【さいれんとひる ぶっくおぶめもりーず】
ジャンル | アクションRPG | |
対応機種 | プレイステーション・ヴィータ | |
メディア | PSVitaカード / ダウンロードソフト | |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント | |
開発元 | WayForward Technologies | |
発売日 | 2013年2月14日 | |
定価 |
パッケージ版:5,980円(税込) ダウンロード版:5,480円(税込) |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | クソゲー | |
シリーズファンから不評 | ||
ポイント |
まさかのアクションRPG 面白味に欠けたゲーム部分 シリーズらしさも消失 |
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SILENT HILLシリーズ |
人気ホラーアドベンチャー「サイレントヒル」シリーズのスピンオフ作品。
今作はなんとリアルタイムアクションRPGとなっており、旧作とはゲーム性から言って全く異なったものとなっている。
ランダムダンジョン、戦闘によるパラメーターの成長、ダンジョン内のトラップなど、いわゆる「ローグライク」の括りに入る内容であり、
マルチプレイによる多人数での攻略を意識したゲームデザイン、俯瞰視点のゲーム画面はサイレントヒル版『Diablo』と言った所。
『ZERO』以降の作品同様、海外企業による外注開発であり、本作は『Shantae』シリーズなどで有名なWayForwardが開発を担当している。
また、シリーズで唯一日本語吹き替えがされている作品でもある。
誕生日、不思議な本が家に届いた。
送り主の住所はサイレントヒル。
その本には、なぜか自分の過去の出来事が書かれていた。
その夜から悪夢をみるようになる。
悪夢の世界を解き進み、目覚めると現実世界が変わっていた…。
+ | その内容は… |
シリーズとしての不満
作品としての問題点
+ | ネタバレ |
シリーズが培ってきた世界観を素材に用いて、且つPSVの特性を生かした従来とは一味違うジャンルを展開しようとしたのは理解出来る。
だが、肝心のゲーム部分が面白くなく、シリーズとして見ても、小ネタこそ多いが過去作と設定や作風の乖離が甚だしい。
『Diablo』タイプのアクションRPGとしても、サイレントヒルシリーズの一作としても残念な作品になってしまった。
海外製になってから以前ほどの好評が得られていない本シリーズだが、本作はその中でも特に評価が低い。
しかし後に発表された新作『Silent Hills』は開発中止され、2022年に新作が発表されるまでシリーズは10年近い沈黙に入る事となった。
*1 しかも殴るのではなく、原作の隠し武器(技)だったビーム攻撃を放つ。勿論、男女関係なく。
*2 ギャグエンドに入った途端に画面がイラスト調になるのは『3』『ZERO』『SHATTERED MEMORIES』でもお馴染み。
*3 見た目は『SHATTERED MEMORIES』版。
*4 いわゆる「認識票」ではなく、でかでかと「犬」と書かれたタグ。勿論、”あの犬”も作中に登場している。
*5 最初の炎のゾーンのみイベントがあるが、「不思議な本が届いた」→ゾーン攻略→「本に書いた事が本当になった」というだけで、肝心のストーリーそのものが描かれているわけではない。
*6 原作は勿論のこと、『アーケード』でボスとして登場した時も、撃退するだけで倒すことはできなかった。
*7 『2』ではボスキャラだったが、本作では攻撃はせずクリーチャーを召喚するだけ。
*8 威力、攻撃範囲、耐久力のいずれも優秀。使用すると耐久力が減るが、修理すればいくらでも火を吹ける。
*9 エンディングはゾーン21以前のメモ状況で決まる為、22以降をプレイする必要は無い。ジョークエンドに必要な工芸品はゾーン25程度まで行けば手に入る。
*10 しかも「ケイティ」は本編での男性主人公の元恋人の名前でもあるのも混乱の元に。