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ネットハイ - (2016/03/06 (日) 12:22:22) の編集履歴(バックアップ)
ネットハイ
【ねっとはい】
ジャンル
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アドベンチャー(爆発炎上バトル)
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対応機種
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プレイステーション・ヴィータ
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発売元
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マーベラス
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開発元
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グルーブボックスジャパン
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発売日
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2015年11月26日
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定価
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パッケージ版:6,458円(税込) ダウンロード版:5,378円(税込)
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レーティング
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CERO:C(15才以上対象)
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判定
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良作
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概要
ネット世界を舞台にした討論バトルで、「リア充の嘘を暴く」ということをテーマにしたマーベラスの新規ADV。
インターネット上の様々な媒体を通してゴシップを集め、リア充たちの嘘を暴いて爆発炎上させていく。
…と聞くと、現実世界の「炎上」のような不愉快そのものの内容を想像されるかもしれないが、
本作の物語はそういったものとは全く異なる、まさに「王道」と呼ぶべき内容になっている。
キャラの造詣などは、グレンラガンとかキルラキルとかその辺を思い浮かべるデザインとなっている。
物語
インターネットが高度に発展した日本の架空都市が舞台。
そこでは、政府公認SNS:「ツイイッター」のフォロワー数によって人間性が評価される階級社会が構築されていた。
主人公の「俺氏」は、フォロワー数4の弱小アカウントであったが、ある事件をきっかけに立ち上がり、
高性能ナビゲーションAI:「シル」と共に、リア充たちへと戦いを挑んでいくことになる。
特徴・評価点
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本作のテーマは「リア充の嘘を暴いて爆発炎上させる」というものである。
そのため、本作のライバルキャラクターである「リア充」は、ネット上にて、必ず虚勢を張った偽の姿で登場するのだが、
バトルが進むにつれ正体を現していき、最終的には当初とは似ても似つかぬ惨めな姿が「特定」されることになる。
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しかしながら、本作の主人公はそれを馬鹿にするようなことはせず、むしろ「どうして本当の自分の姿を誇らないのか」と肯定する。
それを聞いた元リア充たちは、主人公に感謝の意を告げ、自分の在るべき場所へと帰っていく…というのが、本作の基本的な進行である。
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よって、本作にはクリア後に嫌な気分になるようなエピソードは何一つとして存在せず、
「爆発」「炎上」などといった言葉からは想像も付かないほど、読後感が良くなっている。
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本作は、要するに「逆転裁判」タイプのテキストゲームなのであるが、
「ネット世界を舞台に」「リア充を爆発させる」というテーマで、他とは一線を画している。
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世界観の根底となる、「ツイイッター」はもちろんとして、他にもレビューサイトやボーカロイド・ニコニコ動画など、
実在のネット文化をモチーフとしたものが数多く登場する。
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また、会話の節々には、ネット世界で流行ったネタが数多くちりばめられており、それに関連したCGまで出現する始末である。
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この手の「ネットネタ」と言うと、他のゲームでは制作者の受け狙い・自己満足と敬遠されることも多いが、
本作ではネット世界が舞台ということもあり、抵抗感はそこまで強くはない。
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本作のメインテーマは、「ネット世界を舞台としてリア充の嘘を暴く」というものであるが、
その軽薄さとは裏腹に、多くの社会問題を彷彿とさせるような話題も存在する。
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例えば、本作でもよく起こる「炎上」という現象に対して、主人公は一貫して否定的な立場を取る。
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またメインシナリオは、最終的に思わぬ方向へと発展していく。
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こういった、一概に奇作だと割り切れないところも、本作の魅力の一つであると言えよう。
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本作では、主人公勢に加えて合計7人の「リア充」が登場し、全7章構成で物語が展開されていく。
その全てを紹介したいところだが、長くなりすぎるため、メイン3名のみを紹介していくことにしよう。
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主人公:「俺氏」 CV.石川界人
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年齢=彼女いない歴の21歳フリーターという、典型的非リア充。体力もないコミュ障のオタク。ただし、意外と口と頭は回る。
本作では、ひょんなことからリア充たちに戦いを挑んでいくことになるが、
その行動理念は「大切な人を守るために戦う」という熱血漢そのものであり、主人公として相応しいキャラクターになっている。
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バトル時などはテンションを上げる機能によってイケイケだが、普段は気弱。
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ちなみに重度のオタクであり、初めてできた自分の好きな物について語り合える親友との会話時は「デュフフ…」とニヤけ、
その度に女性陣から「キモい」と突っ込まれている(約一名、ある意味大好評だが)。
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ヒロイン:「シル」 CV.内田真礼
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本作の主人公をサポートする、高性能ナビゲーションAI。グレーゾーンな名前だが、これはこれでちゃんと意味がある。
人工知能にも関わらず、人間世界に関して興味を持っており、様々な行動によって物語を動かしていく。
