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ポワルン

登録日:2011/08/13 Sat 13:52:59
更新日:2026/08/23 Sun 13:19:33
所要時間:約 6 分で読めます




ポワルンとはポケットモンスターシリーズにルビー・サファイアから登場するポケモン

■データ


全国図鑑No.351
分類:てんきポケモン
英語名:Castform
高さ:0.3m
重さ:0.8kg
タマゴグループ:妖精/不定形
性別比率:♂50♀50

タイプ:ノーマル

特性:てんきや(天候がはれ、あめ、あられの時、姿とタイプが変わる)

種族値
HP:70
攻撃:70
防御:70
特攻:70
特防:70
素早さ:70
合計:420

努力値:HP+1

進化はしない。


■概要


天気と深い関わりを持つポケモン。
天気によって姿とタイプが変化する特徴を持つ。

この力は、小さい体を守る為、大自然のパワーを使えるようになって得た物。
体の細胞が、気温や湿度等の変化によって影響を受け、このような変化が起こる。
ポワルンの体の細胞は、水の分子とそっくり。
また、気象が変われば気性まで変わってしまう。

やはりと言うべきか、天気以外の影響は受けないらしく、
ヒーターの目の前に置いたり、シャワーを浴びせたり、冷凍庫に入れたりしても姿は変化しなかったそうだ。
…なかなかシュールな絵面である。

特性の効果により晴れ(日差しが強い)だとほのお、雨だとみず、霰→雪だとこおりタイプになる。
勘違いされやすいが、天候が砂嵐の時は何も変化しない。
また霧、乱気流、暗闇(XDのみ)の時も何も変化しない。

「フォルム」という名前こそ使われていない(この頃はまだフォルムという言葉が無かった)が、デオキシスと並んでフォルムチェンジシステムの始祖となったポケモン。

また、レベルアップで習得できる「ウェザーボール」は第三世代当時はポワルンの専用技だった。
この技は天候によって技のタイプが変化し、威力も倍になるという効果を持つ。前述した砂嵐や暗闇でも、それぞれ岩タイプ・タイプ無しと変化する。
第四世代以降は一部のポケモンのタマゴ技として配られたり、技レコードから覚えられるようになったり等で習得者が増加。ポワルンだけの専売特許ではなくなっている。


■ゲームでのポワルン


記念すべき初登場作品だが、どちらのバージョンでも野生出現しない。
119番道路の天気研究所で発生するマグマ団orアクア団のイベントをクリアする(2Fにいるマグマ団/アクア団の幹部を倒して追い払う)と、その直後にお礼として所長から1体貰う事ができる
この時の所長曰く「研究所にはいっぱいいるから」との事。彼らはどこでポワルンを捕獲したのだろうか…

本作では手持ちに空きがない場合は、所長からポワルンを貰えないようになっている。
すぐに貰いたくないなどの理由がある場合は、事前に手持ちを6匹にした上で幹部を倒すと良い。

いわゆるレアポケの一種であり、この時のレベルは25。貰って以降のレベル技はレベルを5上げて覚える「ウェザーボール」のみ。

独特な要素を持つポケモンではあるが、ストーリー上のトレーナーで使ってくるのは120番道路にいるパラソルお姉さんのみ。どうにも存在感が薄い。

ホウエン地方のポケモンのために野生出現せず、繰り出してくるトレーナーすら存在しない。

  • 第三世代(エメラルド)
野生出現せず、天気研究所のイベントで貰う以外に入手方法が無く、敵側で使うトレーナーも少ないという点は『ルビー・サファイア』と同じ。

ただし、本作では手持ちに空きが無い場合でもボックスに空きがあれば、そちらへ送られる形で入手してしまうので、ポワルンを貰わず放置が基本的に出来なくなった。
所長「お礼と言ってはなんだけど、このポケモンを貰っておくれ(善意の押し付け)」
これによりポケモン図鑑のつかまえたかずを1匹だけにして殿堂入りするという縛りプレイが非常に面倒臭い事に……詳しくは下記の余談にて。

