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ヤドキング

登録日:2011/08/17 Wed 01:45:46
更新日:2026/08/18 Tue 16:56:12
所要時間:約 5 分で読めます





ヤドキングとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンの1種である。

■データ


全国図鑑No.199
分類:おうじゃポケモン
英語名:Slowking
高さ:2.0m
重さ:79.5kg
タマゴグループ:怪獣/水中1
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/エスパー
特性:どんかん(メロメロ、ゆうわく、ちょうはつ、特性・いかく無効化)
  /マイペース(混乱しない。特性・いかくを受けない)
隠れ特性:さいせいりょく(引っ込めた時にHPが最大値の1/3回復する)

種族値
HP:95
攻撃:75
防御:80
特攻:100
特防:110
素早さ:30
合計:490


努力値:特防+3

進化:ヤドン(「おうじゃのしるし」を持たせて通信交換)→ヤドキング


■概要


金・銀』でヤドランと対になる、ヤドンの新たなる分岐進化形として登場。

ヤドランがシェルダー尻尾を噛まれたのに対しヤドキングは頭を噛まれており、その姿は名前の通りまるで王冠を被った王様のよう。
あのおマヌケなヤドンの頭にシェルダーの毒素が染み込んだ事によりノーベル賞も余裕な圧倒的な知能と閃きを獲得し、日々世界の不思議を解明する為に思索に耽っている。
欠伸をする度に毒素が頭に回り、更に知能が上がるらしい。
たまにヤレユータンと知恵比べをすることもあるが、結果は引き分けに終わることがほとんど。

しかし相変わらず動きはのんびり。
またシェルダーが外れるとその知能は元に戻ってしまう。ゲームではそのようなことはないが。

迷ったらヤドキングに聞けという諺があるほど賢いことで有名だとか。

ちなみに金銀発売のかなり前からその存在を発表されていたポケモンの一匹であり、その当初は「ヤドランの進化形か?」と思われていた。
そのせいか未だにヤドキングをヤドランの進化形と勘違いしている人は多いようだが、実際はヤドンの分岐進化の関係である。
奇石ヤドランなどという化物が誕生しなくて本当に良かった。
あと、雑誌では「もしかしたらヤドクインなんてのもいるかも」と噂されていた。ニドキングいるからそう思うのもしょうがないね(♂♀半々なので♀でもヤド「キング」なのだが)。

なお、検討段階では本当にヤドランの進化形であった。奇石ヤドランなどという化物がry
また、頭にかみつくアレはシェルダーではなくターバンだった。
ヤドランやヤドキングに噛みついてる貝のようなヤツがターバンであり、没になってしまった(あとシェルダーには見えない)。
金銀開発段階の時発売された『ポケットモンスター 公式ファンブック』で書かれていた「シェルダーの巻き貝タイプが発見された」という設定はこのターバンを指していたのだろう。


■ゲームでのヤドキング


通信交換と貴重なアイテム「おうじゃのしるし」が必要な点から入手はヤドランと比べてかなり面倒。というか野生では出ない以上ソロプレイ(本体一台のみと仮定)では無理。

また使用トレーナーはかなり少なく、金銀のカントー地方にいるポケモンだいすきクラブのおっさんと、トクサネシティジムリーダーフウとランがエメラルドの強化版で使うぐらいしかなく若干空気気味。

ポケモンコロシアムのストーリーモードではシャドーのボス、ワルダックが使用。
スキルスワップでケッキングの特性を消すコンボを仕掛けてくる。

ヤドランについては、剣盾のDLC第1弾『鎧の孤島』でリージョンフォームガラルヤドランが登場したが、ヤドキングもDLC第2弾『冠の雪原』でガラルヤドキングが登場した。

レンタルポケモン

【ポケモンスタジアム金銀】
共通:みずでっぽう/サイコキネシス/なきごえ/かなしばり

ヤドランとは対照的にエスパー技が「サイコキネシス」の代わりにみず技が「みずでっぽう」。
ヤドランがみず代表ならこちらはエスパー代表として選出させる事になるか。変化技はヤドランと同じ。