普段は主人公のことを罵りつつも、物語が進むにつれ確かな信頼関係を築いていき、要所要所で助けてくれるヒロインである。
また、罵倒しつつも当初から主人公に好意的であり、一緒に映画を見た際はデートみたいだと喜び、敵の色香に惑うと容赦ない罵倒を叩き込んでくる。
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一方で、主人公のアカウントを勝手に使用してインフラを掌握したり、他の端末に自身をダウンロードして彼女の意思抜きでは操作不能にしたりと、
ロボット三原則ガン無視の行動をやらかす場合もあるため、時にポンコツ扱いされる。
ENJバトルのサポート機能も、下手をすると法に触れることもありうるものもある。
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かわいい。
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進行役:「MC」 CV.ゆかな
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「マスター・オブ・セレモニー」。本作のバトルパートで司会進行役として登場する。
その性格は、自分が楽しめれば他人のことなど顧みないという残忍なものであるが、物語の進行と共に、ある理由で動いていることが発覚する。
事実上、第2ヒロインと言っても過言では無い存在となっており、本作の世界観に大きな影響を与えている。
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これらのメインキャラクターによって交わされる軽妙な会話は、笑いあり熱さあり涙ありというものであり、
本作の親しみやすさを大きく上げてくれている。
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その他、敵リア充たちにも「ユーチューバ―のお姫さま」「ボカロP」「女子のカリスマ」「IT企業CEO」など多彩な人物が登場する。
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敵も倒してそれで終わりというわけではなく、その後は主に友人キャラクターとして、主人公に協力をしてくれるようになる。
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声優陣にも、アニメ・ゲームなどで実績のある人々が選ばれており、全てハマり役だと好評である。
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ちなみに、モブキャラはまともな絵が用意されておらず、交通標識に描かれていそうな平面キャラを無理矢理立体化している。
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一応それぞれに外見的特徴があり、恰好などは分かるようになっている。口も目もないが。
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そのくせ、CGなどにも容赦なく登場する。もちろん、その2.5Dとでもいうべき有様で。
システム
基本的には、「逆転裁判」と同じものであり、いわゆる調査パートと対決パートを繰り返しながら、物語を進めていくことになる。
数々のミニゲームをクリアすることから、「ダンガンロンパ」的な要素も存在すると言えよう。
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本作の舞台となる「非比谷」の街を探索し、爆発炎上バトルで使えるゴシップ(証拠品)を集めるパート。
基本的には総当たりの会話部分となるのだが、その他にも様々なミニゲーム的要素が登場する。
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燃料投下ツイイート
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作中に登場するSNS:「ツイイッター」に対して、わざと炎上するような文章を投稿し、情報を集める。
間違えた書き込みを選ぶと炎上しなかったり、手の込んだ言葉で罵倒されたりする。
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ライフログサーチ
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その場所でつぶやかれたビッグデーターから必要な情報をサーチする。
バトルに必要なゴシップ以外にも、有象無象な書き込みが行われている。
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ちなみにENJバトルのソースとして認められない情報(というか違法)なので、バトルで直接その情報は使えない。
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導火線インスピレーション
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それまでに集めた情報を整理し、新たなゴシップを生み出す。例によって、間違えた際には味のある台詞が返ってくる。
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プレイ中、主人公の頭が何故か2Dアニメーションでぬるぬる動いている。
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この部分は、基本的にはパートボイスであるが、要所要所でボイスによる演出が取り入れられている。
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本作のメイン部分。リア充らが「自分はいかに社会へと貢献しているか」をアピールし、自身のフォロワーたちを奪い合う。
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基本的には、相手の発言に対して突っ込みを入れ、ここぞというところでゴシップ(証拠品)を提出する…
という、「逆転裁判」と同じシステムだと考えていただければ良いだろう。
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裁判の証拠と違い、ネットで拾った「ゴシップ」に過ぎないので、誤情報・言いがかり・主人公の思い込みなど、不確定情報がちょくちょく混ざるのも特徴。
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その他、本作オリジナルのミニゲーム的要素が存在する。
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バトルの舞台は「ニヨニヨ動画」なる動画配信サイトで、それを見ているフォロワーたちのコメントが常時流れている。
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正直バトルにおける意味は大してないのだが、バトルの状況でコメントも変化するので見て見ると意外と楽しい。時には弾幕が飛び交うことも。
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あくまで評価基準は「フォロワーがどう思うか」であるため、勢いであったとしても構わないことが特徴。
その為、時には一見正解とは言えないような選択肢が正解だったりする。
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民意先導スピーチ
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3つのフレーズを組み合わせ、爆発炎上バトルの視聴者たちに対して主張を行う。
フレーズが正解なら、民意投票(○ボタン連打)が行われ、成功すれば相手からフォロワーを奪うことができる。
--捏造リベレーション
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ゴシップを提出し、リア充の嘘を暴露する。
---選択肢を選ぶ場合や写真の場所を指定したりする場合もある。
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本音シースルー
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主人公が持つメガネに搭載されている特殊機能。相手の心の動揺から、真実に繋がる情報を引き出すことができる。
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タイム・オブ・エクスプロージョン
