メメント(遊戯王OCG)

登録日:2023/10/01 Sun 14:05:23
更新日:2025/04/21 Mon 13:47:33
所要時間:約 14 分で読めます






時は来たれり――。

忘却の彼方より冥府に集え!!



メメントとは、『遊戯王OCG』に存在するテーマの1つである。



【概要】

デッキビルドパック「ヴァリアント・スマッシャーズ」にて初登場したテーマ。

属するモンスターの多くは過去に登場した通常モンスターのリメイクとなっており、ステータスも一致している。
色とりどりに着色した骸骨を飾り、死者に想いを馳せるメキシコの祭り「死者の日」も意識しているのか、骸骨と宝石を混ぜ合わせたような意匠が追加されているのも特徴である。


テーマ名の「メメント」とは「思い出」「記念品」という意味。
また「死を忘れるな、今を大切に生きよう」という意味のラテン語「メメントモリ」ともかかっている。
昔の通常モンスターが自分達を忘れて欲しくなくて蘇った模様。

『ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4』によれば、「メメント」モンスターたちは冥府の底にある世界を治めるとあるによって生み出された存在とのこと。
ちなみに王が「メメント」モンスター達を生み出した理由は、寂しかったから
そういった理由で生み出された存在のためなのか、同書での各モンスターの紹介文はその容姿に反してどこかコミカルな内容となっているものが多い。


テーマとしては「メメント」カードの破壊をトリガーに動く効果が多く、墓地送りや蘇生などで展開してエースである2種の「テクトリカ」を目指していくビードダウンデッキ。
展開ルートが豊富で一度や二度の妨害では止まらないが、その分カード理解とアドリブ力を求められる難易度の高いデッキでもある。

このテーマの最大の特徴はテーマ内の全てのモンスターに役割があること。
遊戯王のテーマの多くはテーマ内の半分以上がモンスターカードであることが多いため、テーマの動きと噛み合わない、単純なスペックが足りないなどで採用されないモンスターも多い。(某メイドや再録からハブられたラッパなど)
そんな現代遊戯王で「メメント」は、テーマの内容的にモンスターの割合が多い中(現在12種)、無駄な効果を与えずに全員均等なスペックにしつつ、ゲームとしてもテーマフレーバーの再現としても完成されているのは特筆に値する。




【効果モンスター】

下級モンスター


  • メメント・ゴブリン
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 400/守 400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドに「冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ」が存在する場合、このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン中、自分フィールドの「メメント」モンスターを相手は効果の対象にできない。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「メメント」モンスター1体を破壊し、デッキから「メメント・ゴブリン」以外の「メメント」カードを2枚まで墓地へ送る(同名カードは1枚まで)。

(1)は《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》がいる時に手札から捨てることでターン中「メメント」モンスターに対象耐性を付与する効果。
この効果の発動にチェーンして相手が「対象にとる効果」を発動されても防げないため、防御手段としてはイマイチ。

(2)はフィールドの「メメント」モンスターを破壊して、デッキから「メメント」カードを墓地に送る効果。
一気に2枚も墓地を肥やすことができるため、こちらも《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の特殊召喚のサポートになる。
また「メメント」カード指定なので「メメント」魔法・罠カードも墓地に送れる。
墓地効果を発動しやすくなる他、《メメント・ウラモン》や《冥骸府ーメメントラン》の回収先にすることもできる。


リメイク元は罠カード《偽物のわな》のイラストにも描かれているモンスターである《スカゴブリン》。
他のカードを守る効果も《偽物のわな》が元ネタだと思われる。
しかし「メメント」として蘇ったことの弊害なのか、とある文字がどうして思い出せないらしい。

  • メメント・メイス
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 400/守 300
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手のメインフェイズに、自分フィールドに「冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ」が存在する場合、このカードを手札から捨て、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「メメント」モンスター1体を破壊し、デッキから「メメント・メイス」以外の「メメント」カード1枚を手札に加える。

(1)は《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》がいる時に手札から捨てることで相手モンスター1体をそのターン中奪う効果。
《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》さえいえばフリーチェーンでコントロール奪取ができるため便利。

(2)はフィールドの「メメント」モンスターを破壊して、デッキから「メメント」カードをサーチする効果。
言うまでもなく便利であり、状況に応じて様々なカードを引っ張って来れる。
「メメント」モンスターの破壊も最悪自身を破壊すればOKのため、初動にもなる。


