グラム(Gram)
CHARM | |
世代 | 第2世代 |
形式番号 | AC-28 |
正式名称 | AC-28 グラム |
開発企業 | ユグドラシル社 |
機能 | (2段)変形 |
アーセナル | 天津麻嶺 |
登場作品 | 連載記事「CHARM大全」第2回 アニメ「アサルトリリィ BOUQUET」 アプリゲーム「アサルトリリィ Last Bullet」 |
デザイナー | 東海村原八 |
使用者
+ | 番匠谷依奈グラムデザイン |
- 白井夢結(後に一柳隊所属中に天津麻嶺にマギクリスタル上限解放機構をインストールされたマギクリスタルコアをアタッチしたものを使用している(作中では「元々のグラムに『上限解放機能』がインストールされたマギクリスタルコアを取り付けただけ」と説明がされているので、グラム自体はその時改造はされていないはずである)(*3))
+ | 白井夢結グラムデザイン(初代アールヴヘイム時代) |
+ | 白井夢結グラムデザイン(『双星のコントラスト』より) |
- 吉村・Thi・梅(SP:縮地での高速移動をベースにしたバトルスタイルに合わせて各種パーツの軽量化などが行われたスピード系の能力強化(*5))
- 他初代アールヴヘイム所属経験者(川添美鈴を除く)
- 2代目アールヴヘイム所属者
- 早川弥宏・富永真:所属歴が無いながらその功績から特別に使用を許可されている(*6)
※初期生産数は13機とあるが、生産時期からして川添美鈴は死亡しているため使用機を12機とし、残りの1機は予備機としてその後グラム・エクストラに改修された(*8)として含めないとする。
解説
- 元々は初代アールヴヘイムの3トップ(白井夢結、青木夏帆、明石愛華)用に開発されたCHARM。異常に攻撃力が高いが扱いも難しい。初代アールヴヘイムのメンバーのスペックに合わせて作られた試作機が全部で13機存在する。現在は制式採用版もあるが貴重品ではある。(*9)
- 開発、支給されたのは甲州撤退戦後。(初投入は御台場迎撃戦(*10))
(川添美鈴を除いた)初代アールヴヘイムのメンバーは全員が持っている。その後この機体はアールヴヘイムの称号を得たレギオンメンバーの専用機となったので2代アールヴヘイムのメンバー用の物も現在開発調整中。順次支給予定である。(*11)にも支給されている。(*12) - 運用費用が恐ろしく高い。百合ヶ丘女学院クラスのガーデンでも運用機体は相当に限られており、基本的にはSSSランク相当のレギオンのリリィにしか使用希望申請権がない。現実的にはアールヴヘイム所属歴のあるリリィ専用機である。起動最低スキラー数値も85と異常に高く、そもそも扱えるリリィの数も多くない。(*13)
- CHARMマイスター天津麻嶺には百合ヶ丘に滞在していた時期があり、この時にグラムを開発した(*14)。麻嶺はグラムのギアの設計をするだけでなく、ユニーク機体に関してはギアやネジパーツまで実作を行った。(*15)
- グラムの構造は、廃案となったダインスレイフの初期構想にあった縦軸方向の可変構造案を天津麻嶺が拾い上げたもの。(*16)
- 直接攻撃モード「斬撃モード」と射撃攻撃モード「バスターキャノン」の2種類への変形機構を持つ。(*17)
- ダインスレイフの姉妹機だが、攻撃的なスペックは本機が上である。(*18)
- 安定運用推奨値90。(*19)
- 高出力砲の半起動射撃にも耐え、故障率も駆動系がやや発生しやすいがそこまで高くない。剛性も低くない。(*20)
天野天葉のドール付属解説書に記載された設定(*21)
- AC-28 グラムSP
- 百合ヶ丘の主力採用CHARMメーカーユグドラシル社製の第2世代CHARMです。
