孫悟空は中国の小説『西遊記』の登場人物である。また信仰の対象でもある。
日本での西遊記の人気、知名度は極めて高く、そのまま映像化した作品や設定を借りた作品、
あるいは西遊記をモチーフとした作品が無数に存在しており、
MUGENでもそれらの作品から孫悟空という名のキャラクターが既に複数作成されている。
また、孫悟空本人ではないが
かりんや
ソンソンなどの派生キャラクターも存在する。
余談だが、普通は英語圏では西遊記の孫悟空のことは中国語発音に準じて"Sun Wukong"と表記されるので、
英語のウェブページで"Son Goku"という表記を見つけたら何らかの日本産のキャラクターについての文章であると思って
ほぼ間違いない。
目次
- 孫悟空(ドラゴンボール)
- 孫悟空(ワールドヒーローズ)
孫悟空(ドラゴンボール)
「オッス、オラ悟空!」
概要
誰もがおなじみ『
ドラゴンボール』の主人公。孫悟空と聞かれれば
猿じゃなくこっちを思い浮かぶ人も多いだろう。
「西遊記」のパロディ色の濃かった物語序盤では妖怪変化の類のように表現されていたが、後に宇宙人であることが判明。
赤ん坊の頃に故郷が滅亡し個人用ポッドでたった一人地球にたどり着いた、というかなり
スーパーマンの影響が伺える出自を与えられた。
青年期以降の世界観の変化や舞空術を習得したことに伴い、「西遊記」を彷彿とさせる「如意棒」「筋斗雲」も使わなくなっていった。
本項目ではMUGEN内でよく見られる「サイヤ人編」以降の悟空の詳細を主に記載する。
故郷の惑星の名はベジータ。そこに住んでいたサイヤ人という
戦闘民族の数少ない生き残りの一人である。
産まれた時は戦闘力が(下級戦士の家系の生まれだということを考慮しても)かなり低く、
そのためサイヤ人たちの生業である「惑星の売買」のために大した敵のいない地球に宇宙船で送りつけられた。
その後は、本来なら成長とともに地球の生き物を滅ぼして、地球を商品として扱えるようにするはずだった。
孫悟空という名は地球に来てから育ての親に付けられた名であり、サイヤ人としての本名はカカロット。
性格は真面目で素直で天真爛漫、だが戦闘狂っぽい一面も。
息子ではなく育ての親の方の孫悟飯じいちゃんによると、幼少期には非常に凶暴だったが、
ある時、谷に落ちて頭をひどくぶつけてから温和で無邪気な性格に一変したとのこと。
この性格の変化は、本来悟空に与えられていた「命令(地球の生き物を滅ぼす)」を頭に強い衝撃を受けたことで忘れてしまったことで起きたらしい。
つまり悟空のような立場のサイヤ人は本来は産まれてすぐにマインドコントロール染みた「命令」を与えられ、それに従って生きることを強いられるようだ。
(劇場版『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』では、「頭を打たずに成長した悟空」というコンセプトのキャラであるサイヤ人の下級戦士が敵役として登場する)
趣味は修行と強いヤツと戦うことで見た目以上の大飯喰らい。
戦いが大好きではあるが、相手を殺すことには拘りが無く、戦闘不能に陥った相手を殺すことはない。
これには相手がまた強くなって、自分と戦うことを期待している部分もあるようだ。
卑怯な悪党は嫌いで、意外と冷めていて結構キレやすい。
水晶のように透き通った心を持ち、純粋な者しか乗れない筋斗雲に乗れる。
(物語後半では俗っぽい面を見せるようになったことから、この時点で筋斗雲に乗れるのか疑問を覚える読者もいるが、
「裏表がなく邪念が一切ない」という点は変わらないためか、単行本のあらすじや最終回表紙でしっかり乗れている)
サイヤ人編以降は敵に止めを刺さない場面が目立つが、実は少年時代の方が敵に容赦がなかったかもしれない。
ピッコロ大魔王編ではクリリンの仇であるためか戦った敵全てを殺しているほか、レッドリボン編でも殺した敵が何人かいる。
同著者の『Dr.スランプ』に登場した
