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*パワプロクンポケットシリーズ |>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |>|GB|[[パワプロクンポケット]]|『パワプロ5』の外伝。全ては極亜久高校から始まった物語。初代から彼女が死ぬ・NTR展開等パワポケ節は炸裂している。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット2]]|後に続いていくプロ野球編の原点。モグラーズで1軍目指して勝ち抜け。「裏サクセス」の原型・戦争編も初登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|GBA|[[パワプロクンポケット3]]|初代の主人公がサイボーグに改造される。最後は亀田と殴り合い。初代悪の組織プロペラ団とも決着。&bold(){×練習○金で強くなる主人公。}|BGCOLOR(khaki):不安定| |>|~|[[パワプロクンポケット4]]|神隠しを防ぐべく離島高校の弱小野球部が甲子園を目指す。過去作のキャラが出てくるRPG風「裏サクセス」も本格登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット5]]|プロ野球編再び。スター野球選手の主人公はモグラーズ2軍の選手と体が入れ替わってしまう。俺ペナ、鬼鮫コーチ初登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット6]]|GBAパワポケ完成形の一つにしてストーリーの転換期。「裏サクセス」は本編のBAD ENDの後日談。ほるひす初登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット7]]|ヒーローと「別の正義」に焦点を当てた恵まれたシナリオに立ちはだかる異次元野球。何故か野球パートは『6』から劣化。|なし| |>|~|[[パワポケダッシュ]]|カード野球オンリー。小学生向けを謳いながらシナリオに自重無し。縦読みのあの子は伝説の幕開け。裏サクセスはローグライク。|なし| //||Switch|パワポケダッシュ|『パワプロクンポケットR』の早期予約特典。&color(red){2021年11月25日発売予定。}|| |>|DS|[[パワプロクンポケット8]]|シリーズ最強の主人公がモグラーズ改めホッパーズに入団! サイボーグとアンドロイドとキミと。新ハード故に野球パートは調整不足。|BGCOLOR(khaki):不安定| |>|~|[[パワプロクンポケット9]]|3つのサクセスが楽しめる野球バラエティ。シナリオは『7』の後日談でもある。DSでは珍しくシナリオが単体で完結している。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット10]]|3Dになって大きく改善された野球パートの裏で、野球バカの主人公では付いていけない超能力者の少女の悲哀。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット11]]|裏社会の話が増加した、シリーズ総決算の戦争バラエティ。不快な新要素魔人システム。真主人公&bold(){しあ~ん。}一方で「裏サクセス」は洗練された。|なし| |>|~|[[パワプロクンポケット12]]|野球ゲームの中で野球ゲームをするフリーター。裏社会の抗争はまだ続く。&bold(){メロンパン入れとなっております。}|なし| |>|~|[[パワプロクンポケット13]]|裏社会物から一転、ドン底から「逆襲」する高校球児の王道シナリオに。裏サクセスはパワポケRPGの完成形の一つ。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット14]]|極亜久高校から始まった物語も魔球リーグで完結。札侍・トツゲキ甲子園は概ね好評。&bold(){いつの時代でも、最後は子供がヒーローさ。}|なし| |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''リメイク''| |>|GBA|[[パワプロクンポケット1・2]]|『6』をベースにした『1』と『2』をリメイク。綺麗なグラフィック、能力相応の強さになった野球マスク。詳細は各作品参照。|なし| //|>|Switch|パワプロクンポケットR|&color(red){2021年11月25日発売予定。