※このページはver3.00以降のビルドや戦法に関する記述が不足しています。足りない点を補っていただけると幸いです。
はじめに
稼働から約5か月後の2015年7月、かぐやとともに実装が開始されたキャストである大聖。
全盛期はドローが異常にに大きかったり、巨人が一瞬で溶けたりと割と問題児であった。
現在もそのポテンシャルは充分に高いままであるが、"死なないで溜めるバフ"のために非常に上級者向けである。
ここではそんな大聖の立ち回りや戦術、ビルド等をあくまでも主観で紹介したいと思う。
大聖の強み
1つ上げるとしたら、やはり『湯気を噴いた後の強さ』ではなかろうか。
序盤はいまいち攻め手に欠ける性能により、相手によってはあっさり拠点を1本を献上してしまうこともしばしあるだろう。
ただ、兵士を倒すことによってバフが成長し、あらゆる技の攻撃力が上昇する。
ドローは一切盛る必要なく兵士列を1確になり、または優秀なスキルで拠点2本を十分狙える性能と化す。
そういう点に惹かれて使うという人も多いであろう。
ショット所感
ストレートショット
序盤はMPの節約のために主に兵処理で用いる。出こそ早いが回転率は無く、射程もF最短レベル。隙も大きいため多用は禁物。
"流転~"が育てば威力はそれなりで、キャストに対しても結構なダメージである。スキル:"神通~"と組み合わせればさらに強力。
故に威力に関しては特に盛る必要はない。任意で射程を盛っても良いが必須ではない。
ドローショット
序盤はこれを使って兵処理をする。もしくは下記のスキル:"如意~"と使い分ける。
中盤の時間帯には1~2枠をビルドで盛ることで、育ちきる前に兵士処理も可能にする型もある。
後半に関しては重要な兵処理手段であり、ビルドが無くとも1確である。
または結構な速度と発生のため、相手によっては行動を見てから刺せる。
序盤の差し合いや、後半の殴り合い等の場面では非常に強力。
スキル所感
流転の理(確定)
大聖の存在意義である。これを外す大聖はまず有り得ないであろう。
とりあえず解禁されたら最優先で打ち、なるべく早くバフを完成させたい。
おおよそ兵士60体撃破で湯気を噴き、その時点でドローとスキル"吸命の術"で兵士列を処理できる。
一応90体撃破まで攻撃力は上昇するのだが、とりあえずは60体で充分であろう。
注意すべきは"撃破"しなければカウントされない点である。兵士弾がとどめならカウント外なので注意。
勿論デスした時点でリセットのため、生き残ることが重要である。命を最優先に動こう。
湯気にかかる時間はおおよそ2~3分であり、これを目標にしてみよう。早ければ早いほど良い。
"攻撃力"が上がるため、SS威力、DS威力、スキル攻撃力すべてが上がる。
DSはこのバフのみで兵士1確になり、SSの威力もアタッカー並み。
また、スキル"吸命の術"で兵士を確殺できるようになり、継戦能力も格段に上がる。
ただ、最序盤に打つにしてはコストが若干重いため、ビルドで補ってあげよう。それは下記を参照。
如意暴風(選択)
無バフで兵士を確殺できるスキルであり、バフの完成の手助けとなる便利なスキルである。
バフ完成後にはキャストにも通る威力になる。ビルドや"神通~"と組み合わせるならさらに強力。
序盤のドローの威力が足りないうちは非常に便利であり、相打ち上等で打ったりダウンを取った後に打つのが固い。
強化した兵士も処理できるため、ドローじゃ手間がかかる場合にも役立つ。
もしくは裏を取り合った時などにも有用で、相手からしたら知らないうちにバフを育てることになってしまう。
最悪終盤にデスをしてしまった後などに、バフが切れてドローじゃ兵処理出来ない時にも使える。
そういった意味で立ち回りが非常に安定するスキルであるため、迷ったら入れて損はないであろう。
断罪の天命(選択)
兵士強化スキルであり、拠点を折る段階まで持って行けた場合に非常に輝く。育ち具合関係無く効果は一律である。
拠点折りに必要な兵士数がおおよそ1/2になるため、数体にかけるだけでも大きくゲージに影響する。
ただ効果時間も短く、拠点攻撃のみ上昇するため、常にかけておくようなものではない。