則巻アラレに通ずる「人間的な悩みを持たない」キャラクター。
感動話やシリアスな苦悩を極端に避ける傾向のある作者の、ある意味テンプレートといえる理想的な主人公である。
少年時代はまさに天真爛漫を絵に描いたような性格だが、人との交流のない山奥で育ったため一般常識はやや欠如している。
そのため周囲の感覚とは大きく異なり、作品の世界観の推移に伴って仙人染みた人格に映って行った。
自作品に対する思い入れが希薄な作者としては珍しく、インタビューの度に多く語り一番好きなキャラクターとしても挙げている。
物語後半になるにつれて「遅れてやってくるヒーロー」役が定着し、本編への絡みが少なくなっていくように思えるが、
敵襲の数々は多くの場合が彼を起点としているため、物語に多大な影響を及ぼしている。
青年
トランクスが生きる絶望の未来では、ドラゴンボールの消滅と悟空の死が暗鬱な世界観を明示している事からもそれが窺える。
原作漫画やアニメ・ゲームなどの異なるメディアによっては微妙にキャラクターが異なる。漫画版に比べアニメは大衆向けの熱血漢になっているほか、
ジャンプアニメ伝統の引き伸ばしと中の人の演技でより大食漢で脳天気なキャラクターとなっている。また何故か
ヌードを
晒す頻度が高い。サービスカットなのだろうか。
中の人は声優業界の大御所、
野沢雅子
女史。
作中のキャラを多数演じており、差別化のためか悟空の演技では東北訛りが凄いことになっていることが多い。
悟空=訛りの印象が強く持たれがちだが、原作では殆ど標準語を話していたりする。
なお、『ドラゴンボール改』での演技では訛りはなくなっている。
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原作のあらすじ(サイヤ人編以降) |
サイヤ人編
息子 悟飯をつれて久しぶりにカメハウスで仲間と再会した悟空は巨大な気の接近を察知する。
その気の正体は実の兄 ラディッツであり、彼は悟空の出生の秘密を伝え、彼ら兄弟の正体が戦闘民族サイヤ人であると判明する。
ラディッツは、他の惑星を侵略するために悟空を仲間に引き入れようとするが、悟空は「罪もない者を殺すことはできない」とこれを拒否。
人質として悟飯を拉致された悟空は、一足先にラディッツと戦っていた ピッコロとタッグを組みラディッツに挑む。
圧倒的な戦闘力を持つラディッツに大苦戦するものの、自分が後ろから羽交い絞めにしピッコロの「魔貫光殺砲」で相討ちという形で決着。
悟空は一回目の死を迎えるが、ラディッツの言った一年後に来る自分より強いサイヤ人二人を迎え撃つために界王の星で力を磨くことになる。
一年後悟空は シェンロンへの願いで生き返るが、
界王様が帰り道にかかる時間を計算に入れていなかったためサイヤ人が地球に来襲する時刻に間に合わないことが判明し、
全速力で下界に帰還する悟空であったがその時すでに ヤムチャ・餃子・ 天津飯・ピッコロは殺されていた。
悟空は怒りを露わにしナッパを圧倒、最後は修行で会得した必殺技「界王拳」で打倒する。
しかしナッパより遥かに強い力を持つ ベジータには大苦戦。界王様から禁じられていた3倍以降の界王拳や元気玉、
更には途中参戦した クリリンや悟飯、果ては隠れていたヤジロベーまでが死力を尽くし、ようやく地球から追い返すことに成功する。
この時クリリンがベジータにトドメを刺そうとするが、悟空が再戦を強く望んだためこれを見逃し、ベジータは自分の星へと帰って行った…。
フリーザ編
ベジータとの激闘で全身包帯まみれの全治4ヵ月状態になっていた悟空だったが、1ヶ月目で仙豆をもらって全快。
ナメック星でのさらなる激闘に備え自分の昔乗ってきた宇宙船を改造してもらい、ナメック星に向かいながら100倍まである重力室で修行に励む。
その修行で以前とは比べ物にならない程のパワーアップを遂げ、ナメック星到着時には、
クリリン・悟飯を大ピンチの状態に追い込み、べジータすらも圧倒した リクーム及び バータを難なく撃破するまでになっていた。