}|| **関連作品 |''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |N64|[[実況パワフルプロ野球5]]|スピンオフ元。パワポケ1の表の物語に該当する。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''ゲスト出演''| |PS|[[実況パワフルプロ野球'99]]|「冥球島」モードで極亜久高校、大東亜学園、聖皇学園が登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |DC|[[実況パワフルプロ野球 DreamcastEdition>実況パワフルプロ野球'99#id_d598b3a2]]|「冥球島」モードで極亜久高校、大東亜学園、聖皇学園が登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |GC/PS2|[[実況パワフルプロ野球10超決定版 2003メモリアル>実況パワフルプロ野球10#id_c7f59865]]|超決定版にあるサクセスオールスターズで『パワポケ1~5』のキャラが登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |GC/PS2|[[実況パワフルプロ野球12]]|『パワポケ8』のサブキャラ輝星也の出典。世界観の繋がりはなし。&br;チャンピオン大会モードで極亜久高校と日の出高校が登場。|BGCOLOR(lightsteelblue):賛否両論| |PS3/PSV|[[実況パワフルプロ野球2013]]|『パワポケ3』の鋼毅、アンヌ、アルベルト・『パワポケ8』の鬼鮫コーチが登場。|BGCOLOR(paleturquoise):改善*| |PS3/PS4/PSV|[[実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル]]|『パワポケ3』の鋼毅、アンヌ、凡田大介が登場。|なし| ---- **概要 -『[[実況パワフルプロ野球シリーズ]]』の任天堂製携帯ゲーム機における姉妹シリーズ。略称は『パワポケ』等。 --''『[[パワポケ甲子園]]』シリーズは内容が異なっており、シリーズには含まれていない。'' **特徴 -パワプロシリーズにある選手育成モード「サクセス」を重視したつくりになっており、主に選手を作ることを目的としたゲームである。 --初代の仮タイトルは「パワフルプロ野球ポケットサクセス外伝」であり、最初から選手育成を中心とする方向性が定められていた。 --作成した選手はパスワードが発行され、同時期の据え置き機作品(1作目なら『[[実況パワフルプロ野球6]]』と『実況パワフルプロ野球99(開幕版・決定版)』)でパスワードを入力するとその選手を使用できるようになる。 -そのため野球ゲームというよりも、様々な選択肢を選んで進めるアドベンチャーゲームに近く、シナリオを進めて強い選手を作るのがこのゲームの主な目的である。 -このサクセス以外にも、本家と同じような「ペナント」や「キャンプ」、またサクセス内でのミニゲームをプレイする「ミニゲーム」など様々なモードがある。 --初代はサクセス以外には『対戦』と選手データやその選手のパスワードを確認する「データ」しかなかったが、シリーズが進むにつれてこれらのモードが追加されていった。 -パワプロプロダクション((『7』以前はダイヤモンドヘッド。))開発となっているが、実際は本家パワプロとは異なるメンバーが開発しており、「パワポケチーム」と呼ばれる。~ 作風の違いがサクセスだけでなく、ある程度共通化できそうな野球部分にまで影響していたのはこのためである(ハードの違いもあるため共通化しようがなかったのも事実だが)。 --ゲーム内容も特徴的だが公式Webサイトも本家パワプロとは似ても似つかない非常に特徴的な作りであり、一時期はユーザーからのメッセージに開発者が直接回答する「しつもんコ~ナ~」なるものを設けていたこともある。~ これがまた非常にフリーダムであり、基本的に適当な回答なのに突如マジレス風の回答をしてみたり、非常に危うい質問に非常に危うい答えを返したりとカオスなことになっていた。~ 現在ではコナミ内のWebサイト整理に伴って全ての作品のサイトは閲覧不能になってしまっているのが惜しまれる。(WayBackでの閲覧は可能。[[参考リンク>https://wikiwiki.jp/pawapoke/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF]]) **最大の特徴・シナリオ 野球ゲームのはずなのだが、''野球ゲームとは思えないあまりにもぶっ飛んだ展開''で進むのがパワポケ最大の特徴である。