リョウ(ポケモン)

登録日:2011/04/03 Sun 15:23:01
更新日:2025/03/07 Fri 02:51:01
所要時間:約 3 分で読めます





だって むしポケモン かっこいいし きれいでしょ!

ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』ならびに『プラチナ』に登場する人物。

シンオウリーグ四天王の一人。


◆概要

シンオウリーグで一番手を務める。むしタイプのポケモンの使い手。

緑の髪とアンテナ(アホ毛)がチャームポイントの美少年。
ジャニーズっぽい言い回しを好む。特にプラチナでの登場アクションは必見。
負けても自分とむしポケモンのアピールは忘れない。意外にプロ根性のある少年である。
年齢は恐らく10代後半ぐらい。現段階ではイッシュ地方シキミカトレアと並ぶぐらい四天王では若い方だと思われる。


◆使用ポケモン

■ダイヤモンド・パール

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
ドクケイル 53 りんぷん むしのさざめき
どくどく
かげぶんしん
ひかりのかべ
-
アゲハント 53 むしのしらせ むしのさざめき
エナジーボール
サイコキネシス
シャドーボール
ビークイン 54 プレッシャー こうげきしれい
パワージェム
ぼうぎょしれい
かいふくしれい
ヘラクロス 54 むしのしらせ メガホーン
インファイト
ストーンエッジ
つじぎり
ドラピオン 57 カブトアーマー シザークロス
クロスポイズン
こおりのキバ
つばめがえし

格差の激しいむしタイプの使い手だけあり、DPでは序盤虫を2匹も使うこともあってあまり強くはなかった。
ヘラクロス・ビークインといった強ポケもいるが、ドクケイルやアゲハントの時点で積んでおけばゴリ押しできる為、相対的には弱いとされる。

切り札はドラピオン。因みにこいつはむしタイプではなくどくあくタイプな点に注意。進化前やタマゴグループは虫だけど。
(ついでにキクノじめんタイプ使いのくせにいわタイプウソッキーを使ってたりする……が、三番手のオーバがあまりにもアレなのであまり言及されない)


だ が 、

プラチナではまさかの超強化。


■プラチナ

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
メガヤンマ 49 かそく むしのさざめき
とんぼがえり
エアスラッシュ
かげぶんしん
-
ハッサム 49 むしのしらせ シザークロス
アイアンヘッド
つじぎり
でんこうせっか
ビークイン 50 プレッシャー こうげきしれい
パワージェム
ぼうぎょしれい
かいふくしれい
ヘラクロス 51 むしのしらせ メガホーン
インファイト
ストーンエッジ
つじぎり
ドラピオン 53 カブトアーマー シザークロス
クロスポイズン
こおりのキバ
つばめがえし
オボンのみ

元より強かったヘラクロスとビークインはそのままで、
足を引っ張っていたドクケイルとアゲハントがそれぞれメガヤンマとハッサムに変更された。

先鋒でいきなりメガヤンマ。
「レベル低いけど積んどきゃ大丈夫だろwww」みたいな考えだと「エアスラッシュ」や「むしのさざめき」でボコボコにされる。
相手も「かげぶんしん」を積んできたり、特性『かそく』により毎ターン素早さUP等暴れ出すと手が着けられないので、弱点を突いて短期決戦を狙おう。
「さいみんじゅつ」が無いのが救いか。

だがこいつを倒したところで他にもハッサム、ビークイン、ヘラクロスと強豪が名を連なる。
幸いにもこいつらは全員4倍弱点を持っているので、それを上手く突いて倒すのがいいだろう。
また、これはDP時にも言えることだが、相手パーティの技構成を見るとはがねタイプに対する有効打がヘラクロスの「インファイト」しかなく、他の技は全て半減できるためパーティにいるとドーピングや回復の壁役として役立つだろう。

因みに切り札は相変わらずドラピオン。
キクノもオーバもタイプが統一された為若干浮いてる。
ただこいつは4倍弱点がない(というか弱点がじめんだけ)なので注意。まあ正直他の奴らの方が強いけど。


