府城の南に当り行程8里35間。
家数19軒、東西2町・南北50間。
山間に住す。
南は戸石川に傍ふ。
東10町
原村の界に至る。その村まで15町。
西9町
赤土村の界に至る。その村は申(西南西)に当り19町。
南20町計
日影村の山に界ふ。
北1里計
大沼郡冑組入谷地村の山に界ふ。
また村西15町余に木地小屋あり。
家数10軒、東西40間・南北30間。
山川
白森山
村より戌(西北西)の方2里余にあり。
西は大沼郡野尻組大芦村に属し峯を界ふ。
嶽腰山
村より戌亥(北西)の方15町計にあり。
頂まで8町。
この山に5、6寸角にて長1間より2間計の石柱あり。橋を架するに宜し。
原組篠山村より出る材木岩の類なり。
戸石川
村南にあり。
源を村西の山中に発し、東北に流るること2里18町
原村の界に入る。
広3間計。
神社
御前神社
村西7町、山麓にあり。
本社の床下に長2尺系の石を建つ。そのさま墓石の如し。来由を詳にせず。
鳥居あり。水抜村星河内が司なり。
山神社
境内にあり。
村民の持なり。
天満宮
村西6町にあり。
村民の持なり。
最終更新:2020年03月27日 18:48