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サイコニクスオスカー - (2017/12/23 (土) 16:44:11) のソース

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*サイコニクスオスカー
【さいこにくすおすかー】
|ジャンル|アクションシューティング|&image(http://flyers.arcade-museum.com/flyers_video/deco/13011001.jpg,height=210)|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|データイースト|~|
|稼動開始日|1987年|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|ロボット版グラディウス|~|

**概要
-1987年にデータイーストからリリースされたアーケードゲーム。ジャンルとしてはアクションシューティングにあたる。
-『精神兵器(サイコメカ)OSCAR』と呼ばれる人型兵器を操作し、全8面を攻略していく。
-交互プレイ。1周エンド。

**主なルール
-操作系統。
--本作はレバーと3ボタン(ショット・ジャンプ・パワーアップ)を使用する。
---レバーで自機の移動(下成分でしゃがむ)。
---ショットボタンで攻撃。
---ジャンプボタンでジャンプ。
---パワーアップボタンで画面下にあるパワーメーターで光っている箇所に応じたパワーアップを図る。

-パワーアップについて。
--ジャンプ
---自機のジャンプ力が3段階までアップする。ガンの次に重要。
--グレネード
---放物線を描く爆弾を投擲する。ミサイルと併用して2つまで装備可。
--ミサイル
---地形に沿って移動するミサイルを発射する。グレネードと併用して2つまで装備可。
--P.C.U
---自機の周りにオプションを展開させる。3体まで装備可。3種類。但し、被弾によって破壊される。
--ガン
---ショットの射程と威力が2段階までアップする。最重要装備。
--アーマー
---画面下のメーターを一周させると『ガン』が『アーマー』に変化する。2発分の耐久力。
--クイック
---『アーマー』と表示された状態でさらに一周させると『クイック』に変化する。自動連射。

-アイテムについて。
--しばらく取らずにいると消える。
---N:パワーメーターを1進める。
---M:パワーメーターを2進める。
---E:耐久力を1回復させる。但し、5まで。
---T:制限時間を延長させる。マイナスが付いているTは制限時間が減少してしまう。
---F:画面上の敵を殲滅させる。
---B:ボーナス。
---K:20集めるとエクステンド。集めた数は画面下に表示される。

-ミスについて。
--ミスの条件。
---被弾や衝突などにより耐久力が0になる。
---谷や水に落ちる。
---制限時間を超過。
--ミス後の処理
---前半では最初、後半では中間地点での再開。(但し、最終面は無条件で最初の地点に戻される。)
---パワーアップは解除される。(但し、メーターはそのまま)
---残りの自機がない状態だとコンティニュー画面に移る。

**評価点
-絶妙なゲームバランス
--本作はそれなりに難しいがパターンゲームに近く、癖の少ない操作性と相まって、しっかりと戦術・パターンを組み立てれば楽に攻略可能という絶妙な難易度で、ゲーム性はかなり作り込まれている。
--ゲームシステムは早い話が『ロボット版グラディウス』。同作と全く同じパワーアップシステムのため、『グラディウス』経験者ならすんなり入れるだろう。

-「重さ」の演出。
--主人公である精神兵器「オスカー」は、数あるロボット物の主役メカの中でもかなり細身な方だが、それに反して鈍重なため、操作に癖があるので慣れるまでが大変だったりする。しかし動作自体は非常に重量感に溢れており、小走りで移動する姿と、その度に流れるSEと相まってロボット特有の「重さ」を演出しており、ゲーム性の向上にも一役買ってくれている。
--敵サイドも全体的に動きは重く、ゲーム全体で重量感を感じることが可能。
--ゲームシステムはグラディウスを彷彿とさせるが、自機の耐久力は高く、デフォルト状態であろうと一撃食らったぐらいじゃビクともしません。
---アーマーを装備する事で更に耐久力が上がる為、本作の自機は当時の横スクロールジャンプアクションゲームの中でもかなり固い部類に入る。

**問題点
-復活の難しさ
--当時のこの手のアクションゲームで話題に挙がりやすい要素だが、ゲーム中に1度ミスると装備が剥奪され、途端に難易度が上昇してしまう。
--加えて、本作はゲージ制パワーアップを採用している為か、ミスからの立て直しは厳しく、復活パターンを構築する必要がある。

-本作のグラフィックは流石に古臭さが目立つ。

-発売タイミングの悪さ
--惜しむらくはカルノフと同年に出たことか。デコゲーとしては珍しく「変なゲームじゃない」なのが裏目に出て、インパクトと知名度で遅れを取ってしまった感はある。


**余談
-後にデコは同じくロボットゲームの『ウルフファング 空牙2001』を制作した。
-本作はファクター5が『タリカン』シリーズを制作するに当たって『魂斗羅』シリーズ等と共に影響を受けた作品と言われている。
-エンディングによれば、自機は飛行形態に変形可能だが、ゲーム上ではそうした立ち回りがない。