ランダムリンク(ベータ版)
更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示
(タグ一覧) (登録が多い順) (管理タグカット)
合計 - 今日 - 昨日 - 現在約-人が見ています。 総ページ数88702024-04-28 06:53:45 (Sun)
新着ページ一覧
更新履歴 最終更新日時0000-00-00 00:00:00
今日の人気ページ
昨日の人気ページ
本稿ではプレイステーションソフト『最終電車』とその続編『19時03分』の紹介をしています。 |>|>|CENTER:''[[ヴィジットサウンドノベルシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/257.html]]''| ---- #contents ---- *最終電車 【さいしゅうでんしゃ】 |ジャンル|サウンドノベル|&amazon(B00005QHOE)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売・開発元|ヴィジット|~| |発売日|1998年2月26日|~| |定価|5800円|~| |ポイント|標準やや下くらいまで増量&br()1作目の最大の欠点は解消された|~| **概要 大阪のメーカー・ヴィジットが世に出した8本のPS用ノベルゲームの1つで、同社が展開していた『ヴィジットハイパーノベル』シリーズの第2作。~ シナリオは、後に『[[ラブプラス]]』などを手掛ける故・大迫純一氏が担当。 **評価点 -グラフィックはフルCGであり、当時としてはレベルが高い。 -電車の路線図を模した「シナリオチャート」画面が用意されており、自分がどこのルートを読んでいるのかわかりやすい。 -セーブは手動だが、最大4箇所まで付箋を置いておく事ができ、再開時はその好きな所から始められる。 --後の『[[かまいたちの夜2>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/99.html]]』に同様の機能が登場したが、その先取りと言える。 -シナリオは、ホラー・ギャグ・脱出ものなど複数用意されているが、設定がそれぞれ微妙に干渉し合っており、読み返す事で様々な小ネタが仕込まれていた事を発見できる。 --例を挙げると、「恋の始発駅編」で「鎮魂の章」と「最終戦隊編」に関する小ネタが登場する。 **問題点 -シナリオのバリエーション的には富んでいるのだが、全体の分量は、PSソフトとしては多いとは言えない。 --とは言っても、シリーズ前作の『[[あかずの間>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/120.html]]』よりは遥かに豊富だが。 -基本的に選択肢を間違うと1発死にする。 -ムービースキップ機能が無い。場面が変わるたびに列車が走っているムービーが入るものだから鬱陶しい。 -全てのシナリオを読むと、後日談の隠しシナリオが始まるのだが、そのデータ上では1度しか読む事ができない。 -サウンドテストやムービー鑑賞などのおまけ機能は一切無い。 -更にPS2用ソフトとして[[移植>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/105.html]]も行われたのだが… ---- *19時03分 上野発夜光列車 【じゅうくじさんぷん うえのはつやこうれっしゃ】 |ジャンル|サウンドノベル|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売・開発元|ヴィジット|~| |発売日|1999年3月4日|~| |定価|5800円|~| |ポイント|''ヒロインは14歳''|~| **概要 大阪のメーカー・ヴィジットが世に出した8本のPS用ノベルゲームの1つで、同社が展開していた「ヴィジットハイパーノベル」シリーズの第3作。~ シリーズ前作『最終電車』のストーリー上の続編であり、シナリオも前作に引き続き故・大迫純一が担当。 **特徴 -主人公は2人用意されており、それぞれにメインシナリオとサブシナリオが1本ずつ存在する。 --隠しとして3人目の主人公が存在するが、そのシナリオは1本道である。 --男性主人公は28歳だが、''ヒロインは14歳''。 --女性主人公は、前作のヒロインと同一人物だが、前作の主人公の事は地の文で「あの人」と1度触れられただけ。交際している様子は無い。 ---因みにトゥルーエンドでは、彼女は''別の男とキスしている''。 -前作とは違い、本作は移植は行われなかった。 #region(HP上での体験版) -本作は、発売当時、ヴィジットのHP上で体験プレイが可能だった。体験といっても、現在の様なレベルのWEB体験版やダウンロード可能なものではなく、実際のストーリーと同様のノベル文章がHTMLで表示され、選択肢がリンクになっていて、クリックすることでその選択肢を選んだ場合の次の文章が表示されるページに飛ぶ、という時代を感じさせるものであった。 --この体験プレイでは本編の序盤が疑似体験でき、文章の内容は基本的に製品版と同様だが、一点だけ違う点があった。 --冒頭の男性主人公が電車に乗ってすぐケンカに巻き込まれる場面で、上手く選択肢を選んで勝利した場合、相手が逃げていく際に「土蔵破りに使うような怪しい工具」を落としていく。更に、男性主人公がそれを「何だこりゃ」とゴミ箱に捨ててしまう。 --本編をプレイしていれば、このケンカの相手の男が本編の惨劇の引き金を引いたことは確実で、この工具が貨物車への侵入の際に使用されたと容易に想像できる。冒頭のケンカで、そのために必要な道具を男性主人公が意図せず奪取・破棄してしまったということは、この後は本編の惨劇は丸ごと発生しなかった可能性が高い。 --結局、製品版では冒頭のケンカで勝利しても相手の男は何も落とさず、この一連の描写は丸ごと消えてしまった(ケンカ自体は発生するが、勝とうが負けようが一切ストーリーに影響しない)。ヴィジットのHPも自然消滅してしまった今、この一連の描写が当初どういう予定だったのかはもはや不明だが、本編とは全然異なるストーリーへと進んだのかもしれない。あるいはそれが製品版のサブストーリーで、ルート分岐方法が変わっただけなのかもしれないが。