【エメラルド】
型1:たべのこし:れいせいHB:サイコキネシス/ドわすれ/メロメロ/みがわり
型2:かいがらのすず:ひかえめBC:なみのり/サイコキネシス/あくび/でんじは
型3:せんせいのツメ:れいせいABC:なみのり/サイコキネシス/じしん/れいとうビーム
型4:せんせいのツメ:ひかえめBC:なみのり/サイコキネシス/れいとうビーム/かえんほうしゃ

型1は「サイコキネシス」ワンウェポンであり、あくタイプには止まる。だが相手があくタイプではない異性の特殊アタッカーであれば「メロメロ」で足止めしながら「ドわすれ」を積み、「みがわり」を出すことによって相手の特殊アタッカーの攻撃をほぼ受け付けなくする。「たべのこし」によりみがわりで減った体力を戻せるのも評価できる。型2は「あくび」か「でんじは」で相手に状態異常を食らわせつつ「かいがらのすず」の効果で攻撃しながら回復。型3と型4は「せんせいのツメ」型。技は「じしん」か「かえんほうしゃ」かによって違うくらい。前者はでんき対策。後者はくさ、むし、こおり対策になる。

【プラチナ・HGSS】
型1:かいがらのすず:れいせいHBD:しおみず/サイコキネシス/あくび/トリックルーム
型2:せんせいのツメ:いじっぱりHA:アクアテール/しねんのずつき/じしん/のろい
型3:ラムのみ:ひかえめCD:サイコキネシス/シャドーボール/きあいだま/シグナルビーム
型4:ものしりメガネ:ひかえめHC:なみのり/サイコキネシス/れいとうビーム/かえんほうしゃ

型1は「トリックルーム」の始動役。他のレンタルが鈍足ポケモンで固まっていたら絶大な効果を発揮する。
型2はのろい型。「せんせいのツメ」でたまに先制可能。でんきにも「じしん」で対抗可能。
型3と型4は特殊フルアタ型。持ち物の関係で型4の方が火力が出る。

【BW2】
型1:オボンのみ:おだやかCD:みずのはどう/サイコキネシス/いやしのはどう/トリックルーム
型2:おうじゃのしるし:おとなしいAD:しねんのずつき/じしん/いばる/じこあんじ
型3:こだわりメガネ:ひかえめCD:サイコキネシス/きあいだま/シャドーボール/シグナルビーム
型4:ラムのみ:れいせいHD:なみのり/サイコキネシス/れいとうビーム/トリックルーム

型1はトリル始動役。「いやしのはどう」持ちでもあるのでダブルバトルの方が強さを発揮しやすい。型2はいばあんじ型。みず技こそ無いが代わりにでんきタイプ対策になる「じしん」を持つ。「おうじゃのしるし」は「じしん」にしかひるみ効果を付与されない。
型3は「こだわりメガネ」を持たせた特殊アタッカー型。これもみず技が無いがその分相手がはがねやあく、果てはエスパー同士となっても対抗策がある。型4は型1同様のトリル始動役だが、こちらはみず技の威力が上がり、「れいとうビーム」を持つ。

【USUM】
型1:オボンのみ:おだやかCD:みずのはどう/サイコキネシス/いやしのはどう/トリックルーム
型2:おうじゃのしるし:おとなしいAD:しねんのずつき/じしん/いばる/じこあんじ
型3:こだわりメガネ:ひかえめCD:ねっとう/サイコキネシス/きあいだま/シャドーボール
型4:ミズZ:れいせいHD:なみのり/サイコキネシス/れいとうビーム/トリックルーム

型3の「シグナルビーム」が「ねっとう」に変更され、一致技が揃うようになった。あくタイプには「きあいだま」で対抗したい。
型4が持ち物が「ミズZ」に。「なみのり」を変換させた「スーパーアクアトルネード」を相手に放ってやろう。

【剣盾】
ダイマックスアドベンチャー:マイペース:シェルブレード/みらいよち/れいとうパンチ/わるだくみ

両刀型。
「わるだくみ」持ちではあるのだが、効果を受けられる技が「みらいよち」くらいしかない。「シェルブレード」で何回か相手の防御を落とせれば「れいとうパンチ」のダメージ量も増加する。

