デンチュラ

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デンチュラ - (2019/11/15 (金) 17:01:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/09/22(水) 18:10:10
更新日:2023/07/02 Sun 20:17:57
所要時間:約 9 分で読めます






■データ


全国図鑑No.596
分類:でんきグモポケモン
英語名:Galvantula
高さ:0.8m
重さ:14.3kg
タマゴグループ:虫
性別比率:♂50♀50

タイプ:むし/でんき

特性:ふくがん(一撃必殺技以外の技の命中率が1.3倍になる。フィールド上で先頭にしておくと、道具を持ったポケモンと遭遇しやすくなる)
  /きんちょうかん(相手の木の実の使用を封じる)

隠れ特性:むしのしらせ(HPが1/3以下の時に虫タイプの技の威力が1.5倍になる。野生ポケモンとの遭遇率が上がる)

HP:70
攻撃:77
防御:60
特攻:97
特防:60
素早:108
合計:472

努力値:素早さ+2

弱点:ほのお/いわ
半減:くさ/でんき/かくとう/はがね

バチュルがレベル36で進化


■概要


黄色い体に紫のラインが入ったタランチュラのような姿をしたポケモン。
爪や目の色は青く蜘蛛だが脚は6本しかなくその内2本は横ではなく前向き。

電気を帯びた糸を吐きだし、わなを仕掛け、引っかかって感電した獲物を捕食する。

デザインに批判が多い第5世代の中で進化前と共に中々可愛いため比較的人気が高いと思われる。
因みにバチュルは体長何と10cm、重さ600gと全ポケ中トップクラスの小ささ。
現実にいてもおかしくないサイズに妙なリアリティが。よく考えたらアシダカ軍曹よりもデカい全長10cm体重600gの大グモが現実にいたら怖すぎる…
外見的にも短い足が4本あり、4つの単眼のうち一番前の2つが特に大きく、全身が毛に覆われ、1対の短い鋏角もげっ歯類の歯のように見えるなど全体的にハムスターっぽい哺乳類的な可愛らしい姿になっている。

色違いは若干分かりづらい。
一応、全体的に色が濃いのが判別点。

ちなみに合計種族値は第五世代で追加されたむしタイプの最終進化形の中で最も低い。


■対戦でのデンチュラ


前述の通り、種族値合計こそ472と高くないが、あのゴウカザルと同速という高い素早さとそこそこの特攻を持つ電気タイプらしい速攻アタッカー。

むし/でんきという初登場の珍しい複合タイプ。相性を補い合っていて弱点は2つに耐性が4つと中々優秀。
弱点となる岩と炎を両方半減できる/地面タイプのポケモンと相性がいい。
ただ素の耐久は紙なので等倍ダメージでもあっさり落ちるので注意。

とくせいは2つでどちらも優秀。
「ふくがん」はかみなりの命中率(70%)が何と91%まで跳ね上がる。

  • 威力120(タイプ一致で実質180)
  • 30%で麻痺
  • 命中率91%

単純計算でもあのサンダーの「10まんボルト」より火力は上。
特攻種族値92のユキノオーの「ふぶき」がやたら強いのと同じ。
更に「こうかくレンズ」を持たせれば命中率が100を超えるが、そこまでするなら他の道具を持たせたい。

もう一つの特性である「きんちょうかん」はデンチュラが場にいる間、相手が木の実を使えなくなる新特性。

「半減木の実の無効化」「ラムを無視して電磁波を当てる」「みがヤタ」「みがチイラ」「ねむカゴ」等木の実を使う戦術を封じられる強力なもの。
が、ヤタピやチイラ等は発動条件が満たされた状態で倒されるか交代するとその時点で木の実を使われてしまうで注意。

覚えられる技は威力命中安定な一致技「10まんボルト」と「むしのさざめき」
前述のふくがんと良相性な「かみなり」
新技の電気版特殊とんぼがえり「ボルトチェンジ」
同じく新技である相手より速いほど威力が上がる「エレキボール」
電気を無効化する地面に抜群が取れ、水・との複合には4倍も狙える「エナジーボール」
元固有技で電気版「こごえるかぜ」の「エレキネット」
先制技「ふいうち」

と、攻撃技に関しては割と豊富。

反面、各種粉技等の虫タイプらしい補助技は少なめ。
特性「きんちょうかん」でラム無視で麻痺を撃てる「でんじは」や高い素早さを活かした「みがわり」辺りは有用か。

積み技は「かげぶんしん」と「こうそくいどう」位しかない。
素早さ個体値0で低下補正性格でも、こうそくいどう1回で130族は余裕で抜けるが、耐久の低さや技スペースの都合で採用し難い。

