アイアン・フック詳細基本戦術改定

当ページについて

これからアイアン・フックを使ってみようとする方の一助になれば……と思い、このページを作成した物を拝見し、Ver5相当に加筆を加えさせていただいたものである。
初心者向けにアイアン・フックのコンセプトに沿った基本的な立ち回り、ビルドについて記載します。

もととなった記事:アイアン・フック詳細基本戦術

アイアン・フックというキャスト

稼働初期に実装されていた8キャストの中で最も解放が遅いキャスト。
サンドリヨンや吉備津彦あたりを育てている中、最も解放が遅いファイターゆえさぞかし強かろうと思って試してみるも、
足が遅い、あらゆる行動の硬直が長い、キャスト戦に滅法弱い……など弱点ばかりが目立ち、
実践でもアタッカーに倒されまくって何もできないまま試合終了。
そのままお蔵入りになってしまった……という方も少なくないのではないでしょうか?

確かに弱点が多いキャストですが、実際はそれに負けない長所も持ち合わせており、
得手不得手がはっきりしている=やるべきこと、覚えるべきことがシンプルにまとまっているキャストと言えます。
以下のような人にはアイアン・フックが向いているかもしれません。

  • MOBAに興味があり、レーン戦の醍醐味を味わいたい人
  • アクションゲームは苦手だけどチームの勝ちに貢献したい人
  • 目立たないところできっちり仕事を果たす職人肌な人

性能解説

具体的な解説はキャスト紹介のページにてご確認ください。
本項では実践に即した解説を記載します。

基本性能

長所

  • HPが高く、レーンに居座りやすい。
  • ストレートショット、ドローショットともに射程が長く、相手によっては一方的な攻撃も可能。
  • スキルが対兵士戦に特化しており、試合全体を通じてレーン戦で有利に立ち回れる。

アイアン・フックの魅力は、HPの高さ・射程の長さからくるトップクラスの耐久力と、試合全体を通じて対兵士戦を得意とすることです。
序盤では多少攻撃を受けても他のキャストほど致命的にはなりにくいですし、相手の射程外から一方的にショットを打てる場合はよりやられにくくなり、
すぐに倒されて自身のレーンの拠点が折られてしまうリスクが抑えられます。
また、ドローショットも全キャスト中屈指の性能で序盤のレーン戦で有利に立ち回りやすく、
序盤からでも多少の強化で兵士列一確となるため効率的に相手兵士を排除できます。
なお、長所の射程で有利を取れないメロウ相手にはほぼ互角かやや不利、射程負けするツクヨミ相手は結構不利、またサポーターではありますがマリアンかぐや(とヴァイス)も苦手な部類です。
それほどに、欠点が致命的である、ということです。

短所

  • 移動速度が全キャスト中最低。
  • ショットの硬直も全キャスト中最低クラスの長さ。

一度でもアイアン・フックを使ってみればいずれもすぐに実感してもらえると思いますが、
基本動作が軒並み鈍いことがアイアン・フック最大の弱点です。
他キャストなら避けられるようなショット・スキルもこのキャストではヒットしてしまうことが少なくありません。

アイアン・フックに求められていること

上記の長所・短所を考慮すると、以下のような働きがアイアン・フックには求められます。

  • 序盤のレーン戦で有利に立ち回り、先制で相手のタワーを折る。
  • 中盤以降解放されるスキルを織り交ぜつつ味方兵士を積極的に進軍させる。
  • 終盤は状況に応じて兵士を押し上げてタワーを折るか、ダメージを受けているタワーや自城の防衛を行うか。
(・キャストキル)

出来るならばそれに越したことはありませんが、ロールの都合上基本的にキャストキルは求められていません。
アイアン・フックが最も大切にすべきことは出来るだけ死なないこと、出来るだけ担当レーンのタワーを折られないことです。
無理に前へ出ることよりも慎重にじっくりと場の流れを作っていく、という意識で落ちついたプレイングを心掛けましょう。
ただし、戦術上とれる時にはキャストを狙いに行けるだけの火力・ドローの長さを兼ね備えているため、狙える時はキルを狙うのもありかと付け加えます
個々の動きについては後述します。

ショット・スキル解説

キャスト紹介に補足する形で、重要度順に解説していきます。

重要度★★★

  • ドローショット
アイアン・フックを象徴する最重要アクション。
全キャラ中屈指の射程・威力で序盤のレーン戦を有利に進められます。
離れたところからでも相手兵士1列をドローラインに収めることができるため相手兵士に漏らさずヒットさせることに集中しがちですが、
兵士とキャスト両方を狙えるようなドローラインを描けることが他のキャストと一線を画していることを覚えておきましょう。
右側に緩やかなカーブを描きながら急角度で左側にUターンを狙う(「て」の字ドロー)、相手の緊急回避の位置をなぞる、ダウン復帰の無敵解除時に丁度ヒットするように遠回り……
相手キャストのダウンを積極的に狙えるようになれば、一層序盤のレーン戦を有利に運べるでしょう。


  • 歌え!野郎ども!
初めのうちは使いどころが難しいと感じるかもしれないスキルです。
しかし、攻撃防御を両方上げる効果が1分もあります。兵士の数に依存するものの、自己強化スキルとしては最強クラスと言っても過言ではないでしょう。
レベル2でありながらこれほどの効果を持ったスキルはないでしょう。
余談ですが兵士数14以上で湯気を吹きます。言い換えるならば、城兵士と奥拠点兵士を合わせるとちょうど14です。
手前を折られても湯気を吹くチャンスなので諦めずに立ち向かいましょう
また、帰城・撤退後に城から兵士が出ている場合は湯気を吹くチャンスです。


  • 俺様が海賊王だ!
アイアン・フックで撃破ダメージ増加をどう生かすか、が悩みどころだと思います。
タイミングとしては味方キャストがひん死の相手キャストと戦っている場面、および味方の攻撃系WS発動時が理想の発動タイミングです。
最初のうちはリトル・アリスの「おおきくなるよ!」発動直後に合わせて出すのがいいかもしれません。
積極的にキルを狙いやすいスキルですので、シナジー抜群です。
スカーレットやデス・フック、ナイトメア・キッドのWSもほぼ敵キャストをキルするために使うのでこちらのWSを合わせてあげると喜ぶでしょう。
基本的には味方アタッカーのワンダースキルに合わせるのがいいです。
しかし、敵巨人を倒すためや無敵時間目当てにWSを使っている場合もあります。味方がWSを発動した時の状況を確認できるようになると無駄な発動を防げるでしょう。
もちろん、WS発動の際に発生する無敵時間目当てで使ってしまうのも悪くはありません。防御力アップと合わせて自分のデスを防ぐのに役立ちます。間違っても使わないで試合終了することのないようにしてください。
また、獲物ドローや攻撃スキルで相手を引き寄せ・または近づき、ダウンをとりながら即WSをすることで自らキルを狙いやすくすることもできます。
自らキルをとった際のリターンはとても大きい(4キル相当)のでぜひ狙いに行きましょう。キルまで持っていけなくても削れた相手は無理をすることができなくなるのでレーン戦を優位に運べます。
また、終盤に「この拠点さえ守れば」「この拠点さえ攻め落とせたら」というときに使用しても相手は無理攻め、決死の守りができなくなるため非常に有効です。

重要度★★

  • ストレートショット
ドローショットの影に隠れがちですが、MP温存のために使う機会が少なくありません。
発生こそ遅いものの、長い射程、弾速の速さ、そこそこの威力、爆風付き、ダウンを奪えることなど十分実戦で使えるレベルです。
主に相手の硬直、回避位置を読んでダウンを奪っていくことが主な使い方になります。
中距離で兵士を挟まずにらみ合いをしているとき、MPを使わずダウンをとれる手段として有用。
また、フックをタッチしても、ペンを動かさず離せばSS射出はしません。このことを使って、SSを構えるだけ構えて圧をかけることも可能になります。
なお、シャドウアリスと違い、無理してSS爆風一確を組んでも回転率の悪さから主武器にはなりえません。必要なアシスト枚数は少なくて済む(シャドウアリスの爆風一確ビルドと比較すると、ティンカーベル以外の1枠を他に回すorソウルをより低レベル発動のSS上昇のあるソウルに変更する事ができる)のですが・・・

筆者の私見になりますが、ミクサやリン、美候のように発動後積極的に前へ出ていくタイプのWSには対抗策になることを覚えておくといいでしょう(だからといって、リトル・アリスのWS相手にはどうになりませんが)。
普通なら逃げるところをショットでダウンを奪うことができれば時間を稼ぐことができ、相手のチャンスをつぶすことにもつながります。
残りHPがわずかな味方キャストが逃げる時間をつくる、といったことも可能になります。
最大MPの少ないフックがドローショットにMPを10消費するのは大変なので、MPを消費してドローショットを撃つのに見合わない場面では、ストレートショットを使用してMPを温存していきましょう。
とはいえ、現環境ではMP補助手段が増えたため少し頼らなくて済む場面が増えたか・・・。


  • 狙った獲物は逃さねぇ!
フック唯一の妨害スキルにして敵兵士を貫通するスキル。敵キャストにヒットした場合若干のダメージと共にこちらへ引き寄せて短い間硬直させます。
初心者には扱いにくいスキルですので、慣れないうちは装備するだけにとどめたほうがいいかもしれません(外してしまうのは基本的に避けたい)
プレイ動画などではこのスキルをつかって相手キャストを引き寄せ、積極的にキルを取っていくプレイヤーなども見受けられますが、「キルを狙う」のではなく「相手キャストのHPを削ることでまともにレーン戦をさせない」動きの延長としてキルが取れる、という流れになります。
引き寄せた後はドローショットまたはストレートショットで追撃してダウンさせるのが基本です。ドローショットで追撃する場合は、引き寄せている動作中にドローショットを描いておかないと間に合わずに逃げられる場合があるので、残りMPと合わせて注意しましょう。
また、「気合を見せやがれ!」を味方兵士に使っている場合、攻撃のタイミングが合えば引き寄せるだけで味方兵士が敵キャストを撃破もしくは瀕死まで追いやってくれるので便利です。
そういう意味で、これを使いこなせれば相手キャストに与えるプレッシャーが跳ね上がりますので練習する価値は十二分にあります。フックが唯一兵士を挟んで敵キャストに干渉できるスキルであるため、慣れればとても頼りがいのあるスキルとなります。
その場合、決して相手から射線が通っている位置で撃たないように。入れ違いで妨害スキルや攻撃スキルを喰らってしまっては引き寄せた意味が全くありません。

相手もゲームに慣れてきているとレーンをフリーにしてくれるなんてことはまず無くなります。迎撃に来るキャストをどうにかするため、ドローの精度と共にフックアームの精度もいずれ磨いてく必要があるのは間違いありません。
あくまで「初心者には」扱いにくいスキルなのであって、使いこなせればSRなのが納得の強さを発揮します。

  • 俺様の前に立つなぁ!
船長唯一の攻撃スキル。発動レベルは4と遅めでその内容は引いた線の先に向かい高速で自身が直線移動し大ダメージを与えるというもの。
要するにスカーレットのハートレスシザースのようなものですが、キャスト以外には特大ダメージとなることや、キャストに当たっても停止しないなどの違いがあります。
様々な動作が遅い船長に与えられた高速攻撃スキルではあるのですが、闇雲に相手に向かって使おうとしても相手のドローショットやスキルなどでダウン攻撃をもらってしまい、攻撃が届かないままMPを消費してしまいます。
遠くから相手を引き寄せる「狙った獲物は逃さねぇ!」とは異なり、こちらから敵の懐へ突進するのでより扱いが難しいと言えるでしょう。1アクションで結果が出る分、キャンセルを絡めた追撃を意識する必要がある獲物よりも使い慣れしやすいのはメリットです。
獲物とは違い兵士に特大ダメージなので、兵士をなぞるように横に放ち一瞬で兵士を処理することもできます。兵士列の処理速度で言えばフックの取りうる行動の中で最速です。同じ特大ダメージ表記とはいえ巨人にはそこまで有効ではありませんが、ダウンを取れるのでそれ目的で使うのはありです。
発生自体は相当に早く、防御力アップもあって基本的に相討ち上等となるので、アタッカーの横槍を迎撃しつつ2対1の状況から待避したり、逆に積極的に終盤の乱戦に突っ込んだりと使いどころは多々あります。
巨人をダウンさせることができるので、味方が来ていないときに時間を稼ぐもよし、そのまま破壊してもよし、攻撃巨人の攻撃キャンセルに使ってもよし、と使い方も一工夫できます。
余談だが、歌っているとこのスキルがSMASHするようになります

重要度★

  • 気合を見せやがれ!
味方兵士の攻撃力大アップ、防御力小アップし、一定数(8か9体)兵士を強化すると自分のドローサイズを強化することができるスキルです。
攻撃力大アップは魅力的ですが、吉備津彦の共鳴の位のように確実にタワーへキャストを送り込むような運用は難しいことを覚えておきましょう。
このスキルは巨人(猛突進・回復陣・回復唱・強化陣・強化唱)への対抗策、前に出てくる相手キャストへのけん制、無人レーンの押し上げで有用です。
味方ミニオンを攻撃してこないこれらの巨人であれば、このスキルをかけた兵士の攻撃で一気にHPを削ることができます。
これは相手キャストに対しても同様で、フック自身はキルを狙うことが難しいですがこのスキルを使えば兵士にキルさせることが視野に入ってきます。
同様に、兵士処理を試みないヴィランに対しても有効で、自陣に向かってヴィランを誘導中に兵士強化してやれば、ヴィランは無警戒に兵士の攻撃を受けるためそれなりのダメージ源になります。ただし、近づかれ過ぎるとヴィランはキャスト狙いのスキルを発動するため注意。ヴィランのスキルは範囲攻撃が多いため、ヴィランの近くに味方キャストが居る場合は効果が薄いです。
自城に突撃してきたキャストの排除にもこのスキルは非常に有効です。
このスキルがかかった味方兵士は相手兵士を1発で倒すため(通常は3発)、邪魔するキャストや巨人がいなければ勝手にレーンを押し上げてくれます。
敵キャストを撃破・帰城させることに成功し、いざレーン上げを行いたいが自分のHPも心許ないので帰城したい…というときにこのスキルを使ってから帰城すれば、無人のレーンを味方兵士がどんどん押し上げてレーンに戻ってきた時の状況を有利にしてくれます。
また、わずかではあるが上昇する防御力を目当てに、対面がファイター以外の場合に使用することもあります。
兵士に対する攻撃力に乏しいアタッカー・サポーターの兵士処理速度をさらに遅らせることができ、無理矢理近づいてこようとした場合は大アップした攻撃力での大ダメージが期待できます。さらに、ダメージレースで負けてやむなく帰城を余儀なくされた場合も、帰り際にこのスキルをかけることによって復帰するまで若干の時間稼ぎができます。
欠点は、いくら味方兵士が強化されていても敵の対兵士スキルや大型スキル・敵巨人の攻撃には耐えられないことです。
これはファイター陣のスキルに多く見受けられます。リンの「らいんふれあ」・「ばーにんぐふれあ」・「ひーといんぱるす」・「ふれいむきゃんどる」・「ほーりーぼるけーの」、メロウの「ダウナーソング」および「ソウルストリーム」、同じフックなら「蜂の巣になりな!」などでせっかく強化した味方兵士も無力化あるいは全滅に追いやられます。このような兵士に大ダメージを与えるスキル・兵士のステータスを低下させるスキルを持っているキャストが相手の場合は安易に目の前で使用するのは控えましょう。
このため、ファイター相手にはいまいち採用しづらいのが現状である。
また、兵士を攻撃するタイプの巨人だと、気合を入れた兵士でもあっさりとやられてしまいます。自分が味方兵士より前に出て巨人の攻撃を引き寄せることで一応回避できますが、味方兵士より前に出ることがそもそも危険な上に、スキルにMPを使うよりドローショットでいち早く敵巨人を倒したほうが良いため得策ではありません。
対兵士と対キャスト両方に使いみちがある反面、使いどころを見極める必要のある難しいスキルではありますが、「野郎ども、足並みを乱すんじゃないぞ!」というセリフ通り、うまく味方兵士の足並みを崩させずに攻撃させるようにできれば「蜂の巣になりな!」と並んで有用なスキルなので覚えておきましょう。

気合兵士を一撃で倒せる攻撃一覧(ただし、「びっくりさせちゃえ!」などの単体にしか効かない大技、基本的に兵士処理をしないヴィランは除外。また、百年の眠りや無月の闇などの効果は考慮外)
リン:らいんふれあ、ばーにんぐふれあ、ひーといんぱるす
ミクサ:バーニングフレア
シレネッタ:パッションストリーム♪
メロウ:ソウルストリーム
シュネーヴィッツェン:ピュアホワイトスピア
アシェンプテル:クリスタルレイン
デスフック(ただし味方):我ガ血肉トナレ…
巨人:暴旋風、貫通光、貫通岩、爆裂弾

Ver5でスキルエラッタが入りドローサイズアップが見込めるようになった。しかしこれを入れるスキル枠がないため、専ら舞闘会で3F中央フックが対面サポーターの時以外採用しづらいか

  • 蜂の巣になりな!
前後に扇形の範囲が発生し、タッチし続けることで連射攻撃を行いドローショットよりもさらに高い速度で相手兵士を殲滅できます。
味方兵士を相手タワーに迅速に運べるだけでなく、対兵士・対キャストの防衛戦でも非常に優秀なスキルです。
対キャストダメージは皆無に近いですが、発生が早くかつ射程もそこそこで相手のスキル発動などを妨害しやすく、
また連続ヒットすればヒットしただけ相手を硬直させられるため時間稼ぎのスキルとして優秀です。
とはいえ、対面する多くのキャストは蜂の巣の射程外からドローを差し込んでこちらの硬直解除・緊急回避に間に合うこと、消費MPが莫大でレーン戦をしながら発動するのは絶望的なこと、
スピードを強化していないと射撃後の硬直で自兵士に置いていかれる≒次の敵兵士列で兵士が消耗してしまうためこれ主体にするとビルドが激変すること、
などがあってなかなかメインに運用するのは難しいスキルとなっています。
しかしビルドを激変すれば使用が不可能ではないので対面によっては採用を考えたい。

ビルドについて

前述の基本を踏まえて記載します。
まずは下記をたたき台に、自分の得意不得意が見えてきたところで細かく調整していくといいでしょう。

スキルカード構成

ワンダースキル
俺様が海賊王だ!
SRスキル
狙った獲物は逃さねぇ!
俺様の前に立つなぁ!
Rスキル
歌え!野郎ども!

前述のとおり、「気合を見せやがれ!」、「蜂の巣になりな!」は対面によって刺さりにくいスキルなので、初めのうちはこのスキルを外した上記構成が無難です。
舞闘会では、中央にフックが出ることもあるので対面によっては「気合を見せやがれ!」との入れ替えを考えてみても良いでしょう。

アシストカード構成

フックはHP・ドローショットの攻撃力が高く、スピード・MPが低いというステータス面でも長短がはっきりしているキャストです。長所を伸ばすか短所を補うかは悩ましいところだと思います

そろえておきたいアシストカードたち


※ver5.35-A時点

ソウル
凍みる心 カイ
海賊狩り ホーキンズ
ウィリアム・テル
サポート
赤の学徒の書
心探しの新兵の銃
祟られた失敗作の南瓜
虹色芸術家の絵筆
従者手入れせし義腕

ソウル編

凍みる心 カイ

最大MPの低さをDS消費MPカットでカバーできる。
また「歌え!野郎ども!」の防御力アップのおかげで最大HPアップも数字以上に恩恵が出る。
基本的に赤本新兵銃赤MSを積むことになるのでビルドの幅が少しだけ狭い以外満遍なく強い