■対戦でのヤドキング


ヤドランの防御と特防を入れ替えた能力を持ち、ヤドランは物理受けだったのに対してこちらは特殊受け型な能力を持つ。
ヤドランと同タイプで同様に優秀な耐性を誇り、その高い能力も合わせて頼もしい耐久ポケとして活躍が期待できる。
特性もヤドランと同様で「マイペース」や「さいせいりょく」と強力。


……しかし弱点タイプがどれも特殊寄り(特に電気と草)で、逆に有利なポケモンは物理型が多い。
よって特殊耐久寄りのヤドキングよりも物理耐久寄りのヤドランのほうが人気が高く影がかなり薄い…
さらにヤドランの方だけがメガシンカを獲得、ヤドランとの格差は開くばかりである。
設定的にはヤドランより強そうなのに…

だがヤドラン同様の器用さも持ち合わせており、そこそこ強力なポケモンなのは事実だ。
その特殊耐久を活かしてヤドランとはまた違った受けをする事が可能で、微妙にヤドランとは違う技を覚える点から差別化も容易。

具体的には雨パキングドラや、ヤドランでは無理だった「くさむすび」持ちのゴウカザル等を安定して受けられるのは大きい。
またヤドランは覚えない「わるだくみ」を使える点から爆発力も高い。
「ドラゴンテール」による昆布サポートもヤドランには出来ない芸当(ヤドランはシェルダーが邪魔だから出来ない?)。
なんだかんだで彼はキングなのだ。

ちなみに強力な再生回復技「なまける」はヤドン時でないと覚えないため注意(ヤドランは進化しても覚える)。

論者的にはニドキング共々ヤケモンたり得ないので区別の必要はないとのこと*1
ヤドクインは採用圏内らしい。
ヤドランは「生まれながらのヤケモン」と呼ばれているが、ヤドキングは上述の通り種族値と耐性が噛み合わず独自の役割対象に恵まれなかった……

第2世代では前述のようにヤドランの影に隠れがちであった。
鋼・格闘・地面・岩タイプと戦うのであれば物理耐久の高さが求められ、炎・水・エスパータイプの攻撃を受ける分にはヤドランでもそこまで困らないという有り様。
しいて言えばヤドランでは耐えられない電気タイプの攻撃を耐えられる場面はあるが、「ミラーコート」を覚えないためただ耐えられるだけになりがち。
特殊技メインのポケモンとしては「ばくれつパンチ」を覚えるというメリットはあるのだが、如何せんそれはヤドランにも言えてしまうので…

そんなヤドキングだったが第九世代でまさかの専用技「さむいギャグ」を獲得*2
場の天気を「ゆき」*3にして控えと入れ替わるという効果であり、「雪パ」の始動要員という立ち位置を獲得。ヤドキング自体がこおりタイプで固まる雪パの相性補完という役割を持っており、早速「ゆきかき」持ちのハルクジラと並んだパーティーが結果を残している。


■アニメでのヤドキング


ポケモン映画第二作目である『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』にてルギアと同じくゲームの金銀に先駆けて登場。

アーシア島伝説の生き証人でありサトシ達に手助けをしてくれる。
長く生きた為か通常の個体よりも更に知能が高く、ロケット団ニャース同様に人語を話す事が可能。
しかし台詞は殆ど「こまったな~」「ええんかな~」である。

またそのCVはあの「クチビルお化け」こと「お笑い界屈指のドS芸人」であるダウンタウン浜田雅功。
……「さむいギャグ」も十中八九ここが元ネタだろう。もっとも、その個体は「さむいギャグ」を言うわけがないが


浜田本人がイラストを手掛けたポケモンカードも月刊コロコロコミック1999年9月号の付録として配布された事がある。
浜田画伯の「素晴らし過ぎる画力」は圧巻の一言。


一方で、新無印でも26話Bパート「かぶれ!ヤドキング」で登場しているが、新無印の26話はアニポケ屈指のカオス回であるためその内容も強烈。



追記・修正は頭をシェルダーに噛まれてからお願いします。

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最終更新:2026年08月18日 16:56

*1 一応区別する場合はヤドキング(桃)とヤドキング(紫)になる。この色による区別方法は後にヤライドン(緋)とヤライドン(菫)で日の目を見ることになる。

*2 ちなみにガラルヤドキングも「さむいギャグ」を修得している

*3 今作から「あられ」が廃止され、その代替として設定された。