~ -一生懸命野球の練習をして優勝ハッピーエンド、などという''普通の明るい野球ゲームのシナリオなぞパワポケではほぼ存在しない''。いや、正確には''確かにそういう流れが正史だが(例外あり)、間違いなく野球と関係ない大事件に主人公が巻き込まれて野球どころではない''((当然だが実際には野球をすることになる))。 -世界を裏から牛耳ろうとする組織と戦う、神隠しの呪いを解くため残された時間を奔走、ぶつかった拍子に相手と体が入れ替わり順風満帆な人生からどん底、時間犯罪者を追いかけ未来からタイムスリップ、正義の味方を名乗るヒーローの不正義を暴くために対決、テロ組織の陰謀を阻止するために犯人を追うetc…。これはすべて歴代主人公のうち誰かの説明である。 -主人公以外のイベントでも謀殺・復讐・寝取り・二股・自殺・拷問・呪い・八百長・近親愛・麻薬中毒・人体実験・ドーピング問題・精神崩壊・サイボーグ・クローン・超能力者・テロ・巨大ロボット・企業間戦争・経済戦争・タイムパラドックス・人類の間引き…と何でもあり。特にランダムイベントの多さとリセットによるペナルティの酷さは半端じゃなくようやく多少、少しはマシになってきたところで終わってしまった。 -が、これらの超展開の中にあっても、''最終的には野球で解決するという更なる超展開も多数存在する''。パワポケは「野球バラエティ」なのだから。 -サクセスには大量のイベント・フラグが仕込まれており、本家パワプロ以上に「アドベンチャーゲーム」寄りになっている。ランダム要素が多すぎ --エンディングも各チームメイトや彼女ごとに用意されており、イベントを最後まで見るとクリア後にエピローグとして各エンディングが追加される。 --それらは一度見れば『アルバムモード』で再度視聴できるようになる。アルバムコンプを目指すのも楽しみの一つ。 -''作品全ての世界観・時系列が繋がっている''という大きな特徴がある。&br()新作が出ても前作までの設定や世界がリセットされず、『1』から((厳密に言えば、パワポケシリーズの原点は本家シリーズであるパワプロの『5』である。この作品のみパワポケシリーズと世界観を共有しており、その2年目が『パワポケ1』の1年目となっている。事実、登場こそしないが「パワプロ」の登場人物である矢部昭雄が設定に組み込まれている))『14』までで実に30年以上が経過している。 --そのため『3』のサイボーグ技術と『8』での世界への技術の蔓延、『6』の歴史改変、『7』の戦隊ヒーローの登場、『10』の超能力者開発と「ワギリバッテリー」の発明による企業間戦争の勃発と激化、『11』での「巨悪」誕生など、''世界観を崩壊させかねない出来事でさえ全て続編へと受け継がれ''ストーリーが作られている。 --『8』でサイボーグ技術が軍事目的に転用され、『10』で超能力が開発されたことをきっかけに、バトル漫画のような展開も増えた(ルートによっては全く影も形も無かったりするが)。~ 「重力制御」「攻撃が当たれば殺せる」等、チートレベルのキャラが増え、一部のシナリオでは戦闘力のインフレが凄まじいことになっている。 -過去作のキャラも、成長したり落ちぶれたりして再登場したりする。幸せになったり、不幸せになったりと人間模様も様々。大抵ロクな目に遭わないため、各キャラの幸せを祈るファンからは「むしろ再登場してくれるな」と思われている場合が多い。 -過去作から貼られている伏線も膨大なものであり、各作品が複雑に絡み合った様子はカオスの一言。過去作をやらなくても楽しめるが、やっていると2倍・3倍に面白くなる。 --そのため野球ゲームであるにもかかわらず、シナリオの[[考察Wiki>https://wikiwiki.jp/pawapoke/]]が存在し現在も稼動中。 -以上の事情から、公式でも「野球だけのゲームではない」という意味合いで「''野球バラエティ''」として本シリーズをジャンル付けするようになった(『8』以降)。 **彼女シナリオ -作品には必ず6人ほど彼女にできるキャラが存在し、イベントを上手に消化していけば彼女にすることができる。 -この彼女シナリオが''異常に濃い''。 --幼馴染・クラスメート・マネージャーはもちろん、妹(義理・''実妹''((最終的に別れるシナリオしかないため問題は無い)))・''孫''((アルバムで「おばあちゃんと同じ名前の孫」が登場。明らかにアウト。))・女子高生・中学生(いずれも''社会人編'')・ツンデレ・悪の組織の団員・サイボーグハンター・お嬢様・女将・未亡人・巫女・ヤクザの箱入り娘・ストーカー・犬・女社長・忍者・怪盗・精霊・幽霊・宇宙人・戦闘用人造人間・生物兵器・最終兵器… -当然シナリオも普通に進むわけがなく、本編以上に様々な事件や困難が発生する。