登録日:2021/04/29 Thu 11:48:11
更新日:2025/04/19 Sat 01:13:57
所要時間:約 48 分で読めます
監督:永岡智佳
脚本:櫻井武晴
主題歌:
東京事変『永遠の不在証明』
『
名探偵コナン 緋色の弾丸』とは、劇場版『
名探偵コナン』シリーズの第24作目のタイトルである。
2021年4月16日公開で上映時間は110分。
【概要】
監督は前作『
紺青の拳』から引き続き永岡智佳。
脚本の櫻井武晴は前々作『
ゼロの執行人』以来の登板。
櫻井氏によると、当初は赤井だけをメインにした脚本を書いていたが、原作者の
青山氏が秀吉と真純の出番を増やした為、これに気付いた櫻井氏が「赤井一家の話になってる」と指摘。
その結果、本作は赤井一家が集結
(といっても結局全員が一堂に会したわけじゃなかったとか言ってはいけない)し活躍する話となった。
これがかえって複雑になってしまったというファンもいたが。
今作はスポーツの祭典「WSG東京」のスポンサー企業関係者を狙った
連続拉致事件を主軸に物語が進む。
同様の事件が15年前のアメリカでも発生しており、コナンや
日本警察が捜査を進める中、赤井達FBIも15年前の連続拉致事件との関連を疑い動き出す。
そして、赤井の家族も各々の目的や思惑のため名古屋に集結し、終盤では
最新鋭リニアを舞台にスピード感溢れる展開が待ち受けている。
『ゼロの執行人』において
公安警察の
「正義」が描かれていたのと同じく、本作ではFBIの
「正義」が描かれている。
だが、それを遂行するにあたっての手段や考えは大きく異なる。
『ゼロの執行人』においては、
安室たち公安警察は国を守るためならば個人を陥れたり、民間人の協力者達を得て彼らを動かしたりしていたが、赤井が所属するFBIは事件解決のためならば犯人の射殺や司法取引をも厭わない。
公安警察とFBIは、共に国家・国民のために「正義」を貫くため活動する組織である点は同じだが、やり方は大きく異なるので、公安警察とFBIの「正義」を比較して観るのも面白いかもしれない。
また、前述のFBIのやり方と、コナンの「凶悪犯でも殺さない」というポリシーが、どのようにぶつかり合ってどのような結末を迎えるのかについても注目したい。
なお、本作ではアニメ版に先駆けてメアリーの正体がMI6のエージェントであることが明らかにされており、パンフレットでは幼児化した経緯とコナンの正体に気付いている理由が解説されている。
本作の主な舞台は
愛知県名古屋市で、名古屋城を始め同市の名所や
ひつまぶしなどの「
名古屋めし」も登場する。
これまでにも『新幹線大爆破事件』や『漆黒の特急』などで少し出てきたことはあるが、メインの舞台となるのはシリーズ初。
原作との時系列については『代役・京極真』の前にプレストーリーが展開され、本作は『骨董盆は隠せない』から『太閤名人の将棋盤』の期間中の出来事と推察される。
本作の公開1日後の2021年4月17日には、プレストーリーである
アニメオリジナルエピソード『米花商店街ダストミステリー』が放送。
このエピソードで、赤井(沖矢)と真純がアニメオリジナル初登場となった。
当初は第975話として2020年4月18日に放送される予定だったが、後述の理由による公開延期に伴い本エピソードも放送が延期され、約1年後に第1002話として放送された。
本エピソードには、今回の劇場版には登場しない
小林澄子が登場している。
●公開延期と、その後の展開
当初は2020年4月17日公開予定だったが、世界的な新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を受け、公開が目前に迫っていた4月3日に公開延期が決定。
同年6月8日に、当初から1年遅れの2021年4月に公開することが決定。
このため、2020年は劇場版『名探偵コナン』が公開されない空白の年になった。
『ドラえもん』や『
クレヨンしんちゃん』、『
ポケットモンスター』といった東宝配給で毎年劇場版が公開される作品は、同様の理由で公開が延期されつつも年内に上映された為、『コナン』のみが大幅に延期される事になったが、「WSG東京の元ネタである東京オリンピックが1年延期となった事に伴い、現実とのリンクを考慮したのでは」、「シリーズ初の興収100億円を達成できる時期の公開が望ましい」など、長期延期に理解を示す声も少なくなかった。
2020年12月2日に、公開日が2021年4月16日となることが決定。
それと同時に、過去の劇場版23作をマッシュアップして12発の弾丸になぞらえた全12弾のプロモーション企画『再装填プロジェクト』が発表された。
2021年2月10日に、日本での公開日に劇場版初の世界同時公開が決定。
同月24日にはコナンと赤井一家が集結した新ビジュアルが公開される。
そして3月15日にシリーズ初となるIMAX、4DX、MX4D、ドルビーシネマにて同時上映されることが発表された。
これらの上映限定で青山先生描き下ろしの「緋色の再装填カード」が先着20万人に入場者プレゼントとして配布されることも発表された。本作以前の4D版は映画の上映が一旦終了した後のイベント上映だったが、最初の公開時点で4D版が同時公開されるのは今回が初めて。
加えて、2021年2月11日から、赤井一家の活躍するエピソードに焦点を当てた総集編
『緋色の不在証明』が劇場上映。
当初は3月4日までの3週間限定公開を予定していたが、最終的には公開期間が延長された。
ただの総集編ではなく、コナンと赤井によるナレーションを新規収録し、音響も劇場仕様に再編集されている。
新規ナレーションについては劇場版におけるコナン誕生の紹介シーンの
オマージュになっている。
この上映限定の特別映像として赤井からのシークレットメッセージが流れ、更には本作の新規予告映像も先行解禁された。
前述の通り2021年4月16日に無事公開されたが、緊急事態宣言の発令で東京や大阪などの映画館が休業となった影響もあり、最終興行収入は76.5億円と前作を下回る結果となったものの、歴代のシリーズ最高興行収入としては第4位の記録となった。
2022年4月22日に『
金曜ロードショー』でテレビ初放送された。ただし、「ノーカット」と銘打ちながら一部シーンのカットやエンディングの独自編集がされている。
※以下ネタバレが含まれますので、未鑑賞の方はご注意ください。
【ストーリー】
あのボウヤは、俺達FBIとは違うようだ……
赤井さん……万が一の時が、来てしまったみたいだ
15年前、
アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトのダウンタウン。
ストリートミュージシャンによる『ウィリアム・テル序曲』のハーモニカ演奏が街角に流れる中、両手を後ろ手に縛られた男性が、拳銃を持った人物から死に物狂いで逃げていた。
男性はよろけながらも