しかし二人を戦闘不能にするだけでトドメを刺さなかった点を ベジータに甘いと指摘された。
残った隊長の ギニュー?にはその戦闘力の高さに目をつけられボディチェンジされたものの、
ギニューは慣れない体で苦戦し紆余曲折の末に体を取り戻しギニューの撃破に成功したが、体がボロボロになったので回復の為に戦線離脱。
全快した悟空は死の間際のベジータに惑星ベジータの真相を聞かされサイヤ人とナメック星人の為にも フリーザを倒すと誓う。
フリーザの予想以上の圧倒的実力の前に諦めかけながらも、限界を超えた20倍界王拳や巨大元気玉などを駆使しフリーザを倒した…。
しかしボロボロになりながらもフリーザは生きており、ピッコロの胸を撃ち抜き、さらにクリリンを爆死させる。
だがこのとき、親友を殺したフリーザへの激しい怒りにより、とうとう悟空は伝説の超サイヤ人に覚醒する。
「オレは地球から貴様を倒すためにやって来たサイヤ人…」
「穏やかな心を持ちながら、激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士…」
「スーパーサイヤ人孫悟空だ!!!」
超サイヤ人に覚醒した悟空の前にフリーザはフルパワーを発揮して応戦するが、地力の差で徐々に押されていく。
焦った挙句自らの技で自滅し下半身と左腕を失い命乞いをするフリーザに、悟空は非情になりきれず自らの気を受け渡したが、
フリーザは悟空の存在を許せず攻撃、それを悟空は迎撃しフリーザを倒す。
(実際には殺しきれずメカ化して地球にやってくるのだが…しかし、どう考えてもあの時点ではフリーザが死んだようにしか見えないので、悟空の甘さとは言い切れない)
人造人間編
フリーザとの死闘の末にナメック星の爆発で死んだかと思われた悟空だが、
とっさにギニュー特戦隊が乗ってきた宇宙船に乗り込んで脱出し、ヤードラット星へ不時着。
そこで瞬間移動を会得した後、フリーザの死闘から1年後に地球へ帰還した。
そこで出会った トランクスの警告から3年後、姿を現した 人造人間?を倒すために超サイヤ人になるが、
トランクスに告げられていた心臓病の特効薬を飲んでいなかったためにその場で症状を発生、促進させてしまい、
人造人間19号を相手に初戦敗退し自宅養生に入る。そしてこれを皮切りに半ば主人公を引退した状態となる。
再び目覚めた時は夢の中で状況を知ったらしく更なる強敵に備える為に『精神と時の部屋』で悟飯と共に修行に励む。
部屋から出たときに セルが 他の人造人間を吸収し完全体になった事を教えてもらい、セルゲームでセルと戦う。
超サイヤ人を超えた力や瞬間移動からのかめはめ波などを駆使するがセルには及ばない事を悟ると、
ギブアップし自分を超えた能力を持つ悟飯に後を託す。
というか、最初からセルを倒すのは悟飯に任せるつもりだったようだ。
この事は事前に悟飯を含めた仲間達全員に黙っていたため、ピッコロ達の批判を受け、「父親としてどうなのか」と突っ込むファンがいるほどだった。
悟飯の成長を喜んでいたという意味では父親らしいのだが…。
「みんなをビックリさせようとして思いっきり滑った」ような感がある。
悟飯が真の力を発揮するまでには時間がかかったが、覚醒した悟飯はセルを圧倒…しすぎていたぶる悟飯に、柄にもなく早くトドメを刺せなどと指摘した。
追い詰められると星ごと相手を殺そうとするベジータやフリーザの細胞を持つセルが相手ということもあり嫌な予感がしたのかもしれない。
案の定、セルは勝てない事を悟ると地球ごと巻き込む自爆で何もかも道連れにしようとしたが、悟空は瞬間移動で界王星に飛びその命を犠牲に地球を救う。
この件により悟飯は自分の驕りで父を死なせてしまったと悔やみ、ベジータは生き甲斐を見失って引退宣言してしまった
(原作では何の説明もなく7年後も修行してたが映像作品では劇場版でボージャックが登場してから戦線復帰したことになっている)。
すぐに界王様達を連れて地球へ脱出出来たんじゃないか、というのは禁句。