あまりにも濃すぎていったい何のゲームしているのか分からなくなるのはよくあること。 **鬱要素 -努力しても報われなかったり、理不尽な目にあったり、どうしようもない現実を突きつけられたりと、キツイ場面も非常に多い。&br()そのため友情・努力・勝利といった本家パワプロからは似ても似つかないシナリオから「鬱ゲー」とも呼ばれる。 --人も死ぬ。彼女であろうとも死ぬ。そして主人公も死ぬ。''既に死んでいる人間''も何人か居る。 --「人生は明るいことばかりではないから。それをゲームでも体現した」とはスタッフの言葉。 -しかし、そんな鬱展開が話題になることが多いパワポケシリーズであるが、''鬱展開だけのゲームでは決してない''。~ あくまでバッドエンドルートでの話であり、グッドエンドルートではそれらの鬱展開をぶち壊すほどに爽快な展開が待ち受けていることも実に多いのだ。 **裏サクセス メインサクセス(通称「表サクセス」)のほかに、条件を満たすとプレイできる「裏サクセス」がある(このほかにも短時間で終る「ミニサクセス」、試合のみで選手を作る「グッピー」「トツゲキ甲子園」がある)。 -『2』から導入され、『4』にて裏サクセスの名称がついた。 -『10裏』などは表サクセスとは同一世界((『14』から数万年後、人類が宇宙に進出し、地球の文明は滅んだ超未来。ただし『14』のBADエンド後とも言われている。))とも言われているが繋がりは殆ど語られず、各作品ごとに独自のシナリオが展開される。 --本編のキャラが別の役割で登場し、剣と魔法で戦ったり、忍者になって派閥争いしたり、全員中学生となって宇宙人に立ち向かったりする。 -''ほぼ確実に野球とは関係なしに進行して''((例外としてパワポケ6の裏サクセス『しあわせ島編』だけは一応野球をやっている。ただしこのシナリオは公式の正史に組み込まれており、裏サクセスとみなされること自体が少数派である。))、選手となる「野球人形」を作成する。 **その他 2021年2月26日に電ファミニコゲーマーに[[インタビュー記事>https://news.denfaminicogamer.jp/interview/210225z]]が掲載された。 2021年6月16日の[[Nintendo Direct>https://youtu.be/CD9y3cNJI1k]]にて、「パワプロクンポケットR」の発表が行われた。内容は「パワポケ1・2」と同内容+新サクセスの追加の模様。「新作は出さない」とアナウンスされた通り、ストーリーなどには手を出していないようだ。
*パワプロクンポケットシリーズ |>|''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''ナンバリング''| |>|GBC|[[パワプロクンポケット]]|サクセスは『[[パワプロ5>実況パワフルプロ野球5]]』の外伝。全ては極亜久高校から始まった。初代から展開次第で彼女が死ぬなどのパワポケ節が炸裂。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット2]]|後に続いていくプロ野球編の原点。モグラーズで1軍目指して勝ち抜け。「裏サクセス」の原型・戦争編も初登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|GBA|[[パワプロクンポケット3]]|初代の主人公がサイボーグに改造される。最後は亀田と殴り合い。初代悪の組織プロペラ団とも決着。''×練習○金で強くなる主人公。''|BGCOLOR(khaki):不安定| |>|~|[[パワプロクンポケット4]]|神隠しを防ぐべく離島高校の弱小野球部が甲子園を目指す。過去作のキャラが出てくるRPG風「裏サクセス」も本格登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット5]]|プロ野球編再び。スター野球選手の主人公はモグラーズ2軍の選手と体が入れ替わってしまう。俺ペナ、鬼鮫コーチ初登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット6]]|GBAパワポケ完成形の一つにしてストーリーの転換期。「裏サクセス」は本編のBAD ENDの後日談。ほるひす初登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット7]]|ヒーローと「別の正義」に焦点を当てた恵まれたシナリオに立ちはだかる異次元野球。