モノレールの駅までたどり着いたが、モノレールに乗り込もうとした瞬間に銃撃され命を落とした。
現在、日本・
東京都。
4年に1度だけ開催されるスポーツの祭典
「WSG」の東京開催が1ヵ月後に迫る中、それを記念して芝浜ビューホテルでパーティが開かれる。そのパーティに、コナン達も園子のコネで出席していた。
そこで、開会式当日に時速1,000kmを誇る
真空超電導リニアが新名古屋駅と東京の芝浜駅間で開通することが発表される。
更には、当日はリニアにWSG関係者と抽選で選ばれた一般客が乗車し式典を盛り上げる企画も発表され、パーティ会場は大いに盛り上がった。
だがその直後、ホテルが突然停電。間もなく復旧するも、WSGスポンサーの1人である園子の父・史郎の姿が忽然と消えてしまった。園子は近くにいた自動車メーカー社長のジョン・ボイドに「父の姿を見ていないか」と訊ねるが、彼は途端に様子がおかしくなったかと思えば"I know nothing!"(知らない!)とだけ答えると、何故か血相を変えてバンケットルームから走り去ってしまった。
駆け付けた目暮達は、停電中にスタンガンの光を目撃していたコナンの証言を受けて捜査を進める。一方の少年探偵団も独自に史郎の捜索を進めていくうち、気絶させられていた彼を元太の活躍により厨房で発見する。その傍らには、何故かLLサイズの男物のホテルマンの制服が脱ぎ捨てられていた。
目暮達は史郎の事情聴取を行い、その手口に先週発生した三塚製菓社長拉致事件との共通点を見い出す。同社社長の三塚映子もWSGのスポンサー企業トップだったので、コナンは2つの事件の背後には何かがあると推理する。その会話を、ドアの向こうでジョンが立ち聞きしていたことには気が付かないまま……。
そして、阿笠邸に戻ったコナンと灰原が今回の事件について話しているのを盗聴していた沖矢もまた、今回の件が15年前のアメリカで発生した連続拉致事件に酷似していることに思い当たり、ジェイムズの指示を受け行動を開始した。
翌日、阿笠邸。少年探偵団は史郎を助け出したお礼として、園子から『仮面ヤイバー』グッズに加えてリニア乗車券を貰う。そしてコナンが彼らと別れた後、15年前の事件を調べていたコナンの前に沖矢が現れ、ドライブを装って情報交換をすることに。
15年前のアメリカは、開催が目前に迫っていたWSGボストンで盛り上がっていた。だがそんな中、スポンサーのトップ3人が相次いで拉致される事件が発生。
州を跨ぐ事件だったためFBIが捜査を担当し、1人目と2人目の被害者は救出されるも、最後の被害者は自力で逃げ出したもののモノレール駅で射殺されてしまった。
またジェイムズの述懐によれば、救助された被害者達も何故かFBIへの捜査協力を拒んだばかりか、WSGのスポンサーも降りたとのこと。
その後、FBIは容疑者として石原誠という日本人を逮捕するが、彼は容疑を否認。
なお、その4年後には事件の模倣犯が現れていたが、その事件は既に解決済みだった。
当時のFBIの長官は、WSG協会の現会長であるアラン・マッケンジーで、彼は近日中に来日する予定だった。
コナンと沖矢は更なる模倣犯が今度は東京に現れたと考え、次に狙われるのはジョンだと推理。
同じ頃、真純とメアリーはある目的のためにリニアの乗車券を入手し名古屋行きを決める。また、秀吉も仕事で名古屋へ行くこととなり、この機会に家族に紹介しようと由美を誘った。
その日の夕方、小五郎はジョンから事件調査の依頼を受けており、コナンと蘭がリニアに乗る予定だと知ると動転して止めようとする。
事情を知った2人は、リニア乗車当日に都内で開催される『仮面ヤイバー』ショーを利用して探偵団の安全を確保した上で、自分達は小五郎の補助を兼ねて名古屋に向かうことを決める。
数日後、日本WSG協会ビルにて体験乗車の説明会が開かれる。
そこで広報担当の白鳩舞子、リニアのエンジニアである井上治、リニアの客室担当である石岡エリーらの自己紹介を受けた後、当日の予定についてまずは名古屋国際空港に集合し、乗車する前に空港内の病院で健康診断を受診することなどが説明された。
その日の夕方。FBIと落ち合ったコナンは、FBI本部が赤井に狙撃用弾丸の使用を許可したと知り、ジョディに「犯人を射殺する気!?」と問いただす。
するとジョディは「FBIにはFBIのやり方があるのよ」とだけ答える。彼女の険しい表情を見たコナンは、それ以上何も言えなかった。
そして迎えた、体験乗車当日である7月24日。
コナン達が名古屋国際空港病院へ向かっていると、空港に着いたばかりの沖矢から連絡が入る。
彼は、15年前の事件の容疑者だった石原は獄中死しており、また当時のFBI長官はアランだったこと、石原に妻と娘がいたことも伝える。
コナンは沖矢から石原の家族の名前を教えてもらい、小五郎からくすねた参加者名簿を調べる。だが名簿には名前が無かったため、沖矢は証人保護プログラムにより名前を変えている可能性を指摘する。
そして健康診断が開始されるが、アランの番が始まった途端、病院内に白煙が充満し始める。
参加者が次々と倒れていく中で灰原は「これは『クエンチ』よ……!」とコナンに教えるが、その直後に彼女も気絶。コナンも沖矢に電話を発信するが間もなく意識を失ってしまった。
その頃、沖矢はコナンからの電話で病院の異変を察知し、敷地から出てきた不審な車の追跡を開始。
また、病院を見張っていたメアリーと真純もバイクを発進させ、彼の後を追った。
数分後、通報を受けた愛知県警が病院に駆け付け、コナン達も意識を取り戻す。
幸い死者は出なかったが、ジョンの姿が消えていることが判明。コナンは空港で転んだふりをした際、ジョンに発信機を取り付けていたので、それを頼りに
ターボエンジン付きスケートボードで東海コンビナート付近へと向かった。
コナンより先にコンビナートの倉庫に着いた沖矢は、暗闇の中で真純と鉢合わせし、妹に犯人だと誤解され戦闘を繰り広げる。
そこにメアリーも真純に加勢し、変装がばれそうになるが、そこにコナンが現れると沖矢は倉庫を出ていき、メアリーも姿を消した。
犯人は既にその場から去っていたが、コナンは真純と共に発信機の反応がある場所へ向かい、気絶していたジョンを発見。愛知県警に通報し保護してもらう。
なお、リニアに乗る予定だった者は全員新幹線で帰京することとなった。
一件落着かと思われたのも束の間、今度はアランが行方不明になっていることが判明。
だがWSG協会は、これ以上の遅延は開会式に間に合わないと判断し、無人のまま真空超電導リニアを発進させることを決定する。
コナンは15年前の事件では三人目の被害者が駅で殺害されていたことから「
犯人はアランをリニアに乗せ、そこで彼を殺害するつもりだ」と推理。
最後の犯行を阻止するべく沖矢に連絡を取ってから真純と共に新
名古屋駅へ向かい、花火ボールに周囲が気を取られている隙に、二人は発車寸前のリニアへと滑り込んだ。
果たしてアランは本当にリニアに乗せられているのか?そして犯人の正体は、その思惑とは……!?