魔人ブウ編
セルゲームから7年後、占いババに頼み一日だけ現世に復活し天下一武闘会に出場したが 界王神とバビディの闘いに巻き込まれバビディのアジトに向かう。
そこで自分と思いっきり戦いたくてわざと洗脳されたベジータと戦うことになるがそのせいで 魔人ブウが復活してしまう。
復活したブウを一時的に食い止める為に超サイヤ人3になりブウと戦うが直ぐに戦闘を放棄し フュージョンの指導に移るが
超サイヤ人3の激しいエネルギー消耗の為この世に居れる時間が極端に減り数時間後にあの世に帰る。
その後は界王神界で現世の様子をうかがうが息子たちがピンチになったことで老界王神の命を譲り受け現世に戻る
その時偶然にも現世に戻ったベジータと再会し界王神から譲り受けたポタラで融合し ベジットとなりブウを圧倒する。
わざと吸収されブウの体内から吸収された息子たちを救い出すが、ベジータが弱体化を狙うつもりでデブブウを剥がしたことにより純粋悪のブウに戻ってしまう。
最後は界王神界で全宇宙の皆の元気を限界まで集めた超巨大元気玉でブウを細胞一つ残さず消滅させることに成功する。
魔人ブウ打倒後から数年後にそのブウの生まれ変わりである少年ウーブと強くなるために旅立つ。
後に加筆された完全版では筋斗雲に乗るウーブと幼い頃の自分を重ねるなど、セル~ブウ編で強調された「世代交代」を更に補強するまとめとなった。
このように主人公なのにZ時代からは死んだり大ケガしたり心臓病に侵されたりやっぱり死んだりで、ここぞという所でしか戦えなかった主人公。 悟空早くきてくれー!
当時のファミコンゲームではこの辺も忠実に再現されており、序盤や中盤以降でしか操作できない代わりにゲームバランス崩壊級の狂った性能を誇る事が多かった。
GT編
時系列はウーブをつれて修行に旅立って5年後のお話。原作にはないオリジナルストーリーだが、アニメではちゃんとした続編。
ウーブとの修行の最終試験を行っている頃、願いを叶えてから一年以内に揃えないと星そのものが消滅し人類滅亡となってしまうという究極のドラゴンボールを、世界征服を企むピラフが使ってしまい、そのときの願いを神龍が勘違いしたことにより、悟空は子供の姿にされてしまう。悟空は、パンとトランクスと共に、ドラゴンボールを集めるため宇宙へと旅立つ。
従来のシリーズと同じく、冒険主体のストーリーから、戦闘主体のストーリーへ移行していく構成となっており、宇宙を冒険する『究極神龍編』、サイヤ人に滅ぼされたツフル人の王の細胞から作られたベビーと戦う『ベビー編』、この世とあの世が引っ付いてしまう『超17号編』、ドラゴンボールの願いによって生み出されたマイナスエネルギーにより発生した邪悪龍と戦う『邪悪龍編』と、概ね四つ話構成となっている。
この話での悟空は子供(肉体年齢12歳)となっているためか、やや精神的に幼くなっている。また瞬間移動が使用不可になっていたり、超サイヤ人3になれる時間が極端に短くなるなど戦闘面でも制限を受けている。
しかし戦闘力の成長は続いており、超サイヤ人になっていない状態でも、 魔人ブウ以上の強さを持つリルド将軍第一形態とも互角に戦い、地獄ではパワーアップした フリーザや セルをも圧倒している。
さらに、界王神界で尻尾が再生した後は、大猿の力を制御することで従来より遥かにパワーアップした超サイヤ人4に変身できるようになった。
この形態になると、超サイヤ人3でもまったくかなわないような相手でも圧倒できるほど強くなる他、太陽の熱にも耐えられるほどになる。
だがその後、超サイヤ人4と互角やそれ以上に強い敵も現れることになる。
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超サイヤ人4の強化率 |
超サイヤ人4は公式に唯一明確なパワーアップ倍率は書かれていない。
しかし超サイヤ人3でもまったく歯が立たないベジータベビーが大猿に変身した際、超サイヤ人4の悟空は大猿ベビーと互角に戦っていたため、
