シュウメイ(ポケモン)

登録日:2023/03/30 Thu 16:38:20
更新日:2025/04/02 Wed 13:51:36
所要時間:約 6 分で読めます






スター団に 仇なす 不届き者 我がポイズンにて 蝕んでくれよう

シュウメイ!推して参る!!


『シュウメイ』とはゲームポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の登場人物。


【概要】

スター団の幹部の1人で、どく組『チーム・シー』のボスを務める少年。チームの「服飾担当」でもある。

外見は紫と緑の色で彩られたサイケデリックな忍者風の改造制服。
なお、インナーの色はバージョンによって異なり、『スカーレット』版が橙色で『バイオレット』版が紫色である。
面頬と紫色の頭巾で右目以外の素顔を隠しているが、素顔は銀髪碧眼の結構なイケメン言われなければ同一人物と気づく人は中々いないだろう。

服飾担当の名に恥じず非常に手先が器用。ファッションデザインと裁縫が得意であり、ボスたちのユニークな改造制服を手作りしたのは彼の功績である。
その情熱と技量はオルティガも皮肉抜きに絶賛している。
また、忍者らしく身のこなしも軽く、バトル前には宙返りを披露している。

チームでは3番目に強いボス。手持ちのレベルは32~33。順当に進めるならカラフジムをクリアした後に挑みたい。


【人物像】

一人称「我」
自身を忍者の子孫と思い込み実際に忍者のコスプレをしたオタク学生で、性格はバトル後に主人公に礼をするほど義理堅く生真面目。
忍者らしい古めかしい古風な言動をしている……のだが、所々英語が混じった言動のせいでちょっとエセ忍者っぽい。
おまけにダンバッジを受け取る際の一枚絵が「面と向かって礼をする」と言うもので、一部プレイヤーからはシュウメイ=サンと呼ばれている。

「オタクだから」というえらい生々しい理由でいじめられ学校に居場所がなくなったため、彼らを見返すためにスター団に加入した。
一応本人は「オタクの道は修羅の住まう棘道」「凡人に理解を乞う気はござらぬ」と悩んではいない様子。
スター団の過去の行為から学校に通う現在のオタクの間では神格化されており、本編でも後述する彼を慕って忍者のようにふるまうアカデミーの少年・ヒロノブが登場する。


【チーム・シー】

東3番エリアのしるしの木立ちにアジトを構える。団ラッシュで繰り出されるポケモンは、ブロロンを除いて全てエスパータイプ弱点である。
また、同エリアにはスター団はぐれ者たちの家もある。

  • ヒロノブ
同胞を狙う 奸物めは ぼくが あいてになるぞ!

キエエエエイ!


スター団ではないが、立ち位置はアジトの門番と変わらない上戦闘BGMもスター団したっぱのものなので、便宜上記載する。
シュウメイを「シュウメイ殿」「同胞」と呼ぶ少年。
シュウメイに会うためにアジトを訪れたが、「団員以外は誰も通すな」とシュウメイから言われている門番と対立する。
そこへ主人公がカチコミにやって来るのだが、徹夜でゲームをしていたせいでアジト内の団員達は全員就寝中だった。
そこで、「危機には万難を排し、馳せ参じるが道理」したっぱ「ちょっと何言ってるか分からない」と時間稼ぎを買って出て、主人公にポケモンバトルを挑む。

使用ポケモンはゴクリンとシルシュルーの2体。未進化ポケモンなので種族値は低めだが、ゴクリンは「たくわえる」と「のみこむ」のコンボ、シルシュルーは「おだてる」で混乱状態にさせてくる。ドオーなどの素早さが低いポケモンを出すと、先手を取ってこちらの戦略を崩しにかかってくるので注意。

シュウメイ撃破後、ネルケに連れられて彼と対面する。実はヒロノブも元はいじめられっ子であり、スター大作戦を実行してくれたシュウメイ及びスター団に非常に恩義を感じていた。
そんなシュウメイが退学処分の危機に晒されていると知って助けを申し出ようとしたのだ。
ヒロノブの思いを理解しつつもマジボスへの恩義を果たしたいシュウメイには断られたが「スター団以外にも僕っていう同胞がいることを忘れないで」と伝えた。


【手持ちポケモン】


我が 来たからには 不届き者は 成敗するのみ!