リメイク元はDMクエスト編の案内役やズシンの肥やし等アニメで妙に出番が多かったモンスターである《キーメイス》。
《キーメイス》のテキストには「可愛らしさに負け、誰でも心を開いてしまう」とあるため、コントロール奪取効果はこれが元ネタだと思われる。
「メメント」として蘇った彼女は、どんな相手をも魅了してしまう無邪気な笑顔の持ち主になったんだとか。

  • メメント・ウラモン
効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 550/守 400
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、「メメント・ウラモン」以外の自分の墓地の「メメント」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):このカードが「メメント」モンスターの効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
「PHANTOM NIGHTMARE」にて追加されたモンスター。

(1)は「メメント」カードのサルベージ効果。
《メメント・ゴブリン》などで墓地は肥やしやすいため、サルベージ先は豊富。「メメント」カード指定なので魔法・罠も回収できる。
《メメント・シーホース》や《メメント・ホーン・ドラゴン》なら手札から特殊召喚できるので、実質的な蘇生のようにも使えたりする。
この2体は「メメント」モンスターの破壊効果も持つため、(2)の発動条件にもなり好相性である。

(2)は「メメント」モンスターによって墓地に送られた際の自己蘇生効果。
どこから墓地に送られても発動するため、「メメント」モンスターによるフィールドからの破壊以外にも対応している。
《メメント・シーホース》や《メメント・ゴブリン》の効果でデッキから墓地に落とせば実質的なリクルートにもなる。


リメイク元は歴代主人公のデッキ内マスコットの開祖《クリボー》の色違いモンスターである《屋根裏の物の怪》。
色違いの《クリボー》が有名すぎるため忘れられがちだが、発売されたのはこちらの方が先である。ある意味このテーマに一番合致するモンスターである
他の「メメント」モンスターを破壊する効果を持たないのは《屋根裏の物の怪》のテキストに「特にわるさはしない」とあるのが元ネタか。
「メメント」として蘇った後もそれは変わってないらしく、よく物陰の裏に隠れているんだとか。

  • メメント・エンウィッチ
効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「メメント・エンウィッチ」以外の「メメント」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分の墓地のレベル2以下の「メメント」モンスター1体を対象として発動できる。
自分フィールドの「メメント」モンスター1体を破壊し、対象のモンスターを特殊召喚する。

(1)は召喚・特殊召喚時に「メメント」モンスターをサーチする効果。
《メメント・メイス》よりサーチ範囲は狭いが、破壊を伴わなわず召喚・特殊召喚するだけで良いのでアドバンテージを稼げる。

(2)はフィールドの「メメント」モンスターを破壊して、レベル2以下の「メメント」モンスターを蘇生する効果。
蘇生先は3種類しか存在しないがどれも優秀な効果を持つため、(1)で仕事をし終わった自身を破壊しながらさらにデッキを回すことができる。


リメイク元は闇属性モンスターの強化効果を持つ《見習い魔女》の色違いモンスターである《エンジェル・魔女》。
名前も「エンジェル+魔女(ウイッチ)」を合わせたものになっている。本テーマの美少女枠でもある
特に《エンジェル・魔女》のテキストに関連した効果は持たないが、ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4ではそちらを踏まえた紹介がなされている。
紹介曰く「運命なんて大嫌い。我が道をいく魔女っ娘」とのこと。

  • メメント・ダークソード
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合、手札から「メメント」カード1枚を捨て、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「メメント」モンスター1体を破壊し、デッキからレベル3以下の「メメント」モンスター1体を特殊召喚する。

(1)は召喚・特殊召喚時に手札から「メメント」カードを捨てて相手の魔法・罠カードを破壊する効果。
コストこそかかるが召喚・特殊召喚のみでバックに触れるのは近年では割と貴重。厄介な永続魔法・罠などに対処してくれる。
コストの方も墓地に置いておきたいカードを捨てれれば無駄が無い。

(2)はフィールドの「メメント」モンスターを破壊して、レベル3以下の「メメント」モンスターをリクルートする効果。
例によって自身を破壊してもOKなので、これ1枚から展開できる。
戦士族なので《増援》によるサーチや《戦士の生還》でサルベージしなど取り回しやすいのがポイント。