ダークポケモンとして登場したり野生出現こそしないが、ポワルンの使い手は少なからず存在。

『ポケモンXD』ではストーリー上で二度戦う事になるワズルが、通常のポワルンと天候を暗闇にする「ダークウェザー」を覚えたダークポケモンをセットで採用しており、
二匹揃うと暗闇下での「ウェザーボール」による攻撃が見れる事もある。

ポケモン屋敷のウラヤマからポワルンにまつわる自慢話を聞いたあと、自慢の裏庭に野生出現。
野生下での出現をはたしたのは本作が初。

ポケウォーカーのコース「ツリーハウス」に出現。
ポケモン世界でツリーハウスといえばホウエン地方にあるヒワマキシティの印象が強いかもだが、そのヒワマキと天気研究所が建てられた119番道路は隣接している。
前世代におけるポワルンの入手事情を顧みての意図的な配置設定だろう。

ポケウォーカー内でしか出現しないため、当時はポワルンをガンテツボールへ入れる事は叶わなかった。

リメイク前の「ルビー・サファイア・エメラルド」同様、天気研究所で入手可能。
レベルはリメイク前より5上がって30となった。
ポワルンを手持ちに入れておく事が「おおぞらをとぶ」からトルネロスボルトロスと出会う際の必須条件となっている。

シェードジャングル*1やラナキラマウンテンなどの天候が変わる場所でたまに乱入してくる。
なおフォルムが変化しない砂嵐でも乱入してくる一方、フォルムが変化する晴れ(日差しが強い)では何故か乱入してこない。*2

天候が変化している間にしか乱入しない上、ポワルン自身の乱入出現率も低いため、捕獲する以前に姿を見るのすら面倒な部類。
ガンテツボールが捕獲用ボールとして再登場したため、ガンテツボール個体のポワルンが初解禁・入手可能となった。

  • 第八世代(ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール)
『ダイヤモンド・パール』準拠によりポケモン屋敷のウラヤマの自慢話経由で、自慢の裏庭に野生出現する。


野生で出現する作品もあるものの、基本的にはイベント等で手に入れる事になるポケモンである。
ポワルン自身が地方図鑑外へ追いやられているパターンが多く、殿堂入り後になってようやく捕獲入手できる作品多数。
第八世代からはリストラにより登場しない作品ばかりで更に影が薄くなりつつある。

このポケモンの存在で、プレイヤーは天候の存在を認識することになる……のかもしれない。*3
……大抵は作中内での使い手が少なすぎるポワルンではなく、特定の天候で半固定化されたフィールドや場に出てくるだけで天候を一瞬で変えるグラードンカイオーガなどで深く認識する事になると思うが。
そこから特性の「ようりょくそ」「すいすい」「あめうけざら」などに理解を示していくようになる。

レンタルポケモン

【エメラルド】
型1:ヤタピのみ:せっかちHC:みずのはどう/でんげきは/こごえるかぜ/ひのこ
型2:のんきのおこう:ひかえめHC:れいとうビーム/10まんボルト/かえんほうしゃ/みずのはどう

型1の時点で多彩な攻撃技を持つ。「ヤタピのみ」で特攻を上げれば火力も上げてくれる。型2は型1の強化版のような技構成で相手の弱点もより突きやすい。ただ持ち物は「のんきのおこう」なのでこれ以上の火力は上げられない。

【プラチナ・HGSS】
キーのみ:おくびょうCS:ウェザーボール/あまごい/あられ/にほんばれ

本作では1周目の登場なので型も当然1種類だけとなった。
その型は相手によって天候を変えながら「ウェザーボール」で攻めていく型。「てんきや」の特性も活きてくるので天候を変えるたびにタイプが変わる、その戦い方で相手をかく乱させていきたい。

■対戦でのポワルン


全ポケモンどころか、埋葬ポケの中でもかなり雑魚い351ってそういう…。
登場当時はともかく、今となってはデリバードパッチールの方がまだ強い。

種族値はすべて70。
いい意味でも悪い意味でも平坦そのものだが、ポワルンはだいぶ悪い意味でその平坦っぷりを発揮している。
と、言うのも習得技はほぼ特殊、肝心のノーマル特殊技ですら最大威力は「りんしょう」(威力60)であり、とにかくろくに火力が出ない。
ノーマル技すべてが物理だった第3世代ならともかく、第4世代以降はその攻撃70はほぼほぼ腐ってしまっている。
「すてみタックル」や「おんがえし」を覚える時代ならともかく、全部没収された現在ではどうしようもない……

しかしポケモンの強さは種族値だけで決まらない!!!
専用特性「てんきや」で天候を変えタイプを変え専用技「ウェザーボール」を使い様々な天候を味方に付けたトリッキーなアタッカー運用はポワルンだけの強み!!!!!

しかし、ここで勘のいい方はあることに気づくだろう。

「素直にそのタイプを持つポケモンを使えばいいんじゃないかな?」

そう、この特性には自身のタイプが変わるだけの効果しかないという落とし穴があるのだ。
要するに、天候パで使っても種族値据え置き、特性なしのポケモンにしかならないということである。
加えて当時は「めざめるパワー」でほのおかこおりであれば誰でもポワルンと同じほのお+こおりの技範囲を簡単に模倣できたことに加え、「かえんほうしゃ」や「れいとうビーム」ではポワルンの特攻が低すぎてそれと大差ない火力しか出せなかったのだ。せめてもっと威力のある技を覚えてくれたら……
一応、天候を変えればタイプを任意で変えれるという強みがあるがこの低種族値でそんな事をいちいちしてる暇は無いし天候は基本的に一つに絞ったほうが使いやすいので…
さらに当時は今のように便利な天候特性はグラードンカイオーガが独占していたため、まだ一般環境では主流ではなく、ポワルンは見向きもされなかった。

DPtでは「ゆきふらし」を持つユキノオーが登場したが、当時のポワルンは「ふぶき」を覚えられなかったため立場はあまり変わらなかった。それどころか「専用技だった「ウェザーボール」をロズレイドが習得し、わざわざポワルンを「ウェザーボール」目当てで採用する理由が薄れてしまった。その後「ウェザーボール」は剣盾で技マシンになり大安売りされることになる。
ポワルンカワイソス(´;ω;`)

BWで「だいもんじ」「ハイドロポンプ」「ふぶき」をようやく習得し、ゆきふらし以外の天候特性持ちも一般ポケモンに出始めたこともあり若干立場は良くなった。しかし翌XYでそれらの技の威力が110に下がったり、天候特性のターンが技と同じ5ターンになったりといったバランス調整に巻き込まれた。ポワルンが何をしたわけでもないのにこの仕打ちである。

その後はUSMを最後に本編には登場していない
思い返せば種族値にも特性にも一切触れられることなく、現在に至ってしまった。
ポワルンはこのまま時代の流れとともに忘れられてしまうのだろうか…。
ぶちパンダおしゃれ好きプードルといい、なまじフォルムが多いポケモンは登場率が絶望的な傾向にある。

実はポワルン、この項目では長らく埋葬ポケモンではなくまだ戦えるレベルのよくあるマイナーポケモンのように紹介されていた。
恐らく初登場の第3世代当時は今のようにインフレしておらず相対的に「かなり弱いがまだ使えるポケモン」であること、何より『戦闘中にフォルムチェンジ出来る初めてのポケモン』という特徴のせいで無駄に目新しさ・特別感があり『何となく凄いし何となく強そう』といった無茶苦茶ふわふわした強ポケの印象が当時のプレイヤー達に強く根付いてしまった為だと思われる。
第3世代当時は環境が大きく変わったばっかりなのもあって対戦考察が非常に未熟であり、更に『特性』が始めて実装された時期なのもあり前述の『てんきや』の欠点もあまり認知されておらず、今のようなオンライン対戦が自由に出来ないゆえに、いわゆる『机上の空論』めいた考察が当たり前に跋扈していため『ポワルンは天候を変えるだけで対戦中ころころタイプを自在に変えれるなんかスゴいポケモンだから弱い訳が無い!!!(まあ俺は上手く使える気がしないから使わないけど…)』という何とも雑かつ他人任せな評価をされていた可能性が高いのだ…前述のようにストーリー中に確実に手に入り目にする機会が多いのもその点を助長したと思われる。
そして第4世代以降はその種族値を無視してほのお+こおりの技範囲を持つことが評価され、改められることなく今に至ってしまったのだろう。
某百科事典サイトの「不遇ポケモン」でも第7世代までリストに記載されなかったことがその証左である。


そんなポワルンだが、ガチ対戦層向けのChampions』にはなぜか登場を果たすことが出来た。
もちろん性能は据え置き…どころかなんと「かなしばり」や「おいかぜ」を失っており弱体化
恐らくはBDSPの技テーブルを流用した結果、かつChampionsでは原則新規の技追加を行っていないという理由だと思われるが、
元々極端に性能の低いポケモンなので個別の対応はできなかったのか、と思うばかりである。
というかそもそもタマゴ技の「クリアスモッグ」と「ミラータイプ」も消えてるし…。

ちなみに、新規習得技も一応あるのだが「のしかかり」「ひやみず」「ゆきげしき」。これでどうやって戦えばいいんだ……
そして今のご時世、最終進化形どころかパチリスデデンネですら撃てる「はかいこうせん」は相変わらず撃てない
それだけでもあれば最悪鉄砲玉くらいはできるのに……

こんな有り様のせいか使用率もてんで奮わず初期シーズン最終日にはあのミルホッグを差し置いて最下位に位置してしまった。逆に言えばサービス開始当初はまだそこそこの使用率はあった。『てんきや』が初心者ホイホイだからだろうか?

ちなみに今作の仕様率最下位の座は、明確な上位互換がいるパルデアケンタロス(コンバット種)、4つのフォルムが別集計になってしまっているせいで使用率が分散しているパンプジン、「がむしゃら」や「じたばた」など生命線を尽く没収されたミルホッグなどのエリート達が四六時中押し付け奪い合うカオスを呈している。

なお、ダブルバトルでは若干使用率が高い。
味方でサポートすれば中途半端な素早さを補いやすく、ターンの途中で天気を切り替えて任意のタイプのウェザーボールで奇襲できる点が強みとなる。

■アニメでのポワルン


AG編の天気研究所の話に登場。天候の実験による吹雪に巻き込まれたサトシ達を助ける。アクア団襲撃時には、所長のバールから古代ポケモンのデータを開けるパスカードを託されて逃がされサトシ達に保護された。
注目はCVが水樹奈々氏であるという事。
当時はまだ期待の若手とも言うべきポジションにあったとはいえ、NHK紅白歌合戦にも出演したりなどと、後の活躍を考えれば驚きの起用と言える。
後に水樹奈々氏は映画のポケモンで、ビクティニの声を演じる事になる。

■余談


その独特な立ち位置や特殊な挙動によって、何かと変な話題が尽きないポケモンである。

第三世代の『ルビー・サファイア・エメラルド』ではこのポケモンを貰う事になる。これによって強制ダブルバトルのジムリーダー、フウとランでも詰まないようになっている。
実は秘伝技の兼ね合いから『ルビー・サファイア』はミズゴロウ1匹で殿堂入りまでクリアすることが可能。

『ルビー・サファイア・エメラルド』のエンディングはこれまで捕まえたポケモンがランダムに表示されるというものだが、ポワルンとミズゴロウが交互に出てくるだけの映像が合計1分ほど流れるという非常にシュールな絵面が展開される。
しかし『エメラルド』ではポワルンをボックスに転送されるという仕様変更で無理やり押し付けられてしまい普通にプレイすると、どうしても捕まえた数が2匹になってしまう。
…できれば1匹でクリアしたいが、どうすればいいだろう?