手持ちはどくタイプ統一パーティ。全員じめんタイプが弱点である。
唯一スターモービルとは別に普通のブロロロームも使ってくるボス。スターモービルを出すのは必ず最後なのが見分けるポイント。
どく状態にしてくる技を持った手持ちが豊富な上に、スターモービルは物理攻撃を受ける度に特性『どくげしょう』によってどくびしを撒き散らす。
なので特殊技で攻めない場合は交代させる度にどく状態になりかねない。
また、はがねタイプに対抗してほのお技の「ニトロチャージ」も覚えている。

おススメはどくタイプなのでどく状態にならず、タイプ一致でじめん技を通せるドオー……と言いたいところだが、通常のブロロロームが「じならし」を覚えているので育て方が不十分だと返り討ちに遭う可能性も出てくる。
一番うってつけなのは付近の東3番エリアでヌシとしても出てくるミミズズどく技無効・じめん技無効・高い防御*1・ゲットした時点で「じならし」を使える*2といったこれ以上ない好条件がそろっている。ベトベトンに至っては「ヘドロウェーブ」と「どろかけ」しか覚えていないので完封可能。*3スターモービルの「ニトロチャージ」で弱点を突かれるとはいえ一撃で倒されることはまず無いので、少し鍛えて残り体力に気を付けながら戦えばコイツ一匹だけでも十分勝てる。
どく状態を考慮しなければ、特性『じきゅうりょく』のバンバドロ、「ニトロチャージ」対策にもなるトリトドンガバイトも採用候補に挙がる。

ちなみに余談だが、スターモービルを除いた彼の手持ち3匹は全員が本来の進化レベル未満だったりする。*4

使用ボールはリピートボール。オタクらしくコレクション要素の再現であろうか。
倒すとダンバッジの他、「ダストシュート」のわざマシンをくれる。



【余談】

名前の由来はおそらく「シュウメイギク」。

気づいた方もいると思うが、どくタイプ使いの伊賀忍者が他のポケモンシリーズで登場する。
スター団自体、ジムリーダーに対してリスペクトすらしている組織であるため、別地方のジムリーダーである彼らの情報を得てリスペクトした、と考えれば矛盾はないだろう。*5
ネームドのタイプエキスパートとしても、キョウ以来の26年ぶりの男性エキスパートである。

余談中の余談になるが、マジボスのシュウメイへの呼び方がプレイヤー達の中でちょっとした話題となった。

ピーニャ:ピーちゃん
メロコ:メロちゃん
オルティガ:オルくん
ビワ:ビワ姉
シュウメイ:シュウメイ

一人だけ呼び捨てである。
「オタク同士何かあるのではないか!?」と勘繰る人が続出したが、2人の接点はこれ以上無いので、結局想像の域を出ない。
シュウメイの性格からして「呼び捨てでいい」とお願いしただけかもしれない。そして改めてみると、ピーニャの「ピーちゃん」呼びもまあまあインパクトがある








ポイズン食らわば皿まで!

シュウメイこの追記・修正最期まで!!



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  • 器用
  • 美形悪役
  • 残念なイケメン
  • 高まるでござる
  • 裁縫
  • 変態?
最終更新:2025年04月02日 13:51

*1 相手が使う特殊技はベトベトンの「どろかけ」と後は「ベノムショック」「ヘドロウェーブ」等どく技しかないので全て無効化できる。

*2 少し育てればLv.30で「あなをほる」を覚える。

*3 スカタンクも有効打が「ふいうち」しかないので、ひたすら交換を繰り返すなどしてPPを枯らせば完封できる。

*4 それぞれスカンプーがLv.34、ベトベターがLv.37、ブロロンがLv.40で進化する。

*5 実際に、ベトベトンはキョウの手持ちにもいる。