リニアがノンストップで東京に突き進む中、変装を解いた赤井はコナンにタイムリミットだと告げ、特殊な弾丸がセットされたライフルでリニアに狙いを定めて引き金を引く。
そして、ことを為し終えた彼はこう呟いた――「後は好きにしろ、ボウヤ」
【事件関係者】
CV:チャールズ・グラバー
国際WSG協会会長。アメリカ人。64歳。
厳格な風貌だが性格は紳士的な白人男性。日本語はメッセージの冒頭で簡単な挨拶を述べていた以外話せず、コナン達とも終始英語でコミュニケーションしている。
連邦検事となった後は、司法副長官、アメリカWSG協会会長、FBI長官、司法長官など要職を歴任しており、次期大統領候補とも言われている。
FBI長官を務めていた時に、WSGボストンのスポンサー連続拉致事件に関わっていた。7年前から現職に就き、同じ年にWSGの東京開催が決定している。
また、学生時代は射撃の選手としてWSGトロントに出場した経験も持つ。
開催記念パーティではモニター越しに出席者に挨拶し、開会式当日に来日。健康診断の時は「丸一日寝ていないが開会式で眠くなっては大変だから、空港に着いた直後に栄養ドリンクを買った」と話す。
自分の順番が来た直後にクエンチが発生し、しばらく経った後で行方不明になっていることが判明。だが、WSG協会はアランが不在なのも構わずにリニアを無人で走らせることを決定し……。
ちなみに、彼を演じるグラバー氏は前作の『紺青の拳』にも出演している。
CV:楠大典(日本語パート)/ライアン・ドリース(英語パート)
自動車メーカー「日本コード」取締役社長兼CEO。イギリス人。
顎髭を蓄えたガタイの良い黒人男性。来日して長いため流暢な日本語を話せる。
倒産寸前だった日本の自動車メーカー「タカラ自動車」を、
イギリスの自動車メーカー「コード」の傘下にし、社名を現在の「日本コード」に変更。
その後は会社の経営を立て直し、WSG東京のスポンサーになるまでに復活させたやり手で、最近ではメディアにも取り上げられている有名人でもある。
史郎や三塚と親交があり、一緒にゴルフコースを回ることもある。また以前バーで酔った際、隣にいた客に三塚とゴルフに行くことと、開催記念パーティに史郎が出席することを喋ってしまったという。
そして彼らが立て続けに拉致されたため、このことが公になれば会社のイメージダウンになると考え、警察ではなく小五郎に「自分のせいで事件が起きたのか調べてほしい」と依頼に来た。加えてその時に「自分のせいかはっきりするまでは警察に言わないでくれ」とも頼んでいたという。
その後、連続拉致事件における3人目の被害者となる。クエンチ発生直後に何者かに拉致され、東海コンビナートまで連れて行かれた後、名古屋港ガーデン埠頭の歩道橋に放置された。
外傷は無く、意識を取り戻すとコナンと真純に
「一度目を覚ました時には車の中にいて、隣にもう1人いた。男か女かはわからない」と証言した。その後、コナン達の通報で駆け付けた愛知県警に保護された。
演じるドリース氏も、アラン役のグラバー氏と同じく前作の『紺青の拳』にも出演している。
CV:
鈴村健一
真空超電導リニア開発チーフエンジニア。35歳。
眼鏡をかけた作業着姿の太った男性で、真ん中分けの伸びかけた髪が野暮ったい印象を与える。
技術者としては一流だが、プレゼンの時にもたつき、エリーに強制終了させられるなど頼りなさそうなところもある。
リニア体験試乗会を任されているスタッフの一人で、試乗会では参加者にリニアの技術的な説明を担当することとなっている。
CV:
平野綾
日本WSG協会広報担当者。29歳。
外跳ねしている茶髪のショートボブ、垂れ目とそばかすが特徴の小柄な女性。
試乗会参加者には「『白い鳩が舞う』とでも覚えてください」と自己紹介していた。
広報担当者として、WSG関連の各種催し物の司会を務めており、今回はリニアの体験試乗会とWSG東京の開会式の案内を任されている。
ちなみに灰原の父親である宮野厚司が生前勤めていた「白鳩製薬」と苗字が同じだが、光彦にそのことを訊かれた灰原は「向こうは「“しろはと”製薬」なので関係は無いと思う」と言っていた。
CV:浜辺美波
真空超電導リニア客席担当。25歳。今作の芸能人ゲスト枠。
自称「リニアスタッフのアイドル」で、参加者には
「石岡エリーだから『おかえりー』って覚えてね!」と自己紹介していたが、元太には「『石』はどこに行ったんだよ……」とツッコまれていた。
アイドルを自称するだけあり明るくはきはきした性格で、仕事も手際良くこなす。真空超電導リニアの説明VTRのナレーションも担当しており、VTRでは彼女を模したキャラクターがリニアの仕組みについて解説してくれる。
だが少しおっちょこちょいなところもあり、アランが参加者向けに考えたサプライズを説明会でうっかりネタバレするという大ポカをしでかしてしまう。しかしこれが結果として終盤の危機を救うことに繋がる。
ちなみに、演者である浜辺美波氏の名前は『
タッチ』の浅倉南から名付けられているが、偶然にも真純役の日髙氏はその由来となった浅倉南役の声優である。
菓子メーカー「三塚製菓」社長。48歳。
同社は『仮面ヤイバー』関連の菓子を販売していることでも知られており、WSG東京のスポンサー企業の一社でもある。
史郎のゴルフ仲間の一人にして、連続拉致事件の一人目の被害者。先週史郎やその他の企業重役などと一緒にゴルフコースを回っていた際に急にいなくなったという。
警察が駆け付けた後にゴルフ場のトイレで無事発見されているが、警察にはこの時のことを話そうとせず、開催記念パーティも欠席している。
回想シーンなどにのみ登場し、台詞は無い。
故人。ボストンで寿司職人をしていた日本人で、15年前のアメリカで起きた連続拉致事件の容疑者。
被害者達が参加していたWSGボストンのパーティにおり、三人目の被害者が射殺された時にはすぐ近くにいた。
更には凶器の拳銃から石原の指紋が検出されたため、FBIは彼を連続拉致事件の犯人として逮捕した。
動機は、トップが拉致された企業が次々とスポンサーを降りたことから、WSGの商業化に抗議するテロだと考えられた。だが石原は容疑を否認し、刑務所に収監された後で死亡している。
家族は妻と娘がいたが、彼が獄中死した後で日本に帰国している。
赤井によると石原の家族は、彼の仲間に襲われる恐れがあったため、証人保護プログラムで名前を変えている可能性があるらしい。
三塚と同じく回想シーンなどにのみ登場し、台詞は無い。
CV:ジェフリー・ロー
デトロイトにある自動車メーカーのトップ。故人(享年46)。
メガネをかけた黒人男性で、WSGボストンのスポンサーの一人でもあった。
15年前の連続拉致事件の3人目の被害者で、自力で犯人から逃げ出すも、モノレールに飛び乗った直後に犯人に射殺されてしまった。
なおこの時、手を後ろ手に縛られている状態のまま、それなりに高さのある駅の改札口の扉を助走も無しにジャンプして飛び越えるという離れ業を披露している。
役名は劇中に登場する新聞記事より。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
パーティ会場で史郎が拉致されたことがきっかけで、WSGスポンサー連続拉致事件に関わっていく。
過去にもアメリカで同様の事件が起きていたのを知り、沖矢と共に次は自動車メーカーのトップが狙われると推理。犯行を阻止するために名古屋へ向かうことを決める。
だがジョディ達がFBI本部から狙撃用弾丸の使用許可を得たと知ると、犯人を射殺するつもりなのかとつい驚いていた。
クエンチ発生後は、あらかじめジョンに仕掛けていた発信機を頼りにジョンの行方を追う。
東海コンビナートに着いた後は、真純と共に追跡を続行し、その先で無事ジョンを保護した。
アランが行方不明になったと知ると、今までに得た情報を整理し、事件の真実に辿り着く。
沖矢に電話で「あること」を頼んだ後は、犯人の犯行を止めるために真純と共に新名古屋駅に向かう。そして花火ボールに周囲の目を向けさせたその隙に、彼女に抱きかかえられる形でリニアに滑り込んで犯人との決戦に臨む。
新一としての出番は中盤で蘭と電話した際の変声機の声のみ。口癖である「バーロ」はもちろん、新一の声での「灰原」呼びが聞ける。
ご存知大学院生に変装し活動しているFBI捜査官。今回のもう一人の主人公。
今回の事件が15年前のアメリカで起きた事件に酷似していることに気づき、ジェイムズの指示を受け行動を開始する。
コナンと落ち合い情報を共有し、万が一のためにFBI本部から狙撃用弾丸の使用許可を得た。
名古屋国際空港へ着くとしばらくは駐車場で待機していたが、コナンから無言の電話が掛かってきた直後に病院から出て行く黒い車を目撃すると、病院で何かあったと考え怪しい車の追跡を開始する。
コナンより先に東海コンビナートの倉庫に到着するが、暗闇だったこともあり真純に犯人だと誤解され、彼女と戦う羽目になる。
メアリーの加勢により変装マスクの一部が剥がれてしまうが、コナンが現れた隙に逃げたため変装だとばれずに済んだ。
その後コナンからの連絡が入ると、変装を解いて彼の頼み通り新名古屋駅へと向かったが、その途上で由美と秀吉に出くわして……。
なお、本作では真相が解明される直前まで沖矢の姿で行動している。
ご存知
ボクっ娘女子高生探偵。
メアリーと共に名古屋へ向かい、コナン達に見付からないように病院の様子を窺う。
クエンチ発生後は母の指示で沖矢の車を追跡。東海コンビナートの倉庫で沖矢に追い付き、彼を怪しんで戦闘を仕掛ける。
沖矢の正体が、かつて自身でも「ボクの3倍強い」と評していた兄であることは知らないまま圧倒されるも、メアリーの加勢により彼の変装マスクの一部を剥がすが、コナンが現れたため取り逃がしてしまう。
その後はコナンと共にジョンの行方を追い、無事に彼を保護。そして真相に辿り着いたコナンと手を組み犯人と対峙するが、捜査中でもコナンの正体に探りを入れる様子が見られる。
なお、『
金曜ロードショー』での字幕放送では、コナンが黄色、沖矢が水色、真純が緑色で表記されている。
ご存知将棋で六冠の称号を持つ棋士「太閤名人」。
名古屋将棋会館建設の実行委員に就任し、下見のために名古屋へ行くことに。ちなみに実行委員に立候補したのは「資金集めのためにあちこち引っ張り回され、将棋をする時間が無くなってしまうのは自分だけで十分だ」と考えたため。
下見の日に真純とメアリーが名古屋へ行くと知り、この機会に由美を家族に紹介しようと思い立つ。
その後は由美と名古屋の名所を巡った後、金シャチ横丁を訪れる。その際、泥酔していた彼女がプロポーズを承諾するかのようなことを口にしたので、とうとう受け入れてもらえたものと思い「幸せにするからね~!!」と大喜びするが……?