■BD・SP

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
ドクケイル 53 りんぷん むしのさざめき
どくどく
つきのひかり
ひかりのかべ
くろいヘドロ
アゲハント 53 むしのしらせ むしのさざめき
サイコキネシス
シャドーボール
ちょうのまい
ものしりメガネ
ビークイン 54 きんちょうかん こうげきしれい
つばめがえし
アクロバット
ぼうぎょしれい
オボンのみ
ヘラクロス 54 こんじょう かわらわり
からげんき
じしん
いわなだれ
かえんだま
ドラピオン 57 スナイパー シザークロス
クロスポイズン
つじぎり
じしん
ピントレンズ

BDSPでの1戦目は原作DPと同様。
ドクケイルが『くろいヘドロ』持ちの耐久型、アゲハントが「ちょうのまい」を活用する型になり一応足手纏いレベルではなくなった。
さらに『かえんだま』+『こんじょう』ヘラクロス『ピントレンズ』+『スナイパー』ドラピオンまで持ち出しており、「たかが虫」と甘く見ると痛い目を見る。
ヘラクロスはあろうことか一致主力技である「メガホーン」を忘れており、むしタイプ使い四天王にも拘わらずむし技を切っている。むしタイプ特有の通りの悪さを気にしたのだろうか。
ちなみにビークインが剣盾からの仕様変更で「かいふくしれい」を失ったままなので何とも物悲しい事になっているのは内緒。せめて「はねやすめ」くらい覚えさせてやれよ…

ところでこのビークインは努力値H振りかつオボン消費からの威力倍の「アクロバット」を放ってくる…のだが、実はBDSP内の通常プレイでは習得不可の技だったりする
一応第五世代~第七世代まではわざマシン、剣盾ではわざレコードで習得できるので、おそらく他の地方へ行って覚えさせてきた…のだろう。


■BD・SP(2周目)

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
メガヤンマ 65 かそく むしのさざめき
エアスラッシュ
げんしのちから
みきり
ものしりメガネ
ハッサム 65 テクニシャン シザークロス
つじぎり
バレットパンチ
つるぎのまい
オッカのみ
ビークイン 66 きんちょうかん こうげきしれい
つばめがえし
パワージェム
ぼうぎょしれい
オボンのみ
ヘラクロス 67 こんじょう インファイト
からげんき
じしん
いわなだれ
かえんだま
ドラピオン 68 スナイパー シザークロス
クロスポイズン
つじぎり
じしん
ピントレンズ

2戦目はプラチナの強化版準拠であるが、ハッサムが特性『テクニシャン』となり、剣舞バレパンを放ってくるようになる。
また、ヘラクロスの技が「かわらわり」→「インファイト」に置き変わる。やっぱり頑なに「メガホーン」は覚えさせようとしない。
そしてビークインの「アクロバット」も覚えられないことに開発陣が気づいたのか「パワージェム」に置き換わる…のだが、このビークインは性格いじっぱりかつC個体値0(もちろん努力値C無振り)であるため、明らかに嚙み合わない技を覚えさせられて結果的に弱体化している*1何故ビークインはこんなにも不遇な目に合うのだろうか。


■BD・SP(3周目以降(2周目クリア+ヒードラン捕獲後))

ポケモン 性別 Lv. 特性 技構成 持ち物 備考
メガヤンマ 75 かそく むしのさざめき
エアスラッシュ
げんしのちから
みきり
ものしりメガネ
ハッサム 75 テクニシャン シザークロス
つじぎり
バレットパンチ
つるぎのまい
オッカのみ
フライゴン 75 ふゆう むしのさざめき
だいちのちから
りゅうのはどう
ばくおんぱ
ものしりメガネ
ビークイン 76 きんちょうかん こうげきしれい
つばめがえし
パワージェム
ぼうぎょしれい
オボンのみ
ヘラクロス 77 こんじょう インファイト
からげんき
じしん
いわなだれ
かえんだま
ドラピオン 78 スナイパー シザークロス
クロスポイズン
つじぎり
じしん
ピントレンズ

そして3戦目はなんと フライゴン を持ち出してくる。いや確かにタマゴグループむしだけど…
…むしタイプではないドラピオンを一貫して切り札にしている辺り、彼が好きな「むしポケモン」とはタイプではなくタマゴグループの「むしポケモン」なのかもしれない。
しれっとほのおでんきいわの一貫性が切られており、なかなかに厄介。
ちなみにメガヤンマと持ち物が被ってしまっている*2ちょっと開発陣は彼に対する調整が雑ではありませんか?



