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かそく(ポケモン)

登録日:2018/01/12 Fri 15:12:37
更新日:2026/09/05 Sat 22:12:06
所要時間:約 7 分で読めます





(第五世代以前の説明文)
ちょっとずつ すばやく なっていく。


(第六世代以降の説明文)
毎ターン 素早さが 上がる。



かそく とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場する特性の一つ。




◆がいようは かそくで すばやさが あがった!


特性が実装された 第三世代『ポケットモンスター ルビー・サファイア』から登場している特性。

「加速」という名前の通り、効果は『ターン終了時に、自身のすばやさが1段階上昇する』とういもの。


技消費無しですばやさ(S)を上げられるこの特性が弱いはずもなく、しばしば強い特性として扱われることが多い。


初登場の第三世代当時の所有者はテッカニンとヤンヤンマ。

この時点では両者ともにアタッカーとしてのスペックを持ち合わせていないことから、
主にテッカニンが「つるぎのまい」や「みがわり」などからの「バトンタッチ」を行うという『加速バトン』が有名であった。
一方ヤンヤンマは、「バトンタッチ」を覚えず、素の能力は貧弱であることから、主にもうひとつの特性である「ふくがん」を優先していた。


第四世代ではヤンヤンマがメガヤンマに進化したことで、加速アタッカーという道を得た。

特に『ポケモンバトルレボリューション』環境では「さいみんじゅつ」の命中率が70%で、なおかつねむり状態が3~7ターン継続する仕様だったため、『かそく』によってあらゆる相手の上から「さいみんじゅつ」を放つことができるメガヤンマは強力なポケモンとして大活躍することになった。


第五世代では隠れ特性の実装に伴い、
なんとあのバシャーモがアチャモ・ワカシャモ共々『かそく』を得る。これによりゴウカザルとの差別化を図ることができるように。

ただし入手方法が公式攻略本に記載されているIDを入力して得るというもの(それも、『かるわざ』キモリと『しめりけ』ミズゴロウとのランダム)であり、
はっきり言って金は掛かる上に苦行。当時は♂の隠れ特性が遺伝しないのに♂しかゲットできないのも問題であった。
「買い占めた攻略本が全部しめりけミズゴロウだったんだけど!」

なおこの当時バシャーモの育成論は当然『かそく』前提なのだが、そのせいで考察Wikiが「『もうか』型はネタポケWikiでいいよね」としたところ、
ネタポケWikiサイドが「いや手に入れられない人が基本型を作ろうって時にネタポケWikiで、ってのはおかしいのでは」と疑義を呈したことで
『もうか』型もしっかり考察Wikiに載るようになった(第六世代以降は『かそく』アチャモの入手は難しくないため、ネタに戻ったが)。

なお、他にもキバニア・サメハダーが隠れ特性として『かそく』を得ている。


第六世代ではメガバシャーモの特性として『かそく』が実装された上、
仕様変更によって♂からもかそく遺伝が解禁され、バシャーモファンは歓喜した。
このころはもうゴウカザルのほうがむしろバシャーモとの差別化を意識しないといけなくなっていた。

更にバシャーモはなんと『かそく』と「バトンタッチ」の両立まで可能に。
ゴウカザルどころかテッカニンの枠まで奪いにかかった。

更にフシデ・ホイーガ・ペンドラーの隠れ特性が『はやあし』から『かそく』に変更。
バシャーモとペンドラーはアタッカーとしてもサポーターとしても使えるため、型が読まれやすいテッカニンの採用率が減少する。


それから月日は流れて第九世代。
新たな『かそく』所有ポケモンとしてヒラヒナ・クエスパトラが登場した。



◆『かそく』の欠点


『かそく』最大の欠点はなんといっても「1ターンは場に居座らなければ発動しない」という点だろう。

そのため、基本的に「まもる」や「みきり」などを搭載することになるが、
読まれて「みがわり」などを積まれたり無償降臨を狙われるリスクが付きまとう。ダブルバトルでは「まもる」を貫通する「フェイント」も怖い。

既にSを一段階以上積んでしまった相手と対面したときや、素の状態でSが負けている相手にS積みの余地を与えると、完全に1ターン無駄にする。
あえてそこで殴ってみるというのも読みとして面白いが、リスキーである。
第七世代では「まもる」すら貫通するZワザの登場で、更に厳しくなっている。