終盤では由美の行動がきっかけで遭遇した兄と連携し、その記憶力と頭脳をもって犯人追跡に貢献する。
赤井兄妹の母親でMI6諜報員。
イギリスの要人であるジョン護衛の任務を受け、MI6経由でリニア乗車券を入手。真純と共に名古屋を訪れるが、クエンチによる騒ぎの中でジョンが拉致されてしまう。
すぐに娘のバイクに同乗して彼の行方を追うが、その途中で沖矢の車が追い抜いていくと「あの車を追え」と指示する。
彼と真純の戦闘で彼女が負けそうになると、飛び蹴りをお見舞いし戦闘に加勢。現在は
APTX4869の影響で中学生ぐらいの体格ながら、自分の長男と渡り合えるほどの戦闘力で真純をサポートしていた。
そこへコナンが現れると
「私は今、あの子に会うわけにはいかない」としてすぐに姿を消し、英国大使館の公用車で東京へと戻って行った。
任務中は真純にも厳しい態度を取っていたが、任務後に彼女の無事が確認されると、やはり母らしく我が子を慈しむような柔らかな表情を浮かべていた。
ご存知警視庁交通課の警部補で佐藤の親友で秀吉の恋人。由美タン。今回の事実上のヒロインで、キービジュアルにも登場している。
秀吉の乗っていたタクシーを駐車違反で取り締まった際、彼に誘われ訳もわからないまま名古屋を訪れる。
秀吉が熱心に将棋界の将来を考えていると知ると、いつになく彼が頼もしく見え、優しい笑顔を見せた。
その後は秀吉と金シャチ横丁へ行くが、彼の電話中に酒をしこたま飲みすっかり出来上がっていた。おまけに、その勢いでプロポーズを受け入れる旨のことを言ってしまい……?
しかし酔っぱらっていてもそこはやはり交通課所属。スピード違反と思わしき赤いマスタングを見かけるや、その前に飛び出し仁王立ちになって停車させる(なおその直後に車のボンネットに突っ伏し爆睡し始めてしまった)が、それを運転していたのは言うまでもなく将来の義兄赤井で……この時珍しく少々面食らったような反応を見せている彼も必見。
ご存知蘭姉ちゃん。
小五郎がジョンから依頼を受けたと知ると、彼一人ではジョンを守り切れないと考え、父に内緒で名古屋へ行くことにする。だがツノのせいで特徴的な髪型なのですぐに見付かってしまった。
前日に新一(コナン)からの電話で名古屋行きを止められても、彼も現地に行く気だと知り「新一が一人くらい増えても私が守ってあげるから」と頼もしいことを言い、その決意は揺るがなかった。
クエンチ発生後は、他の参加者達と一緒に新幹線で東京へ戻ることになった。
ご存知迷探偵。とはいえ今回は迷探偵っぷりはなりを潜めており、ほぼ全編を通しシリアス寄り。ギャグシーンも数ヵ所だけ。サービスシーンもあるよ!
ジョンから事件の捜査を依頼され、コナンと蘭がリニアに乗る予定だと知ると、犯人の行動パターンから危険なことにはならないとは思いつつも二人を心配していた。ちなみにその事を知った時にショックで夕食の味噌汁碗を落として服にこぼしたが、何度も蘭に謝る律儀な姿を見せている。なおこの時「何の関係も無い赤の他人が寄ってたかって誰かを非難する時代だ」と、本作のテーマにも通ずることを言っている。
自称英語は「ビフォアブレックファスト」(「朝飯前」の直訳)とのこと。アランとはシンプルな英語とジェスチャーで会話していた。また、コナンと灰原から一回ずつ参加者リストをスられていた。仮にも元捜査一課の刑事なのに……。
終盤では、リニアに何故かコナン達が乗っているのを新幹線のモニター越しに見て知り、駅員らに謝り倒すなどちゃんと保護者らしい対応をしているし、目の前で起きた急転直下の事態にも奮闘する。
ご存知哀ちゃん。
蘭も名古屋に行くつもりだとコナンに教え、当日は自身も彼と共に名古屋を訪れる。
現地到着後はコナンの相棒として大活躍。元科学者としての知識は今作でも発揮されており、病院で爆発のようなものが発生すると一早くクエンチだと見抜きコナンに警告するも気絶してしまう。
意識を取り戻した後は、クエンチを知らなかったコナンに簡単な解説を行ったほか「この犯人、人を殺すつもりが無い」と推察した。
コナンの犯人追跡メガネがクエンチで倒れた衝撃で不調を来たしてからは、予備の追跡メガネでナビゲートしたり、終盤でも犯人暴露にあたってのサポートをしたりする。
ちなみに、コナンにクエンチについて訊ねられ解説を始める前には、少しからかうように「さすがの名探偵さんもクエンチは知らないのね?」と言っていた。かわいい。
ご存知天才発明家。
大人なのでリニア乗車は泣く泣く辞退した(させられた)ものの、園子の頼みでコナン達にリニアの乗車券を賭けたクイズを出題する。
リニア初走行の日は学会の発表会に出席後、芝浜スタジアムへと向かった。
ご存知少年探偵団。
元太は大好物の「ウナギの匂いを嗅ぎ分けられる」という特技を発揮。
史郎が攫われるのに使われたワゴンにウナギのおこわ飯が載っていたので、その匂いを辿り史郎救出に貢献した。
そして、彼を救出したお礼としてリニアに乗車できることになるが、コナンと蘭が手を回したことで仮面ヤイバーショーのチケットを貰うとすんなりそれに「乗り換えて」いた。
また、ショーを見終わった歩美が蘭達に伝えた「あること」も、エリーのネタバレと同じくコナン達の危機を救うヒントになる。
ご存知蘭の親友。
コナン達をWSG開催記念パーティに招待するが、いくらスポンサー企業の令嬢と言えどリニアの乗車券を手に入れるのは難しいので、リニアに園子のコネで乗れないかと期待する少年探偵団を「全てがタダで手に入るなんて思わないの!」と一喝する。探偵団にとって『お金で買えない友情』とは何だったのか。
だが探偵団の活躍のおかげで史郎が救出された為、そのお礼として『仮面ヤイバー』のグッズに加えてリニアの乗車券を6枚だけ用意して阿笠邸を訪れる。
そして阿笠に乗車券を賭けたクイズ出題を頼むが、クイズが解らないフリをして探偵団にヒントを出し、彼らに乗車券をプレゼントした。
後に蘭の頼みで『仮面ヤイバー』ショーのチケットを用意するが、当日の探偵団の引率係も任されてしまい、興味を持てないショーに辟易していた。
FBI捜査官で赤井達の上司。
FBI本部からの指示を受け、赤井に連絡を取って今回の事件の捜査を行うと共に、15年前の事件の捜査にも関わっていたため、当時の状況を部下達(と視聴者)に解説する役割も担う。回想シーンでは若かりし頃の姿も少し登場している。
リニア初走行の日は、ジョディとキャメルと共に都内に待機する。
FBI捜査官。
「FBIが解決した事件の模倣犯が現れたなら、我々FBIが捕まえなければならない」と考えている。
そのため、コナンに「犯人を射殺する気!?」と訊ねられても「FBIにはFBIのやり方があるのよ」と、いつになく厳しめに答えていた。
終盤でのある人物とのやり取りは必見。
FBI捜査官。
今回は運転手を任されるほか、赤井が用いた「あるもの」に関する説明も行う。
終盤では赤井達の指示を受け、激しい追跡劇を繰り広げることに。
ご存知警視庁捜査一課のメンバー。序盤と終盤に登場。
連続拉致事件の捜査を担当し、史郎の事件と三塚の事件の共通点から、2つの事件は同一犯によるものと考える。
同じく警視庁捜査一課のメンバー。終盤に一瞬だけ登場し、セリフも無し。
交通部の婦警で千葉の幼馴染。
由美が秀吉の乗るタクシーを取り締まっていた際にミニパトに乗っており、2人のやり取りに「やれやれ……」と言いたげなリアクションを見せていた。
白鳥・千葉と同じく一瞬だけの登場で台詞も無く、台詞ありでの劇場版登場は次作『
ハロウィンの花嫁』となった。