&br;野球自体の難易度も高めで、試合中もそれ以外もバグが多いが、シリーズの傾向の変化を決定付けた。&br;『パワポケ』らしい作品であり、すなわち''ゲームができてうれしいな し あ わ せ。''|なし| |>|DS|[[パワプロクンポケット8]]|シリーズ最強の主人公がモグラーズ改めホッパーズに入団! サイボーグとアンドロイドとキミと。新ハード故か野球パートは調整不足。|BGCOLOR(khaki):不安定| |>|~|[[パワプロクンポケット9]]|寂れた商店街を救うさすらいのナイスガイ編。シナリオは『7』の後日談でもあるが、DSでは珍しく単体でも完結した作りに。&br;『7』と『8』の野球パートと『7』と『ダッシュ』の勉強システムなどの失敗を活かし汚名返上。&br;バンザイシステムの影響で、初代の頃の選手育成のキレを大きく発揮した。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット10]]|3Dになり大きく改善された野球パート。サクセスは王道の高校野球編。一方で彼女候補は自殺したり超能力者だったり色々と濃い。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット11]]|裏社会の話が増加したシリーズ総決算の戦争バラエティ。不快な新要素魔人システム。真主人公''しあ~ん。''一方「裏サクセス」は洗練。|なし| |>|~|[[パワプロクンポケット12]]|野球ゲームの中で野球ゲームをするフリーター。裏社会の抗争はまだ続く。''メロンパン入れとなっております。''|なし| |>|~|[[パワプロクンポケット13]]|裏社会物から一転、ドン底から「逆襲」する高校球児の王道シナリオに。裏サクセスはパワポケRPGの完成形の1つ。&br;『10』の北乃とマイナス効果を付けられてしまう定期イベント、『11』の魔人システムなどの失敗を大いに活かして汚名返上。&br;野球パートも洗練され、キャッチコピーに恥じない完成度を誇る。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|~|[[パワプロクンポケット14]]|極亜久高校から始まった物語も魔球リーグで完結。札侍・トツゲキ甲子園は概ね好評。''いつの時代でも、最後は子供がヒーローさ。''|なし| |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''リメイク''| |>|GBA|[[パワプロクンポケット1・2]]|『6』をベースにした『1』と『2』をリメイク。綺麗なグラフィック、能力相応の強さになった野球マスク。詳細は各作品参照。|なし| ||Switch|[[パワプロクンポケットR]]|上記GBA版『1・2』の実質的なリメイク。新育成モード「サイバーバル」を搭載。レーティングはシリーズ初のCOLOR(green){''CERO:B''}となっている。|なし| |>|>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''外伝''| |>|GBA/&br;Switch|[[パワポケダッシュ]]|カード野球オンリー。小学生向けを謳いながらシナリオに自重無し。&br;Switch版は『パワプロクンポケットR』の早期購入特典としてDL配信。|なし| |>|DS|[[パワポケ甲子園]]|タイトルの通りパワポケ関連作としてリリースされたが、本編シリーズとの繋がりはない。&br()[[続編>あつまれ!パワプロクンのDS甲子園]]ではパワポケを名乗らなくなり、シリーズ作からも除外されることが多い。|BGCOLOR(khaki):不安定| **関連作品 |''機種''|''タイトル''|''概要''|''判定''| |N64|[[実況パワフルプロ野球5]]|スピンオフ元。パワポケ1の表の物語に該当する。|BGCOLOR(lightgreen):良| |>|>|>|BGCOLOR(#cccccc):''ゲスト出演''| |PS|[[実況パワフルプロ野球'99開幕版]]|「冥球島」モードで極亜久高校、大東亜学園、聖皇学園が登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |~|[[実況パワフルプロ野球'99決定版>実況パワフルプロ野球'99開幕版]]|~|BGCOLOR(lightgreen):良| |DC|[[実況パワフルプロ野球 DreamcastEdition>実況パワフルプロ野球'99開幕版#id_d598b3a2]]|~|~| |GC/PS2|[[実況パワフルプロ野球10超決定版 2003メモリアル>実況パワフルプロ野球10#id_c7f59865]]|超決定版にあるサクセスオールスターズで『パワポケ1~5』のキャラが登場。