拠点前まで"自力で"持って行った後、"余らせたMP"で、突進直前にかけるものである。
故に上級者向けのスキルであり、MP管理も重要になってくる。
慣れない場合はオススメはしないが、戦況を大きく変えるスキルであるため、採用する価値は大いにある。
吸命の術(選択)
大聖の継戦能力を著しく上げるスキルである。
バフが育つまでは兵士は落とせないが、育った後は確殺で且つ体力もそれなりに回復する。
範囲が広く、相手キャストに対しても地味なダメージが入るのでミリの相手を狙う用途もある。
与えたダメージに依存するため、攻撃力が高いほどダメージが通り大きく回復する。
そのため、バフで育つほど強くなり、兵士さえいれば一生体力を維持できる。
※ちなみに敵兵士の防御が下がっていた場合でも、"与えたダメージ"依存のために、兵士の体力に関係なく回復する
弱点は防御が上がった兵士で、ダメージが入らないため回復量も少なく本領を発揮できない。
大聖の強みの軸であり、以前はビルドでMPを捻出しスキル解禁直後に速攻で撃てるようなビルドが主流であった。
バフを育てた後の強みの1つであり、慣れない人から誰でも幅広くオススメする。
神通自在(選択)
速度が上昇し、あらゆる行動を強気で行える。
歩き避けでショットを刺したり、上記の"如意~"と組み合わせると凄いスピードになる。
相手が動くまで待ってその隙を刺し、裏に回って少しずつ速くなるのも脅威である。
使いどころ等が難しく、大聖の基礎性能を把握するまで使って初めて意味を成すスキルである。
しかし一度加速してしまうと有利な差合いが可能であり、または裏に回って城凸まで選択肢に入る。
そういった意味で後半の強さを補えるため有用。
大聖猴の激吼(WS)
自衛にも攻めにも使える強力なワンダースキルである。
ドロー性能が大幅に上がるため、相手からワンダウン取った瞬間に放つとほぼ相手は逃げられないであろう。
アタッカー等に挟まれた際もスロウで逃げの一手となるため、非常に有用である。
また吸命の術との相性が非常によく、WS中無敵で発生を邪魔されないためMPさえあればある意味サンドWSのような扱いができる。
ただスキル硬直の辺りで無敵が切れるので、相手が狙っていると何かしら当たってしまいやすいので注意。
巨人に対してもスロウがあるために、もしもの時の時間稼ぎに使うのも良い。
唯一の弱点はアリス達のWSであろうか。
ビルドについて
レベル2においてのMP確保、レベル4においてのMP確保‥等、スキルを打つためにMPを確保したい場面が多い。
そのため、毒りんご+毒耐性ソウル と相性が良く、これにドロー強化やスピード強化のアシストを加えるのが主流であった。
ただ昨今においては"神通~"が主力の、長く居座るよりは軽いフットワークで動き回りたい型も多い。
一概にどちらが強いかは言えず個人に依るのだが、ここではオススメのソウルとアシストを紹介する。
MP回復
種類 |
使用可能レベル |
装備名 |
解説 |
アシスト |
1 |
毒りんご |
大聖と非常に相性の良いアシスト。レベルアップ時に毒状態になる代わりにMPが一気に回復。 上記のとおり欲しい場面でMPを確保でき、毒ダメージもソウル併用で軽減してくれるために非常に強い。 ただ、毒耐性アシストや"吸命の術"等の回復手段がない場合はHP管理には特に気を使う必要がある。 慣れないうちはそれらと併用するのがお勧めである。 |
アシスト |
3 |
厳冬に沈むバイオリン |
体力が30(3メモリ)以下の時にMP回復速度が上昇する。 "吸命の術"と相性が良く、ピンチ時にそれを使うだけのMPを捻出することが出来る。 毒りんごとも相性が良く、HPが特に下がった際などはMPを簡単に回復できることができる。 ただ条件が限定され、大聖にとっても低体力はデス一歩手前のために難しい。"吸命の術"との併用が良いだろう。 |
アシスト |
3 |
伝国の玉璽 |
一定ヒット数でMP回復速度が上がる。 回復量はそこまでだが、"バイオリン"と違い体力に関しての制約が無いのがお勧め。 MPをその際その際で回収するというよりかは、常にMPを保つことが出来るようにするアシストである。 |
