グフのバリエーション

登録日:2012/05/07(月) 00:33:56
更新日:2025/04/22 Tue 19:43:37
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本項ではMS「グフ」のバリエーション機体について紹介する。

以下の機体は個別項目を参照。



○一覧

■プロトタイプグフ

型式番号:YMS-07

最初に造られた機体で、ザクⅡJ型が基になっている。
カラーリングは黄色で、口吻部のダクトがグフより少し長め。
ザク以上の性能を持ち、いずれ現れるだろう連邦製MSとの戦闘も考慮されて造られたという。

試作2号機までをA型、3号機以降をB型としていて、後者は後の制式量産型と外見も仕様もほとんど同じである。
当初は武器を内蔵していなかったが、後にB型にはヒートロッドとフィンガーバルカンが追加された。

主にデータ取りに使われ、役目を終えた後は実戦仕様に改装されたり別のバリエーション機開発のベースに転用されたりしている。

設定画の初出はムック『TV版ストーリーブック2』。
『講談社のポケットカード8』では「グフ試作タイプ」として掲載。
その後、『MSV』にて詳細設定が詰められた。

外部出演

  • ギレンの野望シリーズ
グフの開発前提機体となっている。
スペックはプロトタイプ相応で単機編成。
アクシズの野望以降は改造で先行量産型グフに変わるが、そちらは3機編成なので補充費用がかかる。
後述のマ・クベ専用グフも単機なので合致するが、そこまで本機を残すかは微妙な所。
完成したサンプルを、サイド3から地球まで運ぶ手間も発生するので廃棄も視野に入る。

また、マイナー機体も網羅するカードビルダーでは本項目の記載された多くのグフが参戦していた。


■ランバ・ラル専用グフ

型式番号:YMS-07B

前述のプロトタイプグフB型を実戦仕様に改装した機体。
ランバ・ラル専用機で、彼のパーソナルカラーの青に塗られている。
性能の方も強化されていて、ラルの技量と相まってガンダムと互角に戦えるだけの戦闘力がある。

ホワイトベースとガンダムに幾度となく攻撃を仕掛けたが、最終的には撃破された。
なお、正式量産型はこの機体をベースにしている。
1st当時の設定における「グフ」は、これか後述の後期生産型を指す。


■グフ(初期量産型)

型式番号:MS-07A

最初に量産されたタイプ。両腕が通常型マニピュレーターになっている。
内蔵武器が無いため、武装はザクの物を流用。

32機が製造され、マ・クベ麾下の部隊などに配備された。
後にヒートロッドとフィンガーバルカンが追加されたらしい。

外部出演

ギレンの野望では「グフ先行量産型」名義で参戦。
プロトタイプを終えてこちらを開発すると、ようやくグフが開発提案される。
格闘火力はグフに劣るが地上用のザクJと比べて移動力や地上適正の改善・癖は強い火力はあるメイン武器のザクバズーカや強化された格闘火力が魅力。
開発時期が早いのでエース用やガンタンク対策に少数生産してもよいだろう。
ちなみに盾を持っているように見えるが盾は持ってないのでガンタンクの砲撃などを食らうと意外と落ちる。

■グフ降下猟兵

型式番号:MS-07A
ムック『GUNDAM GAMES』に登場。
ガウ攻撃空母からMSを降下させる際は低速で低空飛行せねばならず、対空砲火で撃墜されることが多かった。
そこで、より高空から降下させる為に開発されたものがグフ降下猟兵である。

先行量産型をベースに背部にパラシュートパック、両脚部にバーニアを追加、着陸後はこれらの降下装備を分離して戦闘を行う。
武装はザク・マシンガンをカスタムした120mmコマンド・ライフルとヒートホークなど。


■グフ(後期生産型)

型式番号:MS-07B

いわゆる制式量産型。ラル機と同じく腕にヒートロッドとフィンガーバルカンが内蔵されている。
ただ、ジオン製MSは外装式の武装が中心ということもあって、特にフィンガーバルカンを使いこなせないパイロットが多く、配備された機体の殆どが左手を通常のマニピュレーターに戻したという。

しかし手練れにはグフの内蔵火器を思う存分に振るった者も多く、サイラス・ロックやトーマス・クルツ、ヴィッシュ・ドナヒューなどのエースパイロット達が搭乗して多大な戦果を挙げた。


