カード名 |
レアリティ |
カテゴリ |
レベル |
詳細説明 |
ウィリアム・テル |
WR |
ソウル |
2 |
【アシスト】使用可能レベルに達すると、以下の効果を発動する。 〔小/中/大/特大〕 ▲ドロー攻撃力が上がる 〔 特殊 〕 ▲HPが一定量以上の時ドロー消費MPが減少しHP継続回復効果となる 【ソウル】巨人召喚 回復双汽唱 【モチーフ作品】スイスの民族伝承より、ウィリアム・テル 【イラスト】Tomakita【CV】杉田智和 |
「こっちの矢はあんたのもんだ。良かったな、命拾いして」
Ver.5.34-Kの2022年10月31日に追加されたソウル。
Lv2よりDSを大上昇。(5.2目盛り)
HPが10(1目盛り)以上:DS消費MP減少(+MAXで-2.0)、HP継続回復(4秒に1ドット程度、HP10回復するのに約2分)
長いこと当ページでテルのMPカット値が-2より大きい旨が書かれていましたが、検証を詰めた結果MAX時で-2.0で確定しました。
DS値は素ステ分のみなのでインフレする中で見ると控えめだが、代わりに実質永続といっていい条件でDS消費カットとHPリジェネが得られる。
HPリジェネについては、参考までに「はーとうぉーみんぐ(リン、Ver5.34-D以降)」が40秒で約12回復、「妖精封じのランタン」や「餅食らいの袈裟衣+(Ver.5.34-Eの下方以前)」がHPは1分で6回復とされる。
対抗馬はもちろんHP強化・DS消費カットと要素が似ている「
凍みる心 カイ」である。
カイはWRアシストが2つ必要だが、その分DS上昇値がこのソウルよりも高い。カイは最大HPが上昇するが、テルは実質永続的なHP自動回復である。
また後発ソウル「
龍宮の姫君ロワナ」も特徴が似通っている。時間経過と兵士撃破で条件が違うためHPリジェネ量は単純比較できないが、ロワナは試合後半で効果が終了する縛りがあるため若干ロワナ優勢。DS値は(おそらく)Lv2になった瞬間はテルが優勢だが、シビアな数値でLv2確ビルドを組むでもなければスピード・DS値ともに最終的にロワナ圧勝となる。
巨人について、カイ&ロワナは回復双輪陣、テルは回復双汽唱となっている。
カイのHP上昇量は0.7目盛り(HP7弱)である。
テルで同じだけのHPをリジェネ回復するには1分半くらいを要する。レベル帯にするとレベル3後半~レベル4くらい。
このためレベル4になる前後くらいまでは、(特殊効果が完成している前提で)DS値、使えるHP量的にカイが完全に優位。
その後については、カイは帰城・HP回復スキルで溜めておける最大HP量が多い点で優位、逆に帰城が少ないのならテルの方が使えるHP量が優位。
ただし最大HPに対して現在HPが減っていればそれだけ敵アタッカーを呼びやすくなる、気持ちの問題として現在HPが多い方がメンタル的に安定したプレイができる、といった数字では表せない要素まで含めると一概にどっちが優れている、劣っていると決めつけることはできない。
またVer5.35のアシスト
カード環境では、ファイター向けWRアシストだとスピードを盛るための選択肢が狭い。カード追加の頻度的にもSRアシストの方が多くが条件付き・デメリットありではあるがインフレのペースが早い(気がする)。
またVer5.36-Aの8周年記念アシスト「創聖模写・苛烈の究道」が絶妙な塩梅で、レベル3以下で【SR・WR・苛烈筆】で固められやすいためカイの発動条件と相性が悪く、テルの需要も高まると思われる。
DS値や最大HP自体が必要ならばカイ、スピード等でSRアシストがほしいのであればこのソウルと差別化できる。
その後9周年ソウル「
龍宮の姫君ロワナ」が追加、ビルドの条件がないというウィリアムテルの優位も揺らぐことになった。一応、Lv2になった瞬間はギリギリ。
Ver5.36-Aの8周年アシスト追加前時点、
コッペリア、
パピールでおすすめソウル1位。3位に入っているファイターはもっといるが数が多いため省略。
+5、MAXでドローMP軽減UP。
14世紀の伝承上の英雄で、スイス史に登場する。
ロビン・フッドは12世紀の英雄とされるが、「実在が裏付けられていない」「飛び道具の名手」「悪代官退治」などロビン・フッドと混同される要素は多い。
息子の頭の上に乗せた林檎を射抜いた伝説が特に有名だろう。
「英雄のクロスボウ」「アップルシューター」でVer1から(武器だけ)お世話になった彼がVer5後半にもなってついに実装。
元のアシストと同様に、スタンダードなDS特化のステータスになっている。
上にあるようロビン・フッドと混同されたりされなかったりするが、WLW世界では明確に別人となっている。
メイド・マリアンは「頭のリンゴの伝説は、あたしじゃあない…間違えないでおくれよ」と嫌そうに否定、ロビンの方も「
公式4コマ漫画にて
」よく混同されることに酔っ払って愚痴を吐いている。
ただWLWテルのカードイラストは腰に横方向に提げた矢筒、高めの襟、金髪など
ロビン・シャーウッドに意図的に寄せたデザインをしている。さらにWLWロビンは「頭巾(フッド)」要素が廃されているが、テルは頭巾を被っている。
ウィキペディア・コモンズ
やGoogle画像検索での結果など見るにこれらの要素は「一般的なウィリアムテル要素」と必ずしも一致しない。むしろカード絵に「林檎」要素が避けられているのが不思議なくらいである。
一応、カード絵右下の際どいところに林檎らしい赤いものは確認できる。ただ装飾や体の一部がソウルカードの枠からはみでているイラストは他に多数あるにもかかわらず、ウィリアムテル要素として最重要である「林檎」はそのような処理をしていない。そもそもイラストレーターと打ち合わせる際に「隅っこだと見切れてしまうのでもっと林檎は目立つ位置に!」等の調整は可能だったはずなのに、それをしていないという謎は残ったままである。
ロビン・フッドは12世紀頃、テルは14世紀頃の伝承だが、WLWロビンはエルフ要素が入った長命キャラクターだと見るなら100年単位で後の人物であるテルと相まみえることもあったのかもしれない。
セリフ「こっちの矢はあんたのもんだ。良かったな、命拾いして」については、テルの伝説にて息子とともに逮捕されて頭の上のリンゴを射抜くよう命じられる有名な場面が由来。
命令した悪代官は彼がクロスボウの矢を二本も手にしていたことに気づいて理由を尋ねるのだが、「もしも一本目で失敗して息子を殺していたら、二本目でお前を殺していた」と彼は言い返すのである。
理由を訊かれたときにテルは渋って「殺さないから答えろ」と言われたので正直にこのよう言ったところ悪代官の怒りを買い、約束通り殺されはしなかったのだが投獄された。その後はなんやかんやあって二本目の矢でテルは悪代官を暗殺することになる。
WLW的にもテルの巨人は味方に回復とスピードのバフを与えると同時に強烈な防御デバフを付与する双汽唱である。
まさに一本目の息子を救った矢の見立ては味方を助けるバフ、二本目の矢の見立てとして敵をいつでも仕留められようにするためのデバフ……と解釈できるかもしれない。
最終更新:2024年05月04日 19:31