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CONTRA FORCE」を以下のとおり復元します。
*CONTRA FORCE
【こんとらふぉーす】
|ジャンル|アクション|&image(http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/4/48/Contraforcecover.gif,height=160)|
|対応機種|Nintendo Entertainment System|~|
|メディア|ROMカートリッジ(容量不明)|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1992年9月30日|~|
//|定価||~|
|プレイ人数|1~2人|~|
|判定|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|
|備考|日本未発売|~|
|ポイント|処理落ち&br()グラディウス風強化&br()エイリアンなんて無かった&br()ラスボス、M字に斃れる&br()良く分からないエンディング|~|
|>|>|CENTER:''[[魂斗羅シリーズリンク>魂斗羅シリーズ]]''|

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#contents(fromhere)
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**概要
-本作は、4人の隊員がテロリストと戦う、『アークハウンド』というゲームとして開発されていたらしいが、どういう訳か『魂斗羅』として海外発売された。2人プレイ可。
-『魂斗羅』にあったエイリアンは全く登場しない。

**ストーリー
主人公のバーンズに、フォックスから電話がかかって来たとこからストーリーが始まる。
#region(英文op)
-NEOCITY 1992
-1992年 ネオシティ
-HI. IT'S ME, FOX.
-IS THAT YOU BURNS?
-もしもし、俺だ、フォックスだ。バーンズか?
-YEAH.
-そうだ。
-THE HEAD OF INTELLIGENCE
-IS IN SERIOUS TROUBLE.
-WE NEED YOUR HELP.
-諜報機関のリーダーが重大なトラブルに巻き込まれた。お前の助けが欲しい。
-OK. I'LL BE IN THE
-OLD WAREHOUSE AT THE EDGE
-OF THE HARBOR.
-分かった。埠頭の隅にある倉庫を当たってみる。
-(そして倉庫に着くが・・・)
-FOX!!
-フォックス!!
-NOW WE MUST ELIMINATE YOU,
-BURNS!
-バーンズ、今度はお前を始末してやる!
#endregion

**システム
-4人のキャラクターから選択可能。
--4人の隊員が、それぞれ、得意不得意などの個性がある。
---最初に「PLAYER SELECT」とあるが、いつでも変更可能。

-4人の主人公、コントラフォースのメンバー。
--BURNS(バーンズ)
---コントラフォースのリーダー、ハンドグレネードとサブマシンガンを使う万能タイプ。
---移動も速い方で、ジャンプ力が最も高い。
--SMITH(スミス)
---狙撃ライフルと誘導ミサイルを扱う長距離タイプ。
---移動速度は遅い方。
--IRON(アイアン)
---移動力もジャンプ力も低いが、火炎放射器、バズーカの扱いが得意。
--BEANS(ビーンズ)
---時限爆弾、地雷を扱うボンバーマン。
---移動力は最速である。

-操作は『魂斗羅』に準拠。上下左右移動、ジャンプと一般的なアクションゲームのそれ。
--『魂斗羅』にあった回転ジャンプや斜め撃ちも実装。

-パワーアップはグラディウス方式の、ゲージ制。
--それまでの『魂斗羅』とは違い、本作では道中の障害物などから出て来るパワーアップアイテムを取る。するとゲージが一つ右にズレ、選択すると対象の武器を装備する。
--武器は各キャラ3種類。他に、連射性能を上げる、回転ジャンプ中無敵になるというパワーアップがある。

-プレイ中、いつでもキャラクターを変更できる。
--「COMMAND SELECT」の画面で、残機のあるキャラクターに変えられる。ボス戦ですらできる((ただし、Stage2だけは、何故かできない。))。
---同社のタートルズに近い仕様だが、仲間の残機が尽きたら、監禁ではなくゲームオーバーとなる。
--メンバーチェンジの他に、別の仲間をAI支援キャラとして出撃させられる。さらに行動パターンも決められる。ただし、支援するのは5秒だけ。

-コンティニューは無制限。

**ステージ
-パッケージ裏にもある通り、全部で5ステージ。ただし各ステージは長め。
--本作でも、横スクロールとトップビューが交互に来るようになっている。
--本作には、復活直後の無敵点滅の際に、スクロールしないという独特の仕様がある。

#region(各ステージ詳細)
***STAGE 1:古い倉庫
-諜報機関のリーダーを救出すべく、バーンズ達は埠頭の倉庫に向かう!!
-テロリストの他にも、フォークリフトや、ベルトコンベヤー、動く足場などが出迎える。

