 
 
「このぉーっ! 猫目だか狐目なんかぁー!!」
- 型式番号:LM312V04
- 頭頂高:15.2m
- 本体重量:7.6t
- 全備重量:17.7t
- ジェネレーター出力:4,780kw
- スラスター総推力:79,770kg
- 装甲材質:ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材
- 武装:頭部バルカン砲、ビーム・サーベル、ビーム・シールド、ビーム・ライフル
(HGUC 1/144 ヴィクトリーガンダム 説明書より引用)
1993年放送のテレビアニメ『
機動戦士Vガンダム』に登場するMS(モビルスーツ)と呼ばれる主役ロボット(画像左)。
正しくは
「ヴィクトリーガンダム」と読むが、略称「Vガン」のように「
ブイ-」と呼ぶ方が一般的か。
ν(ニュー)とか
∀ではない。
更に言うと正式名は「ヴィクトリータイプ」であって
「ガンダム」は名前に含まない。
そのため、本機をガンダムと認めたくないベスパ(ザンスカール帝国の軍事組織)からは「白いやつ」「ガンダムもどき」と呼ばれていた
(「
ガンダムは抵抗のシンボル」であり、ベスパの行動こそが地球連邦の圧政に対する抵抗運動だと主張しているため
 
どう見ても帝国主義国家による侵略戦争だけど。てかガンダムの過半数は地球連邦軍所属なんですが…)。
ライバル
(笑)枠のクロノクル・アシャーも、本機をガンダムと呼んだ部下に対し「ヴィクトリータイプだ」と修正を促している。
なお、後述の後継機「V2ガンダム」が出てからは区別のため「V1」と呼ばれる場面もある。そしてV2もベスパからは「ガンダムもどき」と呼ばれていた。
主な搭乗者は本作の主人公である
ウッソ・エヴィン(画像右)の他、マーベット・フィンガーハットやオリファー・イノエ。
ちなみにウッソの声を担当した
阪口大助
氏は本役が声優デビューであり、経験の無さ故に
富野由悠季監督から拳で演技を仕込まれたらしい?という、
苛烈な噂がごく一部の界隈で有名*1(後に阪口氏本人が否定している)。
なお、ウッソの年齢が13歳と従来のシリーズより大分引き下げられているのは
*2、
SDガンダム世代の小学生に受け入れ易くするためである。
*3
しかし、
登場人物が次々に死んでいく陰鬱なストーリーはお世辞にも子供に受け入れやすいとは言えなかった。
宇宙世紀0153年、サイド2を根城に地球侵攻作戦を進めるザンスカール帝国に対抗するため、リガ・ミリティアが開発したモビルスーツ。
型式番号はLM312V04。リガ・ミリティア所属で3機に分離可能、1機のジェネレーター、2機のスラスターを搭載した
ヴィクトリー0系の4型という意味らしい。(映像化された順では)初の量産型ガンダム。
そのためか追加装備無しでの単純な出力・推力は高いものではなく、ザンスカール帝国が初期段階から量産しているゾロアットと同等で、
作中でもVガンダムと同じジェネレータを使用している量産機・ガンイージはゾロアットと互角の性能だと描写されている。
特筆すべきはコア・ファイター(コックピットと頭部)、トップ・リム(上半身。通称「ハンガー」)、ボトム・リム(下半身。通称「ブーツ」)、
の3機からなる
分離・合体機構を持つ点で、それを活かして破壊されたパーツを即座に予備に交換するという戦術も使用可能。
そのため、手足のパーツが大量生産されており、分離したパーツを敵にぶつけて攻撃する事も多々あった。
正に
手足は(敵に向かって)投げ捨てるものである。
この戦術を主人公が考案し、その後質量兵器として割と有用であると発覚してから、
他のメンバーが真似る事態が発生したというのがまたアレである。
一時期は複数のコアファイターがそれぞれのブーツを曳航して敵にぶつけるという光景が展開されたため、
幾つものガンダムの脚部が空を舞って敵を爆殺するという、ロボットアニメ史上でも稀であろう光景が展開された。
最後の手段ならともかく、通常攻撃でMSの下半身を使い捨てなんてもったいないが。大型ミサイル使った方が安いだろうに*4
一方で小説版のウッソはこの分離機構が気に入らなかったらしく、むしろガンイージの方を評価している。
また、バリエーションに頭部アンテナを定番のガンダムタイプから
六角形の複合センサーへ換装し、
耳部に大型ブレードアンテナを搭載し通信能力を向上させた
R-1「Vガンダムヘキサ」、
追加バックパックを装備し火力と推力を強化した「V
ダッシュガンダム」、両方積んだ「Vダッシュヘキサ」などが存在する。
本来であれば性能的に「ヘキサ」タイプが隊長機に収まるべき所だが、劇中では「ヘキサ」タイプが全員に行き渡る程量産出来たせいか、
むしろ逆にリーダー機を旧来のV字アンテナに交換する事例が見られた。
    