ソウル |
1 |
歌姫ナイチンゲール |
1分経過ごとにMPをおおよそ12回復する。使用感としてはデメリットのない毒りんご。 毒りんごのデメリットを嫌うならば非常に有用である。 懸念すべきは"1分ごと"という点であろうか。大聖的にはレベルアップ時の方が相性が良い。 |
ソウル |
2 |
踊る紅剣士カーレン |
常時MP回復量が上がり、おおよそ1試合で70ほどのMPを回収できる。 常にMPが回復することや、序盤のMPとドローを微力ながらも盛れる為に相性が良い。 これも"玉璽"のように、一気に回収するというよりはある程度のMPを保ち続けるという使い方になる。 |
ソウル |
3 |
ライラ王女 |
ドローとスピードという汎用性の高い上昇値と、約70のMP回復。 回復量だけならいうまでもなく強力で、能力値も噛みあっている。 カーレンに劣るのはMPが上昇しないことであろうか。
|
ソウル |
3 |
魔術のグレーテル |
レベル3の装備でそろえたときのみ、HPとMPが常時回復するようになる。 ビルドがレベル3アシスト限定にはなるが、同時にHPも回復できるのが大きい。 "玉璽"等を組み合わせることで更に強くなる。 |
ソウル |
3 |
沙悟浄 /バンダースナッチ |
ポイズンに耐性が付き、毒りんご時のポイズン時間が短縮される。 能力値は差があるが、そこまで上がらないため好みである。基本はドロー威力を見てバンダーであろう。 ただ大事なのは+値であり、MAXに近いほどドポイズン時間の軽減率が高いために、そっちを重視しよう。 "毒りんご"採用時のお供であり、特にMP管理が無くとも解放後即スキルを使えるという強みもある。 慣れないうちは採用をお勧めする、特にスキル"吸命~"を併用するのもオススメ。 |
ドローショット
アシスト |
1 |
宝来の小槌 |
レベルアップ時にドロー威力が上昇する。おおよそレベル3アシスト並みの上昇量。 レベル2からドロー威力を確保できるため序盤のドローの撃ちあいで有利に立てる。 後半はバフのみでドロー威力は足りるため、単純に序盤にドローが盛れるドローというのは有用。 デメリットが無いという点でも採用しても損はない。 |
アシスト |
2 |
後悔の火縄銃 |
スキルを使用しないとドロー威力が上昇する。 流転以外序盤にはスキルを打つ機会は少ないため、大聖には噛み合う。 バフが育ちきるまでの時限1確などに噛みあうかもしれない。 |
アシスト |
3 |
五光の龍玉 |
レベルアップ時にドロー威力が上昇する。 後半以降は流転のみで威力が足りるため、そんな場合でも基礎ステ―タスが上昇するのは上記の小槌にはない利点である。 レベル3で即打ちたいようなスキルはないが、吸命まで持ち越すことも可能。 |
アシスト |
3 |
姫を救いし空飛ぶ絨毯 |
レベルアップ時にドロー威力が大幅に上がり、代わりに消費MPが少し増える。 MPさえ足りるのであれば非常に強力で、大聖の"時限DS1確"のスタイルと非常に噛みあう。 道具カテゴリのため基礎MPも増えるのも地味にうれしい。 |
アシスト |
3 |
斉天大聖の金冠 |
大聖の専用アシストで、一定ヒットでドロー自体が大きくなる。 前述のような差し込みの場面でも当たり判定が大きいことで当てやすくなり、または純粋に兵処理でも便利。 |
アシスト |
4 |
幻炎に映る聖樹 |
一定ヒット数でドロー威力が上昇し、レベル5アシスト並か以上になる。 ver2.04の追加アシストで、ドローを主力にするファイターにとっては基本優秀で、大聖にも勿論噛みあう。 前述のような差し合いの場面でも強く、ダメージレースが非常に有利になる。 道具カテゴリのため"吸命~"のMPも地味に捻出できるのもうれしい。 |
アシスト |
4 |
神仙猴の古き道着 |
HPとスピードが上昇し、ドローの描写距離と射程が上昇する。 元より描写距離が短い大聖にとっては非常に強く、且つ射程が更に伸びるため差し合いが更に強力になる。 |