3から10倍をはるかに超える強化を果たしていると思われる。(大猿=戦闘力10倍に当たるため)
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劇場版
主人公としての格、その実力の高さから多くのボスキャラを撃破している。
といっても強大な敵が多いため、原作のように一対一でラスボスに勝利というのは少なく
元気玉の応用、仲間との連携プレイ、原作ではあまり見られない戦闘形式も多く見られた。
だが、『ドラゴンボールZ』の編劇場版最終作ではアルティメット悟飯、超3ゴテンクスを軽い一撃で倒したヒルデガーンの攻撃を真っ向から受け止め
必殺技「龍拳」一発で撃破するという原作でも見られないようなゴリ押しの勝利もあったりするあたり、やっぱり悟空である。
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人格面の評価 |
上記のように自分だけでなく仲間や地球に対する脅威に対して、防衛の意識が薄めである、
とはいえ地球の危機などに対して思うところが無かったわけでなく、
セル編のラストでは「自分がいると悪い奴らを呼び寄せてしまう」とドラゴンボールで生き返ることを断り、地球の平和は息子達に託した。
魔人ブウ編でも自身が一日しかこの世にいることができない死人であることを考慮して、
本気で戦えば 魔人ブウを倒せていたにも拘らずこれからの地球のために息子達の成長を促し、倒させようとした。
しかし、結果としてそのせいで地球人はほぼ絶滅、死んだ人間はドラゴンボール任せ等の発言もある。
その後、結局息子達はブウに吸収されてしまい、自分は老界王神の命を譲り受けブウを倒し、折角セル編で 悟飯に主役の座を譲ったはずが自ら舞い戻ってしまった。
この事に関しては、悟空本人としては不本意だったらしく、 ベジータに「本当は若い者に任せたかった」と心情を吐露している(ベジータは聞く耳を持たなかったが)。
ピッコロ大魔王編でも「ドラゴンボールで生き返らせる」と 天津飯を見殺しにしようとした事がある。ピッコロ大魔王が神龍を殺した事を知って思いとどまるが。
また一般常識に欠けている為、妻子持ちなのに家族を顧みることが少なかったりと人間性には少々難がある。
ただし完全に蔑ろにしていたわけではなく、2度目の死の直前悟飯に「母さんにすまねえって言ってくれ」とチチを気遣う姿も見せている。
なお、結婚するまではチチが悟空に完全にデレデレだったのだが、悟飯誕生後、教育ママ化してしまい、悟空は恐妻家になってしまった。
尤も、人造人間編ではチチが悟空を心から心配している姿も見せており、なんだかんだで夫婦仲は良好のようだ。
余談だが、08年に公開された『DRAGONBALL オッス!帰ってきた孫悟空と仲間たち!!』において、チチに畑仕事をさせられているシーンがあったり、
アニメや映画では薪木を取るために木を倒したり、魚を取ったりと、それなりに働いているシーンもあったりする。
上記のようなこともあってか、世界を救いこそしたが悟空の人格面に対する批判は結構多かったりする。
(サイヤ人の仕事は戦闘そのものだからニート呼ばわりはある意味仕方ないが、悟空自身の育ち方も常人とはかけ離れてもいる)
しかし、これらは逆にいえばドラゴンボールのシステムや戦況を見越した上での冷静な観察眼ともいえる。
また、ドラゴンボールによる復活に関しても悟空に限った事ではなくセル編で トランクスが殺された事により我を忘れてつっこんで
結果的に悟飯を不利にしてしまった ベジータに対して「トランクスはドラゴンボールで復活できたのに!」と クリリンがベジータの行動を批判するシーンがある。
意外にも哲学的な事を語る事もあり、 フリーザに「罪のない者を次から次へと殺しやがって…」と言った後に、
「サイヤ人は罪のないものを殺さなかったとでもいうのか」と嘲笑われた際には、
「だから滅びた……」と、サイヤ人の罪を認め、彼らが滅びたのは因果応報であると結論付けている。
