は修正された。 -直訳に近い文章はそのまま。 -英語ナレーションに字幕無しのムービー2本もそのまま。 -ORIGIN BEACHの隠しメッセージ不備(てててて)もそのまま。 -スタッフロールの変更点 --長谷川亮一氏の名前が追加。(Additional Features) ---実際には長谷川氏の担当した部分は大部分が無くなっているが、ROM版のスタッフロールにあった長谷川氏部分を追加した模様。 ---実際にローカライズを担当したはずの塚本氏やSOA(セガ・オブ・アメリカ)のローカライズチームは見当たらない。 --CD版担当者一名増、広報担当者は消滅、テストプレイヤーが四名減。 ---テストが減ってるのは、全体的に確認不足に陥ってる原因の一旦か…? #endregion #region(メガドライブミニ2特有と思われる変更点) -公式HPに掲載されている取扱説明書において、ROM版説明書を流用したことで発生していた台詞の違いが修正されている。 #endregion --文章自体や敵の配置は誤字のあるCD版と同様なので、''&u(){劣化判定の主要因であるヒント減少と難易度上昇、キャラクター性が失われた問題はそのまま}''である。実機CD版の誤字さえ読み替えれば、''&u(){BGM消失やメッセージ消失という大き目の問題が増えているため、更に劣化していると言える。}'' ---- *3D エコー・ザ・ドルフィン 【すりーでぃー えこー ざ どるふぃん】 |対応機種|ニンテンドー3DS|&image(http://archives.sega.jp/3d/ecco/img/ss_key.jpg,width=250)| |メディア|3DSダウンロードソフト|~| |開発元|エムツー|~| |発売日|2013年6月26日|~| |定価|571円(税抜)|~| |判定|なし|~| |>|>|CENTER:''エコー・ザ・ドルフィンシリーズ''&br;I ''(3D)'' / II / CD / Jr. / DC| |>|>|CENTER:''[[セガ3D復刻プロジェクトシリーズリンク>セガ3D復刻プロジェクトシリーズ]]''| **概要(3D) -1作目の、おおむね忠実な移植作。グラフィックが立体視に対応している。 --立体視は雰囲気を崩さず非常に美しく仕上がっているし、気に入らなければ弱めたり切ることも可能。どうしても気になる点と言ったら、携帯機ゆえ画面が小さくなったことくらいだろう。 --立体視対応とは別に難易度緩和策として、''クイックセーブ&ロード機能とスーパードルフィンモードが追加されている''。 ---スーパードルフィンモードを有効にするとエコーが無敵になり、体当たりで敵にダメージを与えられ、息継ぎせずに泳ぎ続けても窒息しない。 ---これにより、本作最大の難点であった難易度の高さが大幅に緩和され、非常に取っつき易くなっている。謎解きに関しては変更されていないが、息継ぎの心配も無いので焦らず落ち着いてプレイできるだろう。 -海外版も合わせて収録されており、切替が可能。 --敵が多く、ダメージが大きく、回復や呼吸ポイントが少なく、ステージ内のコンティニューもない高難易度版である。 --日本語ローカライズ時に大幅なプログラム変更をしていたため、3D化作業が共通化できず作業量が2倍になってしまったとインタビューで語られている。

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: