霰パ(ポケモン)

登録日:2011/09/25(日) 19:44:05
更新日:2019/09/21 Sat 22:29:04
所要時間:約 7 分で読めます




霰パとはポケットモンスターのポケモンバトルにおける霰パーティーのこと。

技「あられ」特性「ゆきふらし」によってフィールドを霰状態にし、その恩恵を盾に戦う。

具体的な霰状態の効果

  • こおりタイプ及び特性が「ゆきがくれ」「ノーてんき」「マジックガード」「エアロック」「ぼうじん」以外のポケモンは毎ターン最大HPの1/16ダメージ

  • 特性が「アイスボディ」のポケモンは毎ターン最大HPの1/16回復

  • 特性が「ゆきがくれ」のポケモンは受ける技の命中率が0.8倍

  • 特性が「ゆきかき」のポケモンは素早さが2倍


  • 「あさのひざし」「こうごうせい」「つきのひかり」の回復量が自身の最大HPの1/2から1/4に

  • 「ソーラービーム」「ソーラーブレード」が威力0.5倍に、「ウェザーボール」が威力2倍のこおりタイプのわざになる

  • ポワルンの姿が変わりこおりタイプになる。

  • 「オーロラベール」は霰のときのみ成功する(技を使うときに霰であればよい)。

など。

霰は発動から5ターン経つと止む。
ちなみにアイテム「つめたいいわ」を持ったポケモンが引き起こした霰状態は8ターンと通常より長く続く。

とりわけ必中「ふぶき」が実に強く、多くのタイプの弱点を突き、ダブルでは2体に当たり、それぞれ1割ずつの確率で凍結と、初代を彷彿とさせる鬼畜さ。
ぶっちゃけ他の効果はオマケみたいなもん。
XYで多少弱体化したとはいえ、氷タイプポケモンがタイプ一致で放つ威力110は伊達ではない。
この必中「ふぶき」を使い、相手に確実にダメージを与える事が目的と言える為、他の 天候パ とは違った面白さがある。

また、霰が無効にされにくくほぼ確実にダメージが入る為、「きあいのタスキ」や「がんじょう」に強い。


代表的なポケモン

ユキノオー
オートで霰を発動する特性「ゆきふらし」持ちの元祖。
威力の高い技や「こおりのつぶて」を備える。
耐久は高く、弱点が多い割に耐性がメジャーなので単体での器用もベネ。

アマルルガ
第六世代から登場した新たな「ゆきふらし」持ちだが、速くもないし弱点が多すぎる上に殆どメジャー。
しかしこおりタイプとしてはファイアローを始めとするほのおタイプに有利で、天候をすなあらしにされてもダメージを受けないどころか逆に強化されるなど、他のこおりポケモンにはない地味な取り柄がある。
攻撃範囲自体は広く岩や鋼への有効打があるほか、ステルスロックを撒けるなど他の霰始動要員にはできない芸当もあり、ちゃんとした役割を与えれば劣化にはならない。

バイバニラ
無限バニラ。素早さ種族値が79なので、トドゼルガよりも早く行動できる。
だいばくはつ」や「ミラーコート」で差別化したい。
SMから第2特性として「ゆきふらし」も習得。

キュウコン(リージョンフォーム)
唯一「ゆきふらし」と「オーロラベール」を両立できる起点作りの名手。
ドラゴンには滅法強く、アタッカーとしての運用も可能。
ただし攻撃範囲自体はそこまで広くないので、補助技を上手く合わせたほうが強い。

グレイシア
特攻種族値130から放たれる必中ふぶきは強烈。特化してメガネをかければH252振りメタグロスすら乱数2発。
たまに連続発動する雪隠れクオリティーで苦手相手に運ゲができる。霰パ使い皆の嫁。

トドゼルガ
通称「無限トド」。
霰状態での「アイスボディ」+「たべのこし」+「まもる」or「みがわり」が凶悪。
ぜったいれいど」で苦手相手もごり押しできる。

オニゴーリ
特性に「アイスボディ」が存在するが「ムラっけ」を利用した逆転戦法が非常に強力。
霰パで受けられる恩恵が「あられによるスリップダメージを受けない」ことくらいしかないが、自然にパーティーに入れられるとも言える。

ユキメノコ
状態異常撒きのエリート。特性の「ゆきがくれ」とともにウザい事この上ない。
珍しい複合タイプで、特に格闘を無効にできるのが地味に大きい。オニゴーリは彼女の引き立て役です。