|BGCOLOR(lightgreen):良| |GC/PS2|[[実況パワフルプロ野球12]]|『パワポケ8』のサブキャラ輝星也の出典。世界観の繋がりはなし。&br;チャンピオン大会モードで極亜久高校と日の出高校が登場。|BGCOLOR(lightsteelblue):賛否両論| |PS3/PSV|[[実況パワフルプロ野球2013]]|『パワポケ3』の鋼毅、アンヌ、アルベルト・『パワポケ8』の鬼鮫コーチが登場。|BGCOLOR(paleturquoise):改善*| |PS3/PS4/PSV|実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル|『パワポケ3』の鋼毅、アンヌ、凡田大介が登場。&br();''ソシャゲに該当すると判断されたため、当Wikiでは執筆禁止。''|''&color(#F54738){執筆禁止}''| ---- **概要 -『[[実況パワフルプロ野球シリーズ]]』の任天堂製携帯ゲーム機における姉妹シリーズ。略称は『パワポケ』等。 **特徴 -パワプロシリーズと同様に実在のNPB球団・選手を収録し、それを利用した対戦モードなどをプレイできる。~ 選手育成モード「サクセス」も存在するが、本シリーズではシナリオを重視したつくりになっており、野球ゲームというよりもアドベンチャーゲームに近い内容である。 --初代の仮タイトルは「パワフルプロ野球ポケットサクセス外伝」であり、最初からサクセスに重きを置いた方向性が定められていた。 --作成した選手はパスワードが発行され、同時期の据え置き機作品(1作目なら『[[実況パワフルプロ野球6]]』と『実況パワフルプロ野球'99(開幕版・決定版)』)でパスワードを入力するとその選手を使用できるようになる。 -このサクセス以外にも、本家と同じような「ペナント」や「キャンプ」に加え、またサクセス内でのミニゲームをプレイする「ミニゲーム」など様々なモードがある。 --初代はサクセス以外には『対戦』と選手データやその選手のパスワードを確認する「データ」しかなかったが、シリーズが進むにつれてこれらのモードが追加されていった。 -ゲーム内容もだが公式Webサイトも特徴的な作りであり、一時期はユーザーからのメッセージに開発者が直接回答する「しつもんコ~ナ~」なるものを設けていたこともある。~ これがまた非常にフリーダムであり、基本的に適当な回答なのに突如マジレス風の回答をしてみたり、非常に危うい質問に非常に危うい答えを返したりとカオスなことになっていた。~ 現在ではコナミ内のWebサイト整理に伴って全ての作品のサイトは閲覧不能になってしまっているのが惜しまれる([[WayBackでの閲覧は可能>https://wikiwiki.jp/pawapoke/%E5%A4%96%E9%83%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF]])。 **パワプロとの関係について -パワプロプロダクション((『7』以前はダイヤモンドヘッド。))開発となっているが、『パワプロ5』以降は本家にあまり関わっていない((上層部から制作の方針で分裂させられたと語っている。パワプロ2013から再び復帰。))メンバーが開発しており、こちらは「パワポケチーム」と呼ばれる。~ 作風の違いがサクセスだけでなく、ある程度共通化できそうな野球部分にまで影響していたのもこのためである(ハードの違いもあるため共通化しようがなかったのも事実だが)。またこの理由で『5』以降で登場したパワプロシリーズではおなじみの早川あおいはサクセス中に一切登場しない''隠し選手扱い''であり、猪狩守すらも''『2』以降はろくに登場しない''などシリーズのスピンオフにしてはかなり異色…というか末期はほぼ雰囲気だけ引き継いだ別作品((当時の本家も時系列が繋がっていたため、簡単にキャラが出しにくかったのも原因ではある。))となっていった。~ こうした独自色を強く押し出した作風はファンを増やした一方で結果的に本家ファンとの分断が起きてしまい、挙句の果てには''本家派とパワポケ派で対立が起きる''などの事態を招いた一面もある。勿論だが両方ともそれぞれの魅力があり、簡単に比較できる物ではない。 -パワプロ側も、『パワポケ1』発売直後に発売された『‘99』では極亜久商業にパワポケキャラが登場したことがあったものの、『9』では全て未登場となり、『10決定版』のサクセスオールスターズ以降はパワポケキャラが登場することはほぼ無くなり、繋がりがほぼ断たれた。