リメイク元は《闇魔界の竜騎士 ダークソード》の融合素材モンスターの片割れである《闇魔界の戦士 ダークソード》
当時としては相当恵まれたステータスを持ち、そのためか頻繁に再録もされている。
《闇魔界の戦士長 ダークソード》としてリメイクされたこともあり、《前線基地》や《融合派兵》といった汎用カードでも姿を確認できる。
また遊戯王GXでは万丈目が融合先を使用したため、アニメ出演も果たしている。全然忘れられてなくね?
ちなみに「メメント」として蘇った後も戦士としての腕前は体が自然と覚えていたらしい。

  • メメント・スリーピィ
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 800/守1000
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のモンスターが効果で破壊された自分・相手ターンに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、「メメント」融合モンスター1体を融合召喚する。
(3):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
デッキから「メメント・スリーピィ」以外の「メメント」カード1枚を墓地へ送る。
「INFINITE FORBIDDEN」で追加されたモンスター。

(1)は自分のモンスターが効果破壊された自分・相手ターンに手札から特殊召喚する効果。
【メメント】は展開途中で必ず自分の「メメント」モンスターを効果破壊するため、容易に特殊召喚が可能。

(2)は召喚・特殊召喚時に「メメント」融合モンスターを融合召喚する効果。
後述するテーマ融合魔法を使わずとも「メメント」融合モンスターにアクセスできるため非常に有用。
(1)の効果は相手ターンでも発動できるため、虚を突いた展開も可能である。

(3)は戦闘・効果破壊時にデッキから「メメント」カードを墓地に送る効果。
基本的に(2)の効果で低ステータスな自分も融合素材にする事が多いため使う事はあまりないが、好きな「メメント」カードを落とせるため便利。


リメイク元はGXに一瞬だけ精霊が出ていたモンスターである《スリーピィ》。
色違いモンスターである《イリュージョン・シープ》が融合素材代用効果を持つため、融合に関する効果はここが元ネタだろうか。


上級モンスター

  • メメント・シーホース
効果モンスター
星5/地属性/獣族/攻1350/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「メメント」モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。
自分フィールドの「メメント」モンスター1体を破壊し、レベルの合計が破壊したモンスターの元々のレベル以下になるように、デッキから「メメント」モンスターを墓地へ送る(同名カードは1枚まで)。

(1)は「メメント」モンスター以外のモンスターが存在しない時に自身を特殊召喚する効果。
条件が緩く、《メメント・エンウィッチ》からサーチしてすぐに特殊召喚できる。

(2)はフィールドの「メメント」モンスターを破壊して、そのレベル分までデッキから「メメント」モンスターを墓地に送る効果。
こちらが特に優秀で、自身を破壊すればレベル1~3の「メメント」モンスターを複数枚墓地に送ることができる。
自身を含めて一気に4種類増えるため、《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の特殊召喚条件を一気に整えることができる。


リメイク元は名前の割に水属性ではない昔の低ステータス上級モンスターの1体である《シーホース》。
諸事情から遊戯王プレイヤー間で人気となり、公式からも捕捉されてちょくちょくネタにされていたこともある。こいつも忘れられてはないよなぁ……
特に《シーホース》のテキストに関連した効果は持たないが、「素早い動き」という部分が特殊召喚効果になったのでは?と推測もされている。
「メメント」として蘇った後も冥府を走り回っているらしく、冥府最速を自負しているんだとか
ただしよく転ぶらしくその度にバラバラになっているとか


  • メメント・カクタス
効果モンスター
星5/水属性/水族/攻1700/守1400
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
このターン中、レベル9以上の「メメント」モンスターは直接攻撃できる。
(2):このカードが効果で破壊された場合、このカード以外の自分の墓地・除外状態の「メメント」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(3):このカードが墓地に存在する状態で、自分の手札・フィールド(表側表示)の「メメント」モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
このカードを特殊召喚する。
「RAGE OF ABYSS」で追加されたモンスター。

(1)は召喚・特殊召喚時にレベル9以上の「メメント」モンスターにこのターン中にダイレクトアタックを可能にする効果。
所謂残存効果であるため、発動後に自身が場を離れても残り発動後に場に出たモンスターにも適用される。
対象となるのは《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》と《冥骸王-メメントラン・テクトリカ》の2体であり、丁度攻撃力の合計が8000なので上手く並べられればデュエルを終わらせる事が可能。
お互いの「メメント」に影響するため空打ちにならず、相手ターンでも発動できる。意味が無いようで同時に発動するカードのチェーン隠しとして利用可能。その場合、ミラーマッチやコントロール奪取には気をつけよう。