    
        | + | よォ!オレウッソ・エヴィンってゆ――んだ!! よろしくな!! | 
コミックボンボンで連載された岩村俊哉による漫画版では、上記の低年層向けの方向性を更に進めたのか、
本来大人しい少年であるウッソが陽気な熱血漢になっていたり 、「ヴィクトリー斬り」や「V字斬 」という必殺技 を用いたり、
 
Vガンダムに西洋の鎧を取り付けて騎士Vガンダム になったり(これには作者も困惑したとか。ご丁寧にビームサーベルにも鞘を装備 )、
 
その状態で武者的な敵MSと戦ったり(その一戦でアイカメラを壊された事でウッソがニュータイプに覚醒した重要回だったりする)、
 
ギンザエフ大尉という「名前がザンギエフで、外見はマイク・ハガー」 な人物とMSで格闘技を繰り広げたりと、
 
リアル頭身のままSDガンダムのギャグをやっているような作品になっている。 電子レンジに入れられたダイナマイトとかコミックボンボンにはままある事なのだが、ギンザエフ大尉が登場する回は特にはっちゃけており、
 
「V昇鷹拳 」でギンザエフ機の左頭部に傷を付けたり 、
 
「ヴィクトリーソルトキック 」やカポエイラのような「スピニングヴィクトリーキック 」を放ったり、
 
ギンザエフも「千裂張手 」や「超重量頭突き 」などやりたい放題である。
 
本筋にはそこまで絡まない回だった事もあって残念ながら単行本未収録 となっており、
 
2003年発売の講談社プラチナコミックス版(平たく言えばコンビニ流通用の廉価版)にも収録されていない。
 
なお、作者の公式Twitterによると未収録になったのは単行本化の際のページ上の都合であり、怒られたから自粛した訳ではないとの事。
 
翌月にはセナ、プロスト、シューマッハのMSグランプリのトップドライバー達で構成されるサンダーインパルスという更にヤバい代物も出ていたわけで。
 それだったらプラチナコミックス版には収録してもよかったんじゃ…単行本に合わせたのだろうか
新装版においてはギンザエフ大尉が登場する回は無事に収録された上、
 
1巻の帯のアオリで「くらえ、V字斬!出ろ、V昇鷹拳!!」と寧ろアピールする形となった。作者は宣伝時に間違えてザンギエフと呼んでいたが。
 一方でセナ、プロスト、シューマッハはゼナ、ブラスト、シューバットと変更された。そっちはヤバかったようだ
あと「ゴッドワルド・ハイン」さんではなく「ゴッド・ワルド」さんになってしまった先述の武者的な敵MSを駆る人もかなりのもの
 
(こちらも後の新装版にて「ゴッドワルド・ハイン」に)。
 『ロボコップ3』のオートモ『Gの影忍』の再来みたいな人物である。
 
一応 言い訳補足しておくと、同じくコミックボンボンで連載されたSDガンダムの漫画でも、
 
ギャグとしてこのような『ストリートファイターII 』のあからさまなパロディはあった。
 
それはそれで結局、リアル頭身のままSDガンダムのギャグをやっている事になるのだが。
 
他、漫画的な分かり易さを伝えるためか、MSや戦艦のダメージがパイロットや艦長に直接伝わっている様に描写されている。
 
そのため冗談半分で「次回作 のプロトタイプ」と言われる事も。
 
それと、重要な事なので言っておくが漫画版ではカテジナさんは一コマたりとも出てこない。ファンは泣いていい。
尤も、カテ公があんなキャラになるとは誰も予想出来なかったであろうが。
 
 おかげでクロノクルの株が上がってるから結果オーライだけどね! 
 