日本国内はいうに及ばず海外でも依然として高い人気を誇る。だが極端に心理描写が少ないため感情移入されにくい側面も持っているようだ。
元々描かれていない部分は読者・視聴者の想像に委ねる所が大きい本作品の登場人物の中でも特に際立ってその傾向が強いためと思われる。
|
「オレは怒ったぞーーっ!!!フリーザーーーーッ!!!」
戦闘能力
さすが主人公というべきか作品中での格闘センスは随一。
格上の相手との戦いでも食らいつき、同等の戦闘力を持つ相手とも互角以上に奮闘する。
ピッコロ・フリーザが使用した自動・手動で自分を追尾する技を逆手に取って自滅させる等、機転や発想に柔軟がある。
特に技の応用力に秀で、他人から拝借した技を本家以上に効率的に使う
(かめはめ波を足から撃ったり太陽拳を眼下に使い天津飯達の目を潰したり)。中でも瞬間移動+かめはめ波or気円斬は極悪すぎる
コンボ。
逆に自分で編み出した技は乏しい。原作では発案者の界王様にとっては机上の理論であった界王拳と元気玉を実際に完成させた事ぐらいか(少年時代に使用した猿拳、狂拳も一応オリジナル技だが)。
また、
ピッコロに「新必殺技とかないのか」と言われて「ない」と言っている場面もある。
次々と新しい技を会得するヒーローが多い中、物語序盤で使用した技「かめはめ波」を最後まで必殺技として使用するという稀有なヒーローである。
劇場版やアニメ『ドラゴンボールGT』では悟空自身の完全オリジナル技として「
龍拳」を使っている。
一部ゲームではかつてピッコロ大魔王を倒したパンチがこれになっていた。
ちなみに生まれたばかりの時の戦闘力は
2だった。
比較するキャラとしては、
ラディッツを猟銃で撃った地球人の農民が戦闘力
5。
スカウターで測定したものであり生体反応を戦闘力に換算するため、武装を戦闘力に換算する機能はないと思われる。
それにも関わらず地球の10倍の重力がある惑星ベジータに居てなんともない辺り、サイヤ人恐るべしと言った所か。
また、その生まれたばかりの時に
隣にいた戦闘力10000の赤ん坊を泣かし続けたことで後々大変な目にもあったりする。
異星人の血を引いていたり次から次へと新技を会得していることから天才キャラとして評価されやすいが、
作中でトップレベルの才能を持っているのは息子の
悟飯の方であり、本人の成長については努力の比重が大きい。
確かに地球人と比べれば戦闘民族サイヤ人であることは大きなアドバンテージではあるが、サイヤ人全体から見れば上記のように出生時の戦闘力が低く血統も良くない。
彼の父親であるバーダックは最終的に戦闘力10000以上に達し、
フリーザ軍の戦士を多数蹴散らしていたが、これも戦地に赴く度にボロボロになって帰ってきた結果である。
さらに年がら年中激しい修行しているにも関わらず、息子は少し修業するだけでそれをあっさり越えてしまう。事実、魔人ブウ編では悟飯の潜在能力の高さに唖然としていた。
…ただし、それは悟飯と比べた場合であり、
ベジータが言及している通り、悟空自身も相当の天才であるのは間違いない。
サイヤ人編では悟空とベジータが「落ちこぼれでも必死に努力すりゃエリートを超えるかもよ」「では、努力だけでは超えられない壁を見せてやろう」とのやり取りをしていたが、
サイヤ人の中でも王家の血を引き、子供の頃にバーダックやベジータ王の力すらも超えた天才戦士であるはずのベジータが
必死に努力しても遂に悟空に追いつけず、
悟空がベジータにとって「努力だけでは超えられない壁」そのものになってしまったのだから。
とはいえ、悟空は12歳の時点で戦闘力10であったのに対し、ベジータは5歳の時点で父親であるベジータ王の力を超えており、
また、悟空が地球上の数千年に値する界王星の修行を終えた状態でも、地球襲来時のベジータには2倍以上の戦闘力の差を付けられていた。
(一応フォローすると、DB世界では
