モノクマ


「うぷぷ…! オマエラ、おしおきしちゃうよ!」

アニメ化もされたハイスピード推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズの看板キャラクター。
声優は大山のぶ代氏。氏が『ドラえもん』役を引退後、5年振りにキャラクターボイスを担当したキャラクターであり、氏が初めて演じる悪役キャラとなる。*1
後に大山氏が認知症を患ったため降板し、2016年以降の作品では『ちびまる子ちゃん』のさくらももこ役でお馴染みのTARAKO氏に交代している。

原作について

『ダンガンロンパ』とは株式会社Spike(現:スパイク・チュンソフト)発売のゲームで、ジャンルは「ハイスピード推理アクション」
「一つの学園という密室空間に閉じ込められ、脱出するためには他の誰かを殺さなければいけない」
という状況下に追い込まれた高校生達(いずれも何らかの「超高校級の才能」を持つ者ばかりが集まった個性豊かな面子)による「コロシアイ学園」生活を描く。
+ 舞台となる「希望ヶ峰学園」について
希望ヶ峰学園は、超高校級の才能を持つ生徒ばかりで構成されている。というか、職業的なものではその辺の大人のプロを超越している場合も多い。
「高校に入るときはみんな中学生だろうに、どうやって超高校級の才能を見極めるの?」と思うだろうが、
この学園は通常想像されるであろう「入試を受けて、合格すれば入れる」というものではなく、
「全国の高校に通っている学生の中から、超高校級の才能を持つものを選び出して編入させる」というもの。つまり皆転校生。
設備も非常に整っているし、「この希望ヶ峰学園を卒業すれば、人生の成功が約束される」という通説もあるので、これを拒む者はまずいないだろう。
しかしこの連中、高校生の段階で アイドルグループのセンター だとか ベストセラー連発の作家 だとか、 海外でも活動中の日本舞踊家 などと、
お前ら既に人生の成功者だろと言えるような連中 がゴロゴロしている。”御曹司”とかもいるし。
尤も、「幸運」とか「風紀委員」みたいなのにとってはやはり魅力的なものだろう。
+ 超高校級の才能の例
参考までに、第一作目のメインとなる、15人の生徒達の肩書きを記しておく。
  • 超高校級の幸運
    • 希望ヶ峰学園では運も実力の内というか、幸運も一つの才能であると見做しているようである。
      その肩書きの通り、毎年抽選で全国の平均的な生徒の中から無作為に1名が選ばれ、幸運の持ち主としてスカウトされる。
    • なお『1』の主人公は「偶々」だが、『2』で同じ肩書きを持つキャラは本物である。
  • 超高校級の占い師
  • 超高校級の風紀委員
    • 今一つ具体的ではない。当該キャラクターはとても真面目なのだが、だからといって風紀委員とは限らないような……。
  • 超高校級の同人作家
  • 超高校級の野球選手
  • 超高校級の暴走族
    • それでいいのか希望ヶ峰学園。暴走族ではないが、髪型を貶されて激昂するなどの成分が強い。
  • 超高校級の御曹司
    • 当該キャラクターはがモチーフの模様。
  • 超高校級のアイドル
  • 超高校級のギャル
    • 単なるギャルというわけではなく、ファッション雑誌などで活躍中のカリスマモデル的存在である。
  • 超高校級のスイマー
    • この人のゲームに、全く同じ肩書きの人がいる。
  • 超高校級の文学少女
    • 肩書きでは分かりにくいが、ただの文学好きな少女という訳ではなく、現役の小説家である。
  • 超高校級のギャンブラー
    • それでいいのか希望ヶ峰学園その2。
  • 超高校級の格闘家
  • 超高校級のプログラマー
  • 超高校級の???
    • 希望ヶ峰学園の生徒はその性質上有名人が多く、入学前には大変世間を賑わす。
      しかし、インターネットでこれから仲間になる人達の情報を集めようとした「幸運」の主人公も、何人かは見付けられなかった。
      彼女もその一人である。

なお、「超高校級の才能を持つ」こと、「現役高校生である」ことさえクリアしていれば後は相当自由のようで、
複数回留年をしている者も入っているし、入学後には、必ずしも選ばれた基準の才能を伸ばす道を選ぶ必要もないようである。

学園のあらゆる場所はカメラとマイクにより監視されており、生徒による殺人が起きた場合、殺人を犯した犯人「クロ」を暴く「学級裁判」が行われる。
多数決で正しいクロを指摘できた時はクロだけがおしおきを受け、
間違った相手を指摘した時はクロ以外がおしおきとなり、皆を欺いたクロは卒業(学園から脱出)できる。
おしおきとはいうが、その実態は紛れも無く処刑である。

なおダンガンロンパシリーズは推理物故、ネタバレに関しては他のジャンルより更に注意が必要である。
ニコニコ動画においてもプレイ動画の公開はチャプター1までという条件が設けられているため、
このWIKIでも黒幕やチャプター2以降での行動など必要以上の解説は控える。
+ モノクマによるお願い(引用抜粋)
(前略)
ボクはスパイクさんからの最後の仕事として、オマエラにプレイ動画の自粛を呼びかけるように頼まれた訳ですが…
そこはモノクマ流。まるっきりダメとは言うまい。
そんなセコい事は決して言うまい!

