ドクケイル

登録日:2014/02/23(日) 17:15:52
更新日:2022/02/05 Sat 14:53:10
所要時間:約 5 分で読めます






■もくじ

■データ


全国図鑑No.269/ホウエン図鑑No.018/シンオウ図鑑No.052
分類:どくがポケモン
高さ:1.2m
重さ:31.6kg
タマゴグループ:むし
性別比率:♂50♀50

タイプ:むし/どく
特性:りんぷん(相手の攻撃技の追加効果を受けない)
隠れ特性:ふくがん(一撃必殺技以外の技の命中率が1.3倍になる。フィールドで先頭にしておくと道具を持ったポケモンと出会いやすくなる)

種族値
HP:60
攻撃:50
防御:70
特攻:50
特防:90
素早さ:65
合計:385

努力値:特防+3

ケムッソ→マユルド(Lv.7)→ドクケイル(Lv.10)


■概要


マユルドの進化形。
「∵」状に並んだ複眼と、葉っぱの様な羽を持つ蛾のポケモン。
何故か常ににやけている。

通常の蛾と同じく、街灯の明かりに誘われて移動する夜行性。
集団で街路樹に群がっては、葉っぱを喰い散らかしてしまう害虫である。
危険を感じると猛毒の粉をまき散らす。
その粉を吸い込むとプロレスラーでもすぐに寝込んでしまう。プロレスラーをなんだと思ってんだ

分岐進化の相棒であるアゲハントに比べるとぱっと見は結構キモい。
でもよく見てると可愛い。キモクナーイ
その独特の愛嬌に加えて後述のアニメでの活躍もあり、女児からは人気があった。

色違いは羽根が茶色い


■ゲームでのドクケイル


進化前のケムッソ、もしくはマユルドは、第三世代ではトウカの森等でゲットできた。
ケムッソから進化させる場合、進化先がカラサリスになるかマユルドになるかは完全にランダムなので、
確実に厳選したい場合はマユルドの状態から育てるようにしたいところだが、わざわざこんな序盤虫を相手に貴重なアイテムを切るというのもばかげた話。
性格一致!個体値も理想的!とガッツポーズを取って進化させたらカラサリスで絶望するのは、ドクケイル使いなら誰もが通った道である。なんでこんな仕様にしたんだ

進化して羽が付いたがひこうタイプが追加された訳ではなく、特性もふゆうではないので地面タイプのわざも受けてしまう。
火力も低く、シナリオ攻略では非効率の極みで非常に使いづらい。この点は中盤まで火力を出せるのでありがたいアゲハントとは対照的。

DPtではギンガ団のしたっぱや、四天王リョウの手持ちとしてアゲハントと共に参加。
が、どちらも弱すぎたとみられたのか、プラチナ版では相次いでリストラされた。不遇のアリアドスをリメイク版どころかPWTにおいても使い続けたどこかの忍者親に比べると随分と薄情である。

図鑑説明では「猛毒の粉をまき散らす」と書かれてあるが、実際には「どくのこな」どころか粉系の技を一切習得しない。
どういうことなの。


■対戦でのドクケイル


攻撃型のアゲハントに対し、ドクケイルは耐久型の種族値。
序盤虫ポケの中では第七世代に至る現在においてもトップクラスの耐久力を誇る。
ただし総合的に見ればアゲハント同様かなり絶望的な数値なので過度な期待はしない方がよい。

基本的には「つきのひかり」や「はねやすめ」で体力を回復しつつ、「どくどく」でHPを削るオーソドックスな持久戦が得意。
毒タイプなので「どくどく」無効、さらに「りんぷん」のおかげで追加効果も無視できる。そして「ひかりのかべ」のおかげで特防に関しては意外と硬い。
「ふきとばし」のおかげで「みがわり」なんかにも強いし、草・格闘タイプの技を1/4に低減できるので意外な相手を受けきることも可能。
弱点に関しても、第三世代だと前者は役割破壊で持つ「だいもんじ」程度なら受けられるし、第四世代だと所有しているポケモンが割と読みやすいので、
ハマった相手に対しては無類の強さを発揮する。マイナーポケモンってそんな評価ばっかだ
さらに第四世代で「むしのさざめき」「とんぼがえり」、第五世代で「ちょうのまい」を習得し、
元々高い特防を強化しつつ火力も上げるという、特殊流しとしては優れた実力を持っている。

このため、何をやっても他ポケモンの劣化になってしまう最不遇の一角、アゲハントと比べるとかなりマシな扱いを受けている。アゲハントも虫ポケ唯一の「とうそうしん」持ちという没個性はあるが
当時はバタフリーととも序盤虫ポケ最強の評価をにほしいままにした。どう考えても他の連中がぼんくらすぎるだけだが、それを抜きにしても侮れないポケモンだったのだ。
しかし第五世代のペンドラーハハコモリの登場と環境の激変で一気に陰りが見え始めた。
「この2匹は序盤虫じゃない」という意見のおかげでなんとか評価を保っていたが、第六世代で登場したビビヨンによって完全にとどめを刺された。

ライバルとして同タイプ、「りんぷん」持ち、「ちょうのまい」を覚えられるモルフォンが挙げられる。
耐久面は等々だが、特殊流しに関しては「ひかりのかべ」を覚えられるドクケイルの方にやや分がある。
アタッカーとしては完全にモルフォンの劣化にしかならないが、「ちょうのまい」を積むことで長期戦に持ち込み、返り討ちを狙うこともできなくもない。