■マ・クベ専用グフ

型式番号:MS-07B

『MSV』より。式典用に改装されたマ・クベのグフ。
カラーリングがダークブルーとグレーに塗り替えられ、全身が装飾されている。ブレードアンテナが外された代わりに頭の天辺がギャンみたいに尖っている。見た目以外は普通のグフ。
マ・クベ自身は一度も乗ったことがないらしい。

外部出演

  • ギレンの野望シリーズ
アクシズの脅威以降はマ・クベをグフに乗せ、改造コマンドで作成する。
グフらしく格闘能力が高くマに向いた単騎モビルスーツだが式典用に見た目を変えただけという設定からか通常機とそこまで差はなくなんなら3機→1機に編成機数が減った関係で総合火力は低下している。マの専用機補正を加えても限界値が190%で格闘火力が増加するわけではない。またもう少し後に開発されるグフカスタムには性能面で完敗している。
グフで比べるとマの指揮能力を発揮させて総合力を上げるなら通常のグフ、移動力なら専用グフ、耐久など安定性を取るならグフカスタム。ただグフカスタムはドダイに乗れないので輸送機に頼らず自力で飛行したいなら通常のグフか専用グフとなる。
どれを使うかは悩ましい。

■ヴィッシュ・ドナヒュー専用グフ

型式番号:MS-07B

ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で…』より。
オーストラリア戦線で活躍した"荒野の迅雷"ヴィッシュ・ドナヒュー中尉の専用機。
機体そのものはB型だが、両腕部をB-3型の物に取り替え、武装もワイヤータイプのヒートロッドや実体剣タイプのヒートサーベル、3連装35mmガトリングとB-3型の物をチョイス。
これは滅多に配備されないグフ・カスタムの代わりに入手出来たオプションパーツを使って少しでもそれに近付けようとしたもので、グフに欠けている汎用性を補った現地改修機の一種なのである。

この手の専用機にしては珍しくカラーリングはあまり変えられておらず、本体はアンテナとスパイクに白いラインが入る程度、代わりにシールドにはパーソナルエンブレムの「隻眼の髑髏と稲妻」を描いている。


■グフ(後期改修型)

型式番号:MS-07C-1

後期生産型の改修機で、右腕にもフィンガーバルカンを内蔵。それに伴ってヒートロッドはオミットされた。*1
1stの第23話ではミデアを襲っている最中に救出に現れたガンダムと交戦、その内1機はドダイYSとの連携でアムロをギリギリまで苦しめたが、新兵器Gファイターとタッグを組んだガンダムによって撃破されている。

元々は単なる作画ミスだったのだが、後に上記の設定が追加された。

なお、B型が汎用性の高いオールラウンダーなB-3型に発展したのに対して、C型系列は投入する戦場を限定した局地戦仕様とされ、固定兵装の強化という尖った方向性に発展したとされる。


■C-2型

型式番号:MS-07C-2

詳細不明だが、一応存在するらしい。


■グフ重装型

型式番号:MS-07C-3

『MSV』より。C-1型をベースに火力と装甲の強化を図った機体。
両腕のフィンガーバルカンを85mmに強化、肘に弾倉を追加して装弾数を増やし、腰にも予備弾倉を装着している。デコにも30mmバルカン砲を追加。
ブレードアンテナが付けられなくなったため、代わりに左側頭部にロッドアンテナを取り付けている。
装甲も強化され、ショルダースパイクは森林での運用を考慮してザクのような短めのものに置換された。

相対的に火力と防御力は上がったが、グフの長所だった機動性は低下した。
ただし、それは本機の用途が対MS戦ではなく歩兵支援を意図した「機動力を持つ装甲砲」であった為。
歩兵部隊に随伴して直接支援や障害物の排除を行うのが仕事なので、そもそも機動性はあまり重視されなかったようだ。
実際、本機はMS部隊ではなく歩兵部隊に優先して配備されていたという。

なお1st劇中の描写的にヒートサーベルや各種銃器、シールドを持つことはできそうなものだが、媒体によって持っていたり持っていなかったり。
シールドに関しては一応持てるが、装甲が強化されたので基本的には不要とされた。

主にヨーロッパの部隊、特にフランス北部戦線に多数配備されたことから「ヨーロッパ戦線用グフ」とも呼ばれたが、ジャブロー攻略作戦にも2機投入されたという。

グフ重装型(ガンダムUC)

『UC』に登場した機体。
古城から偽装用の壁をブッ壊して出撃し、トリントン基地攻撃に参加…するかと思いきや、そのまま出番終了。少なくとも、トリントンでの戦闘で一切描写されていない。