鍵はGCソフト『ポケモンボックス ルビー・サファイア』にあった。『ポケモンボックス』の初回ログインでもらえる「みねうちチルットのタマゴ」と、フエンタウンでもらえる「ソーナノのタマゴ」を入手し、
これを使って別のROMからミズゴロウの♂と♀を調達する。そしてここからミズゴロウのタマゴだけを大量に産んで手持ち&ボックスに空きが残らないよう全て埋め尽くし、これでポワルンの受け取りを真っ向から拒否するのである。
逆に言えば『ポケモンボックス』という外部ソフトを使った上で、ここまでしないと『エメラルド』ではポワルンの受け取りを拒否できない。つまり捕まえた数1匹クリアの最大の壁として君臨するのである。
「タマゴを産ませるならミズゴロウ2匹だけでいいじゃん」と思うかもしれないが、手持ちのポケモンが1匹以下となって預けられないので最低3匹はミズゴロウが必要になる。

第四世代のプラチナ版では、天候が変化している状態で「おいうち」で敵を倒してしまうと、
複数の天候が同時に発動してしまい様々な処理がおかしくなるというバグ(おいうちバグ)が存在した。
この状態でポワルンを出すと変身が止まらなくなってゲームが進行しなくなってしまう。他にもチェリムでも同じように変身を繰り返してゲームが進行しなくなる。

戦闘中に姿が変わるポケモンであるため、ポケモンバトルレボリューションでは姿が変わるときに
「ンポワルンッ!姿が変わったぁ!」
と非常に力のこもった珍しいボイスを聞ける。
実はこの「ンポワルンッ!」の部分が他のポケモンにもあるのだが、これを聞くのはなかなか難しい。
なんと単に「へんしん」しただけでは聞けないのである。そこでこの部分を聞くためにポワルンが用いられる。

1.「へんしん」を調達する。
対戦相手のメタモンの「へんしん」を「まねっこ」「ものまね」などで使うか、手持ちに「へんしん」を持つポケモンを入れて「ねこのて」を使うなど。
2.この「へんしん」でポワルンに変身した後に天候を変化させる

という非常に面倒な手法を取ることになる。そんな1秒足らずのボイスのためにFRLGで「ものまね」を覚えさせた個体を調達する意味があるかは……。
ただ気合の入った声が聴ける上にレア実況の中でもまず聞く機会がないため、実況マニアの間では「裏実況」と呼ばれているのだそうだ。

近年のフォルムチェンジ特性は「なかまづくり」や「スキルスワップ」で書き換えられないのが定例だが「てんきや」は例外で、書き換えられると「ポワルンのすがた」に戻りその後天候の変化を受けても姿が一切変化しなくなる。
この仕様はチェリムの「フラワーギフト」と同様現在も放置されている。

またフォルムチェンジ後の後の色違いが何故か20年間存在せず、ポケモンHOMEで初お披露目・解禁と珍しい経歴を持つ。


■ポケモンカードでのポワルン


ポケモンカードでは「おてんきへんげ」「てんきや」というポケパワー(特殊能力)を持つカードとして登場した。
デッキから任意のポワルンを持ってきて入れ替えることができるというもので、ポワルンはノーマル、炎、水の3種類のタイプが存在するので相手の弱点を突けるようにデザインされている。
ただしクソみたいに弱いのでまるで使われなかった。そもそも雪雲と雨雲でタイプが被ってるし。
一方で《ホロンのポワルン》というまったく別のカードがある。エネルギーカードとしても使えるという特性を持っており、もっぱらエネルギーカードとして活躍した。
ポケモンではなくエネルギーとして場に出て、コストとして捨てられる。いいのかそれで。でも一番対戦で活躍しているのは多分このポワルンだろう。