またあくまで素のSしか上がらないので、優先度が高い技には無力。
とくに『はやてのつばさ』ファイアローや「しんそく」カイリューなどは厳しい。
『かそく』所有ポケモンはサメハダーとクエスパトラを除き、ひこうタイプに弱いため注意したいところ。

「トリックルーム」下では素早さが遅い順からになるので完全に逆効果。トリパにも注意が必要。
「ジャイロボール」も自分が速く相手が遅いほど威力が上がるため、積めば積むほど大ダメージを受けてしまう。


しかし、それら欠点を考慮してもS上昇が弱いはずもなく、
加えて第七世代で『はやてのつばさ』が弱体化したことで、『かそく』使いの立場はますます向上。
テッカニンにしろバシャーモにしろサメハダーにしろペンドラーにしろクエスパトラにしろ、他に特性は存在しているのだが、
『かそく』のほうが圧倒的に優秀すぎて他の特性を選択するメリットがほぼ皆無になるレベルで非常に多く使われる特性である。
大抵は他の特性が微妙すぎるということもあるが。



◆各所有ポケモンの特徴


テッカニン(第一特性)

第三世代〜第五世代までの唯一の加速バトン使い。
♀の加速アチャモがいなかったので第五世代でも加速バトンで活躍していた。
このため、かつては加速バトンは「鉄火バトン」と呼ばれていた。

レジエレキ(200)、デオキシス(スピードフォルム)(180)に次ぐS種族値160を誇るテッカニンは『かそく』を1回発動させれば相手に抜かれることはまずあり得ないため、
あとは「みがわり」「まもる」「つるぎのまい」を駆使してSとAを上げ、「バトンタッチ」でアタッカーに繋げるのが基本。
ほかにも「にほんばれ」なんかも覚える。

…なのだが、「つるぎのまい」も「にほんばれ」も「みがわり」も使え、「ビルドアップ」すらできるバシャーモが 第六世代の仕様変更によって加速バトン使いに浮上したため現在は厳しい状況に。
ペンドラーが虫パ加速枠として浮上したのも痛すぎる。向こうは必中「どくどく」と「どくびし」回収まで出来るため、テッカニンの立場が…

だが逆に裏をかいて、隠れ特性である『すりぬけ』のテッカニンを加速バトンに偽装させるというプレイヤーも。
まあ素の火力も耐久も貧弱だけどね…

第七世代では加速前でもゲッコウガやフェローチェを一致技で、カプ・コケコやメガゲンガーをZワザ化した「あなをほる」で落とせるアタッカーとしても活用可能。


バシャーモ(隠れ特性)

第五世代から登場。ところで攻略本何冊買いましたか?
通常特性が発動に苦慮する『もうか』であることから、『かそく』バシャーモがメイン。

1ターン目を「まもる」や「みきり」でしのぎ、高いAから「フレアドライブ」「じしん」「ストーンエッジ」などをぶちかます。
かくとう技も第五世代で強化された「とびひざげり」を覚えるようになったため、ゴウカザルに対抗できるように。

メガバシャーモ(メガシンカ特性)

更に第六世代ではメガシンカが登場したが、なんとメガシンカしても『かそく』という、明らかに公式が理解した仕様になっている。

『かそく』アチャモも早期購入特典で配信されたため、『かそく』型持ちバシャーモを持っているプレイヤーも非常に多い。


また物理ばかりがクローズアップされるが、メガ型を採用しないならCも高水準であるため、
「オーバーヒート」や「きあいだま」等を活かした特殊アタッカーとしての採用も可能。

その他、テッカニンのやりたいことをテッカニン以上のスペックでできるのでバトン枠にも採用できる。
最悪バトンせずにそこから「とびひざげり」や「フレアドライブ」につなげてもおいしい。

第七世代では天敵のファイアローが環境から消え、カプ・テテフの「サイコフィールド」効果で先制技も受けないという追い風を受け、上位クラスの採用率を誇る。

第八世代ではメガシンカが没収。あと何故か「とびひざげり」も没収された。
とはいえ変化技さえあれば「ダイウォール」が使えること、「インファイト」の習得など強化点も多い。
問題なのは物理ほのおアタッカーの役割をエースバーンに食われかけていることか…

第九世代ではダイマックスの廃止と『リベロ』の仕様変更に伴いエースバーンが一気に弱体化したので使用率はバシャーモの方が上回っていた。


サメハダー(隠れ特性)