海賊狩り ホーキンズ

遠距離キャストにあって嬉しい経験値範囲、射程外から一方的に攻撃したいなら採用したい。
また、弾速上昇で一方的に攻撃を当てやすくなるのも魅力
インファイトが苦手で、HPMP管理に自信があるなら採用の価値あり

ウィリアム・テル

DSの火力とMP軽減、HPの回復ができるソウル。
よく似た効果としてカイがあげられるが、こちらはビルドに制限がかからない。
WRがいらないので赤本を抜くことができ、必然的にMSも制限されなくなるので和魂での戦線維持がしやすくなるというのが差別点であろう
他のキャストと違ってHPの多さから発動のしやすさも相性的にいい要素になっています

他候補
隠棲の賢者 アッフェ
童話集壊れたカボチャを積むなら。しかし新兵銃や赤本、絵筆などのWRが一枚しか積めないのが難点

舞闘会の落窪姫
スピードはあって困らないが、WRを序盤から三枚無理してでも積み込む価値は薄れた

アシスト編


赤の学徒の書

他キャストでもほぼ定番となっていたアシストカード。
MP回復とドロー攻撃力というファイターのほとんどが必須となるステータスを両方強化できるのが強み
MP回復の条件は少し厳しいので、いっそMSは飾りと思いきるくらいでいい

心探しの新兵の銃

ドロー中アップと特殊効果に3段階のドロー&ストレートの成長とMP回復効果が付く。
60秒ごとに1段階成長。1段階ごとにドローは約3.3メモリ上昇。ストレートは約2メモリ上昇、MP+10回復。
最終的にはドロー約9,9メモリ、ストレート約6メモリ上昇。
ドローに関しては本体のドロー中アップ(2.25メモリ)が加わると最終的に約12,15メモリ上昇と破格の効果を持つ。
SSアップはともかくDSが一枚で大きく盛れるのが強い。MPが回せるという点も含めて採用候補入り。

祟られた失敗作の南瓜

MP&DS小アップ、森の外にいるとMP回復速度アップ、中にいるとMP回復速度ダウン。
回復アップは条件付きソウルすら上回るレベルで、6分間発動し続けた場合の回復量は100を超える。
悪役でありながら正々堂々と戦うのが基本のフックからしたらデメリットは気を付ければほぼ問題ない。
潤沢なMPで高火力技をひたすら振り続けよう

虹色芸術家の絵筆

スピードを中アップ、さらに他にSRアシスト1枚以上発動でSS防御&DS防御&スキル防御アップ。
他にWRのアシスト1枚以上発動でSS射程&DS射程&スキル消費MPカット。多様な効果が満載で優秀。
SS射程はともかく、DS射程も消費MPカットも防御力もすべて盛れるので、6枠以外でWRSRを一枚ずつ積むなら採用圏内。ビルドの自由度を最大限出していると言えるか。

従者手入れせし義腕

Lv6でHPとDSを中アップし、一定時間停止する事でHPとMPを回復する特殊能力を持つ。
6専用。とりあえずでつけていいが、試合中にダウンしたときに、クールタイムが終わっているならパンチや棒立ちで発動を狙いたい




他候補

武蔵坊の大薙刀+
DS小アップ、さらに兵士を20体程撃破すると兵士防御力とDS威力が永続でアップする。DSは素で1メモリ、合計で3メモリ強。これに兵士防御がついてくる。
兵士に近寄って戦う近接ファイターは付け得。フックはインファイトができる遠距離ファイターのため採用圏内だがアシストのインフレにより優先度が下がった。

守りし者の童話集
もう一枚SRアシストをつけることで射程と描写距離とDS火力を大きく盛れる。SS火力は下がるが、歌えばカバーできる。祟られた失敗作の南瓜、虎縛りの荒縄と併せて採用か。
射程を盛るということは遠距離同士の殴り合いに勝ちやすくする、対メロウフックのときの選択肢か。
ツクヨミの場合射程で勝ちに行くよりも、俺様の前に立つなぁ!で強引にインファイトを仕掛けるほうが強い。

