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忍者ハヤテ - (2012/04/23 (月) 18:12:54) のソース

このページでは『忍者ハヤテ』単独の紹介の他に、『[[タイムギャル]]』とのカップリング移植ソフト『タイムギャル&忍者ハヤテ』の紹介もしている。
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#contents(fromhere)
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*忍者ハヤテ
【にんじゃはやて】
|ジャンル|LDゲーム|~|
|対応機種|アーケード|~|
|発売・開発元|タイトー|~|
|稼動開始日|1984年|~|
|ポイント|忍者のプロにしてお茶目なハヤテの活躍|~|

**概要
1984年にてタイトーからリリースされたレーザーディスクゲーム。アニメーション製作は東映ビデオが担当。((同年にはスターンから発売された『[[クリフハンガー>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/1503.html]]』を輸入している。))~
主人公である忍者ハヤテを操作し、悪の忍者軍団の壮烈なる攻撃や罠を掻い潜りつつも、アジトである城内に潜入して捕らわれの姫を助け出すのが目的となる。~
一人プレイ専用で、全18幕のステージが用意されている。

**ストーリー
悪の忍者軍団により、姫がさらわれてしまった。この知らせを聞いたハヤテは、姫を救うべく単身で悪の忍者軍団の城に忍び込んだ。そこには無数に仕掛けられた罠、忍者軍団の強烈な連続攻撃、血に飢えた妖怪たちが待ち受けていた…。 (wikipediaから転載)

**ゲーム内容
4方向レバーとボタン1つにて操作を行う。主にレバーはハヤテの移動を行う最に、ボタンは攻撃などを行う場面で使用する~
アニメシーンの合間に「ACTION」という表示がされるので、それに従った操作をすれば次のステップに進み、タイミングが遅かったり表示とは違う操作を行ってしまうと1ミスとなる。~
指示と操作の時間差が短ければ短い程、得られるスコアが高くなり、一定スコアを満たせばエクシデンド(1UP)の恩威を受けられる。~
残機数をすべて失うか、すべての幕をクリアしてエンディングを迎えれば、ゲームオーバーとなる。

**批評点
やはりLDゲームであるが故に、完全なるパターンゲーである。初見ではかなりの反射神経を持っていないと序盤からミスする恐れが高い。~
逆に総てのACTION表示を暗記しまえば目を瞑っていてもクリア可能という極端なゲームバランスである感は否めないところ・・・と言うのは昔の作品の話。~
本作は対策として、一部選択肢が反転する(アニメも左右逆になるため事前に判別は可能)ため、実際には目を瞑ってのクリアは不可能。それでもパターンゲーには違いないが。

忍者が魔の組織から姫様を救い出すという、当時のメディアでは割とありがちな設定で、特別捻りの効かせたストーリー設定ではなく、単に主人公が悪を倒すというわかりやすい展開となっている。~
主人公のハヤテは単身で軍団に乗り込む程の凄腕忍者として描かれているが、彼自身は二重アゴでやけに濃い顔立ち、かつ「感情豊かな三枚目忍者」という性格で、一般的な忍者と比べると親しみやすいキャラ像となっている模様。と言うかぶっちゃけ『ルパン三世』(アニメ版)が元ネタと思われる。~
敵や罠に遭遇すればマヌケ顔でビビったり、ピンチに陥ると叫びながら敵に背を向けて逃走したり、と冷静沈黙という一面は少なく、数々のピンチをその場しのぎで乗り越えていくお茶目っぷりを披露してくれる。やっぱりルパ(ry~
ハヤテの格好は、なんというか田舎的な(猟師みたいな)ファッションスタイルであり、これまた一般的な忍者とはかけ離れている「らしくない」外見となっている((ただし漫画の『サスケ』や『ワタリ』、ゲームなら『影の伝説』と言うように、架空ニンジャ主人公としては珍しくは無い(本作品含め脇役忍者は普通の格好)。現代でもジャージを着たニンジャ漫画が人気だし。))。どうでもいい事だが、動く度に結構なパンチラを披露してくれるサービスシーンあり。''野郎のパンチラだが''。

作中におけるハヤテは「うがっ」「ひえええ」位の言葉しかせず、まとまった喋りは一切しない。ハヤテ以外のボイスとしてはオープニングシーンのナレーションがあるが、本作の担当声優が誰かのかは一切不明との事。~
また、忍者活劇という舞台が影響しているのか、BGMはオープニングとエンディング位にしか流れないのも特徴であろうか。

流石に大手アニメ会社が製作に関わっているだけあってアニメの質は良く、各幕のアクションシーンの躍動感が凄い。純粋なる映像エンターテイメントとして本作を見るならば、普通に完成度の高い部類に入ると思われる。

**総評
ゲームとしては所詮はLDゲームであり、暗記してナンボのゲーム性なので、その辺は決して褒められるものではない。~
その反面、親しみの沸くハヤテのキャラ像や、スタイリッシュなアクションシーンは非常に優秀で、「ゲームとしてみなければ」評価の高い一作ではある。~
しかし悲しいかな、後にタイトーからリリースされる『タイムギャル』に比べると、本作の知名度は低い現状。やはり、野郎忍者よりも、エロ可愛いおにゃのこが主役の方が好まれやすいという事なのか…?

**家庭用移植
単体としての移植は海外版メガCDでリリースされているが、国産では一切存在しない。~
オムニバス版に関しては下記参照の事。

**余談
同じくタイトーから発売されたLDゲーム『[[宇宙戦艦ヤマト]]』では、敵要塞内での戦いが本作品と同じノリだったため、「忍者ヤマト」と言う仇名を付けられたりもした。なお家庭用には移植されていない。

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*タイムギャル&忍者ハヤテ
【たいむぎゃる あんど にんじゃはやて】

|ジャンル|LDゲーム(オムニバス)|~|
|対応機種|プレイステーション&br()セガサターン|~|
|発売元|【PS】タイトー&br()【SS】エグゼコ・デベロップメント|~|
//|開発元||~|
|発売日|【PS】1996年7月5日&br()【SS】1997年1月17日|~|
|定価|【PS】6,800円&br()【SS】5,800円|~|
|ポイント|その名の通りの二本立て収録|~|

**概要
本来はオムニバスソフトだが、表記する程の情報が少ないので、こちらのページで紹介する。

その名の通り、『[[タイムギャル]]』と『忍者ハヤテ』の二本が収録されたオムニバスソフト。なお、各ハード共にCD-ROM2枚組みで、各ディスクに作品が一つづつ収録される形となっている。~
両機種共にほぼ完全移植でプレイ感覚も同様だが、勿論画像はPS,SSレベルのCGでありLD並の高画質とはいかない。~
データのセーブ機能には対応していない。~
アニメシーンだけを鑑賞できるモードも搭載されており、純粋なるアニメ作品としても楽しめる様になっている。~
両機種共に、元々の発売本数が極端に少ない事情もあって、中古価格にプレミアが発生しやすい傾向にある。よって、入手するのは決して容易ではないだろう。