あれ、どこ行った?…と思ったらなんとトリントン基地の場所がわからず迷子になっていたことがイベントで配布されたガンダムトライエイジのカード裏で判明した。
この設定の元ネタはトライエイジのテキスト担当関西リョウジ氏とUC原作者福井晴敏氏の対談。いわば公認設定のためトライエイジ限定というわけでもなく、この機体がなにかに登場するたびに言及されている。

その後、episode7の劇場特典カードではトリントン到着後の様子(嘘は言っていない)が語られ、『機動戦士ガンダムNT』の入場者特典カードによると「戦後の復興も落ち着き、息抜きにグフ重装型で旅に出ている途中で夜空に『不死鳥狩り作戦』の一端と思しき光を見た」模様。それにしてもいったいどうやって単独で海を渡ったのだろうか…。
その軌跡はフレーバーテキスト(TCG)にて。

なお、このパイロットは「アクシズ・ショックを含めたサイコフレームのを見て復讐を考えていたのに改心した」唯一の人物という地味にとんでもない事をやっている。
またこのグフも没収などされることもなく、平和な時代を歩んでいるようだ。

外部出演

  • バトルオペレーション2
マイナー機体のプレイアブル化に定評のある作品だが、2021/10にクランマッチ上位入賞報酬として実装。コスト300汎用。
主兵装は当然フィンガーバルカンだが、対MS戦が主眼の本作ではさすがに力不足と判断されたかジャイアント・バズを装備可能。ついでにシュツルム・ファウストを携行しており、完全に対MS戦向けに調整されている。格闘兵装は殴り。本作ではよくある事。
実装当初は低いを通り越して絶望レベルの機動性と死んでる格闘、発射レートの低すぎる兵装にサンドバッグには優秀すぎる高さの耐久と歴戦プレイヤーでもどう使っていいのかわからないレベルだったが、4周年記念期間限定任務報酬での配布を経て2022/09にヤケクソレベルの強化が入った。

  • ギレンの野望シリーズ
グフの派生系として開発提案される。
フィンガーバルカンの火力が引き上げれたが、案の定劇的な強化には至らなかった。グフに射撃はミスマッチなのだろうか。
盾を装備していない為に損耗が激しく、移動力も据え置きなので量産には不向き。
やはりというかサンプルがサイド3にあるので、輸送するよりか廃棄して資源にするべきだろう。
イフリートの必要技術軽減機体に当たるので、開発だけは済ませておきたい。

■C-4型

型式番号:MS-07C-4

脚のスラスターを大改造した機体らしいが、それ以外は詳細不明。


■グフ試作実験機

型式番号:MS-07C-5

ツィマッド社がグフを改造した実験機。
1機だけ造られ、実験データはドムのの開発に役立てられた。
グフとドムの中間的な機体で、頭とヒートサーベルがドムのそれとそっくりである。
脚には熱核ホバーシステムが搭載されているが、これはまだ開発中の物。

ちなみに型番だとC型扱いとなっているが、これは便宜上付けられたものでベース機はB型。

設定画の初出はムック『TV版ストーリーブック2』。
『講談社のポケットカード8』では「ドム試作タイプ」として掲載。
その後、『MSV』にて詳細設定が詰められた。


■グフ複合試験型

型式番号:MS-07W

『MSV-R』より。
キャリフォルニアベースで地球連邦軍が接収した機体。
生残性を高めようとした実験機だった様で、コクピットとバックパックが小型のドップに変形する、要はコアブロックシステムのパクりなのだが、ドップの推進器をそのままメインスラスターとして利用するという、ガンダム試作1号機を先取りした構造となっている。
そればかりか、本機と同時に発見された作りかけのシーランスに似た高速艇にもこのドップ同様の変形機構が採用されていることから、完成していればコックピット兼バックパックユニットの換装であらゆる環境に適応できたのではないかと推測されている。
両腕にはフィンガーバルカンとシールドを装備し、更にシールドにはスラスターを追加して機動力を上げている。

配色がガルマ専用ザクと似ていることからガルマ専用機ではないかとも言われている。
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』では、ニューヤーク市で行われた式典にてガルマ専用ザクと一緒に公開されていた。

元はガンダムエースで募集されたデザインコンテストの大賞作品をリファインしたもの。


■グフ・ハンター

型式番号:MS-07F

メカニックデザイン企画『F.M.S.』(福地モビルスーツステーション)より。
ジャングルでのゲリラ戦を想定したタイプ。
背中に大型のヒートサーベルを、左肩にはナイフをマウントしている。
ハンドガンも携行していて、弾丸は主にトリモチやゲル弾を使用するらしい。

