ベノム

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ベノム - (2014/08/21 (木) 21:48:04) の編集履歴(バックアップ)






「HAHAHAHA!!!

  よう、パーカー、

  俺のスパイダー・センスが

              刺激されてるぜ!!」

マーヴルコミックスパイダーマン』シリーズに登場するヴィラン(悪役)。
初登場は1980年代と比較的新しいキャラクターであるが、人気と知名度はスパイダーマンのヴィランの中ではトップクラス。

どこぞのホモと同じ名前だが「ヴェノム」「ベノム」どちらの表記もされており、ゲームでは「ベノム」となっている。

主な正体はカメラマンのエドワード(エディ)・チャールズ・ブロック。
これまたどこぞのホモ敬愛している人物に寄生してる奴と同じ名前だったりする。


異星の寄生生物シンビオートがスパイダーマンの蜘蛛の能力をコピーし、人間に取り憑いたことで生まれた怪物。
シンビオートに寄生されると気分が凄く良くなる。
別な言い方をすれば「最高にハイッて奴だ!!」が、性格が攻撃的になり欲望のままに行動してしまう。
弱点は高熱と高周波音、それがヴェノム自体の弱点にもなっている。

クロスオーバー作品「SECRET WARS」でシンビオートにとりつかれ、ブラックスパイダーマンとなったピーターは悪夢を見るようになり、
ファンタスティックフォーの協力で引き剥がすことに成功した。
しかしシンビオートはスパイダーマンの能力をすっかりしまい、新たな宿主に寄生してもその能力を使えるばかりか
スパイダー・センスの回避の仕方まで学習進化して身につけてしまっていた。

そんな中エディは、連続殺人鬼を追跡、その独占取材に成功し、彼の告白を大々的に公開した。
その直後、スパイダーマンが本物の殺人鬼を逮捕した為、エディは「狂人の妄言を魔に受けた」と笑い者にされ、
あげくガセネタを掴まされたとして、新聞社を解雇されてしまう。
彼はボディビルディングに打ち込むことでそのストレスを克服しようとするが、失敗に終わってしまい、
更にはこの騒動の結果、妻にも離婚され、文字通り失意の底にあった。
命を断つことも考えたがカトリック教徒であったため自殺も出来ず、教会に通い救いを得ようとしていたところシンビオートが寄生。
ヴェノムが誕生した。

能力的にはスパイダーマンのコピーであり、スパイダー・センスまで克服しているのは前述の通り。
しかし身体能力に関しては、かつての貧弱な坊やだったピーター・パーカーよりもボディビルディングで鍛えたエディの方が遥かに勝っているため、
同じ倍率で強化されたエディ=ヴェノムの方が、より強力である。つまりはスパイダーマンの天敵なのだ。

エディやシンビオートがスパイダーマンを恨む理由は完全に逆恨みだが、
本人たちは「弱者の庇護」をモットーとしており、完全な悪人ではない
何度かスパイダーマンと共に強敵と戦ったこともあり、ライバルに近い関係である。
番外編ではエディの故郷のサンフランシスコを舞台に主役を張った事もある。

ただ、スパイダーマンを倒すためには手段を選ばない(今のように人気が出てからはあまり無いが、少なくとも殺人など何件かの重犯罪を犯している)上に、他のヴィランと手を組むことも多いため、
本質的にはやはり悪――というかヴィランではある。ただし他のヴィランと違い目的はあくまで彼が悪とみなしているスパイダーマンの打倒のみであり、
金銭欲支配欲快楽等のために犯罪を犯すことはない。

ちなみにシンビオートとエディが合体した姿がヴェノムの為、一人称が「We(俺達)」になっている。
マブカプでも戦闘開始前に「We are Venom!!」と言っており、
勝利台詞の「カン違いするなよ、XXXX(パートナーの名前が入る)俺達は貴様らヒーローの仲間じゃねえ!」などの「俺達」もその意味である。
とは言っているものの原作ではヴェノムは自分のことをヒーロー、スパイダーマンのことを悪人扱いしていた。

シンビオートはその後、エディが白血病に冒されたことなどを通して彼から離れ
(作品によっては、過去の罪を悔いたエディがチャリティの資金づくりのために闇オークションで売ったために)
アンジェロ・フォートナート、スコーピオンことマクドナルド(マック)・ガーガンなどに寄生することとなるが、
弁護士マット・マードックの活躍で無罪となり、白血病も治療され社会復帰していたエディが危機に陥った際、
再びシンビオートはエディと合体し、彼らはヴェノムとして復活を遂げた。
なお、スコーピオンことマクドナルド・ガーガンも変わらず三代目ヴェノム(ヴェノムスコーピオン)として存在している。
このスコーピオン、スパイダーマン打倒のため改造人間となった人物で、サソリのそれを模した尾を持ちそこから電撃を放ったりといった能力を持っている。
つまりヴェノムとスコーピオンの能力を組み合わせたまったく新しいヴィランであり、元は普通の人間であるエディよりも厄介な敵といえる。
元々は望んで改造されたわけではなく、スパイダーマンが憎くてしょうがない編集長のJJが裏で手を回した結果であり、彼への恨みが根深い。
さらには「シークレット・インヴェージョン」においてオズボーンがヒーロー社会の実権を握った際にオズボーンによってスカウトされ
口を隠して体系をスリムにしてよりにもよってブラックコスチューム版のスパイダーマンを名乗っている。
社会的にも本物のスパイダーマンとして扱われており、逆に本人のほうはお尋ね者状態になっていた。
(ほかにもオズボーンは中の人の違うウルヴァリンやホークアイ、ミズ・マーベルなどを集めてダークアベンジャーズを結成した)
ただし現在は「シージ」においてオズボーンが失脚したのに合わせ社会的にも悪人に戻っている。