#region(英文 1st~2nd)
-主人公
-WELL IT SEEMS LIKE WE HAVE SETTLED THIS MATTER.
-よし、これでカタがついたらしいな。
-WHERE'S THAT HEAD HONCHO FOX WAS TALKING ABOUT?
-フォックスの言っていたリーダーとやらはどこだ?
-OH NO!! THEY'RE
-GETTING AWAY BY SHIP!
-しまった!!船で逃げていくぞ!
-敵登場
-BURNS, I'M WARNING YOU!
-IF YOUR BOSS'S LIFE IS
-IMPORATANT, YOU BETTER
-NOT LEAVE!
-バーンズ、忠告しておく!もしお前のボスの命が惜しいんなら、追いかけてこないほうがいいぞ!
-HA HA HA HA ...HUM...
#endregion

***STAGE 2:敵船
-テロリストを追って敵艦に乗り込む。
-トップビューでは、ジャンプは出来ない仕様。
-倒れ方も海に落下した場合の書き込みが細かい。

#region(英文 2nd~3rd)
-主人公
-MAN! HOW COULD YOU DESTROY SUCH A HUGE SHIP?
-おい!こんなデカい船をぶっ壊すつもりか?
-敵登場
-WE'RE KEEPING HIS FAMILY.
-IF YOU WANT TO HELP THEM,
-GO TO THE MATI BUILDING.
-俺達は奴の家族をとっ捕まえてる。もしそいつらを助けたいんなら、マチ・ビルディングに行くんだな。
#endregion

***STAGE 3:夜の建築ビル
-奴が言っていたビルに向かう事にした。
-アクションステージ、ここでは8方向スクロールする。
-エレベーター、伝って移動するためのチェーンなどが盛り込まれている。シーソーに重量物を落下させて、反動で大きく飛躍する仕掛けなどもある。

#region(英文 3rd~4th)
-主人公
-..COME IN PLEASE,COME IN?
-…応答して下さい、どうぞ?
-THIS IS BLUE GROUP!
-こちらはブルー・グループ!
-...COME IN ,COME IN....
-...応答して下さい、どうぞ...
-BURNS, IT'S ME!
-バーンズ、私だ!
-敵登場
-...YOU SURVIVED!
-CONGRATULATIONS!
-...生き延びたのか!大したもんだな!
-BUT REMEMBER,YOUR
-DESTINY WILL BE PLAYED
-OUT IN THIS TOWN.
-HA HA HA ...I KNOW
-だが忘れるな、お前の運命もこの街でオシマイだ。
-ハッハッハ…そうだとも。
-WHERE YOU ARE!
-貴様、どこにいる!
-YOU'LL HAVE THE SAME FATE
-AS THE PEOPLE WHO ARE
-SLEEPING IN THAT BUILDING。
-お前もそのビルで眠ってる奴らと同じ運命を辿るんだ。
#endregion

***STAGE 4:飛行機
-奴らは街を壊滅させる手段を握っているようだ、それを追いかける事になった。
-トップビュー。
-『魂斗羅』らしく飛行機から飛行機へ、翼を渡り歩くというダイナミックなステージ。
-ボスを倒すと、そこにはプルトニウムが・・・。
-プレイヤーはそれを手にパラシュートで降り立った。

#region(英文 4th~Final)
-主人公
-THIS IS THE
-BEST PLACE TO RELAX.
-ここなら一息つけるな。
-BUT HOW COME YOU COULD
-TAKE A STRONG ITEM LIKE
-THE PLUTONIUM?
-しかし、何故プルトニウムみたいなヤバイ物を?
-敵登場
-HEY GUYS!!CONGRATULATIONS
-ON YOUR SAFE RETURN!
-BUT TIME IS
-COMING TO AN END.
-やあ諸君!!生還おめでとう!しかし、破滅の時来たれりだ。
-THE NEXT OPPONENT
-WILL BE ME,
-THE LEADER OF THIS PLAN.
-WAIT FOR ME!
-次の相手は私、今回の計画の首謀者だ。待ってろよ!
#endregion