現在ではどちらもスタン落ちのため使用することができなくなっており、ポワルンも平凡なノーマルタイプのポケモンとして穴埋めのように登場している。
イラストはかわいらしいものが多い。パッチワークで作られたポワルンなんてのもいる。


■ポケモン不思議のダンジョンシリーズでのポワルン


ポケダン初作品。
野生ポケモンとしては「はるかなる れいほう」と「きよらかな もり」に生息。
「きよらかな もり」に生息する個体は最初は20階台に出現し、当該フロアでは結構な能力を誇る強敵だが、倒した際の経験値も高い。
その後も一定階層毎に飛び飛びで出現するが、レベルと能力値は全フロア据え置き。したがって深層へと潜るにつれて雑魚なのに経験値を多めにくれるボーナスキャラと化す。

本家ポケモンシリーズ同様に専用特性「てんきや」を持ち、ダンジョンの天候に合わせてタイプ(と姿)が変化するのが特徴。
悪天候の一種「あられ」だと霰の姿になれるため、「あられ」を気にしなくても良いのはメリット。
本作を含む、過去作品ではポケダン独自の天候もいくつか存在し、それらの一部天候でもポワルンの姿が変わるようになっている(氷タイプを持つポケモンの移動速度が1段階上昇する天候「ゆき」で霰の姿になる等)。
それに合わせて幅広いタイプの技を覚え、れんけつを駆使した「にほんばれ」+「ソーラービーム」「あまごい」+「かみなり」もお手の物。
しかし、天候変化技は1回の使用につき数十ターン程度しか持たないので悪天候対策としてはイマイチであり、天候によって性能が強化される攻撃技も肝心の攻撃範囲が正面1マスと狭すぎる。無限湧きする敵共を相手取る攻撃技としては使い勝手が悪く、趣味枠として使う以外で基本採用されない。天候系の技なんていらなかった
第三世代準拠のため、「ウェザーボール」はポワルンの専用技。こちらは直線攻撃技なので、上記の天候変化技&天候に関係する威力が高いだけの単体攻撃技なんかより使いどころがある。

レベルアップで覚えられる、こおりタイプの「こなゆき」は部屋全体攻撃技となっており強力。むしろこちらが主力技。
ただし、これを多重習得させようとすると初期レベルの高さがネックになる。
…というのも「こなゆき」の習得レベルは10*4なのに対し、唯一野生勧誘が可能な「はるかなる れいほう」ではポワルンの初期レベルが50とべらぼうに高い。
そのため、野生個体から多重習得させようとなると「ふこうのタネ」が40個以上も必要。
ジラーチの願い事からやって来たポワルンであれば初期レベル1となるので、多重習得目的なら願い事経由でポワルンを入手するのも手。
……ウリムーやムチュールなら願い事を使わずに入手出来て、多重習得もさせやすいは禁句。

なお、ポワルンは浮いて移動するが彼の移動タイプは何故か「通常」。水路やマグマや谷の上は通れない。
本作ではかしこさスキル「すいすいあるく」を習得すれば解決するので、通常ダンジョン下で使うなら特に問題無し。

余談だが、救助隊基地に投函されるポケモンニュースの中には「ポワルンの天気予報」というものがある。
肝心の内容は要約すると「ところにより天気が変わったりするでしょう」と、かなりいい加減。

第四世代準拠となった本作でも当然参戦。
相変わらず器用で可愛いポケモンとして優秀……なのだが大きな欠点が一つ。

前作からではあるがポケダンには「からだのおおきさ」というシステムが存在し、各ポケモンはその大きさに見合った☆1~☆4のおおきさを持つ。
そしてパーティの編成には「からだのおおきさ合計が☆6まで」かつ「チームに入れられるのは最大4匹まで」という二種の条件を満たす必要がある。

