初参戦は、ガンダムシリーズオールスターに舵を切った『ガンダムVS.ガンダムシリーズ』シリーズ2作目『NEXT』。
同作では ゴッドガンダムのモビルアシスト( 友軍機体を呼び出して攻撃させる武装)として参戦、
バーニングパンチでゴッドを援護してくれる。
基盤がモデルチェンジした次回作『EXTREME VS.』ではリストラされ姿を消す。
ドラゴンガンダムがプレイアブル参戦し、その後『マキシブースト』でボルトガンダムがドラゴンのアシストとして実装されるも、
マックスターに再参戦の気配はなく、『Gガンダム』ファンからは未参戦のローズともども未実装を嘆かれる日々が続いた。
そして、ガンダムシリーズがオールスター参戦に舵を切った 『VSガンダム』稼働から約10年。
最新作『エクストリームバーサス2』にて、『Gレコ』『ビルドファイターズトライ』『 オルフェンズ』など、
近年の作品のメイン機体と共に堂々参戦。
ちなみに、Gガンダムからの参戦は『マキシブースト』でのライジングガンダム参戦以来4年ぶりである。
機体としては、中コスト帯と言われる2000コスト帯の格闘機体。
わかりやすく言えば最上位コストのゴッドガンダムをダウンサイジングしたような性能で、
ゴッドガンダムと同様の、拳から炎を放つ射程の短いメイン射撃・バーニングパンチを軸に、
バリエーション豊富な格闘につないでダメージを稼いでいく典型的な格闘機体に仕上がっている。
一応ギガンティックマグナム連射やサイクロンパンチなど中距離向けの飛び道具もあるものの、
前者は単純に弾の性能が悪く、後者は性能こそまともだが回転率に難があり、常用するには厳しい性能。
格闘はMFらしい「ヒット数が多く火力が高いが、カット耐性が悲惨」なものが多め。
接近中に当たり判定が縮小する主力技の前格闘が強力な他、
ゴッドにない強みとして、ボクサーモードに換装して格闘を繰り出す特殊格闘があり、
これら特殊格闘は入力→接近まで スーパーアーマーが付与されるため、強引な接近や相手の攻撃を読んでのカウンターに使える。
また格闘中からキャンセルして繰り出すことでブースト消費を抑えつつコンボダメージを伸ばせる。
ただし、必ず発動時にボクサーモードへの換装モーションを挟むため発生は劣悪で、
伸び・突進速度など格闘そのものの性能はSAと引き換えにかなり悪い。
EXバースト(覚醒)中限定の大技「バーストアタック」は「豪熱マシンガンパンチ」。
パンチの乱打で相手を攻撃しバーニングパンチで相手を拘束、最後はマシンガンパンチを叩き込んでフィニッシュ。
覚醒技の中でもダメージが大きく、演出面でもマシンガンパンチを放つ前にクイーン・ザ・スペードの紋章が浮かび上がるなど、
魅力的な覚醒技ではあるが、カット耐性はダメージと引き換えに劣悪、かつ攻撃時間の長さから貴重な覚醒時間を食うと使い所は難しい。
格闘コンボの爆発力や特格によるねじ込み性能は高いものの、
回避に使えるコマンドがなく、相手の攻撃に対する自衛手段も心もとないため、守りに入るととたんに脆さが顔を見せるのが最大のネック。
特にメイン射撃の射程外から近距離向けの射撃で刺してくる相手やマックスター以上に足が速い相手に弱く、
MFの宿命として、格闘カウンター技を置かれるだけで動きにくくなるのもきつい。
総じて射撃機体が強い環境も相まって他のMF同様不遇感は否めないものの、
格闘コンボの爽快感にロマンを見出すプレイヤーは多く、カジュアルな対戦の場ではそこそこ人気のある機体。
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