鈴木財閥会長で園子の父親。
鈴木財閥の傘下の会社のいくつかがWSG東京のスポンサーになっており、その関係でWSG開催記念パーティに出席する。
そのさなかに発生した停電の際に何者かに拉致され行方不明になったが、猿ぐつわをされ厨房の戸棚に押し込まれていたところを助け出された。
幸い命に別状は無かったが「停電直後にスタンガンで気絶したので犯人の顔は見ていなかった」と目暮らに証言した。
史郎の妻で園子の母親。アバンに少し登場。
事情聴取の中で史郎が最近三塚とゴルフコースを回っているのを知り、つい険しい表情と声色で追及。
史郎は「ふ、二人っきりじゃないからね?」とタジタジになって弁明していた(笑)。
【用語】
4年に1度開催される世界的なスポーツの祭典で、世界中のアスリートが国の威信をかけて競う。
毎回、開催国の企業がスポンサーに就いており、WSG東京では鈴木財閥・三塚製菓・日本コードなどがスポンサーとなっている。
また今年開催されるWSG東京は夏季大会で、15年前には冬季大会であるWSGボストンが開催された。
モデルはもちろん、2021年に東京で開催されたことでも知られる「オリンピック」。
名称をそのまま使えなかったのは、商標絡みの
大人の事情などのあれこれのせい
に加えて終盤の展開がああだからかもしれないが、オリンピックの名称自体は原作でも『
殺人犯、工藤新一』などで既に出ている。
WSG東京の開会式が行われる日に開通が予定されているリニアライナー。
新名古屋駅と東京の芝浜駅間を最高時速1,000km、僅か25分で終着駅に到着する。
そのスピードは拳銃弾の速度に匹敵するため、世界では通称「ジャパニーズ・ブレット」(日本の弾丸)と呼ばれている。
川品駅と岡松町駅の間に新たに造られた芝浜駅はリニア発着専用の駅で、芝浜ビューホテルと地下道で繋がっている。
またWSG東京の会場である芝浜スタジアムとも繋がっているため、WSG開幕後はリニアの始発駅として人々の拠点になることが期待されている。
発車すると、まず100mほど車輪で走行。
リニアの時速が150kmを超えると、車体の超伝導磁石と軌道にある浮上用コイルの吸引力で車体が10cmほど浮き上がる。
その後でリニアは真空トンネルに入り、トンネルは真空に近い状態に減圧され、可能な限り空気抵抗を減らし、時速1,000kmに達する。
トンネルを抜けると超電導リニアとして走行し、時速300kmまで減速すると空力ブレーキが作動。
更に時速150kmまで減速すると、車体に格納されていた車輪が出て来るようになっている。
ちなみに手動の運転室が備え付けられてはいるが、この部屋は試験走行用なので普段は使わず、実際の制御は新名古屋駅と芝浜駅にある制御室で行う。
なお、速度に応じて車体の色が変化するようになっている。ゲーミングリニアかな?
今回の体験乗車は名古屋が出発地となっており、WSG東京の開会式が行われる芝浜までノンストップで走行する。
名古屋国際空港で体験乗車をする一般人・WSG委員・スポンサーが合流した後は、念のために空港内の病院で参加者全員が健康診断を受ける予定となっている。
更に芝浜駅に到着する直前、リニアの最後尾から世界各地の国旗がデザインされた万国旗が飛び出すようになっている。これはアランが考えたサプライズ演出だったが、エリーがうっかり説明会でばらしてしまった。
なおリニアの発着駅である芝浜駅は、『
時計じかけの摩天楼』にも登場していた。
WSGボストン冬季大会開催が迫っていたアメリカで発生した事件。
1人目はアトランタにある日系の菓子メーカーのトップ、2人目はシカゴにある財閥企業のトップ、3人目はデトロイトにある自動車メーカーのトップで、いずれもWSGボストンのスポンサーのトップだった。
事件が複数の州に跨って発生したので捜査はFBIが担当。1人目と2人目の被害者は解放されたが、3人目の被害者は自力で脱出したものの追ってきた犯人に射殺されてしまう。
FBIは、被害者達が参加していたWSGボストンのパーティにいたことと、凶器の拳銃から指紋が検出されたことから、石原を犯人と断定。
だが石原は犯行を否認し、刑務所に収容された後で獄中死した。
石原は無実を訴え続けていたが、FBIは彼が冤罪だった可能性は無いと考えている。
また石原には妻と娘がおり、証人保護プログラムで名前を変えている可能性があったが、沖矢(赤井)によるとUSMSが行っている場合も考えられるという。
なお、トップが拉致された会社は、その後すぐにスポンサーを降りるが、それらの会社は「テロに屈した」としてアメリカ中から非難されることとなってしまったそうだ。
アメリカにおいて発生したもう一つの拉致事件。
15年前の事件の模倣犯の仕業だったが、犯人は死人が出る前にFBIに逮捕されている。
犯人は自分が模倣犯だと認め、共犯者がいたことも自供している。
なお、当時のFBI長官もアランだった。
アメリカの政府機関の一つ。赤井によれば「USMSとFBIは仲が悪い」とのこと。
超伝導装置に起こるマシントラブルの一つ。超伝導コイルが何らかの理由で超伝導状態から常伝導状態に戻ってしまうこと。
副作用として冷却剤の液化ヘリウムが気化し、白い煙を伴って爆発的に噴き出す。
そもそも「超伝導」とは、「絶対零度(に近い極低温)の時、電気抵抗がゼロになる」という特定の化合物や金属が持つ性質のこと。この性質を利用して大電流から強力な磁力を得るのが超伝導磁石である。
言い換えれば、超伝導にはマイナス200℃を遥かに下回る超低温が必要不可欠なわけだが、何らかのトラブルによってコイルのごく一部で超伝導が破れると、電気抵抗が復活してジュール熱が生じ、その熱が周囲に伝播して温度が上昇し、それでまた超伝導が破れ……といった具合で連鎖的に超伝導状態が崩れていき、放置すると最後には装置全体が超伝導状態でなくなってしまう。
狭義でのクエンチとはこの「超伝導がキープできなくなる事故」のことを言う。
そして、この過程で熱を受けた冷却剤=液化ヘリウムは沸騰、気化によって体積は大幅に膨張し、爆音と白い煙を伴って盛大に噴き出す。作中、灰原がクエンチと断じた現象はだいたいこのヘリウム噴出から推察されている。
余談だが、ヘリウムそのものは無色透明の気体である。
白い煙の正体はヘリウムで冷やされた空気中の水蒸気(いわばドライアイスに水をかけた時の煙の同類)。
病院でのクエンチ事案は、犯人がMRI非対応の機材をMRI装置のトンネル部分に突っ込ませ、緊急停止して発生。
さらに犯人は空調設備にも工作を加え、本来ならば直ちに屋外へと排出されるヘリウムガスを、コナンたちのいる2階フロアへと流入させ、一時的に充満させてから外へ出すよう仕向けていた。
流入したヘリウムで屋内の空気中の酸素濃度が下がり、多数の人間の意識を酸素不足で刈り取ってからターゲットを拉致。時間差でガスが排出されたために死者こそ出なかったものの、そのまま数分も放置すれば全員の命にかかわる危険な事態であった。
リニアの開通日に芝浜駅で行われるイベント。
主催は三塚製菓で、史郎の拉致事件が起きた頃には既に観覧の募集が終了していた。
だが後に園子がチケットを入手し、歩美・元太・光彦の3人は彼女の引率でヤイバーショーを観覧する。
またクライマックスには、仮面ヤイバーとやや外見が違う「ヤイバー2号」がパラシュートで華麗に登場していた。
【余談】
- 今作は2020年代、及び令和時代最初の劇場版『コナン』である。