なんとっ特別にっ! まるっと1章までだったら良しとしましょう!!!

くっ…これが精一杯なの…
これ以降のネタバレは勘弁して……

あのね、プレイ動画くらいいいじゃないかと思ってるかもしれないけど、
ダンガンロンパは、迫りくるモンスターに怯える、レベル1程度の新参者なんだよ。
小さな事がマジで命取り…
だからこそ、こうやってお願いしているんだよ。

でも、ボクは信じてるから。
オマエラの事信じてるから。
頭に浮かぶもの。実況プレイ動画と戦うオマエラの心意気が…

「僕達だけの力でプレイ動画のアップを止めないと…モノクマが安心して…帰れないんだ!」

「いて、やめろってば。悪かった、俺の負けだ。プレイ動画はアップしない。許せ。」

「見たろ、モノクマ。プレイ動画はアップされてないよ。もう安心して帰れるだろモノクマ。」

そんなオマエラを、ボクは涙を流しながら見つめるんだ…
あぁ、幸せだなぁ…

という訳で、2章以降のプレイ動画公開の自粛を改めてお願します。
ボクがオマエラとまた会える為にも、ぜひ協力をお願いします!
これがモノクマからの最後のお願いです。

(全文は公式ブログにて読めます)

原作でのモノクマ

メインキャラクターである「私立希望ヶ峰学園」の生徒達を幽閉、「コロシアイ」を強要した張本人で、シリーズを通しての悪役兼マスコット。
モノクマ(モノクロ+クマ)の名の通り体の色が左右半身で白黒に分かれた、クマのぬいぐるみのような姿をした謎のキャラクターである。
一人称は「ボク」で、生徒達には「オマエラ」と呼びかける。

黒幕の遠隔操作で動いているらしい事件の首謀者で、希望ヶ峰学園の「学園長」を名乗る。
学園の生徒達を閉じ込め、脱出したければ他の生徒を殺さなければいけないというルール、通称「コロシアイ学園生活」を強制する。
生徒達にコロシアイをさせる理由も、

「絶望、それだけだよ!」

と、人類の希望の象徴たる超高校級の主人公達を精神的に苦しめることが目的のようだ。

体内には爆弾が仕掛けてあり、下手に手を加えればその巻き添えを食らう羽目になる。
また、予備のモノクマも大量におり神出鬼没な上、なんらかの手段で破壊や無力化に成功したとしてもすぐに復活するため、生徒はモノクマに逆らえない。
戦闘能力も高く、その爪は鉄製のものでもスパスパ切り裂く。
モノクマに対する攻撃も罰則、おしおきの対象となり、『1』の作中においてはこれを破った生徒が「グングニルの槍」と称する大量の槍で滅多刺しになった。

パロディ・下ネタ・メタ台詞問わず悪趣味なギャグを飛ばすのが特徴で、深刻な場面でも不謹慎なボケをかまして一同の心情を煽りまくる。
不安に泣き崩れるヒロインを慰めている所に「たってますね!」と横槍を入れたり(後で「フラグが」と訂正する)、
残虐な「おしおき」の前に打ちひしがれる生徒達を横目に「エクストリーム!」と興奮していたりとその空気の読めなさ、と言うか読まなさは枚挙に暇が無い。
初作では大物すぎる中の人に気を遣ってか、ボイス付きで余りにもアレなセリフを喋ることは(あまり)なかったが、
近作では「うふーん!お願ーい!」( CV:大山のぶ代 )とか「バルス!」( CV:大山のぶ代 )とか言い出したりしており氏もノリノリである。
中の人の代表作である『ドラえもん』ネタも散見され、「モノクマファイルー!」「エクストリーム!」などと、
まんまひみつ道具を出す時のイントネーション で言ったりする。
というか、上記のネタバレ自粛願いの文章は、有名な『さようなら、ドラえもん』のエピソードそのまま

しかし単なるギャグキャラではなく、やっていることは非道そのもので遠慮容赦は一切無い。
希望ヶ峰学園は衣食住整っており、ただ生きていくだけなら、脱出などを諦めればむしろ好環境なのだが、それでは殺人が起きてくれないため、
起こさせるために数々の「動機」を提示し、「殺人をしたら○○してやる」と残酷かつ一蹴しがたい取引を持ちかける。
殺人が起これば生き残るため必死に行動する生徒達をニヤニヤしながら眺め、
犯人を指摘すれば泣き叫んでいようがなんだろうが、容赦なく「おしおき」を決行する。
生徒によって異なる、それぞれの個性に沿った「おしおき」もその凄惨さは筆舌に尽くしがたく、『ダンガンロンパ』を語る上でも重要なシーンであると言える。
時には、顔をアップにして「ボクは本気だよ」などと凄みを見せるシーンもある。
支配者であるのをいいことに「校則」と称して、理不尽なルールを押し付けることも多い。
一応モノクマ自身も自分で定めたルールや約束の範囲内で動くが、ルールさえ破らなければ卑怯な行いも平気で行う。
この当たりは所謂「デスゲーム」というジャンルにおけるゲームマスターのお約束である。