動き方

基本

左右どちらかのレーンに移動し、敵の拠点を折る・自分の拠点を折られないようにするのが基本的な仕事になります。
味方の援護もあまり期待できない位置なので、自分がデスすると敵に経験値をあげた上でしばらくの間レーンを空けてしまうことになります。最初の方に書いた通り出来るだけデスしないように慎重に立ち回りましょう。
近距離が苦手なことが分かっているため、敵の近距離アタッカーが増援に来て邪魔をすることもあります。その場合は持ち前のタフさを活かして1vs2の戦闘をしばらく続けていると、味方が援護に来てくれたり、他のレーンで数的有利を作って拠点を折ってくれることもありますが、自分のHPに不安がある場合は迷わず逃げましょう。例え手前の拠点が一本折られても後から挽回できます。
うまく相手の拠点を2本とも折ることができたら、このまま城へ攻め込むか他のレーンを助けに行くかの判断が求められます。
高威力のドローショットで敵巨人を倒す手助けをする、敵兵士が溜まっているところに駆けつけて処理するなど状況によって様々ですが、基本的にフックにできることは兵士処理に偏っているので、どこに行ってもやることは変わらないと思います。兵士処理によって敵城前にプレッシャーをかけるなり、味方を兵士処理から開放して自由に行動させるなりして試合をサポートしてください。

近距離戦

近距離まで詰め寄られた間合いはフックにとって死地です。キャストダウンを取って脱出することを最優先に。
基本的には最悪でも相打ちになるようなドローを描いて相手の攻撃を避けられたら待避、周囲に味方兵士が多いようなら気合で状況打破を丸投げすることも時には有効。
「俺様の前に立つなぁ!」と叫んで横や後ろに突っ込む船長もよく見るようになりました。
高火力ドローを反応できない速さで叩き込むことができるので、慣れてきたら、インファイトも視野に入れられる程度になります。しかし、いずれにせよ緊急離脱としての「俺様の前に立つなぁ!」はぜひとも練習したい。

遠距離戦

多くのキャスト相手には射程で勝っているため、あちらの攻撃が届かない場所に陣取りながらドローショットを使っていきます。兵士とキャスト両方を狙うようにドローショットを描くなどして、相手を近づかせないようにプレッシャーを与えていきましょう。
しかし、ドローショットが同射程で硬直も短く、潤沢なMPを持つメロウは序盤からドローショットの撃てる数やダウナーソングによる兵士処理の手軽さで負けます。HPが低いことを狙いドローショットを当てて撃破・撤退させましょう。

ツクヨミ(・かぐやマリアン)戦

こちらよりさらに遠い場所からショットを放てるツクヨミ(・かぐやマリアン)の場合は苦戦を強いられ、動きの鈍重なフックでは一方的に攻撃を当て続けられることも少なくありません。メロウを相手にする時と同じくHP差を利用してドローショットを当てていき、先に撃破・撤退させるようにします。
こちらから近づかなければ2人に攻撃を当てるのは困難なので、敵兵士の攻撃を軽減する「武蔵坊の大薙刀+」を装備するとよいでしょう。
近づく際はレベル1のうちに近づくのが最善です。レベル1のうちに、兵士処理&ツクヨミ狙いドロー+緊急回避で処理しながら近づきましょう。その際、兵士と一緒にまっすぐ近づくと、相手のDSでまとめて狙われるため、兵士列の横から近づくことを心がけましょう。曲線型のドローショットでない2人にフックと兵士どちらを狙うべきかの選択を迫ることができます。
レベル1のあまりアシストが解放されていない軽い攻撃かつ経験値回収アシストが発動していないうちに被弾覚悟で近づきます。一度攻撃を食らっても、そのあとはフックの射程範囲にツクヨミを捉えられるのではないでしょうか。
こちらの攻撃を見てからドローショットを撃たれると避けるのは難しいので、相手の攻撃に対して後出しするように攻撃するようにしましょう。必死に当てようとしてフックが先にドローショットを撃つと、相手とのスピードや硬直の差によって後出しで一方的に当てられてしまいます。
スキル「気合を見せやがれ!」を使いつつ兵士横から攻めると、フックを狙うとフック側の兵士が一方的に勝ち、兵士を狙うとフックが攻撃してくるという二者択一の状況を作りやすいため有効でしょう。
スキル「俺様の前に立つなぁ!」は相手のドローショットの落下地点から逃げつつ近づくことができ、かつ大ダメージの攻撃スキルなのでレベル4からも負けずに打ち合えると思います。
ですが、相手がレベル4になると月輪が解放されます。手前を先行されたうえで月輪解放された場合、森からのドロー連打により手前奪取がとても困難になります。序盤から圧をかけ手前を先行し、森から引きずり出しましょう。