その他オススメ
アシスト |
3 |
冒険者のターバン |
帰城までのカウントが短縮され、離脱性能が上がる。 SSの射程が短い体制にとっては重要で、WSと組み合わせれば特に逃げることが容易になる。 または相手のWSに関しても演出中に逃げることが特に可能になるため、死んではいけない大聖には向く。 |
アシスト |
1 |
飛将の赤兎馬 |
一定ヒット数で速度が上昇する。 序盤の歩き避けや"如意暴風"、または後半の"神通~"と非常に相性が良い。 今はやりの速度を重視した大聖には特に用いられる。 |
アシスト |
5 |
宝下駄 |
スピードが上昇する。これに限らずスピードアシストは噛みあう。 その中でも、後半育ちきってデメリットが痛くなく、且つ上昇量も高い下駄はおすすめ。 回避距離が欲しいならばHP低下を妥協して鬼神の指輪でもよい。 |
ビルド例
Ex1:(毒りんご・宝来の小槌・五光の龍玉・
バンダースナッチ)
ver1.5時代のテンプレ型である。
レベル2で比較的容易に"流転~"が打て、レべル2~3ではドローショットが上がりダメージレースで有利。レベル4以降は"吸命~"が解禁されるために居残れ、レベル5頃でバフが溜まるというビルド。
バフの完成をビルドにより支援し、安全策さえ取り続ければ安全にバフを湯気まで溜めることが比較的容易である。
Ex2:(自由枠・姫を救いし空飛ぶ絨毯・五光の龍玉・
踊る紅剣士カーレン)
ver2.00以降のアシストを足して、上記の時限1確をアレンジした形。
絨毯と龍玉により、レベル3時点で時限1確を取ることが出来る。勿論小槌を用いた従来の形でもできると言えばできる。
ただ従来の時限ビルドに比べ基礎MPを更に確保できるというのは大きい。中盤以降に強く立ち回れる。
または毒りんごバンダースナッチほどではないが、それでもレベル2からMPを確保できるカーレンも強い。
これの存在により自由枠を1つ作ることが出来る。ここで個人の色を出していくのがよいであろう。
Ex3:(自由枠・幻炎に映る聖樹・神仙猴の古き道着・
踊る紅剣士カーレン)
ver3.00のアシストを組み込んだビルド。
カーレンはレベル2で解放され、流転のMP確保や序盤のドロー合戦的に大聖に相性が良い。
レベル4からはドロー性能が上昇するアシストが解禁され、スキルやDSを高性能にまとめることが出来る。
代わりに上記2つと違い序盤の補強がほぼ無いようなものであるため、スキルや立ち回り等で補いたい。
自由枠としては、レベル2~4辺りも補強できるようなドローアップアシストが良いであろう。
全部発動する際には、キャストに対し非常に高いダメージを与えることが出来る。
または大聖自体の性能を上げるために、鬼神の指輪等で速度を盛ってもよいかもしれない。
ビルドを作る際に注意するポイント
これは流転を打つための最大MPが足りているかという点である。
大聖の初期MPは38であり、流転の消費が36(+MAX)である。装備無しでもレベル2時点でMPはギリギリ足りる。
ただ、これに"蓬莱の玉の枝"等を付けると、デメリットのMPダウンでMPがレベル2で絶対に足りなくなる。
そのためアシストによってレベル3以降まで待つ必要があるため、バフの完成が遅れてしまう。
故に意識するのはMPを無駄に減らしてないかという点である。テンプレから"蓬莱~"が外れているのもその理由である。
立ち回り関連
まとめ
"デス"が大きく響くキャストであり、アタッカーが強い環境下では非常に辛いかもしれない。
ただバフが育った後の性能は非常に高く、スキルに関しても、どれも強力であるため試合へ与える影響力は大きい。
兵士を倒すことによって少しずつ強くなっていくという性能も面白い。
ビルドに関しても"流転の理"さえあればどうにかはなるため、個人の裁量で個性も色濃く出るだろう。
難しいのは事実だが、まずはテンプレから触ってみて欲しい。
コメント
- とりあえず無かったので。 -- 名無しさん (2017-03-10 21:15:27)
最終更新:2018年01月05日 23:00