バシャーモ同様に『かそく』を得て強化されたアタッカー。
低耐久故に通常特性である『さめはだ』をどこぞのスナザメより活かしにくいためにかそくが優先される。

「アクアジェット」「たきのぼり」「かみくだく」「じしん」「こおりのキバ」「しねんのずつき」などがあるため、物理攻撃範囲には余り困らない。

バシャーモと違い、メガシンカすると特性が『がんじょうあご』になる。
その為メガシンカ前にある程度加速しておくのが基本戦術。
「まもる」で凌ぐのも手だがバレやすい為、思い切って弱った相手を美味しくいただいた流れで加速してしまうのも手。

なお、たとえメガシンカをしても耐久値には不安が残るため、メガシンカせずに『きあいのタスキ』を持って殴り合う型も多い。
『かそく』によって多くの相手の上を取れる点や、先制技の「アクアジェット」を覚える点、「みちづれ」を覚える点などからタスキとの相性は上々。
タスキを持つ場合はこおり技の性能の関係で特殊技をメインに採用することが多い。

第八世代ではメガシンカ喪失により途中で『かそく』が切れなくなってしまった。


メガヤンマ(第一特性)

第三世代時点でのヤンヤンマは活躍しにくかったが、
メガシンカ…じゃねえこれは通常の進化だ メガヤンマになることで強力な特殊アタッカーになれる。

攻撃技は「むしのさざめき」「エアスラッシュ」「サイコキネシス」「シャドーボール」「ギガドレイン」など。
他に「めざめるパワー(みず)」でほのおタイプといわタイプ、いわ技をよく所有するじめんタイプを対処することも可能。

但し他の加速要員と違い活かせるのは自分だけの上途中で切れない。
また、むし/ひこうと言う悩ましすぎる攻撃範囲をフォローできる第二特性の『いろめがね』も優秀な特性である点が痛し痒し。


ペンドラー(隠れ特性)

第六世代でまさかの『かそく』使いに。しかもこっちも「バトンタッチ」を覚える。
第五世代の「ポケモンドリームワールド」で手に入る隠れ特性は『はやあし』だったが、これをポケムーバーで転送してくると『かそく』に変更される。

テッカニンとの差別点は、必中「どくどく」と「どくびし」回収であろう。耐久もテッカニンに比べれば幾分マシ。
また「かげぶんしん」や「てっぺき」「こうそくいどう」を覚えるほか、「まきびし」「どくびし」をこっちから撒いていくのもできる。

ペンドラー独自の動きには「どくどく」からの「ベノムトラップ」、その後『かそく』からの「バトンタッチ」というものだろうか。

ただしいくら優秀といえど所詮序盤むしポケモン。耐久性能には不安を抱えていることには留意したい。

そんなペンドラーだが『Pokémon LEGENDS Z-A』にてメガシンカを会得。
高速アタッカー寄りから重アタッカーへとシフトチェンジし、特性が『シェルアーマー』となる。
メガシンカすると持ち前のSが大幅に下がってしまうのだが、その点はメガシンカ前の『かそく』である程度補うことも可能。


クエスパトラ(隠れ特性)

第九世代『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』初登場のポケモン。
ダチョウみたいな見た目だが単エスパータイプ。
『スカーレット・バイオレット』は他の『かそく』持ちが全滅しているので、半ば専用特性状態になっている。

種族値は全体的に控えめだがエスパータイプらしく補助技に優れ、「バトンタッチ」も習得可能。
耐久面はそこまで硬くないので弱点の技で攻撃すればあっさりやられてしまう。特に「かげうち」や「ふいうち」のような弱点を突かれる先制技は大の苦手。

専用技「ルミナコリジョン」は相手の特防を必ず2段階下げるエスパー技。強化版「アシッドボム」といった性能で、下手すると素早さを上げまくられた挙句「ルミナコリジョン」でゴリ押しされかねない。

また、「スキルスワップ」を習得可能。『かそく』と「スキルスワップ」を両立できる唯一のポケモンでもあるため、ダブルバトルでの活躍も期待できる。

ただ、積み技の牽制になる 第一特性 兼 専用特性である『びんじょう』もあるのが痛し痒しか。





ついきが せっそくで しゅうせいひっすかしょが ふえた!

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最終更新:2026年09月05日 22:12