- オープニングのナレーション「同級生で幼馴染の毛利蘭と……」の部分が、恋仲になったことにより「恋人の毛利蘭と……」に変わると予測したファンもいたが、結局変更は無かった(次回作のナレーションも同様)。
- オープニングのクレジットが英語表記されたことや、スタッフクレジットのフォント、お馴染みの色合いが大きく変わったのは今作が初である。
- 今作のオープニング映像は超空間みたいなトンネルをリニア並みのスピードで駆け抜けたり、FBIや赤井一家の紹介シーンはコナンのスマホで紹介されたり、お馴染みの「真実はいつもひとつ」はリニアの中で番号が表示された仕切り扉が徐々に開いていきながら進んでいくカウントダウン形式になってたりしている。
- 今作では劇場版のクライマックスシーンでの定番である『名探偵コナン メイン・テーマ』は流れなかった。
- ちなみに、本編で使われた『秀吉の一手』には、サントラ未収録のドラムのみパートが一瞬だけ存在している。
- タイトルに赤系の色を表す字が含まれるのは『から紅の恋歌』以来2度目で、色の名前が入った劇場版のタイトルは本作で通算7作目になる。
- 当初の公開予定日だった2020年4月17日は、主題歌を担当した東京事変を率いる椎名林檎の苗字「417」の語呂合わせとも解釈できる。
- なお、同氏は作中のWSGのモデルであろうオリンピックに関連して、東京2020オリンピック・パラリンピック開閉会式総合演出チームに加わっていた。
- 蘭が阿笠邸を後にする際に「今日もタピる?」と園子を誘っているが、「タピる」とは当初公開予定だった2020年の前年に大流行して
いたものの、本来の公開時期にはとっくにブームが過ぎ去っていたタピオカ入りドリンクを飲むことを意味する流行語。
- 秀吉が名古屋将棋会館建設予定地の前で口ずさんでいたのは、江戸時代に流行したとされる俗謡の一節。
- 各国WSG協会の会長が一覧で紹介されるシーンをよく見ると『紺青の拳』のゲストキャラがいたり、コナンがペンを使ってスーツケースのファスナーを開けたりするなど、前作を鑑賞している「出国済み」のファンならニヤリとする小ネタも。
- 名古屋が舞台ということで、プロモーションの一環としてコナン達が名古屋弁全開で話す特報映像が公開された。
- のっけから「あきゃーさん……どえりゃあ時が来てまったみたいだわ」と言い出すコナンや、他の予告では「届け、遥か彼方へ……」と言っているシーンで「飛ばしたるがね、でら遠くまで」と呟く赤井など、普段の雰囲気とのすさまじいギャップが楽しめるものとなっている。
- 前作終了後の予告などで赤井が口にしていた「届け、遥か彼方へ……」というセリフは印象的だったものの結局本編では使われなかったが、前述のとおり弾丸が遥か彼方のリニアまで届いてはいる。
- リニアの新名古屋駅(及び隣の新岐阜駅)は当然ながら架空の駅である。
- だが、実はかつて名古屋鉄道に同名の駅が実在していた。
- この縁なのかは不明だが、名鉄は本映画公開中江南駅(ローマ字表記がKONAN)においてコナンとコラボを行った。
- ちなみにリニアの路線図を見る限り「新岐阜駅」は、岐阜県は岐阜県でも南東部、恵那市や中津川市(それも南部の山間部)にあるようである。新恵那や新中津川を名乗っていいのかすら怪しい立地。
- 2022年7月20日に史郎役の松岡文雄氏が死去した為、同氏が演じる史郎が登場するのは本作が最後となり、2022年11月14日にはキャメル役の梁田清之氏、2024年8月20日にはメアリー役の田中敦子氏も死去しており、2人がそれぞれ演じているキャメルとメアリーが登場する劇場版も本作が最後となった。
- 『純黒の悪夢』以降の櫻井脚本では、安室透(降谷零)ら公安警察組が登場していたが、登場しなかったのは本作のみである。
- ED後のエピローグにコナンが一切登場していないのは今回が初。次回作の『ハロウィンの花嫁』もエピローグにコナンは出ていない。
追記・修正はリニアの中でお願いします。
※コメント欄にて本編の重要なネタバレがされている場合があります。注意してお読みください。
- コナン史上最大規模の犯罪被害 -- 名無しさん (2021-04-29 12:01:41)
- ↑大丈夫、前作のシンガポール半開よりはマシ -- 名無しさん (2021-04-29 12:09:00)
- ↑前作はシンガポール内の問題で済んでるけど、今回はどえらい国際問題になるんじゃなかろうか… -- 名無しさん (2021-04-29 12:13:35)
- 一応直接的な被害規模に絞ったらシンガポールよりマシではある。シンガポールボロボロ&マリーナベイサンズほぼ壊滅みたいな感じだから -- 名無しさん (2021-04-29 12:42:26)
- まずオリンピックは会場壊れたから延期、最悪中止で、国家予算つぎ込んで5兆は下らないであろうリニアはあれもう廃棄だろうから日本にとっては過去最高の損害じゃないかな -- 名無しさん (2021-04-29 12:48:27)
- 近年の劇場版コナンって、犯人にちゃんと罪を償ってほしいというポリシーに無理があるのでは思ってしまう。 -- 名無しさん (2021-04-29 12:56:29)
- 平野綾は意外にも今回がコナン初出演。若手じゃない中にもまだコナン未出演の声優って結構多いんだよな。 -- 名無しさん (2021-04-29 13:53:17)
- ジョディ自身が証人保護プログラムを受けた身だからこそ最後の犯人への言葉が響く -- 名無しさん (2021-04-29 14:02:30)
- 不特定多数の衆人環視の中での犯人暴露は劇場版初かな?犯行の様子がリアルタイムで流れたわけだし、きっとネットで拡散されただろうし、犯人は社会的な死を免れないだろうな… -- 名無しさん (2021-04-29 14:13:56)
- テロ行為に要人誘拐、新施設の大規模破壊に加えてそれを突き動かし信じていた人間が本当に有罪とかあの二人生きていけないだろこれ… -- ななし (2021-04-29 15:36:59)
- 解決後の捜査は日本警察担当だから、今回は出てないけど、安室がいたら「赤井ぃ~!」って怒ってそう -- 名無しさん (2021-04-29 15:43:29)
- 浜辺美波が本物と思ったくらい違和感なくちゃんと声優してて驚き。べーやん大好き、愛してる。 -- 名無しさん (2021-04-29 15:50:54)
- 確かに浜辺美波めちゃくちゃ上手い、歴代トップクラスかもしらん -- 名無しさん (2021-04-29 15:56:56)
- 哀ちゃんの言う「探偵事務所の蘭姉ちゃん」が何だか凄い記憶に残った。あと主題歌の「永遠の不在証明」は赤井かコナン君の曲だと思ってたが観終わると印象変わる -- 名無しさん (2021-04-29 16:38:00)
- ↑2 純黒の悪夢のキュラソーの天海祐希さんも忘れてはならん。 -- 名無しさん (2021-04-29 16:40:51)
- ↑2歌詞カードを右読みするか左読みするかで各々コナン視点での歌、赤井さん視点での歌って感じに変わるらしいけども。 -- 名無しさん (2021-04-29 16:55:24)
- リアルだったら新幹線に乗り合わせた客によってニコ生やyoutubeでリニアの様子が実況生中継されそう -- 名無しさん (2021-04-29 16:57:21)
- 記事は小説版ベースかな?映画だと共犯者は金網に登ろうとせず泣き崩れるだけだった気が -- 名無しさん (2021-04-29 17:57:17)