「そ…そんなー!オレの人生メチャメチャでんがなー!」
 
 
 
なお、この漫画版『Vガンダム』がはっちゃけ過ぎた反動から、次作『機動武闘伝Gガンダム 』以降のガンダム漫画は、
 
一貫してときた洸一氏が担当し、真面目に アニメのストーリーを追う様になっている。
 
一応、こちらもこちらで高機動型(スーパー)ノーベルガンダム とか出したりもしているが、そもそもノーベルガンダムの時点でアレ だし、
 
アニメスタッフも「あともう少し登場が早ければ、アニメに逆輸入していた」と惜しんだぐらいなので問題ないのだろう、たぶん。
 | 
ウッソの乗っていた機体は物語中盤(第28話)にて、
コアファイターさえもボロボロ(次の回で空気漏れが起きていたほど)になる状況で敵軍にウッソごと鹵獲されるが、
次の回でウッソは全裸にされて恐ろしい拷問を受けながらも、隙を見て拷問をしていた士官の急所を攻撃し怯んだ所を脱出。
基地の外で自分を助けに来たハロとフランダース(犬)の協力も得てコアファイターを奪還し、自軍の下に逃げ帰るのに成功する。
ここで、後継機の「
V2ガンダム」へと主役の座を譲り渡す事となり、ここまで乗っていたコアファイターは直後の戦闘で文字通り捨て駒にされ玉砕。
これ以後も同型機は登場するが、ウッソではなくシュラク隊のおねーさん達が乗る事になる。みんな死ぬけど
『Vガンダム』と同時代を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダムゴースト』でも、ウッソ以外のパイロットが乗る機体が登場し、
同じくザンスカール帝国の量産機と同程度の性能のクロスボーン・ガンダム1機に、3機1組で挑むも3機とも撃破された。
その際、多少損傷してもコア・ファイターさえ無事なら、無事なハンガーとブーツを持ち寄り完品の機体をその場で捻出出来る継戦能力に、
クロスボーン側も舌を巻いていた。クロスボーンと手を組んでからは全機ハンガーとブーツを新調して共に戦っている。
ガンプラとしては、デザインしたカトキハジメ氏監修による『マスターグレード 1/100スケール Vガンダム Ver.Ka』が特に有名。
元々小型の機体故に1/100スケールでも手の平に収まるサイズの中に、劇中の変形プロセスと可動の殆どを再現出来る細かい機構がぎっしり詰まっている。
カトキ氏自身「若気の至り」と振り返る複雑な変形ギミックをほぼ完全再現するバンダイの変態の所業技術力を実感できる逸品である。
また、余談ながら本機のビームライフルがなりきりグッズとして実際に発売されたことがある。
そしてそれがジョージ真壁の武器として流用されたことも一部で有名、というか昨今の配信で知名度を得てきたと思われる
    
    
        | + | 『ビルドファイターズ』でのVガンダム | 
ガンプラで戦うアニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、ダブル主人公の片割れであるアリーア・フォン・レイジ・アスナが、
 
ウォーミングアップとして一時的に素組み(大きな改造はされていない)のものを使用、ウイングガンダムフェニーチェ と交戦した。
 
同作における本機は元々はフェニーチェの持ち主であるリカルドがナンパ のために組んだ機体で、
 
それが失敗に終わった事でレイジ用の訓練機に転用された経緯がある。
 
続編の『ガンダムビルドファイターズトライ』では、Vガンダムにソードシルエット を装備した、
 
「アメジストVガンダム」が主人公達の対戦相手として登場する。
 | 
    
    
        | + | 各種ゲーム作品での扱い | 
『Gジェネレーション』シリーズや『スーパーロボット大戦』シリーズなどのクロスオーバー 系ゲームにも何度か登場。
マジンガーZ や初代ガンダム を始めとする歴代スーパーロボット達とも共闘している。
 