(2)は効果破壊時に墓地・除外ゾーンから「メメント」カードを回収する効果。
破壊効果を駆使して展開する【メメント】ではトリガーに困らず、墓地にカードが溜まりやすいのもあって回収先には困らない。
特に後述の《冥骸融合ーメメント・フュージョン》とは非常に相性が良く、あちらの墓地効果でこのカードを破壊してサーチ→このカードの効果で除外された《冥骸融合ーメメント・フュージョン》を回収、と無駄のない動きが可能。

(3)は手札・場の「メメント」モンスターが戦闘・効果破壊された時に自己再生する効果。
【メメント】では自然とトリガーを引きやすく、自分のターンであればそのまま(1)の効果の発動にも繋がる。

リメイク元は【モリンフェンビート】【レオ・ウィザードパーミ】と並ぶ【カクタスロック】の中核として活躍した《カクタス》。
フレーバーテキストに「水中に潜んでいる、得体の知れない格好をしたばけもの。」と直球で書かれている通りに形容し難い見た目をしており、
敢えて文章で表現するなら「単眼で鼻の様にも見えるデカい瘤と針の様に細い牙を持つ顔面に、牙と羽の様にも見えるヒレと蛇の様な尻尾をつけ、頬の辺りからカエルの様な足を生やした怪物」と言ったところだろうか。
メメント化した事で更にヘンテコ具合が強化されており、瘤を守るかの様に骨の鎧が追加されたり、ヒレがどこか蝙蝠や悪魔の羽を思わせる様になっている。

なおもともとの《カクタス》は英語名が「Akihiron」という意味不明な名前*1だったが、こいつの英名ももちろん「Mementotlan Akihiron」。
一体アキヒロンとは何なのか、真相は不明である。

最上級モンスター

  • メメント・ホーン・ドラゴン
効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2850/守2350
このカード名の、(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできず、(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地に「メメント」モンスターが3種類以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):フィールドのこのカードが効果で破壊された場合、
自分フィールドの「メメント」カードを含むフィールドの表側表示カード3枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。

(1)は墓地に「メメント」モンスターが3種類以上いれば特殊召喚できる効果。
序盤では難しい条件であり、素材の頭数を増やすだけなら他のメメントでも事足りてしまう。

(2)は効果で破壊された時に自分の「メメント」カードを含むフィールドのカード3枚を破壊する効果。
額面上は「1:2交換」になるが「このカードが破壊される」というひと手間、
そして「必ず3枚対象にとる」「必ず自分のメメントを破壊する」という部分が融通が利かない。
フリーチェーン除去手段としては後発の《冥骸王-メメントラン・テクトリカ》に後れを取っている。

しかしレベルの都合上特殊召喚しやすく、このカードと《メメント・ボーン・パーティ》を構えておけば防ぎづらい妨害として成立する。
種族・属性も優秀なので素材にもしやすい。

リメイク元は大会特典カードとして配られたことがあるモンスターである《トライホーン・ドラゴン》
当時としてもステータスが高かったので活躍していた。ちなみに同じく大会特典カードであった《千年原人》も別テーマでリメイクされた。
3本の角を持つだけに「3」に関する効果を持たされている模様。もちろんこの人とは関係ない
その容姿に反して意外にも繊細な性格らしく、悪魔のように怖い自分の顔を気にしているらしい。まあ元の顔が結構怖めだからね

  • 冥骸合竜(めいがいごうりゅう)-メメントラル・テクトリカ
特殊召喚・効果モンスター
星11/地属性/幻竜族/攻5000/守5000
このカードは通常召喚できない。
このカード以外の自分の手札・墓地の「メメント」モンスター5種類を1体ずつ、デッキ・EXデッキに戻した場合のみ手札・墓地から特殊召喚できる。
(1):自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
(2):1ターンに1度、相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「メメント」モンスター1体を特殊召喚する。
既存モンスターのリメイクではない、複数の屍が合わさったような竜。

通常召喚できず、手札・墓地の「メメント」モンスターを5種類デッキ・EXデッキに戻すことで手札・墓地から特殊召喚できる。
特殊召喚条件は「メメント」モンスター5種類のデッキ戻しと重め。
《メメント・シーホース》なら単体で最大4種類まで墓地に落とせるため《メメント・エンウィッチ》からサーチして展開すれば条件はグッと軽くなる。