ルージュラ
氷タイプでも随一の技範囲を誇り、素早さを補強するとなかなかの強さを見せる。
特性も「よちむ」や「かんそうはだ」なので、「ゆきがくれ」や「アイスボディ」と違った戦略を生み出せる。

マンムー
そこそこの素早さと高い攻撃を持つアタッカー。
苦手なにも一致地面技で弱点をつける。
とは言え、それらには弱点も突かれやすいのが玉にキズ。

ロトム
BWからフォルムによってタイプを変えられるようになった。
氷タイプとなるって吹雪が必中になるフロストロトムはもちろん、同タイプや水タイプに有利になれるヒートロトムも選択肢か。

シンボラー
「マジックガード」によって霰ダメージが無効、苦手な格闘対策にもなるので組み入れやすい。
ただ安定の「ストーンエッジ」で乙となりかねないのが短所か。

フリーザー
世代毎にどんどん扱いが悪くなっていく戦闘力53万
耐久向けの種族値に反して弱点が痛すぎるタイプ構成なのが悩み。
とはいえ、心の目+絶対零度のコンボはやはり強力。
そして、「おいかぜ」など美味しい補助技も多いので、ダブルやトリプルで真価を発揮するかもしれない。
ちなみに隠れ特性は「ゆきがくれ」。
この耐久に「ぜったいれいど」や「はねやすめ」まであるので、霰パの中ではなかなかの脅威。

レジアイス
ホウエン三大ゴーレムの一角。タイプは不遇でも、圧倒的な特防で、なかなか打たれ強い。
耐えつつ電磁波や凍える風などを撒いたり、「だいばくはつ」でもろともを狙える。
隠れ特性アイスボディにより特殊耐久を更に底上げすることもできる。

サンドパン(リージョンフォーム)ツンベアー
「ゆきかき」所持者。ツンベアーは第7世代で獲得。
両者とも元の素早さはまずまずだが、霰で倍加した素早さによって「つららおとし」の怯み効果を活かしやすくなる。

ゲッコウガ
隠れ特性により、自身は水・悪タイプながらも必中吹雪を一致で打てるご存じ厨ポケキラー。
水タイプの技は氷タイプが苦手とする炎・岩にも弱点が付けるため、相性補完としてはかなり優秀。
基本は高いCSから放たれる「ふぶき」で削り、相手に合わせてトリッキーに技を選択していきたい。


霰パの欠点

霰パの欠点とはやはり、メインになる氷タイプの不遇っぷりだろう。
タイプ耐性が氷のみ、さらには鈍速なポケモンが多いので、先手を取られ易く、必中ふぶきを披露する前に弱点技を喰らってさようなら、なんて展開は目に見える。「ゆきかき」の所持者は2匹とも物理型だし。

しかも弱点技はメジャー(炎・岩・鋼・格闘)。

さらに氷タイプのポケモンは大抵サブウェポンに乏しい為、攻撃面で止まる相手も多い。

なので氷タイプのみならず、他タイプも積極的に採用する必要がある。

例:役割破壊の申し子のゴウカザルボーマンダ、格闘受けのブルンゲルグライオンランクルス

さらに痛いのは霰状態でパーティが受けられる恩恵が非常に少ないことも大きい。
砂パのような特防強化や特性による火力の上昇もなければ、雨パ晴れパのようなノーリスクでの技威力強化もない。

XYではゆきふらしによって起こる霰状態が永続ではなくなり(つめたいいわでのターン延長は適用されるようにはなったが)、
「ふぶき」「れいとうビーム」も威力が下方修正され、「ぼうじん」も強化されるなど弱体化された。

アイスボディのように体力を回復させる特性もあるにはあるが、耐久型をやるにも半減の少なさやメジャーどころの多い弱点の多さが足を引っ張る。
また、天候パゆえ、天候始動要員が見せ合いの時点で相手に解るため、始動要員+氷タイプ+サポート役ポケという予測もされやすい。
第七世代からは始動要員になれるポケモンが増えたが、それでもある程度読まれやすいことに変わりはなく、砂と混合する等の工夫が必要だろう。


とはいえやはり天候パーティであり、短所をしっかりと理解し補うようにパーティをくみ上げれば突破力の高い高火力パーティである。
上級者向けとはいえるが。

いっそのこと天候でダメージを与えられるという点以外は無視し、天候ダメージを攻撃の補助程度に考えて構築するのも手。
いわゆるノオースタン(御大スタン)と呼ばれる構築である。
砂よりダメージを無効にされがたいうえ、敵の天候を潰せるのが美味しい。



追記・修正はゆきがくれを発動させながらかげぶんしんを限界まで積んでからお願いします。

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