地球の一般的な格闘家のレベルは宇宙全体では無茶苦茶低いために悟空が成長できる余地も少なかったとも解釈出来る。
どれくらい低いかと言うと…本人の項でも触れているが対
ラディッツ戦の
ピッコロの戦闘力はナメック星の戦闘タイプですらない若者の
約7分の1という始末である)
さらに、ベジータが明確に悟空をライバルとして意識したのが30歳前後の頃であり、必死に修行に打ち込み始めたのも同時期からであったにも関わらず、
超サイヤ人として覚醒し人造人間19号と戦った時には既に悟空の力を上回っていたため、先天的な素質ではベジータは悟空よりも優れていると思われる。
同じ天才同士でも2人にここまで力の差が付いてしまったのは、その性格や発想の違いから来ている部分が大きいのかもしれない。
悟空は子供の頃に頭を打ったおかげで素直な性格になり、悟飯じいちゃんや武天老師、神様、界王といった師にも恵まれ、効率の良い修行の仕方を学んだはずである。
セルゲーム開催前も、「普段から超サイヤ人の状態を維持し、肉体に負担をかけずに平常心を保つ」というベジータや
トランクスが考えもしなかった修行方法を実践している。
また、
魔人ブウ編の終盤でベジータ自身が認めているように、
ベジータが「勝つために」修行をするのに対して、悟空は「誰にも負けないために」修行をしているため、この2人の心構えの違いといったものも大きく影響していたと思われる。
MUGENでの悟空
それなりに見かけるが、何故か他のドラゴンボールキャラと比べるとあまり印象に残らない。
チームバトルでも一人だけハブられることが結構ある。別に弱いわけでもなく結構勝っているのだが…。
やっぱりMUGENでDBキャラと言えば
問題児、
王子、
若本、
宇宙の帝王、
ウルトラミラクルヒーロー、
悪魔のインパクトが強すぎるせいかもしれない。
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (SSJGoku2.gif)
有名なのは超神氏の作製した通常版と超サイヤ人版の2体だが、動画によく出てくるのは後者。
超必殺技の龍拳は攻撃力とリーチは優秀だが出だし無敵ではないので過信は禁物。
せっかく発動した3
ゲージ技の龍拳が途中で潰されることもしばしば。
どちらも結構性能が違っていてほどよい強さの
AIを搭載している。
また、通常版の悟空の
AIが亞氏によって公開されている。
かなりの強さであり、界王拳からのコンボで7~8割近く奪ってくるが界王拳の最中は
防御が極端に落ちるために火力で押し切られてしまうことも多い。
悪咲3号氏の作製した超サイヤ人3版も存在したが、現在では入手不可能である。
supermystery氏によって作られたスーパーサイヤ人孫悟空も存在している。
エネルギー弾や
サマーソルトキックなど持っており、
非常に簡単にコンボが出来るキャラである。
1ゲージ技のメテオスマッシュや3ゲージの瞬間移動かめはめ波は必見である。
2ゲージあればメテオスマッシュの締めにかめはめ波を撃ったりすることができて格好良く締めることもできる。
イージー、ミディアム、ハードの三段階の
AIがあり、
ハードは普通の
並キャラでは歯が立たないほどの強さを持っている。しかし凶というには少々弱いかもしれないが、それでも強上位相手にほとんどストレート勝ちできるほどの強さがある。
相性で強上位に負ける程度であり、相性で凶を食えるキャラといえよう。
また同氏によりさらに強力に改良された超サイヤ人悟空もいる。
supermystery氏によって作られた子供悟空もいる。
優秀なAIも搭載されており、かなりの強さを誇る。(おそらく強中位~強上位)
如意棒や筋斗雲を使えたり、瞬時に背後に回る攻撃を放ったり、エリアルコンボも繰り出したりできる。
アドバンシングガードも搭載されており、そこからかめはめ波などを放つのに使える。
かめはめ波はもちろん、
ピッコロ大魔王の胴体を突進して貫くのを再現した技や大猿変身もある。
大猿変身は大猿に変身し