(1)は自身単独の場合、相手モンスター全てに攻撃ができる効果。
5000という最大の攻撃力からの全体攻撃で一気に場を制圧できる。

(2)は相手が効果を発動した時に「メメント」モンスターを特殊召喚できる効果。
《メメント・エンウィッチ》を特殊召喚すれば《メメント・メイス》をサーチしてそちらの効果で妨害をすることもできる。
ただし、(1)の効果と噛合わせが悪いため注意。

総じて、一度場に出しさえすれば高攻撃力からの全体攻撃や後続の呼び出しなどで八面六臂の活躍をする【メメント】の切り札カードである。
また様々な「メメント」カードの条件に含まれているため、とにかく【メメント】はこいつを出さなければ始まらないと言っても過言ではない。
墓地からも特殊召喚できるのでリカバリーは効きやすいが、耐性を一切持たないため《メメント・ゴブリン》など他のカードで守る事も重要である。

ちなみにレベル11では初の攻撃力5000のモンスターであり、幻竜族としても最大の攻撃力を更新したモンスターである。

名前の由来はアステカ神話の死の神「ミクトランテクウトリ」。
冥界「ミクトラン」の主人であるとされる。


融合モンスター

  • メメント・ツイン・ドラゴン
融合・効果モンスター
星7/光属性/雷族/攻2800/守2100
「メメント」モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合に発動できる。
自分の手札・フィールド(表側表示)の「メメント」モンスター1体を破壊し、デッキから「メメント」モンスターを2体まで手札に加える(同名カードは1枚まで)。
(2):自分の「メメント」モンスターが戦闘で破壊したモンスターは墓地へは行かず除外される。
(3):融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
自分の墓地からレベル6以下の「メメント」モンスター1体を特殊召喚する。
「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場した融合モンスター。

(1)は融合召喚時に手札かフィールドの「メメント」モンスターを破壊して、「メメント」モンスターをサーチする効果。
単純に「メメント」モンスターが1枚から2枚に増えるため非常に強力。
破壊をトリガーにした効果を起動できるだけでなく、自身を破壊すればそのまま(3)の効果にも繋がる。

(2)はフィールドにいる間は「メメント」モンスターが戦闘破壊したモンスターが除外される効果。
相手の墓地利用を牽制する事が可能であり、「メメント」モンスター全員に付与するため自身以外でも機能するのが嬉しい。

(3)は融合召喚した自身が破壊された時に墓地のレベル6以下の「メメント」モンスターを蘇生する効果。
融合召喚されている=素材になった蘇生先が確実に存在するということであり、腐ることはまずない。
他に破壊効果を用意せずとも(1)の効果をトリガーに出来るため、発動タイミングに困る事もほぼない。

総じて、(1)と(3)の効果でデッキを回す潤滑油になり高い打点と(2)の効果で墓地利用を封じるアタッカーにもなれる痒い所に手が届くカードである。


リメイク元は初期の融合モンスターの1体である《双頭の雷龍》。
「融合すると却って弱くなる」とも揶揄されていた当時の融合モンスターの中では破格の性能を誇り、良く採用されていた。
OCGだけでなくあの鬼畜難易度で有名な『遊☆戯☆王 真デュエルモンスターズ〜封印されし記憶〜』でも活躍した。
1枚が2枚に増える(1)の効果は融合素材である《サンダー・ドラゴン》が元ネタと思われる。
ただし、色合いや顔の向き的には《双頭の雷龍》の色違いモンスターである《二つの口を持つ闇の支配者(ツーマウス・ダークルーラー)》の方が近い。
ちなみに正確には《双頭の雷龍》の方が《二つの口を持つ闇の支配者》の色違いモンスターである
なので《屋根裏の物の怪》同様にこっちの方が本来「メメント」に相応しいとも言えるが

「メメント」モンスターが共通して持つ結晶の色もよく見ると2色あるため、融合モンスターであるが故に両者の特徴も併せ持っていると言う事だろうか。
ちなみに意外だが、この容姿でよく他のメメントたちと一緒にかくれんぼで遊んでいるらしい
ただ常に帯電しているためかすぐに見つかってしまうんだとか。