- ↑4 紺青の山崎育三郎氏も本職かと思う程上手かったな。↑3 赤井とコナンの曲でもあるけど犯人達の曲でもあるのかなと -- 名無しさん (2021-04-29 18:08:42)
- 劇場版で犯人が容疑者の中に二人いて尚且つ共犯なのはこれが初めて?😅 -- 名無しさん (2021-04-30 11:21:52)
- 犯人が二人ってのはあったけど、共犯ではなかったな(水平線上の陰謀は犯行を利用していた、紺青の拳は一方の犯人の目的の邪魔をしていた) -- 名無しさん (2021-04-30 11:32:12)
- ジョディ先生が久々に強キャラに見えた気がする今回。FBIバレ以降イマイチ微妙な扱いが多かったけど今回は凄くカッコよかった -- 名無しさん (2021-04-30 11:43:27)
- ↑4 山崎育三郎はエマ・ワトソンの美女と野獣の野獣の吹き替えも良かったよね。 -- 名無しさん (2021-04-30 12:37:17)
- エリーさんのネタバレがある意味命を救うことになった -- 名無しさん (2021-04-30 14:55:00)
- 拉致られても栄養ドリンクをこぼして場所を伝えてたり、コナンからの説明があったとはいえ失敗すると間違いなく自分が死ぬであろう状況で顔色一つ変えなかったり、自分を殺そうとした相手を危険な状況でも庇ってたり…アランさんも大概凄い人と思うの。さすがはFBI長官と言うべきか… -- 名無しさん (2021-04-30 15:37:11)
- 灰原の活躍が結構多かったのは彼女もある意味では赤井家とも言えるからだろうか -- 名無しさん (2021-04-30 19:46:46)
- 黒人男性、「名前は不明」って書いてあるけど、確か作中に出てきた事件の記事とかに書いてあったような? -- 名無しさん (2021-04-30 21:09:03)
- 浜辺さんは咲や膵臓でもかなりアニメ声&アニメ演技だったからか凄く上手かったな -- 名無しさん (2021-05-01 00:21:31)
- ふと思ったんだけど、赤井家の末妹…映画に出ると必ず何かしら大怪我沙汰になってる気がする -- 名無しさん (2021-05-01 10:53:07)
- 東京事変の永遠の不在証明ってそのまま"ふざいしょうめい”って読むんじゃないの? -- 名無しさん (2021-05-01 17:53:11)
- 履歴を見たところ、何度か大幅編集をされてる方がいるようですが、一応ルールですし、今からでも事前告知はしておいたほうがいいと思います。 -- 名無しさん (2021-05-01 19:34:28)
- 世良視視点では、コナンが「先生」と呼ぶ味方はどのような存在として受け取られただろう? 「ホームズ以外で先生と呼ぶほど尊敬する名探偵」とか思われてたら…… -- 名無しさん (2021-05-01 22:33:24)
- ゴルゴ13も本編で結構無茶苦茶な条件下での狙撃を性交させてるから、赤井がやった狙撃はできそうな気がする(デイブ・マッカートニーの協力は不可欠だろうけど) -- 名無しさん (2021-05-04 19:27:53)
- ↑酷い誤字を見た -- 名無しさん (2021-05-04 22:35:46)
- 『ゼロの執行人』と言い本作と言い、この世界のサーバーセキュリティがあまりにもガバガバ過ぎるよな……やってることもジュラル星人並みに回りくどいというか、殺す気ならリニアまで運ぶ必要あったのかって話だし。だがそんなツッコミどころあるコナン映画もまた面白い。 -- 名無しさん (2021-05-09 13:18:40)
- クエンチシーンでMRIと液体ヘリウムがダメになったことでダメージ受けてる某高学歴YouTuberいて草 -- ななし (2021-05-10 22:14:38)
- 被害額が毎回こち亀クラス。 -- 名無しさん (2021-05-17 03:01:48)
- WSGがあるってことはコナン世界オリンピックないのだろうか -- 名無しさん (2021-05-17 03:38:33)
- ↑作中にオリンピックの名称は出てる -- 名無しさん (2021-05-17 05:49:05)
- 来年の主役はどうやら佐藤刑事と高木刑事らしいな。松田さん達警察学校組は本編の時間軸だと既に安室さん以外亡くなってるから警察学校組が関わった過去の事件と高木刑事と佐藤刑事が関わる現在の事件がリンクしていくみたいなストーリーになるのかな? -- 名無しさん (2021-05-23 22:56:31)
- ↑5液体ヘリウムの入れ換えとか装置の安全点検で数日~数週間使えなくなるし損失やばいからな…リニアの事故ほどじゃないけど地味に大損害 -- 名無しさん (2021-05-25 17:46:58)
- 実際にリニアモーターカーってライフルの銃弾貫通するのかな? -- 名無しさん (2021-05-25 19:58:01)
- おっちゃんデブに逃げられたけど不意討ちスタンガンかわせるのは流石だよな -- 名無しさん (2021-06-20 14:54:05)
- コナンの「凶悪犯でも殺さない」というポリシーって、右京さんかな。 -- 名無しさん (2021-07-11 00:19:50)
- 劇場版の作品内で時系列が1か月経過する、クライマックスが昼間の住宅地、コナンが一杯食わされて一時行動不能とか、結構珍しい展開多いよな。 -- 名無しさん (2021-07-18 22:16:02)
- 不意打ちスタンガン回避は毛利家の特技かな?(妃弁護士も避けてたし) -- 名無しさん (2021-08-15 02:19:23)
- ↑ アニオリの蘭は不意打ちを喰らいやすいイメージ。 -- 名無しさん (2021-08-15 02:41:32)
- さて本日10.27にBD&DVD発売と相成りましたが、本文の隠しはいつごろ剥がしましょうかね -- 名無しさん (2021-10-27 23:15:33)
- ↑さすがにもう外してもいいと思います -- 名無しさん (2021-10-27 23:17:38)
- おっちゃん「あの後姿は…蘭!?」←気付くポイントは髪の角だろwwwっとツッコんだのはオレだけじゃないはず。 -- 名無しさん (2021-10-31 07:44:37)
- BDで改めて視聴したが、エピローグの合図を送り合ってるコナンと灰原を見たエリーさん、微笑んでるというより「え、もしかしてこの子たち!?」みたいな表情でクッソ笑ったわ -- 名無しさん (2021-11-13 12:24:46)
- 記事内にあった「かつて櫻井氏が脚本を担当したドラマの登場人物と同じような…」という記述を削除。コナンはこのドラマが始まる前からこのポリシーを持っており、ドラマとの関連はないと思われるので -- 名無しさん (2021-11-13 18:07:12)
- ↑ そういえば、原作のほうで意識したようなシーンがあったな。 -- 名無しさん (2021-12-01 18:10:44)
- 白鳩舞子のスマホにニトリっぽいアプリ入ってたけどFBIへの復讐に燃えながらニトリで食器買ってポイント貯めてたと思うと可愛い -- 名無しさん (2021-12-01 21:15:20)