◆アニメ版


CV:小野賢章(幼少期:西村ちなみ)

原作以上にアイドルっぽい扱いをされており、ヒカリやジュンサーを含む女性からも人気。
虫ポケモンの言葉が理解でき、ポケモンとのコンビネーションも抜群である。
努力家であり、毎日ポケモンだけでなく自身のトレーニングも欠かさない。
虫ポケモンが多く住む森の中にトレーニングセンターを設けており、街での公開練習終了後サトシたちを招待した。

ケムッソはリョウが初めてゲットしたポケモンであり、大木から降りられなくなった子供の頃のリョウを助け、それをきっかけに仲良しになった。
しかしポケモンバトルで負けたことをリョウに責められ、リョウの前から姿を消してしまう。(もちろん彼はこの事をずっと後悔していた)
その後手持ちを離れている間にアゲハントに進化しており、リョウと再会した。

ここまでは問題ないのだが、
リョウはロケット団にポケモンを奪われた挙句、そのポケモンたちがトレーナー不在だったとはいえ、ロケット団のポケモンに圧倒されており、本当に四天王クラスの実力があるのか疑問視する声もある。
ただし、ポケモンを取り返してからロケット団を倒しており、バトルではシロナ以外の相手に敗北したことは一度もない。
再会したばかりのアゲハントをシロナ戦のメンバーに入れていたので、ポケモンの能力よりもリョウ自身の指示能力が高いタイプなのだろうか?


ちなみに中の人は後にXYシリーズでアランを担当している。

◆ポケモンマスターズEX

むしタイプのサポートとして登場。バディはビークイン。レアリティは5。シンオウはどくもあくも少ないからドラピオン出すだろうけど

最大の特徴は「ぼうぎょしれい」で無限に防御と特防を
全体に上げれること。本来は単体が対象だが、パッシブスキルにより全体化している。
単純に堅くすることはもちろん、マジコスシロナ&ジャラランガの「スケイルノイズ」や「インファイト」持ちの防御と特防を下げる攻撃技を気兼ねなく撃つことができる。ゲージ消費も1と少なく負担も軽い。
「かいふくしれい」は自身が対象で原則一回だけしか使えないが、サポートらしくタンク役もできる。レベルが3になれば、「無傷時ダメージ軽減」により、さらにしぶとくなる。
「こうげきしれい」はレベルが3になれば「ひるみ付与」可能で「かっこいいでしょ」は攻撃と急所を上げることができる。

最大の弱点はポケモン技に頼っているため、状態異常・妨害に弱いこと。
バディストーンボードに異常解除・妨害解除があるものの
初回だけで、永続ではない。無効にできるのはまひとニーズを考えるとむしろ一番対策しなくていいものとビミョーに噛み合っていない。
そこさえ目をつむれば、充分強力かつ使いやすいサポートである。

◆余談

名前の由来はヤブコウジ科の常緑小低木「万両(マンリョウ)」、またはリョウブ属の落葉小高木「令法(リョウブ)」。
花言葉はマンリョウは「寿ぎ」「陰徳」「徳のある人」、リョウブは「あふれる思い」「寛ぎ(くつろぎ)」。
どちらもエンターテイメント精神溢れる彼らしい言葉が並んでいる。
全体的なインパクトではオーバに押され気味な彼だが、若くして四天王に上り詰めただけあって人に言えない苦労も沢山してきたのだろう。
だからこそ、むしポケモンのアピールに力を入れているのかもしれない。


……そして次回作にて、むしポケモンのラインナップがなパワーアップを遂げる。

時代が彼に追い付いたのである。







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最終更新:2025年03月07日 02:51

*1 憶測ではあるが、急遽代替技に訂正したのだが、うっかり初戦時のミスを修正し忘れたのかもしれない。

*2 本作で手持ちの持ち物重複が起こってしまっているのは彼が唯一。