~ 『13』では極亜久商業にパワポケキャラではない追加キャラが登場するなど、別の道を歩んでいる。 -パワプロアプリへの実装も初期は2013に登場していた鋼とアンヌのみで、長らく追加されなかった。~ これに関しても「実装してほしい」という意見もあれば、「別作品なのだから実装してほしくない」という意見もあり、意見が割れている。~ 現在ではパワポケキャラもだいぶ増えたが、大抵はコラボという形を取っており、やはり別作品であることが強調されている。 --また『7』の花丸高校がアプリで実装された際は『7』以外のキャラもいたものの、パワポケファンを中心に賛否が分かれたためか、パワフェスに実装された際にはそれらがいなくなっている。 -現在でもパワフェス等でパワポケファンがパワポケのチームを増やすよう要求する((特に上述の極亜久商業をパワポケ仕様にする要求は揉めやすい))ことや、パワプロアプリの歴代投票でパワプロファンvsパワポケファンの構図になることが多い((2023年末時点で5回行われているが、第2回以外はベスト2がパワプロキャラvsパワポケキャラの構図となっている。また3位から下は中間投票で公表されるので、途中の結果を見て残っている2人のうちどちらに入れるかを決められる仕様も相まって作品対決となりやすい))ことなど、あまり関係が良好とは言えない。 **最大の特徴・シナリオ 野球ゲームなのだが、''全体的に野球と関係ない要素があまりにも多い''のがパワポケの特徴である。~ 冷静に見れば本家も野球ゲームとしては突っ込み所が多い((最新作ではピラミッドの建築をして選手を鍛えたりしている。もはや意味不明。))のだが、''本シリーズのせいでそれらが霞んで見える''ほど。~ メインの話もシリーズ初期はまだ大人しかったが、作品を追うごとに徐々に本家よりダークな展開が多くなっている。~ -一生懸命野球の練習をして、優勝してハッピーエンド…というあらすじだけ聞けば王道なシナリオも結構あるのだが、パワポケの場合は蓋を開けてみるとそこにたどり着くまでに''野球と関係ない大事件に主人公が巻き込まれ野球どころではない''((もちろん実際には野球をすることになるのであるが…。))事が多い。一部の作品では''ネット上で野球ゲームをするだけ''でもはや''主人公が現実で野球をしていない''話を出し、賛否両論ともなった。 -世界を裏から牛耳ろうとする組織と戦う、神隠しの呪いを解くため残された時間を奔走、ぶつかった拍子に相手と体が入れ替わり順風満帆な人生からどん底、時間犯罪者を追いかけ未来からタイムスリップ、正義の味方を名乗るヒーローの不正義を暴くために対決、テロ組織の陰謀を阻止するために犯人を追うetc…。これはすべて歴代主人公のうち誰かの説明である。 -サクセスには多くイベント・フラグが仕込まれており、本家以上に「アドベンチャーゲーム」寄りになっている。反面、''彼女攻略の運要素''や''マイナスイベントの多さ''など難易度がやたらと高い。''試合に負けると即ゲームオーバー''になる事もパワポケでは割と頻繁にある(やり直しは一応5回まで可能だが)。シリーズ末期でようやく少し難易度がマシになってきたところで終わってしまった。 --エンディングも各チームメイトや彼女ごとに用意されており、イベントを最後まで見るとクリア後にエピローグとして各エンディングが追加される。 --それらは一度見れば「アルバムモード」で再度視聴できるようになる。アルバムコンプを目指すのも楽しみの一つ。 -''作品全ての世界観・時系列が繋がっている''という大きな特徴がある。 --『1』から((厳密に言えば、本シリーズの原点はパワプロ『5』である。この作品のみパワポケと世界観を共有しており、その2年目が『パワポケ1』の1年目となる。))『14』までで実に30年以上が経過している。本家の[[パワプロシリーズ>実況パワフルプロ野球シリーズ]]も話の繋がりがあり正史自体も存在するのだが、こちらは''時系列がバラバラ''であったり''パラレルの話が多い''などかなり複雑のため、パワポケシリーズの方がシンプルに分かりやすい((ただし、1作目から追っている場合に限る。))点が魅力。 --そのため『3』のサイボーグ技術と『8』での世界への技術の蔓延、『6』の歴史改変、『7』の戦隊ヒーローの登場、『10』の超能力者開発と「ワギリバッテリー」の発明による企業間戦争の勃発と激化、『11』での「巨悪」誕生など、''世界観を崩壊させかねない出来事でさえ全て続編へと受け継がれ''ストーリーが作られている。 --『8』でサイボーグ技術が軍事目的に転用され、『10』で超能力が開発されたことをきっかけに、バトル漫画のような展開も増えた(ルートによっては全く影も形も無かったりするが)。 --「重力制御」「攻撃が当たれば殺せる」等、チートレベルのキャラが増え、一部のシナリオでは戦闘力のインフレが凄まじいことになっている。 --もちろんこれらは良い面ばかりでもなく、シナリオの深みが増す一方で次第に作品の長期化によって新規ユーザーが全くついていけなくなってしまうなど結果的にシリーズ終了の1つの原因にもなってしまっていた。 -過去作のキャラも、成長したり落ちぶれたりして再登場する事が非常に多い。幸せになったり、不幸せになったりと人間模様も様々。しかしパワポケの場合は大抵ロクな目に遭わないため、各キャラの幸せを祈るファンからは「むしろ再登場してくれるな」と思われている場合が多い。 -過去作から張られている伏線も膨大なものであり、各作品が複雑に絡み合った様子はカオスの一言。過去作をやらなくても楽しめる作品は割とあるが、やっていると2倍・3倍に面白くなる。 --そのため野球ゲームであるにもかかわらず、シナリオの[[考察Wiki>https://wikiwiki.jp/pawapoke/]]が存在し現在も稼動中。 -以上の事情から、公式でも「野球だけのゲームではない」という意味合いで「''野球バラエティ''」として本シリーズをジャンル付けするようになった(『8』以降)。 **彼女シナリオ -作品には必ず6人ほど彼女にできるキャラが存在し、イベントを上手に消化していけば彼女にすることができる。 -この彼女シナリオが''異常に濃い。'' --幼馴染・クラスメート・マネージャーはもちろん、妹(義理・''実妹''((最終的に別れるシナリオしかないため問題は無い)))・''孫''((アルバムで「おばあちゃんと同じ名前の孫」が登場。明らかにアウト。))・女子高生・中学生(いずれも''社会人編'')・ツンデレ・悪の組織の団員・サイボーグハンター・お嬢様・女将・未亡人・巫女・ヤクザの箱入り娘・ストーカー・犬・女社長・忍者・怪盗・精霊・幽霊・宇宙人・戦闘用人造人間・生物兵器・最終兵器…。 -当然シナリオも普通に進むわけがなく、本編以上に様々な事件や困難が発生する。あまりにも濃すぎていったい何のゲームしているのか分からなくなるのはよくあること。 **鬱要素 -努力しても報われなかったり、理不尽な目にあったり、どうしようもない現実を突きつけられたりという場面が多い。 --人も死ぬ。彼女であろうとも選択肢を間違えると死ぬ。そして主人公も死ぬ。''既に死んでいる人間''も何人か居る。 --「人生は明るいことばかりではないから。それをゲームでも体現した」とはスタッフの言葉。 -とはいえそれらの展開が話題になるパワポケシリーズであるが、もちろん''鬱展開だけのゲームではない。''~ あくまでバッドエンドでの話であり、グッドエンドルートではそれらをぶち壊すほどに爽快な展開が待ち受けていることも多い。 -本家は本家でメインキャラが正史ではろくな結末を辿らなかったりしている事が結構あるので、この点に関してはむしろ最終的に救われている事も多いパワポケの方がマシな部分もある。 **裏サクセス メインサクセス(通称「表サクセス」)のほかに、条件を満たすとプレイできる「裏サクセス」がある(このほかにも短時間で終る「ミニサクセス」や、試合のみで選手を作る「グッピー」「トツゲキ甲子園」がある)。 -『2』から導入され、『4』にて裏サクセスの名称がついた。 -『10裏』などは表サクセスとは同一世界((『14』から数万年後、人類が宇宙に進出し、地球の文明は滅んだ超未来。ただし『14』のBADエンド後とも言われている。))とも言われているが繋がりは殆ど語られず、各作品ごとに独自のシナリオが展開される。 --本編のキャラが別の役割で登場し、剣と魔法で戦ったり、忍者になって派閥争いしたり、全員中学生となって宇宙人に立ち向かったりする。 -''ほぼ確実に野球とは関係なしに進行して''((例外としてパワポケ6の裏サクセス「しあわせ島編」だけは一応野球をやっている。ただしこのシナリオは公式の正史に組み込まれており、裏サクセスとみなされること自体が少数派である。))、選手となる「野球人形」を作成する。 **余談 2021年2月26日に電ファミニコゲーマーに[[インタビュー記事>https://news.denfaminicogamer.jp/interview/210225z]]が掲載された。 2021年11月10日にTwitterにて突然告知があり、Apple MusicやSpotifyなどで『パワプロクンポケット』シリーズ作品16タイトルのオリジナルサウンドトラックが配信された。

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