しかし他の平成ガンダム と比較すると、こうしたゲームでの登場頻度は少なく、しかも量産型というイメージからか弱い。
宇宙世紀作品が集結した『クライマックスU.C.』にも登場できなかった 事を考えると、その不遇ぶりは推して知るべしであろう。
 
    
    
        | + | 『スーパーロボット大戦』シリーズ | 
上記の通り不遇な扱いが多いVガンダムだが、特にその傾向が強いのが『スパロボ』シリーズ(多数の他作品とクロスする故致し方無しか)。
 
『Vガン』と『Gガン』を強く推した新シリーズ『新』は打ち切られたり『α』シリーズで途中からハブられたりしたが、
 
出たら出たで中心的に扱ってもらえる事が多い。中でも『D』は非常に扱いが良く、
 
他作品のキャラである神(じん)隼人 がリガ・ミリティアの指導者「ジン ・ジャハナム」の一人になっていたりなどのクロスオーバーも。
 
Vガンダム自体もVダッシュになれば燃費こそ悪いが十分火力があり、『D』では合体攻撃も用意されたりと恵まれている。
 
また、ウッソも『α』以後ハロが専属サブパイロットになるなど他のUC勢に無いアドバンテージも有している。
 
もちろん『α』及び『α外伝』ではボトム・リムをぶち当てる「ボトム・アタック」
 
(使用後は上半身のみである程度戦えるガンダム系でも極めてレアな形態に)、
 
『D』ではトップ・リムとボトム・リム双方を豪快に射出する「トップ・ボトム・アタック」という武装もある。
 
とはいえ相当の間再参戦が無くなってしまっていたのだが、アプリゲーム『X-Ω』での再参戦を経て、
 
30周年記念作品である『30』にてようやくのコンシューマタイトルへの再参戦を果たした。『D』から実に18年越し の事である。
 
再参戦にあたって、メインキャラの内の二人オデロ とマーベット の音声が懸念材料となっていた*5 が、
 
下記の『Gジェネ』でも代役を努めている声優 を起用する事で無事参戦と相成っている。 ちなみにマジンガーの宮迫氏も代役に変えられた
なお、クロノクル・アシャーに関しては担当声優が亡くなった当時も現役であった事もあり、ライブラリで無事オリキャス出演している*6 。
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        | + | 『Gジェネレーション』シリーズ | 
『Gジェネレーション』シリーズでは毎回登場しているものの、
 
「とりあえず空に浮かぶ事ができるファースト 程度の性能」という悲しいポジションに収まっている。
 
火力が貧弱で、射程が短く、装甲も薄い。火力と射程は換装機能を使えばなんとかなるが、
 
そうすると今度は燃費がキツイ。空に浮かべると言っても移動力と適正の低さで本当に浮かぶだけである。
 
ただし、入手が容易でコストが安く、開発先のV2の性能が非常に優秀であるため、頑張って使う価値は十分にある。
 
……あくまで「V2を作るために」であって、この機体のまま頑張る事はほとんど無いのだが。
 
しかも『WORLD』以降の作品では、『機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人』の機体レコードブレイカーから、
Vガンダムをすっ飛ばしていきなりV2に開発できるようになった 。
 