遺伝限定だが「かなしばり」を覚えさせる事が出来「みがわり」と組み合わせる通称みがしばが可能。
同じくみがしばが使える虫にはモルフォンがいるが、
それより素の素早さが高くキュウコンウインディリザードン等メジャーな炎を抜けるのでモルフォン以上に使い易いと思われる。

水・地面と組ませるほか、雷が必中になり弱点の炎も実質等倍にできる雨パに組み込むのも充分にアリ。

特攻種族値97と火力インフレ気味な最近では微妙な高さをどう補うかが要になりそうである。
が、高火力ゲーな連中は紙装甲多いため、ゴウカザルと同速という気持ち悪い速さから弱点を突いていけば意外と落ちるポケモンも多い。
無理なら「ボルトチェンジ」で逃げる、という事も可。

ダブルバトルでは相手の場全体に作用する「ねばねばネット」「いとをはく」、ケッキングレジギガスの補助となる「いえき」等が役立つ。
特に「ねばねばネット」の使い手としてはアブリボンに次いで素早いのと、「ねばねばネット」の効果を受けない飛行タイプを一致電気技で狩れるのが大きい。


■ゲームでのデンチュラ


進化前のバチュルは6番道路の先の「電気石の洞穴」にのみ出現。
野生のデンチュラは存在しない。
バチュルの出現場所はここだけだが嫌という程出てくるため入手に苦労する事はない。
とは言えストーリーも折り返し地点、これより前に電気タイプを捕まえて育てている場合は、捕まえるだけボックスの肥やしになる可能性も。

幸いにも電気石の洞穴を抜けた先のフキヨセジムが飛行タイプなのでレベル上げは比較的簡単。
特性が複眼、「どろぼう」を覚え「いえき」で相手の特性を消せる事からアイテム収集にも活躍してくれる。

ポカブでスタートした方にはパーティー入りを強く勧めてみる。
幼なじみ2人の手持ちの弱点をことごとく突き流す事が出来、カトレアギーマも弱点を突いてぶち抜ける。

パーティーに空きがあるならばご一考を!


何と電気タイプ専門・ライモンジムに使い手が一人もいない。
カミツレさんの手持ちにはエモンガが二匹もいるのにデンチュラもバチュルもいない。
何故だ…と思いきやBW2のチャレンジモードにてバチュルがカミツレの仲間入り。

ちなみに「きんちょうかん」の発動順は、プレッシャー、いかくよりもなので、伝説厳選には不向き。


【使用トレーナー】

▼バチュル
○短パン小僧のシンゴ(冷凍コンテナ)
N(電気石の洞窟戦)
暴走族のヘッド(週末シリンダーブリッジ)
なんだかちょっと和んでしまうのは何故だろうか……

▼デンチュラ
○エリトレのリュウヘイ(リュウラセンの塔の外周)
○エリトレのタツキ(クリア後ライモンドーム)
○クダリ(バトルサブウェイ)


■漫画でのデンチュラ


悪評が絶えないあのポケットモンスターReBURSTに登場。
トウゴという人物の手持ち。
まともにポケモンバトルした唯一といっていいポケモン。
他のポケモンが虐待、道具扱い、設定無視をされている嘔吐ではかなりマシな扱いだろう。

ポケットモンスターSPECIAL」では主人公ブラック手持ちとして登場。


■アニメでのデンチュラ


17話、野生で登場。
木に頭突きをしていたズルッグの前に現れ、「エレキネット」を食らわせ駆けつけたサトシ達によって退治されるも、
翌日ズルッグ自らリベンジをけしかけに来た所を群れをなして襲いかかる。が、パーティーをフルに繰り出したサトシらにより撃退された。
野生とはいえタマゴからかえったばかりの赤ん坊に容赦ねぇな。

チュラさんマジ鬼畜

しかし、住処を荒らしたのはズルッグなだけに対応は正しいとも言えなくも無い。
……27話に出た個体といい何故悪役ばかりなのか…やたら鳴き声は野太いし。

またバチュルは28話で初登場。38話ではモブトレの手持ちとして登場したが、相手は何とツンベアー
ちっこさと素早さを活かした戦いで優勢に立ち背中に密着し10まんボルト!
0距離攻撃にツンベアーが倒れバチュルの勝利確定か? と思われた……が……。

「バチュ…」
てく…てく…てく…ぺた…

そう、ツンベアーが背中から倒れた為、巻き込まれまさかの敗北。
多くの視聴者が「ちょっと待て!」と突っ込んだ。


最新の活躍は62話「バチュル、デンチュラ!電気石の洞穴!!」
この回では珍しく善役で登場かつメイン回である。





デンチュラ「蒐窮開闢」「終焉執行」「虚無発現」
トレーナー「電磁抜刀―――穿!!(ボルトチェンジ)」

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