耶麻郡川東組松橋村

陸奥国 耶麻郡 川東組 松橋(まつはし)
大日本地誌大系第31巻 170コマ目

府城の東北に当り行程5里5町。
家数28軒、東西55間・南北2町50間。
村中に二本松裏街道あり。
東は酸川に()ひ西は湖水に近く四方田圃(たんぼ)なり。

東52間夷田新田村に界ひ酸川を限りとす。その村は丑寅(北東)に当り3町。
西5町湖水を限りとす。
南6町小平潟村の界に至る。その村まで7町50間。
北2町49間中目村の界に至る。その村まで5町20間余。
また
辰巳(南東)の方5町50間金曲村に界ひ酸川を限りとす。その村まで10町50間余。
戌亥(北西)の方6町44間川西組牛沼新田村の界に至る。その村まで12町40間余。

山川

松原

村西3町40間にあり。
南は小平潟村の松原に続き凡7町餘。
また北に続き牛沼の浜まで4町余の間松を列種す。これを新林という。

酸川

村東50間余にあり。
中目村の境内より来り、南に流るること9町10間小平潟村の界に入る。

牛沼

村西5町40間余にあり。
南北4町40間・幅16間。
その半を限り川西組入江村に界ふ。

水利

上山下堰

中目村の方より来り田地の養水とし小平潟村の方に注ぐ。

神社

熊野宮

祭神 熊野宮?
相殿 八幡宮
   熊野宮 2座
   稲荷神
   聖神
鎮座 不明
村より辰(東南東)の方にあり。
鳥居あり。小平潟村佐瀬主殿これを司る。

古蹟

金上寺跡

村南2町余にあり。
真言宗、山號を恵花山といいしとぞ。
何の頃廃せしにか知らず。