ジム・スパルタンと戦闘を行ったことが確認されている。


■グフ・ヴィジャンタ

型式番号:MS-07G-1

『MSV-R』で新たに設定された派生機の一つ。
元々はグフの対MS性能を維持しつつ火力と機動性を向上させて更にザクⅡJ型の3~4倍の移動力という盛りに盛ったプランが提案されたが、それだけ詰め込んで開発がスムーズにいく訳もなく、結局分けて開発してセットで運用することとなった。
その内、機動性向上型として完成したものがグフ・ヴィジャンタである。

ヒートロッドとフィンガーバルカンが廃された代わりにオプション装備が用意され、右腕には120tもの重量に耐えられるシザー・アンカー、左腕にはロケット推進式爆裂索のマインズ・ロッド、先端にカートリッジ式の高性能炸薬をセットした特殊棍棒リムーヴァル・メイスなど変わった装備を持つ。
ただし、これらは対MS戦にも使えるくらい高性能というだけで山岳地帯の踏破や障害物の除去に使うのが本来の目的であって主武装は普通にザク・マシンガン。
とはいえ、それらの装備はジムを容易く拘束または全損させる程の威力を持つため、高い機動性を活かして不整地での戦闘では無類の強さを発揮。公式でも「最強のグフ」と記されている。

22機が生産され、強行偵察部隊などの特務部隊に配備されて夜襲・ゲリラ戦で大きな戦果を挙げたという。
対MS戦能力はしっかりと維持しているがどちらかと言えば工兵としての側面が強く、開発陣が付けた「戦闘工兵(Combat Engineer)」というニックネームが前線の兵士にも定着していたようだ。

ところで肩からチェーンは何なのだろうか?オシャレポイント?
  • ↑見た目はイスラエルの戦車メルカバに付けられている「チェーンカーテン」ぽい。RPG-7等の対戦車兵器を防ぐ為のものだとか。


■グフ戦術強攻型

型式番号:MS-07G-2

ヴィジャンタの兄弟機で、こちらは火力向上型。
火力を上げているが、重装型と違って長所は死んでいない。
左腕がマシンガンとライフル、ロケット砲、火炎放射器を一纏めにしたガンパックに換えられ、背中にも120mmガトリング砲を追加。ヒートサーベルやヒートロッドもそのまま使える。
火力を盛った分重量が増加しているものの、脚にはスラスターを増設しているのでB型と同等の機動性を維持している。

38機製造され、主に強行偵察に運用された。


■グフ(THE ORIGIN)

機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でのグフは他のMSと同じくデザインがリニューアルされ、ヒートロッドを収納する右腕が太くなり、右胸に3連装バルカン砲を装備している。
また、ヒートロッドの先端に展開式のアンカーがあり、相手に食いつくことが可能となった。

ストーリー上の役割は本家と同様だが、オデッサでは殿を務めるマ・クベのギャンに率いられた角無しの一団がヒートサーベルのみ装備の「抜刀隊」として登場。
1人でも多くの同胞を逃がす為に迫りくる連邦軍に吶喊し、散っていった。


■プロトタイプグフ 機動実証機

型式番号:YMS-07A-0

オリジン版MSVであるメカニックデザイン企画『MSD(Mobile Suit Discovery)』にて設定されたオリジン世界でのバリエーション。
細部が異なるものの、概ね従来のプロトグフと同じもの。
強いて違いを挙げるなら武装がザク・マシンガンではなくブグや局地型ガンダムと同じヤシマ重工製のMS用マシンガンである点くらいか。


■プロトタイプグフ 戦術実証機

型式番号:YMS-07B-0

こちらも『MSD』で登場したもの。
機動実証機との違いは右前腕部が試作型ヒートロッド、左前腕部が3連装マシンガンとなっている点。
これらは完全にマニュピレーターとしての機能が無く、左手も腕のように見えるだけ。
一応腕部はモビルワーカーのMW-01 01式後期型と互換性があるので通常のマニュピレーターにも換装出来る。


■グフ(サンダーボルト)

型式番号:MS-07B

機動戦士ガンダム サンダーボルト』より。
地球連邦の構成国家である南洋同盟が独自改修を施した機体。
「フライトユニット」としてバックパックに2基のファンを搭載したことにより、空中戦における戦闘力が一年戦争直後の時代のMSとしては優れている。