ちなみにエディは現在スパイディへの憎悪を捨て去っており、アンチヴェノムと名乗って(おそらく)ヒーロー側に回っている。
……のだが、このアンチヴェノムは、元々の回避能力どころか「近くにいる人間のスパイダー・センスを完全に無効化する」という能力を身に着けた、
いわばスパイダーマン・キラー(同時にヴェノム・キラーでもある)なので、敵対はしていないのだが、たぶんコンビも組めない。
なお外見もちょうどヴェノムの白と黒を入れ替えたようなものに変わっており、ホワイトヴェノムとも呼ばれるようだ。

またヴェノムから分裂したシンビオートの細胞片が殺人鬼のクレタス・キャサディにとりつき、第3のスパイダーマン「カーネイジ」が生まれた。
さらにはライフ財団という組織がシンビオートを人工的に培養し、ドナ・ディエゴという女性に寄生させたヴィラン「スクリーム」も存在する。
さらにカーネイジから分裂し警察官に寄生した共生体「トキシン」(パワーだけならヴェノムやカーネイジより上)や、
スクリームに宿主を殺された4対のシンビオートが合体した「ハイブリッド」など、
現在もシンビオートから次々と別固体が生みだされている。

映画『スパイダーマン3』ではスパイダーマンを倒すためにサンドマンと手を組むことになる。
ちなみに原作のエディはガチムチっぽいオッサンだったが、映画ではピーターとほぼ同年代の若い男になっていた(リメイク的作品の「アルティメットスパイダーマン」でも同様)。
新聞社をクビになった理由も、原作では単に不運が重なっただけでエディに非がなかったのに対し、
スパイダーマンのスキャンダル記事を意図して捏造したことが判明したため、
という本当に同情の余地のない物に変更(作中でシンビオートに憑かれたスパイダーマンにカメラを壊されており、それの報復目的だったのかもしれない)されている。
ちなみに件のスキャンダル捏造が発覚した際、JJは謝罪記事掲載を提案した部下の発言に対し、原作では考えられないほどほど素直に応じており、
謝罪記事の方も一面トップの上に捏造したエディの顔写真入りという非常に謝意と誠意に溢れた構成になっていた。

スパイダーマンを追い詰める途中でハリーを殺害するも、
その時にシンビオートが金属を叩いた際に発生するある種の音波に弱いことに偶然気づいたスパイダーマンの奇策でシンビオートから引きはがされてしまう。
そして最期はハリーの仇とばかりにスパイダーマンがパンプキンボムを投げた際、慌ててシンビオートと再融合した直後にパンプキンボムが起爆、
チリ一つ残さず消滅する形で爆死したのである…。
当初サム・ライミ監督はベノムを「キャラに全く面白みがない」として出すつもりはなかったが、上記のような改変を加えて登場することになった。
そのせいか映画本編ではあまりいいところがなかったが現在彼のスピンオフ映画が企画されている。
ちなみに、日本語吹き替えはが担当しているが、彼は1994年版のアニメでピーターの方の声を吹き替えている。
狙ったのかどうかは不明だが、ある意味新旧スパイダーマン対決と言えなくもないキャスティングである。


格闘ゲームでは『MARVEL VS. CAPCOM CLASH OF SUPER HEROES』から登場している。

スパイダーマンとは対照的に狂暴な攻撃的キャラクター。体を変化させたり触手で攻撃する。
技の一つ「ベノムファング」は前方に跳ねるように移動しながら攻撃する、空中でも出せる強力な主力技。
超必殺技「ベノムウェブ」は巨大な蜘蛛の巣を張り、捕らえた相手に連続攻撃を繰り出す技で、
画面全体に効果があるのだが発動時の隙が非常に大きいために防御されやすい。

また初出作のMVC1ではシークレットキャラクターとして、通常の歩行の代わりに地上での移動が全てダッシュになり
(しかも、そのスピード自体も通常のベノムのダッシュを上回る)、技のモーションも通常より素早いが防御力が著しく低い上、
必殺技が通常のベノムと異なる「ハイスピードベノム」が存在する。
このハイスピードベノム、カラーリングなどからカーネイジを意識したものではないかとも言われている。
(もっともハイスピベノムはどっちかというとオレンジ色だし、ベノムのコンパチなので体格もマッシヴ過ぎるが。)


MUGENにおけるベノム

海外製作者達により複数製作されており、中でもSludge氏、Kong氏製作の物はAIもありなかなか強い。
制作者には恵まれているのだが、スパイディと比べるとあんまり出番がない。何故だ。

  • Kong氏製作 MVC2仕様
いつもどおりのKong氏仕様。
3段階調整可能なAIも標準で搭載されている。
貞氏によるAIパッチも公開されている。

  • うんこマン氏製作 MVC2仕様
こちらにも貞氏のAIが公開された。

他にも、グラテン厨氏によって性能をハイスピードベノムに改変するパッチが公開された。
簡易ながらAIも搭載されている。

  • Useless氏およびToxin&Magus氏製作 三代目ヴェノム・スコーピオン
β版ではあるが、非常に高い完成度を誇っている。


ちなみに上記のカーネイジもゲームには出てないがmugenでは手書きキャラとして存在している。
詳しくは該当ページで。
その他にもオンスロートの改変キャラとして、ベノム要素の入った「シンビオート・オンスロート」や、シンビオートがウルヴァリンに寄生した「ウルベノム」が作られている。
単体キャラとして以外ではパニッシャーに「シンビオートモード」がある。

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