会津郡南青木組面川沢村

陸奥国 会津郡 南青木組 面川沢(おもかはさは)
大日本地誌大系第31巻 75コマ目

府城の東南に当り行程2里12町。
家数8軒、東西30間・南北20間。
山間に住し、北は渓流に()ふ。

東12町余花坂村の山に界ふ。
西1町余面川村の界に至る。その村は戌(西北西)に当り14町。
南8町上雨屋村の山に界ふ。
北は村際にて面川村に界ひ館沢川を限りとす。

山川

二重平山(にちゆうたひらやま)

村より辰巳(南東)の方にあり。
高30丈余。
南は南原村に界ひ、東は花坂村に属す。

館沢川(たてのさはかわ)

村北にあり。
面川村の境内より来り西に流るること30町計、面川村の界に入り沢川という。

寺院

阿弥陀堂

村中にあり。
草創の年代詳ならず。
村民の持なり。




余談。
村東に花坂村の山とありまますが、花坂村はそっちにありません。
方角的には大巣子村ですが距離がかなりあります。
この辺り元々記述に誤りがあるのかもしれません。
最終更新:2020年03月19日 19:25