そのためVガンダムの必要性が結果として薄くなってきている。
 
また、最終形態V2アサルトバスターが本気で使えなかった時代は、Vガンダム系列が全部まとめて不要品だった。
 
さすがに無惨すぎたのでシリーズが進むごとに扱いは改善されている。
 
なお、『OVER WORLD』では何故か今まで換装扱いだったVダッシュが突如別機体化した 。
 
他の機体が変形形態などをカットされる中、専用の換装先としてVダッシュヘキサまで追加されている 謎の優遇ぶりである。
 
しかし、Vガンダムから直接V2やセカンドVが開発出来る ので、
 
プロフィール埋めならともかく戦力増強のためにわざわざVダッシュを開発する意味があるのかと言うと……。
 |  
 
    
    
        | + | 『ガンダムVS.ガンダム』シリーズ | 
『ガンダムVS.ガンダム』シリーズでは低コスト機体として登場。パイロットはウッソ・エヴィン。
原作同様パーツ射出攻撃を持っており、当然切り離すと切り離した部分がない状態になる
 (トップリム射出→胴体と下半身のみ、ボトムリム射出→上半身のみ、両方射出→コアファイターのみ)。
 再合体は可能なため、やろうと思えば何度でも射出できる。
 切り離した状態だと性能がかなり変わる上に、コアファイター以外のそれぞれの形態で飛行形態も持つ。
 このため、合計7種類もの形態を持つテクニカルな機体に仕上がっている。
 極端に優れた武装はないのだが、コアファイター状態で高空に逃げて時間稼ぎを狙う戦法、
 通称「終わりの無いDefence」が使えるため、8強機体の一つに挙げられていた。
 ちなみに、Vガンダム時にステップ格闘で「V字斬」が出せる。こんな所にもボンボン版のネタが。
 アシストはシュラク隊。
 
 
『EXTREME VS.』ではリストラされてしまったが(代わり(?)にガンイージが登場)、『EXTREME VS. FULL BOOST』で復活。
 
前と同様コスト1000で、パイロットはウッソ。パーツ射出で形態が変化する(ただし飛行形態への変形はなくなった)。
 
覚醒時はVダッシュガンダムに換装する。アシスト代わりにゾロアット呼出も追加。
 
バーストアタックは「パーツアタック」で、コアファイター形態に移行し、一定時間パーツ飛ばしを連射できるようになる技。
 
パーツが補給され続けるのでひたすら連射も可能。 リガ・ミリティアの財政は大丈夫だろうか
ただ稼動初期は誘導しないパーツアタックや、初段10ダメという歴代最安値の横格闘など、当てられないし当てても安い産廃筆頭のごとき扱いだった。
 
現在は修正されキャンセル補正 のかからないパーツアタックによる爆発力が売りの機体に変わり、十分戦える性能となっている。
 
また家庭版の『FULL BOOST』のDLCとしてVガンダムヘキサも参戦、パイロットはマーベット・フィンガーハット。
設定とは裏腹に赤ロック距離はVガンダムとは一切変わらない。
 それどころか特殊射撃のアシスト武装がガンイージに変わっている以外、武装の性能に差異はほとんどないのだが、
 ガンイージはリロードは長く、弾数が3発あり、撃ちやすいが、ゾロアットのようなスタン効果はない。
 しかしながらリロード自体は長いが1発あたりで換算すると5秒になっておりオリジナルよりずっと早く、
 基本的に3回連続で使えば次の交戦までそれなりに時間が空くのでリロードの長さのマイナスは完全に打ち消せており利点の方が多い。
 BFのBD格闘の吹き飛ばすベクトルが変わっており場所問わずコンボにつなげられるなど痒い所に確り行き届く調整が行われている。
 更に一番重要な覚醒の補正値がA/B共にヘキサの方が高い為、確殺範囲も広がり、
 総合的に見るとオリジナルのVガンダムの選択理由を完全に消してしまっている。
 そのため、有料DLCの悪評の体現とも言える既存の完全上位互換機体となってしまっていた。
 
 
『マキシブースト』にも継続参戦。
コストが1500になった分強化された他、覚醒時にシュラク隊の防壁が3体出現するようになった。
 また、モバイル会員限定でVガンダムヘキサも参戦。Vガンダムと同様の強化がされており、
 相変わらず特殊射撃以外の差異はほとんど無いが前作基準なので,やはりこちらが全てにおいて優秀である
 だが、唯一の変更点としてガンイージ―の連射数が増やされたため、もはやスタンなど必要としない自己完結したアシストとなり、
 前作以上の完全上位互換的存在になってしまっている。
 