- ラストのとんでもない被害規模で忘れがちだけど実はコナン映画なのに爆発がない(病院の煙は灰原が「爆発じゃないクエンチよ!」と否定)非爆発映画は迷宮の十字路、絶海の探偵に続き3作目となるか…っと思ってたらラストで井上の車が爆破炎上してたのを見過ごしてた… -- 名無しさん (2022-02-13 08:12:23)
- 芝浜駅のモデルは高輪ゲートウェイかな(1作目に出てることからは目を逸らす) -- 名無しさん (2022-04-06 16:10:07)
- 相談所に報告のあった違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-04-07 20:00:44)
- 白鳩舞子ちゃん、最後おっぱい見えそうになってる件 -- 名無しさん (2022-04-12 02:29:53)
- あー非爆発映画だったからイマイチに思えたのか -- 名無しさん (2022-04-17 20:44:38)
- 石原が普通に犯人だったので、今回の犯人はある意味シンガポール破壊やダム破壊より身勝手な犯人になってしまった。いや石原が犯人じゃなかったらいいってもんでもないが。 -- 名無しさん (2022-04-22 22:50:33)
- 犯人の司法取引のせいってのは間違ってなくない?必要性は認めるけど真実を明らかにしてたら犯行しないのは本編で証明されたし 司法取引を仕方がないというなら犯人の行いにも仕方がないという側面を認めねば -- 名無しさん (2022-04-22 22:58:41)
- 最近のコナン映画では珍しく金ローでエンディング以降をカットされなかったな -- 名無しさん (2022-04-23 10:57:35)
- エレキデブと言われてるのは流石に笑うよ。超電導リニア開発&スタンガン所持もあるんだろうけど、コナン世界の中でもトップクラスに頑丈な犯人に思える。 -- 名無しさん (2022-04-23 11:45:23)
- 赤井母は中学生以下+病弱になったのに能力あんま落ちてなくね?元のスペックが恐ろしく高いのか、アクションはいつもありえんだろと楽しめるが弾丸は科学要素あるからどうにも違和感が -- 名無しさん (2022-04-23 15:43:29)
- ( 劇場版ゆえに野暮なことだけど )時系列的には灰原さんと光彦の会話に「 白鳩製薬と宮野一家( 黒の組織 )との関係 」のことが再び出てきたを踏まえると「 代役・京極 真 」以降で「 骨董盆は隠せない 」の前後かな? -- 名無しさん (2022-04-23 22:18:54)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-04-24 15:48:04)
- コナンが蘭姉ちゃんに抱きしめられてもスルーとかないわ・・・・、原作の本物のコナンなら顔を赤らめてる -- 名無しさん (2022-04-26 16:42:54)
- 自白を司法取引で隠蔽したFBIより「テロに屈してはならない」という大義名分で犯罪被害者とその家族を国外にまで追い詰めた大衆のほうが怖いと思っちゃったな… -- 名無しさん (2022-04-27 11:29:43)
- 犯人の主張がどっちも石原が単独犯という前提じゃないと成り立たない気がするんだが、なんで単独犯だと思ってたんだろう。 -- 名無しさん (2022-04-28 02:20:14)
- エリーいいキャラだった、個人的に劇場版史上トップクラス。15年前の被害者がだんまりだった理由は明かされずじまいか -- 名無しさん (2022-05-03 20:06:18)
- 4↑EDで抱きしめられたときちゃんと顔赤らめてるぞ -- 名無しさん (2022-05-03 20:11:58)
- 司法取引ってよくわからんけど、既に逮捕されている共犯者の情報と誘拐の罪って相殺出来るもんなんだろうか。 -- 名無しさん (2022-05-04 04:56:36)
- パラシュートと万国旗の話が出た時点ですぐにドラッグシュートを思いつく辺り、蘭も灰原もつくづく事件慣れしてるなって思ってしまった -- 名無しさん (2022-05-06 15:29:56)
- 赤井ファミリー+いとこの哀ちゃんにスポットがあたった赤井ファミリーファンにとってたまらない映画だった。 -- 名無しさん (2022-11-22 21:27:18)
- キャメル捜査官役の梁田清之さん最後の出演。 -- 名無しさん (2022-11-23 19:01:47)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-12-01 21:29:18)
- ↑2 最後のセリフが由美たんの✖✖に対する「何だこの匂いは…」ってのがなんとも……… -- 名無しさん (2022-12-29 18:32:00)
- 赤井ファミリー推しだからハロウィンの花嫁と繰り返しで円盤観てる -- 名無しさん (2022-12-29 18:37:19)
- キャメル捜査官役の梁田清之さん最後の出演。 -- 名無しさん (2023-03-10 14:52:32)
- 警察(FBI)が犯人を捕まえたという当然のことに逆恨みするやべー奴らが犯人の映画。ある意味沈黙の15分の犯人より酷い。 -- 名無しさん (2023-04-05 17:24:27)
- 「証人保護プログラム」を薄汚いシステムと罵るけど、それのおかげで犯人が犯行を行う事が出来たというのが皮肉だな -- 名無しさん (2023-04-18 20:11:12)
- ↑×2 コナンの映画の犯人の動機は結構ヒドイのが多い気がする -- 名無しさん (2023-04-18 20:28:03)
- 「誘拐犯で逮捕したけどお前は誘拐殺人もやってるな。協力するなら誘拐殺人の方を無罪にしてやるぞ。それも公表もせずにだ」で成果が共犯1人て取引として超無能だし、証人保護プログラムもお前ら対象じゃないだろ(誰から守るんだよ)だし、事件の理由にするために魔改造しすぎだ -- 名無しさん (2023-07-07 13:04:48)
- 体格に似合わない俊敏な○○で驚いた -- 名無しさん (2023-07-07 19:16:22)
- 著作権保護のための編集を行いました。 -- 名無しさん (2023-08-30 16:04:56)
- 当時の関係者(FBI)が犯人達に大事なことを伝えずに誤解を招き事件に発展する展開はコナンにありがちよね。ある種のFBIの不始末案件では -- 名無しさん (2024-04-29 11:10:33)
- 改めて京極が良い人捕まえたと思わされた笑 -- 名無しさん (2024-05-04 08:52:18)
- この映画のモブでベロバが出てたこと、今更配信で見てて知ったんだが… -- 名無しさん (2024-05-09 22:26:15)
- 今のところメアリーさんが確定で出てる唯一の映画。(ある意味では異次元の狙撃手も) -- 名無しさん (2024-05-20 17:47:24)
- 今回の映画FBIと赤井一家メインの映画だった。あと人死にが出てない。 -- 名無しさん (2024-08-20 20:42:26)
- 執行人と比べても復讐の動機が少し浅い気がするんよな 小五郎の「何の関係も無い赤の他人が寄ってたかって誰かを非難する時代」を伏線に、犯人が身の毛もよだつような批判(という名の誹謗中傷)を受けて心が壊れたみたいな描写が入ってれば感情移入出来たが.... -- 名無しさん (2025-04-19 01:13:57)
最終更新:2025年04月19日 01:13