  • 冥骸王(めいがいおう)-メメントラン・テクトリカ
融合・効果モンスター
星9/地属性/幻想魔族/攻3000/守2000
「メメント」モンスター×3
このカード名の、(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、(1)(2)の効果は同一チェーン上では発動できない。
(1):このカードが融合召喚した場合に発動できる。
デッキ・EXデッキから「メメント」カード3枚を墓地へ送る。
(2):自分・相手ターンに、自分フィールドの「メメント」モンスターと相手フィールドのカードをそれぞれ同じ数だけ対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「冥骸府-メメントラン」1枚を手札に加える。
「INFINITE FORBIDDEN」で追加された融合モンスター。
既存のモンスターのリメイクではない、杖を持ち王冠を思わせる頭部をしたガイコツの化け物。


融合召喚時にデッキ・EXからメメントカードを3枚落とす効果と、フリーチェーンで自分のメメントモンスターと相手の場のカードを同数選んで破壊する効果、墓地から除外して《冥骸府-メメントラン》をサーチする効果を持つ。
(1)の効果で同名カードを落とせるため素早く(3)の効果で《冥骸府-メメントラン》のサーチが可能であり、(1)の効果でついでに《メメント・フラクチャー・ダンス》や《メメント・クレニアム・バースト》辺り落としておけば《冥骸府-メメントラン》の効果でセット、と事実上のサーチにもなる。
基本的にサーチで充分に間に合うが、《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》も落としてあちらの自己蘇生で並べる、なんて動きも可能。
(2)の効果も妨害を罠カードに頼っていた【メメント】待望のモンスター効果によるであり、上手くメメントを並べられたら大量破壊も可能。
《冥骸府-メメントラン》も並べられるのであちらの効果で蘇生してこちらは被害を抑える、なんて事も可能。
盤面を整えつつ妨害も構えられる「先攻で立てるべきエースモンスター」と言うべきカードであり、それでいて《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の立場を脅かさないどころか肩を並べられるカード。
ちょうど攻撃力の合計が8000になるのもそこを意識してのものだろうか。


名前と見た目の通りにもし彼が「メメント」の王だとしたら、このおどろおどろしい雰囲気で寂しがり屋と言う凄まじいギャップとなるが…



【魔法・罠カード】

  • 冥骸府(めいがいふ)ーメメントラン
フィールド魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の「メメント」モンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(2):自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合、その内の1体を対象として発動できる。
そのモンスターよりレベルが低い「メメント」モンスター1体を自分の手札・墓地から特殊召喚する。
(3):自分エンドフェイズに、自分の墓地の「メメント」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを自分フィールドにセットする。
メメントモンスターが戦闘する場合相手の魔法罠を封じる効果と、モンスターが破壊された時にメメントモンスターを特殊召喚する効果、エンドフェイズに墓地の魔法罠を再セットする効果を持つフィールド魔法。

(1)の効果で戦闘に安心感を持たせられるものの、モンスター効果等穴もあるので注意。

(2)の特殊召喚効果もメメントモンスターは能動的な破壊が行えるので容易に発動できるが、同名カードは特殊召喚できないので注意。

(3)の再セット効果はエンドフェイズと遅めだが比較的早めに発動できるようになる。

名前の由来はアステカ神話における冥界「ミクトラン」だと思われる。死因によって分別される冥界のうち、他の4つの条件(戦死した、出産が原因で死んだ、子供のうちに死んだ、雷に打たれて死んだ)のどれにも当てはまらなかった死者がここに送られるという。
現存している資料がほとんどなく、どんな場所なのかは現在では忘れられてしまっているらしい。


  • メメント・ボーン・パーティ
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールド(表側表示)の「メメント」モンスター1体を破壊し、そのモンスターとはカード名が異なる「メメント」モンスター1体をデッキから選び、手札に加えるか守備表示で特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「メメント」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。

メメントモンスターを破壊して別のメメントモンスターをサーチかリクルートする効果と、墓地から除外してメメントモンスターに貫通能力を付与する効果を持つ速攻魔法。

サーチ・リクルート効果は手札のモンスターも破壊できるので手札事故解消にも役立つ。勿論速攻魔法なのでサクリファイス・エスケープも可能。

墓地除外の貫通効果は主に《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の全体攻撃のサポートとして使う事になるだろう。