■グフ・ショーン・カスタム

機動戦士ガンダム サンダーボルト外伝 砂鼠ショーン』より。
ショーンが購入して専用に改造した機体。
砂漠用の改修が成され、背中には不整地用の大型ホバーユニットを装着している。
基本的な仕様は南洋同盟機と共通しているが、ヒートロッドの放電時にスパイクの無い肩アーマーから激しい放電を行うなどの独特な仕様が見られる。


■シャア専用グフ

朝日ソノラマから出版された子供向け絵本に登場した、一種の幻や黒歴史とも呼べるシャア専用仕様。
撤退時の一瞬だけ赤色のグフとして描かれていたという謎の状況。
ただし、シャアはザク以降はズゴックゲルググドム(小説版)とは縁があってもグフに搭乗したことはないため、そういう意味では貴重な存在ではある。


■クフ

サクと同じ超量産型MS。
「くふーっ」と鳴く(?)



○関連機体

■高機動型試験機

型式番号:YMS-08A

ツィマッド社が造ったザクⅡJ型の後継機
地上での機動力を重視していて、動力系の改良や軽量化などが行われた。
脚と背中には高推力スラスターを搭載していて、ジャンプ力に優れている…はずだったが、出力が足りなくて上手くいかなかった(燃焼効率が悪かったという説もある)。

プロトタイプグフと地上用主力機の座を争ったが、前述の問題で不採用に。
しかし機動力では勝っていたこともあってグフ系と統合された。
また、本機のコンセプトはドムに引き継がれた。

5機が製造されているが、これらは後に改装された上で実戦投入されたという。
型番からイフリートがそれに当たるのではないかとも言われているが…。

設定画の初出はムック『TV版ストーリーブック2』。
『講談社のポケットカード8』では「ザク→グフ発展型」として掲載。
その後、『MSV』にて詳細設定が詰められた。

ちなみに『Ζガンダム』に登場予定だったが、出番をアクト・ザクにとられている。

■RFグフ

型式番号:OMS-07RF

漫画『機動戦士ガンダムF90』およびゲーム『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』に登場。
オールズモビル(火星独立ジオン軍)が開発した陸戦用量産機
本家グフそのものの姿をした初期型と、ブッホ・コンツェルンの技術提供で大幅にパワーアップした後期型が存在している。

初期型はグフのガワを被せた0115年当事の最新レプリカ機で、性能もギラ・ドーガを凌駕する程度でしかないが、後期型は0122年の新技術の導入によって高い機動性と格闘性能を発揮し、後期型RFザクと内部フレームの共通化がされた。
更に宇宙・地上を問わず運用可能な汎用性を持ち、武装も配置こそグフを踏襲しているがヒートロッドの先端にビーム兵器が装備されるなどビーム兵器を中心とした物に一新された。


■グフR35

ガンダムビルドファイターズ』に登場した改造ガンプラ
ガンダム35周年を記念して作られた機体で、ビルダーはラルさん35歳。
大型化したフィンガーバルカンの内側に通常のマニュピレーターを備え、ヒートロッドやヒートサーベルの使用を阻害しないグフイグナイテッドの要素を取り入れている。
基本的なところはオリジナルのグフをベースとしているようだが*2、頭部はグフ・カスタムに近い。


■SDガンダム外伝シリーズ

騎士(ナイト)グフ、騎士グフベグ(マ・クベ専用グフ)、戦士グフ、鋭騎士グフテスト (グフ試作実験機)、騎士グフトライ(グフ試作実験機)、騎士リファイングフ(RFグフ)、異能戦士RFグフ、大剣士グフ、騎士グフカスタム、裂地騎士グフ、モンスタードダイライダー(グフ+ドダイYS)、ザクライダー(グフ+赤いザクスライム)、モンスターヘビィグフ(グフ重装型)、モンスターサーペントグフ、モンスターフラインググフ、モンスターヒドラグフ、モンスターグフタウロスと、様々なキャラとして登場している。


■SD戦国伝シリーズ

僧兵軍団の風神・愚怖、氷魔忍軍の氷鬼(マ・クベ専用グフ)が登場している。


追記・修正はグフを乗りこなす立派な武人のようなエースパイロットになってからお願いします。

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最終更新:2025年04月22日 19:43

*1 という設定になっているが、劇中では普通にヒートロッドを振るうシーンがある。

*2 実際のキットではR35をベースにリバイブグフが開発された。