味方との連携

ファイター故に一人で黙々と端でレーン戦を行うことが多いため、普段はそこまで味方と一緒に戦うことはありません。レーン戦を有利に進め拠点を破壊していくことが何よりも味方への助けになるでしょう。
中央レーンで味方と一緒に行動する場合は、高威力のドローショットを活かして敵兵士をどんどん殲滅していきましょう。一緒の味方がファイターでない場合、敵兵士の処理は苦手であるため、こちらが積極的に兵士処理をすることで味方が動きやすくなります。味方が兵士処理に費やす時間やMPが減り、敵キャストを邪魔しやすくなる効果があります。
フックの中でも特に味方と連携する必要があるのがWSです。最初のうちは使いどころが分からず、試合終了直前まで使わなかったという試合もあるでしょう。しかし、フックのWSは試合の勝敗条件であるチームゲージへの効果を持ち、使わないでおくのはとてももったいないスキルです。
味方アタッカーのWSに合わせて使うのが一番分かりやすいタイミングです。味方がチームゲージへ与えるダメージを上げるスキルやアシストを同時に使っていた場合にキルを取ったときのダメージは絶大で、時には拠点一本分に匹敵するダメージを与えて勝敗をひっくり返すこともできます。

最後に

アイアン・フックは全キャストの中でもかなり地味なキャストと言えます。
積極的にキルを狙えるわけでもなければ戦場を飛び回って神出鬼没に味方を援護できるわけでもありません。デザインとしては高い体力と強化できる防御力で耐えつつ担当レーンを押し上げて拠点を折ることに特化していると言えるでしょう。
しかし、その長所を生かせばアクションゲームが苦手なプレイヤーでもWLWの醍醐味を味わいつつ勝利に貢献できるキャストに仕上がっています。
また、アシストカードの組み合わせに比較的縛られることがなく、色んなビルドを試すことができる楽しみがあるのも特徴の一つでしょう。
なかなか試合で勝利に貢献できていない方、WLWの雰囲気は好きだけどアクションが苦手で苦労している方、ダンディな船長で試合の舵取りをしてみたい方、
騙されたと思って一度アイアン・フックを試してみてはどうでしょうか?


  • とりあえず現環境を基に改定してみた。有識者の加筆等あれば助かる。問題ないなら改訂版をすげかえてもいいのかな? -- 名無しさん (2022-05-18 12:39:06)
  • 意見募集、問題ないか? -- 名無しさん (2022-05-26 11:36:38)
  • とても分かりやすかったです。気合いにこだわって試合落としてたなあ。勝率悪いわけだ😂 -- 42そうなおじさん (2022-10-02 09:09:37)
  • アシスト周りを現環境にアプデ。なお弓と草鞋は筆者が使用していないため使用感を求める。(むしろそこ含めて編集してください) -- 名無しさん (2022-12-05 14:25:44)
  • リン、マリー等の裏取り組の対策(特に手前取られた後)を教えていただきたいです… -- 名無しさん (2023-01-08 04:19:34)
  • リンやマリーは、そもそもテンプレから外すかなあ。例えば蜂の巣と和魂水差布団分福でレベル4まで歌ってごまかしてからのレベル4から一生死なないビルドで相手を追い返すか、あるいは気合R専用のクソデカドローで強引にドロー当てて打ち勝つか・・・ いずれにしても手前を先行されたら中央の遊撃に期待するしかなさそう・・・ -- 名無しさん (2023-01-11 15:32:35)
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最終更新:2023年01月11日 15:32