スーパーアーマーが付加される。機動力はかなり遅くなるが、火力もあり相手の攻撃に打ち勝てたりゲージ技で口からエネルギー波を放ったりできるので脅威。
ただし
飛び道具でチクチク刺されるときびしい。巨大なサイズになるため
弾幕系キャラと当たると飛び道具が全弾ヒットさせられてしまう恐れがある。
なおライフが瀕死だと強制的に解除されるので使用するべき相手も考えておこう。
外国製なためか声は英語である。
SHELD氏によって海外の超サイヤ人4のキャラを改変して作られた超サイヤ人4悟空が存在する。
超サイヤ人4であるからにはかなり性能が高く、本気モードや超本気モードといったものが搭載されている。
龍拳爆発!や10倍かめはめ波といった技があり、見てて面白いキャラといえるだろう。
またとてつもないコンボがフォルダの中にあるのでダウンロードして見てはいかがだろうか。
ただし、パスワードがかけられている為入手困難。
おまけに、海外製作者に改変の許可を取っているか不明であり、動画などの使用には注意が必要である。
「オラなんだかワクワクしてきたぞ」
海外のAFという同人作品からは超サイヤ人4以降のキャラも作られている(ssj10位まで)
出場大会
視聴に支障あり
出演ストーリー
「あの地球人のように?…クリリンのことか…
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孫悟空(ワールドヒーローズ)
「おめぇの技なんか、痛くも痒くもねぇぞ!」
コピー:斉天大聖
出身地:中国・花果山
身長:1cm~可変
体重:1g(分身)~5t(岩)
誕生日:11月22日
血液型:不明
職業:えらーい坊主のお供、兼一番弟子
格闘技:如意棒術
趣味:暴れ回ること
好きな物:ケンカ、猿
嫌いな物:坊主とそのお経
知能指数:猿並?
宝物:如意棒
「他人には思えない」と
フウマに親近感を持っている。
ADKワールドでは「俺と同じ猿の格闘家がいた」と発言しており、本当に猿だと思っていたらしい。
原作性能
使い勝手のよい「飛閃棍」をメインに戦う。
また、対
必殺技当て身という希有な技「妖瓢酒」を所持している。
対飛び道具、対突進と距離を問わずに活躍するため、牽制に使える。
成功すれば
ラスプーチンの特殊技と同じように相手を小さくしてボコることが出来る。
その他にも空中専用の下降無敵技「降岩砕」や空中を飛び回れる「筋斗雲招来」等、個性的な技が豊富。
が、ほとんどの必殺技、通常攻撃の癖が強くはっきり言ってかなり扱いづらいキャラクター。
機動力は高めだが、全体的にリーチが短めで近づかなければ話にならない。
「猴天翔」は出掛かり無敵だが、
判定が出る前に無敵が切れるため対空として機能しないので実質連続技専用。
妖瓢酒は先読みしないとまず決まらず、見てから出しても潰されるのがオチ。
降岩砕は空中で6321478+K(要するに空中で一回転)と
コマンドが難しく、
筋斗雲は使用中は移動とジャンプしか出来ない。
これらの癖が強すぎる
必殺技を使いこなすのは非常に困難で、安定して振れるのは「飛閃棍」くらいしかないと言う有様である。
超必殺技「聖天舞」は自分の分身を多数発生させる技。
攻撃
判定があり、
ウロボロスのようにガードを崩したり、相手の連続技を途中で止めたりできる。
ただし、一定時間経つと相手に向かって飛んでいくがダメージは他のキャラの
超必殺技に比べると非常に低い。
ゲージがないと潰されやすいが
ゲージ付きだと発生保証もついて一気に有用度が増す。
隠しキャラクターとしては
ダン並とまでは行かないが正直名前負けした弱キャラ。
同じく
隠しコマンドで出せるキャラとは比べるべくもない。
一応、D2弱PxNというお手軽永久
コンボがあるにはあるが…。
MUGENでは死門氏が製作したものが公開されている。
また、ドラゴンボールの方より出番は少ない。
が、最近になっておまけの人氏によるAIが公開されたようだ。
今後の活躍に期待しよう!
出場大会