府城の西北に当り行程3里12町。
家数31軒、東西1町28間・南北2町44間。
四方田圃なり。
東6町46間
金上村の界に至る。その村は辰(東南東)に当り10町40間。
西1町
和泉河原新田村の界に至る。その村は申(西南西)に当り3町30間余。
南4町20間
坂下村に界ひ宮川を限りとす。その村は未(南南西)に当り19町40間余。
北8町3間
青津組下政所村の界に至るその村まで8町余。
また
丑(北北東)の方8町8間
青津組谷地村の界に至る。その村まで15町10間。
端村
上政所
神役目録に上政所村あればもとは別村にて後端村となりしと見ゆ。
本村の南3町30間にあり。
家数10軒、東西1町8間・南北56間。
南は宮川に傍ふ。
山川
宮川
関梁
橋
村南宮川に架す。
耶麻郡の諸村より坂下村に通る路なり。
長24間、土橋なり。
寺院
定徳寺
村北にあり。
開基分明ならず。
應永中(1394年~1428年)圓識という僧住せりという。
山號を徳栄山といい笈川組勝常村勝常寺の末寺真言宗なり。
本尊釈迦客殿に安ず。
最終更新:2020年05月08日 13:54