続編である『スーパーダンガンロンパ2』でも登場。
物語の舞台を学園という閉鎖的空間からリゾート地ジャバウォック島に移し、
平和な修学旅行を送っていた生徒の前に現れ、先生であるウサミをフルボッコにしてその権限を奪い、ウサミを自分の妹のモノミに改造。
モノケモノなる鉄製のロボット達を操り平和な修学旅行をコロシアイ修学旅行へと変貌させた。

舞台を一新させた『ニューダンガンロンパV3』にも続投。
こちらは自分の子供達であるモノクマーズが登場し、モノクマ同様に学園生活を引っ掻き回していく。

『1』と『2』の間のストーリーを描いた外伝作品『絶対絶望少女』にも登場。
雑魚敵として大量に出現 し、一応大山のぶ代ボイスで喋りはするが機械的に決められた台詞を発するだけの完全なロボット扱い。
ジャンルがアクションシューティングということもあって個体によって盾を持ってガードしたり
ジェットパックで飛行したり、プレイヤーを発見するとサイレンで味方を呼び寄せたりとバリエーションは多彩。
また、本作では従来の設定身長(65cm)と比べてかなり大きく、身長163cmの主人公と同程度のサイズになっている。
元のままだと狙いにくいとか迫力に欠けるとか、そういった理由だと思われる。

なお初期設定では人体模型みたいなマスコット姿だったが、“かわいくない”という理由から変更になった、という裏話がある。

また、スパイク・チュンソフトが日本国内向けにローカライズ、販売を行ったPS3版の『Terraria』には、
コラボアイテムとして風来のシレン装備と共にモノクマ装備が登場している。
ダンガンロンパスタッフが制作したRPG『ザンキゼロ』にも特別出演する。


「言っとくけど…ボクには慈悲も同情も憐れみもないよ。
 だって、ボクはクマだからね。」

ニコニコ動画においてもアニメ版の第二話以降のシーンを使ったMADは多々あるが、原作ゲームのCGや音源は一切使われていない。
この他、超高校級のアイドルが登場することから別作品のアイドル達でパロディした動画やSSも多く作られている。

アルジャーノンプロダクトから販売されている公式許諾のカードゲーム『超高校級の人狼』では、
隠しキャラの存在や既存のキャラの秘密等のネタバレ要素を思いっきりバラしているが、公式公認だから気にしてはいけない
また、『1』と『2』のキャラが入り乱れてそのカードゲームをプレイする動画もある。


MUGENにおけるモノクマ

道端氏によって製作された3Dモデリングのものが存在する。現在、Ver.0.8が公開中。
接近戦を主体とし、動きながら当身を行う「グングニルの槍」などの技を持ち、様々な特殊やられにも対応している。
1勝1敗、投票タイム(喰らい抜け)使用後にはオシオキも使える。即死な所も原作再現
ロボ系の敵(パイロットも含む)には本編で行われた「ショベルの達人」、
生身の相手には原作のプロローグで行ったオシオキ「宇宙旅行」を行う他、
セルフサービスでお仕置きを行うことも可能。現在では、ゆ~とはる氏の右代宮縁寿が自前のおしおきに対応している。
+ セルフおしおき内容

右代宮縁寿

実の母である霧江が、自分を虐待してきた絵羽叔母さんに言い放った、
「縁寿は夫である留弗夫を繋ぎ止めるためだけの駒だった」を聞いてしまい発狂する。
響き渡るモノクマの笑い声

※以下の2キャラは動画のみで実装されていないが、参考までにご紹介

怪盗ジェイムズ

「大野爆発」
「いいか?爆弾の扱いは気合いだ! よく見ていろ! こうだ!! あっ・・」
こうしてお星さまになりました

サイモン

「孤独なHERO」
病魔に伏し、倒れてしまったサイモン。
(クルシイヨ・・ サビシイヨ・・ タスケテ・・ ダレカキヅイテ・・ シニタクナイヨォォォ・)
BAD END
7:23~

公開先へのリンクはマイリストに記載

この他に、カサイ氏製作のモノクマステージが公開されている。
Air氏による外部AIも存在したが、現在は入手不可。

出場大会



ピンポンパンポーン…
「死体が発見されました!
   一定の自由時間の後、『学級裁判』を開きまーす!」


*1
このキャスティングは、当時スタッフに声優に詳しい人物が少なく、「ドラえもんの声優はどうだろう」という単なる思い付きから生まれたものであった。
(他にもベテラン声優の多い豪華なキャスティングだったがスタッフはあまり意図しておらず、「思いのほか反響が大きくビックリした」と語られている)
ダメ元のオファーだったが作品に興味を持ち、一旦会ってシナリオをちゃんと見せて欲しいと大山氏サイドから願い出てきたという。
犯人への処刑を「おしおき」と呼ぶようにしたのは氏のアイデアであり、この辺りからもその意気込みが窺える。


最終更新:2021年09月15日 18:19