小型ポケモンは大抵☆1となっており、同じく小型ポケモンであるポワルンも本来は☆1のはずだが、本作では何故か☆4扱い
どうやらチェリムとポワルンはフォルムチェンジする先も含めておおきさが計算されており、その影響でチェリムは☆2の中型ポケモン、ポワルンは☆4という大型ポケモンと化した模様
パーティに1匹ポワルンを加えるとそれだけで編成枠を大きく圧迫するため、チームメンバーとしては非常に連れ歩き辛い。

技の多重習得こそ出来なくなってしまったが、「こなゆき」は部屋全体攻撃技の一つとして本作でも重宝する。
前作では何故か単体攻撃だった「ふぶき」が部屋全体攻撃へと強化されたため、単純なアタッカーとしては特に問題なく使える。
かしこさスキルもワナ対策が優秀なグループに属しており、タマゴわざには部屋全体攻撃技の「あやしいかぜ」、能力デバフを戻すのにも使える「じこあんじ」と強力な技もある。
からだのおおきさが☆4ゆえに連れ歩き辛いというだけで、ポワルン自身の性能は非常に優秀。

しかし、移動タイプはやはり「通常」のまま。どう見ても浮きながら移動しているというのに、それで空中移動ができないのは一体何故なのか。
本作のポワルンはかしこさグループの都合上、「すいすいあるく」を習得できないのでダンジョン内での移動に難儀する事も。

余談だが本家ポケモンシリーズのポケモン図鑑に書かれていた「気象が変われば気性も変わる」という性質は各姿の台詞タイプに反映されており、
通常時の姿は子供系、晴れの姿は熱血系(♂)・姐さん系(♀)、雨の姿は怖がり系、霰の姿は高貴系(♂)・お姉さん系(♀)という風に口調が変化する。

  • 救助隊DX
『青・赤の救助隊』のリメイク作品。
からだのおおきさというシステムが撤廃された事で、誰とでもパーティを組みやすくなった。

ここまでは「天候変化技など基本不要」というポワルンの生態と存在意義を全否定するに等しい旨で書いたが、本作ではポケダンシリーズ独自の一部天候が廃止。
HPの自然回復を阻害し、悪天候ダメージを受ける砂嵐と霰になりやすくなったため、天候変化技の有用性が格段に上昇。
本作ではわざマシン経由でも天候変化技を習得可能になったが、肝心のわざマシン(※変化技に分類される物全般)を得る方法が、宝箱によるドロップかダンジョン内で手に入れる以外に無い。
覚えさせたいポケモンに覚えさせようとなると技の習得に難儀する事もあり、レベルアップで「にほんばれ」「あまごい」を自力で覚えるポワルンは天候変化要員として重宝する。
…まぁポワルン自身は天候変化によってべらぼうに強くなるわけではないため、最適解と言えるパーティ編成を求めた場合、ポワルンは候補外になってしまうのだが。

本作では移動タイプが見た目通りの「空中」になっており、水路もマグマも谷も自由に移動できるようになった。

なお、各姿の台詞タイプは通常時は子供系、晴れ時は熱血系、雨時はお姉さん系、霰時は怖がり系。
本作に性別の概念が無いのもあり、『時・闇・空の探検隊』の頃とは微妙に異なっている。




気象庁の某マスコットキャラはポワルンそっくりである。
また、『ポケモンGO』のCMでは、気象予報士であるタレントの石原良純氏が、ポワルンの姿をして登場したりしている。


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最終更新:2026年08月23日 13:19

*1 洞窟には出現しない。

*2 アローラ地方ではポワルンが乱入する事のある場所の一つであるハイナ砂漠が午前10時から午後4時59分の間、天候が晴れになる。

*3 第二世代には既に存在していたが、対戦をよほどやりこまない限り「マニアックな要素」という認識だった

*4 「こなゆき」「ひのこ」「みずでっぽう」の中から、レベル10へと上がった際にいずれか一つをランダムで習得。