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爆発炎上バトルを最初から振り返り、全てのゴシップを示して相手を爆発させ、真の姿を「特定」する。
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決め台詞は「リア充め、爆発しろ!」。
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これらの過程により、リア充たちの嘘が暴かれていくと、
その度に「エクスプロージョンパーツ」と呼ばれる部分が爆発し、服装・装飾品などが変化していく。
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そしてバトルの最後には、ネット世界の虚勢ではない、現実世界での姿が「特定」されるのであるが、
その変化はどのリア充たちも意外なものであり、必見であると言える。
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直後、暴かれた嘘に幻滅するフォロワーたちのコメントが流れる。
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面白いのは、これらの「ネット上での嘘の姿」が、変装などをしている訳ではないにも拘らず現実世界でもそのままの外見として映っていること。
キャラたちの本来の所持品や外見が、リア充フィルターでそのように見えているだけという状態なのである。
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その為、あるキャラは真実の姿が別の場面でとっくに登場していたり、物理的にあり得ない現象を見せたり、といった場面が描かれる。
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本作におけるおまけモード。
バトルを終え、親交を深めた女性キャラクターたちと、タッチパネルを介したふれあいを行うことができる。
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ちなみに、主人公はモテない非リア充であるが、これはコミュ障が大体の問題で外見はそう悪くない。
その為、会話がまともに成立すれば(窮屈な環境から解き放ってくれたなどの恩義もあって)女子は好意的である。
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会話の中で選択肢を経て女の子との好感度を深めていき、それが一定回数に達すると、タッチパネルを使って女の子に触れることができる。
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トロフィーの中には「胸に100回触る」という条件のものがあったりする。
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失敗しても特にデメリットなどは無い。また、最初の1回を除いて、全てスキップすることもできる。
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成功すれば、「チートスキル」という、ゲーム攻略の助けになる能力を解禁することができる。
問題点
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推理ゲーとしては簡単すぎる。
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本作最大の問題点。この手の推理ADVは、その推理の難易度がゲームとしての面白みに直結する要素となっている。
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しかしながら本作では、「突っ込みを入れる場所が赤字で示され」「証言のたびにゴシップが3個前後まで絞られ」「サポートキャラがヒントまで与えてくれる」という至れり尽くせりの状況になっており、ハッキリ言ってゲーム性が皆無と言えるレベルにまで達してしまっている。
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前述のお助け要素である「チートスキル」も、お遊び以外で使う場面は無い。
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一応、その後のアップデートにより、「アピールの赤字が消える」「一部のゴシップ名が変更される」
という難易度上昇の処置が為されている。これで「ちょっとやりごたえがある」程度にはなる。
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ややバグが多い
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ゲーム本体のバグにより、それなりの頻度でエラー落ちをすることがある。特に報告が多いのが、2章のクリア時。
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その他、誤字脱字や、文章とボイスが一致しないなどの不具合が見受けられる。
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アップデートにより、その大半が改善されているので、今からプレイする人はパッチ推奨である。
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操作面でのテンポが悪い
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最初期のバージョンでは、○ボタンを押した時の文字送りのテンポがあまり良くない。
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また、序盤では多数のチュートリアルが挿入されるのだが、その際にいちいち寸劇が挿入され、ゲームの進行が中断されてしまう。
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その後のアップデートで、前者に関しては完全に改善され、後者に関しては簡易チュートリアルの追加などの配慮が行われている。
体験版に関しても、Ver.1.01のパッチが配信されているため、新規にプレイされる方はそちらを適用されるべきだろう。
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仕方の無いことであるが、この手のゲームの宿命として、「1回クリアすれば終わり」となってしまう。
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一応、プレイ時間としては20時間程度と、このジャンルの作品としては決して短すぎるというものではない。
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ただし、全てクリアして、改めて振り返って気づくこともあるので、確かめてみるのも手である(主にシル関係)。
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「ネット世界」が舞台ということで、どうしても合わない人が存在する。
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これは仕様上仕方が無い。ただしその逆に、合う人にとってはとことん合うタイトルではある。
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一応、用語等はゲーム中で「TIPS」として確認できるうえ、専門知識が必要となる類でも無いため、致命的な問題にはなっていない。
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ただし、このTIPSも大体どこかしら斜め方向の解説となっている(まともなのもあるが)。
総評
「リア充を爆発炎上させる」というフレーズからは想像も付かないほどの、まさに「王道」というべき推理アドベンチャーである。
システム面は、要は「逆転裁判」なのであるが、そのメインテーマの特殊性から、単純な模倣作と切り捨てることはできない。
決して粗が無いわけではないが、それを乗り越える熱さ・勢いを持った作品であると言える。
…やはり、「ネット世界を舞台にした討論バトル」ということで、どうしても人を選ぶ作品ではあるのだが、
この記事を読んで興味を持たれたのであれば、ゲーム冒頭の1章ほぼ全てが収録された体験版が配信されているので、是非とも遊んでみてほしい。
それで何か感じるものがあるならば、プレイをされてもまず後悔することは無いはずである。