 
『マキシブーストON』ではVガンダムヘキサとの差別化のためかウッソのヴィクトリーのコストが2000に上昇。
それに伴い武装も若干手が加えられている。
 最大の変更点としてはVダッシュが特殊射撃による時限換装形態となった点が挙げられる。
 そのためトップ/ボトムパーツ射出はサブ射撃のレバー入れの有無で変化するようになった。
 Vダッシュ形態ではメインにビームスマートガン、サブ射撃にダウン属性のオーバーハングキャノン単射、
 特殊射撃ではヴィクトリーに戻ると同時にオーバーハングパックを敵めがけて射出する。
 また、N格闘とBD格闘のモーションもヴィクトリーから変更されている。
 また、新しい覚醒技としてビーム照射系攻撃の「ビーム・スマートガン&オーバーハング・キャノン【最大出力】」が追加された。
 この技を使うと換装ゲージがフルになる。
 一方でヘキサはモーション等の変更点はないが、メインと特殊射撃の弾数が1発減っているため今まで以上に残弾管理が重要になり、
 なにより前作よりも体力が減っているため前作以上に慎重な運用が求められるようになった。
 |  
 
    
    
        | + | 『ガンダムトライエイジ』 | 
トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』には「ビルドMS 8弾」から参戦。
 
パーフェクトレアと「U.C.コレクション」キャンペーンで登場。 
 
Pレア版はHPとアタックが高く、スピードが低めのステータスを持つ。
 
アビリティはHPが0になった時に撃墜を回避し、更に反撃を行う新登場アビリティ「分離」。
 
キャンペーンカード版はHPが低くアタックとスピードが高いステータス配分。こちらもアビリティは「分離」。
 
「U.C.コレクション」でチームを組めばアタックの底上げも可能。
必殺技 は「ヴィクトリー・ブーツアタック」。
 
扇状ビームサーベルで一閃した後、ボトム・リムを分離して敵にぶつける。
 
同弾ではVガンダムヘキサも参戦。
こちらはレアで登場。スピードが高めのステータスを持つ。アビリティはVガンダムと同じ「分離」。
 レアにしては必殺技威力が高く、ステータス合計値もレアの標準値よりやや高い。
 必殺技は「ヘキサ・ブーツアタック」。
 基本的な演出はVガンダムと同じ。
 