カード名の「ボーン」とはこの場合「誕生」という意味だと思われ、イラストでもレベル1メメントモンスターが誕生パーティを開いている。


  • メメント・ボーン・バック
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「メメント」モンスターが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
手札・デッキから「冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ」1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分の墓地の「メメント」モンスターが相手によって墓地から離れた場合、
このカードを除外して発動できる。
手札・デッキから「メメント」モンスターを可能な限り特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。

メメントモンスターが相手によってフィールドから離れた場合に《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》を召喚条件を無視して特殊召喚する効果と、墓地から除外してメメントモンスターを大量展開する効果を持つ速攻魔法。

召喚条件を無視して《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》を出せるのは強力だが、条件がやや受動的。

墓地除外効果も大量展開できるが、こちらも受動的な条件なので《メメント・メイス》でサーチしてセットすることで牽制に使うのが良いか。


  • 冥骸融合(めいがいゆうごう)ーメメント・フュージョン
速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):お互いのメインフェイズに発動できる。
「メメント」モンスターを含む自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター1体を融合召喚する。
このターンに自分のモンスターが効果で破壊されている場合、自分の墓地の「メメント」モンスターをデッキに戻して融合素材とする事もできる。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドのモンスター1体を破壊し、デッキから「メメント」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
通常パック「LEGACY OF DESTRUCTION」で登場したテーマ融合カードの速攻魔法。
メインフェイズ限定でメメントモンスター含めて融合召喚し、ターン中に自分のモンスターが効果破壊されていたら墓地のメメントモンスターをデッキに戻して融合素材にする事も出来る効果と、墓地から除外して自分の場のモンスターを破壊してメメント魔法罠をサーチする効果を持つ。

墓地のメメントモンスターを融合素材にする条件は【メメント】なら自然と満たしやすく、その序でに融合素材も確保出来る事も多いため、なんなら墓地のメメントモンスターだけで融合召喚と言う事も容易。
オマケによく見ると素材にメメントモンスターさえ含んでいれば融合召喚先は問わないため、縛りの緩い《ガーディアン・キマイラ》や《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》辺りを出す事も可能。元々EX枠はガラ空きだったので無理なく採用しやすい。

(2)の墓地効果もメメントモンスターの被破壊時効果のトリガーになりつつメメント魔法罠サーチが出来るため、《メメント・メイス》のサーチをメメントモンスターに回したりあるいはメメント魔法罠を2枚サーチしたりと動きの柔軟性が増した。
地味に同名カードもサーチ出来るため、もう一枚持って来て伏せてから相手ターンに《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚して妨害、なんて動きも可能。


  • メメント・フラクチャー・ダンス
通常罠
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「メメント」モンスターが存在する場合、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分フィールドに「冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ」が存在する場合、フィールドのカード1枚を破壊できる。
(2):自分の「メメント」モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。
相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ダウンする。

メメントモンスターがいる場合にカードを破壊できる効果と、墓地から除外して相手のモンスターを弱体化する効果を持つ通常罠。

破壊効果はフリチェで汎用性の高い効果。《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》がいれば対象をとらない追加除去も可能。

更に墓地から除外して戦闘補助もできる。


  • メメント・クレニアム・バースト
永続罠
このカード名の(2)の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。
(1):攻撃可能な相手モンスターは、自分フィールドに「メメント」モンスターが存在する限り、その内の攻撃力が一番高いモンスターを攻撃しなければならない。
(2):相手がフィールドのモンスターの効果を発動した時、自分フィールドの「冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ」1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力・守備力を1000ダウンし、その発動した効果を無効にする。
相手に攻撃力が一番高いメメントモンスターへの攻撃を強制する効果と、《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の攻守をダウンしてモンスター効果を無効にする効果を持つ永続罠。

(1)の強制効果はバトルフェイズに発動すれば相手モンスターの殲滅も狙える強力な効果。
(2)の無効効果は《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》のステータス上5回も無効にでき、(1)の効果で《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の戦闘破壊もある程度防げる。


【相性のいいカード】

  • 機皇帝ワイゼル∞
自分のモンスターが破壊されたら特殊召喚できる機皇帝。
メメントは自己破壊効果を持つため容易に特殊召喚でき、相手の魔法カードを無効化できる。

  • 強欲で金満な壺
  • 金満で謙虚な壺
ご存知EXデッキを除外してドローするカード。
メメントはEXデッキの依存度が低めなので相性は良い。
ただし、「LEGACY OF DESTRUCTION」発売後は展開の要となる《メメント・ツイン・ドラゴン》及び《冥骸融合ーメメント・フュージョン》で出す融合モンスターをうっかり除外しない様に気をつけたい。