***STAGE 5:市街戦
-ラスボスを追って、ビルの中を駆け回る。
-ガラスが割れる演出が驚かせてくれる。

#region(英文 ENDING)
-THIS SITUATION HAS
-ENDED WITH SEVERAL
-THINGS LEFT UNSOLVED.
-THE HEAD, FOX, IS STILL
-MISSING. BURNS IS 
-FEELING THAT A SUSPICIOUS
-FIGURE IS LURKING
-BEHIND HIM. BUT THERE IS
-NO DOUBT HE WILL BE
-DEVOTED TO FIGHTING.
-WHICH IS WHY WE CAN
-CALL IT BURNS DESTINY.
-この騒動はいくつかの解かれぬ謎と共に幕を下ろした。
-リーダーもフォックスも未だに行方不明。
-バーンズは背後に蠢く黒幕の存在を感じている。
-だが彼が戦いに身を投じる事に疑いはない。
-それがバーンズの運命なのだから。

-上記が本作のエンディングである。だが、フォックスはオープニングで死んでいるので、行方不明ではない。しかもバーンズは、それを見ている。さらに敵の狙いも分らず仕舞い。かなり、投げやりのエンディングとなっている。
#endregion
#endregion

**良い点
-各キャラのよく特徴の出ている特性。特に武器の差は大きく、要所々での使い分けが面白い。
--ジャンプ力の高さによって、障害を突破できたり、できなかったりするなどもある。

-ギミックが豊富な各ステージ。それぞれのステージに攻略のテーマ性があり、飽きさせない。

-支援キャラを使うのがなかなか楽しい。
--この支援キャラ。わずか5秒しか出撃しないが、呼び出すのに制限がないのでいくらでも呼べる。手間はかかるが、出し続ける事も可能。さらに最強状態まで育てたキャラは、最強のまま支援してくれる。しかも支援キャラは無敵状態で、弾も防ぐ。障害の向こうの敵を倒す時や、ボス戦で活躍させられる。

-いろいろと構造物が破壊できる。
--破壊を堪能できるという程ではないが、ステージを壊して回るのは悪くない。

-やはり音楽とグラフィックのレベルは高い。
--ステージ描写は細かく、色彩も豊か。遠景もよく描かれている。

-各キャラの顔も、プレーヤーセレクト、ステージ、デモなど用意されキャラ性を強く出している。
--ただし、IRONは同一人物に見えないのが難点。

-難易度低め。
--スタート時で、最大8人までミスする事ができる。
--最強状態に簡単になれる。
--基本的に覚えゲーなので、ある程度やり込めば、クリアは難しくない。

**難点
-処理落ち。
--敵が増えたりギミックが多いと、すぐに処理落ちする。最強状態では表示弾数も増えるので、かなり頻度が高い。
--ただ、他の『魂斗羅』シリーズと違い、そう軽快なゲーム性でもないのが救い。

-アイテム集めに遣り甲斐がない。
--敵もしくは構造物から出るアイテムを集め、パワーアップするのが本作。だが、画面から消えた敵や構造物は復活するので、同じ場所を往ったり来たりするだけで、すぐに最強状態になるだけのアイテムを集める事ができる。ステージ1の序盤から、最強状態にするのも簡単。

-謎のエンディング。
--前述のSTAGE5のエンディングを、見てもらいたい。

-『魂斗羅』ではない。
--処理落ちも含め、もっさり感のあるゲーム性。世界観もリアル寄り。操作は『魂斗羅』のそれだが、何か違うと思わざるを得ない。

**総評
各ステージのギミック、演出、書き込まれたグラフィック、音楽どれを取ってもハイレベルに作りこまれている。しかも、仲間のCPU援護射撃サポートなど、色々な試みなどもありゲーム自体は良作レベル(『魂斗羅』としてみると話は別)。~
プレイヤーが『魂斗羅』に求めるものは何か。「エイリアンとの戦い」「スピーディーなアクション」「派手な演出」…本作にはそれがなかった。しかもエンディングで訳の分からない終わり方も足を引っ張った。~
そして処理落ち。こればっかりは、ゲーム性の違い云々以前。~
元々、無関係だったゲームを無理やり『魂斗羅』にしたのが災いした((元々は『魂斗羅』というよりも、『アークハウンド』というゲームで出る予定だった。))。プレイヤーによっては黒歴史だという人もおり、賛否両論と言われた。

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