 
専用機パイロットは、Vガンダムがウッソ・エヴィンとマーベット・フィンガーハット。
ヘキサがマーベット・フィンガーハットとオリファー・イノエ。
 
 
ウッソはパーフェクトレアで登場。
アタックが低くスピードが高いステータスと高レベルスピードバーストを持つ。
 HPがある程度減らされると能力アップができる「覚醒(ニュータイプ)」も発動可能。
 「ウッソ(とクロノクル)ってニュータイプだっけ?」というツッコミはこの際聞かなかった事にして下さい。一応、第六感的な描写はあるので…。
 スキルはラウンドが進むたびにアタックとスピードが+1000されるもので、元々高いスピードに磨きがかかり、低いアタックもフォロー可能。
 マーベットはコモンで登場。HP、アタック、スピードが同じ数字のバランス型で、コモンながら中レベルのアタックバーストを持つ。
 スキルは一度だけ必殺技を受けた時のダメージを半減する。分離と併用すれば堕ちにくくなる。
 オリファーもコモンで登場。HPとアタックがやや高めで、低レベルながらもアタックバースト持ち。
 ラウンド1のみ仲間全員のスピードを+800するスキルを持つ。
 この二人のパラメータは所詮ドングリの背比べなのだが、例外バーストを持つ点、専用機がVとヘキサ両方で成立する点でマーベットの方が優秀だろう。
 |  | 
MUGENにおけるVガンダム
後半主役機の
V2アサルトバスターガンダムと共に、天田志朗氏によって製作されたものが存在している。 
グラフィックはSFC用アクションゲーム『機動戦士Vガンダム』のものを使用している。
システムも元ゲームに準拠しているらしく、ボタンを押してライフルの発射角を調整するなど、かなり独特。
ハンガーとブーツを射出して攻撃する事も可能である。
ジャンプはできず、空中を移動するには分離するか、MA形態に変形せねばならない。
どちらの形態も空中を自由に移動できるが、一撃でも喰らうとやられるという
シューティング状態となる。
出場大会
削除済み
出演ストーリー
*1
2011年1月、
ゲーム雑誌インタビュー
にて阪口氏本人の口から、
「
富野監督からはものすごく怒鳴られたけど、殴られるような事はなかった」という内容で否定されている。
「監督が恐かった」という点は肯定されているけど。かの小山茉美女史も監督に苦労させられたと語っている他、
浅川悠女史や新井里美女史もまた、後年監督の洗礼を受けた者達だし…さらに後には嶋村侑女史も
実際に殴られての演技指導されたのは初代ガンダム時のアムロ役・古谷徹氏であり、その場面は漫画など様々な媒体で再現されネタにされている。
当時の古谷氏は「星飛雄馬が演技してるのが気に入らないのかよ」と監督に反発していたと語っている
(まあこの頃はそういった
熱血系キャラの演技で人気を博していたのだから、こんな反応も頷けるが)。
そもそも父親である一徹に何度もぶたれた飛雄馬の声優が「親父にもぶたれたことないのに!」と言っても説得力が皆無だと言わざるを得ないが
 
*3
このため、『SDガンダム』でVガンダム(がモチーフのガンダム)を販促期間中は出してはならないという「お触れ」が放送開始当初に出されたせいで、
『
SDガンダム外伝』では
シャッコーがモチーフのガンダムが主人公になるハメに。
それだけならまだしも、ラスボスが
これという異常事態となった(幸い、Vガンダムは2章から味方側で登場している)。
ゼロガンダムカッコいいから別にいいけど
『
北斗の拳』と『
スターウォーズ』を意識したストーリーで、ヴィクトリーのポジションはいわば
レイ。
また、ゼロと恋仲のヒロインである騎士マーベットの後期の鎧のデザインにも使われている。
さらに横井画伯の漫画『元祖!SDガンダム』では「放映が近づいてもVガンダムが来ない」と初代ガンダムがノイローゼになって、
アムロを無理やりコスプレさせて代役にしたり、最終話の最後のコマでやっとリアルタイプのVガンダムが登場して異常事態に困惑したりと、
楽屋ネタのように使われた。
なお、『SD戦国伝』は外伝より遅れて現行TVシリーズに追い付くようになっているのでこの影響を受けず、無事にV2を主人公に据えられている。
また『SDコマンド戦記』グレートパンクラチオン編でも主人公のキャプテンガンダムが、
最終決戦にてキャプテンネオガンダムからキャプテンガンダムヴィクトリーへと進化した
(『SDコマンド戦記』には「Vコマンドガンダム」というキャラも居るが、こちらのモチーフはVガンダムではない)。
 
*4
『機動戦士ガンダムΖΖ』時代のMSバウは、変形分離して上半身のバウアタッカーと下半身のバウナッターとなり、
ナッターを無線誘導ミサイルとして使うと言うコンセプトが既に存在していた。
ほとんど使われなかったが
しかも無線誘導と(無線が切れた際の)自動制御を持つナッターは、真っ直ぐ飛んでいくだけのボトムより命中率は上だと思われる。
 
*6
……であるのだが、クロノクル役については何故か担当声優である檀臣幸氏の没後後任が充てられる機会に長らく(『Gジェネ』でさえも)恵まれず、
そのせいなのか不明だが、『30』での檀氏の音声には一部『Gジェネ』でのものが流用されているのだとか。
後に
『U.C.ENGAGE』にてようやく後任が決まり、
内匠靖明氏(『
オルフェンズ』の昭弘・アルトランド役)が演じる事となった。
 
最終更新:2024年12月08日 19:10