  • 補給部隊
自分のモンスターが効果破壊されたらドローできる永続魔法。
メメントは展開に破壊が絡むのでドローソースになる。

ご存知レベル10以上モンスターのサポートフィールド魔法。
《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》に耐性を与えつつ全体攻撃にバーンを追加できる。

  • センサー万別
ご存知同じ種族を2体以上出せなくするカード。
メメントは種族がばらけているのでこちらへの影響は少ない。

自分フィールドのモンスター1体をリリースして、デッキから「ゴブリン」モンスターを特殊召喚する速攻魔法。
この「速攻魔法」という部分が重要で、サクリファイス・エスケープでメメントモンスターを逃がしつつ《メメント・ゴブリン》をリクルートできる。
簡単な例では《メメント・エンウィッチ》のサーチ効果に相手が《エフェクト・ヴェーラー》を発動した場合。
ここで《百鬼羅刹大収監》で《メメント・エンウィッチ》をリリースすることで無効効果を受けずにサーチ効果を使用し、さらに《メメント・ゴブリン》を特殊召喚までできてしまう。
昨今のテーマで重要視されている「相手の妨害を掻い潜る」能力がある一枚。

  • EXデッキのモンスター
《冥骸融合ーメメント・フュージョン》が「メメント」以外の融合モンスターも出せるのは前述の通り。縛りのゆるいモンスターを採用するならば《超融合》も併用しやすい。
また「メメント」は展開に伴う縛りが特に発生しないため、特殊召喚したモンスターは破壊するだけでなく各種素材に使うことも可能。
召命の神弓-アポロウーサS:Pリトルナイトあたりの定番モンスターが採用しやすい。
マスターデュエルでは捕食植物ヴェルテ・アナコンダなども使用できる。
また、リンク2+エンウィッチ+ダークソードでリンク4をリンク召喚できる状況で、リンクモンスターとエンウィッチで精霊コロゾを召喚してダークソードとシンクロすれば、アポロウーサと同じ消費でヴァレルロード・S・ドラゴンのシンクロ召喚も可能。魔法・罠カード対策が可能になるので、EXデッキに空きがあれば狙ってみてもいいだろう。

【このデッキの弱点】

徹底して墓地を利用するデッキなので、ディメンション・アトラクターにはとことん弱い。
マクロコスモスや次元の裂け目も同様だが、ダークソードで破壊できるためいくらかはマシ。

また意外な天敵が《幽鬼うさぎ》。
ほとんどのメメントは「フィールドの自分自身を破壊し、デッキのメメントを場や墓地に呼び出す」という効果を持っており、これを軸にデッキを動かすことになる。
コレはいわゆる「一連の効果」というやつなので、厳密には「フィールドの自分自身を破壊する。この効果での破壊に成功したなら、デッキのメメントを場や墓地に呼び出す」という内容となる。
なので効果発動にチェーンして《幽鬼うさぎ》などを撃たれた場合、最初の「自分自身を破壊する」前に《幽鬼うさぎ》の効果で破壊されてしまう。そうなると、本命であるその後の効果も適用されない。
つまるところフリーチェーンで撃てる破壊・除外・バウンスにめっちゃ弱いのである。

それ以外の各種妨害誘発は手札の状況によるものの貫通しやすく、増殖するGやマルチャミーの影響下でも最低限の妨害は用意できる。

【余談】

  • 前ビルドパックの超越竜に続いて、今回もリメイクモンスターを含むテーマが登場することになった。

  • 発表当時、過去に登場した通常モンスターのリメイクというコンセプトに加え、ちょうど名前に『メメント』を加えるとネーミングが元ネタを彷彿とさせるため《モリンフェン》のメメント化が期待され、《モリンフェン》がSNSのトレンドに入りも果たすほどの盛り上がりを見せた。しかし、決闘者にとってスリーブ化されるくらいには色々忘れられない存在のためかメメント化されることは無かった。


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最終更新:2025年04月21日 13:47

*1 実際の紙のTCGには存在せず、遊戯王オンラインなどのデジタルゲーム版でのみ実装。