さらに第四世代時代までのポケモンは、いわゆる「厨ポケを使わないこと」がマナーとして存在していた時代だった。
そのためドクケイルは、そういった不文律マナーが前提の空間では意外な活躍を見せてくれる「地味強枠」として、その筋の人には有名だった。
少なくとも催眠厨*1バタフリーよりは正々堂々戦っていて、アリアドスコロトックに比べてとても強いのである。
この点やアニメでの活躍も含め、アゲハントと比べると相当優遇されているポケモンである。

ただし基本的にはモルフォンの方が上であり、差別化がどうとか地味に強いなんて言ったところで結局当時の環境最前線で頻繁に見かけたメタグロスゴウカザルを相手に、何もできないことには変わりない。
そして第七世代の頃から、この時期のルールが「同調圧力のある暗黒期」であるという風潮が生まれてきた。そういう考え方で当時のモルフォンはもちろん、他のポケモンと比較してもぶっちゃけどんぐりの背比べもいいところ。
あくまでドクケイルは「序盤虫にしてはやり手である」だけであり、ぶっちゃけ当時からしてもオオスバメやムクホークのような「序盤鳥」の方が汎用性も高くて断然強いという意見だった。
こういった特徴のため、ドクケイルの全盛時代だった第三~第四世代の話をしても評価はかなり分かれる。

確実に言えるのは、ドクケイルの強さには当時の独特のマナーが関係していたということ。
もしあなたの見解と違う意見が出てきたら、それは単に遊んでいた(想定している)環境が違うだけかもしれない。単にあなたを言い負かしたいだけのレスバトラーかもしれない
しかしアゲハントの方は事実を述べただけで罵倒とみなされてコメントを消されるレベルで何をやってもダメすぎて*2、話をしていても気づかいをしなきゃいけなくて疲れてしまう。
それに比べれば、いぶし銀……とまではいかずとも本当に地味ぃ~な強さがあるドクケイルは、話していて楽しいポケモンかもしれない。

夢特性の「ふくがん」は命中率アップをオートで行う優れた特性だが、恩恵を受ける技が少ない&ショボいのでほぼ死に特性。
安定して耐久型の運用が出来る「りんぷん」の方がメジャーである。

第八世代には登場できていないドクケイルだが、もし相手の手持ちにドクケイルがいた場合、そのプレイヤーはかなりの熟練者である可能性が高い。
「これなら倒せるだろう」という当て推量をすると絶対に足元をすくわれるので、しっかりと念入りにぶっ殺してあげよう。アゲハントを相手にするのとはわけが違う。


■アニメでのドクケイル


AG編にて、ロケット団ムサシの手持ちとして登場。
ホウエン地方における彼女の2匹目のポケモンで、捕獲当時はケムッソだったのがマユルドに、そしてドクケイルに進化した。
この時ムサシはマユルドのことをカラサリスだと勘違いしていて、コジロウニャースから「真相を知ったらキレるに違いない」と心配されていたたが、
いざ進化してみると「美しい」「超可愛い」と気に入られて事なきを得た。

通称「ムサシの嫁」。
ムサシからは大変気に入られており、ドクケイル自身もムサシのことを大変好いている他、コジロウの言う事にも素直に従ういい子。
ほぼ同時期に進化したハルカのアゲハントとは何かと張り合う事が多く(本人らよりむしろトレーナーの2人の方が)、コンテスト等でも競い合っている。
悪役のポケモンだが実力はかなり高く、サトシたちを苦戦させることも多い。
使用技は「たいあたり」、「どくばり」、「ふきとばし」、「サイケこうせん」、「かぜおこし」等。

DP編73話にて、ポケモントレーナーのタイキが持つ色違いのドクケイルと恋に落ちる。
このタイキはムサシがかつて思いを寄せていた人物に瓜二つな容姿をしていて、自分と同じ後悔をドクケイルにさせたくないと思った彼女は、
ドクケイルの意志を汲み取って別れるという苦渋の決断をする。
この時ムサシは、ドクケイルが二度と自分の手持ちに戻れないよう、モンスターボールを破壊した。
詳細は該当ページを参照。

なにかとアゲハントと比較されるのだが、ムサシの手持ちが少ないことなども相まって結構出番が多く、
コンテスト回という見せ場もあるのでじわじわとちびっ子たちの評価をあげていった。
ハルカのアゲハントの出番がこれに比べると少ない+きれいどころにまとまっているせいで地味なことや、
サトシのベイリーフのように「何か問題を起こすせいで評価が分かれる」枠でもない素直ないい子ということもあって、
ADV編が終わる(あるいはちびっ子がポケモンに飽きる)頃には少なくともアゲハントと同じくらいには人気だった。
そして感動のお別れ回をもらう頃には、最初に人気だったアゲハントとは立場が完全に入れ替わってしまったのだった。

追記・修正は、愛する人の事を思いつつ別れを惜しみながらドクケイルを逃がした人にお願いします。

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最終更新:2022年02月05日 14:53

*1 当時は「複数催眠の禁止」というルールが存在していた。状態異常が弱体化した今でも忌避感を示すプレイヤーが多いのは当時の名残である。

*2 「ポケモンは対戦だけがすべてではない」という意見はもっともなのだが、アゲハントは外伝作品をひっくるめてなおポケダンの「ぎんいろのかぜ」とアニポケでハルカの手持ちになれたことくらいしか褒める部分がなかった。しかもこれがアニヲタwikiに限った話ではなく、発売当初からまったく同じ流れを20年近く繰り返しているのである。