旧この村の境内に雄沼・雌沼とて2の沼ありその総称を菅沼という。共に潰れて今その形なし。村名これに因るという。
府城の西南に当り行程4里10町。
家数4軒、東西1町・南北1町10間。
高山の半腹に住す。
嵐気常に絶す。五稼の実り勝れず。
山川
御身沢山
村より未(南南西)の方2町にあり。
高30丈計。
明神嶽の支峯なり。
東南は大岩村の山に連なり、西は鳥屋村の山に続く。
雑木茂れり。
神社
沼御前神社
村南1町にあり。
祭神及び鎮座年代詳ならず。
鳥居あり。仁王村高橋相模が司なり。
廃村です。大正2年(昭和6年)の地図には地名が載っています。
※地理院地図(大正2年測図/昭和6年修正)
最終更新:2020年04月17日 16:12