アールヴヘイムのAZリリィの戦闘スタッツを基本にして作られたCHARMで、この機体は天葉仕様のカスタム機です。
ダインスレイフの姉妹機ですが、攻撃的なスペックは当機体の方が上です。
パーツが高価で故障率も決して低いとは言えずメンテナンスに手間も時間もかかるため、百合ヶ丘クラスの設備を持つガーデンでないと運用は難しい機体です。
変形機構は直接攻撃モードである「斬撃モード」と射撃攻撃モードである「バスターキャノン」の2種類という典型的な第2世代CHARMです。
スピードとスタミナでヒュージを圧倒する彼女に合わせ、機体は軽量化が施されています。
また、保有魔力値が高い彼女に合わせてバスターキャノンの出力も通常のものよりも強いものが搭載されています。
- 百合ヶ丘の主力採用CHARMメーカーユグドラシル社製の第2世代CHARMです。
初出
由来
名前は古ノルド語で「怒り」「立腹せし者」を意味する。
- 北欧のサガ『ヴォルスンガ・サガ』では、元はシグルズの父シグムンドの剣であり、ヴォルスング王の館で行われたシゲイルの結婚式に現れた老人(オーディン)が館の中心に立つ木に突き立て、引き抜くことが出来た者にこれを与えると言った。
- この時オーディンは、手にした者は「これに勝る剣を一度として握ったためしがない事を己でさとるだろう」と語っている。
- 多くの者が失敗する中、ヴォルスング王の長男であるシグムントが引き抜くことに成功する。
シゲイルは剣の重さの三倍の黄金で剣を譲ってもらおうとするが、この剣を持つに相応しくないと一蹴され、これを恨んだシゲイルは後にヴォルスング王を謀殺する。
- シグムントはこの剣と共に多くの戦いに勝利するが、リュングヴィ王との戦いにおいて、片目の老人(これもオーディン)を斬りつけたところ槍によって真っ二つに折られてしまう。
恩寵を失ったことを悟ったシグムントは妻ヒョルディースに折れた剣とその破片を託して死を選ぶ。- この時オーディンが持っていた槍がグングニルであるか否かは不明。
- 後にファーヴニルを退治するために、シグルズの養父であるレギンによって鍛え直され、シグムントの遺言に従い『グラム』と銘付けられた。
- しばしば誤解されるが、この打ち直して作られたシグルズの剣がグラムであり、それ以前のシグムンド所有時は銘が無い(伝承中で語られていない)。
- グラムを作る前にも剣を二本作っていたが十分な性能が得られず失敗している。
- 長さは7スパン(140(短指尺)~175(長指尺)cm)。
- 金床を斬り付けると底まで裂き割り、川(ライン河)に流した毛糸の房に触れると房は真っ二つに切れてバラバラになった。
- ファーヴニル退治に先んじてなされた父の仇討においては、リュングヴィ王の冑と頭、そして鎧をまとった体をも割いた。
- 古エッダ『レギンの歌』や『詩語法』にはシグムントは登場せず、破片を託されるくだりも無い為、レギンが独力で鍛えたような形になっている。また、父の仇討の場面も無い。
- ファーヴニル退治では、シグルズは道に掘った溝の一つに隠れ、這って来た竜の左肩胛骨から心臓を突き刺してこれを殺害した。
- その後、シグルズはファーヴニルの黄金を見つけ、数々の宝物の中にはフロッティが含まれていた。
- レギンが自分を差し向けたのはこの黄金を奪うためであり、自分をも殺すつもりである事を知ったシグルズは、グラムでレギンの首を斬り落としている。
- その後、シグルズはファーヴニルの黄金を見つけ、数々の宝物の中にはフロッティが含まれていた。
- 『シグルドリーヴァの歌』等では眠っているブリュンヒルドの鎧を剥ぎ取り目覚めさせるのに使用されている。
- シグルズとグンナルとブリュンヒルドとグルズーンの四角関係からシグルズが死亡し、その後を追ったブリュンヒルドがともに火葬される際、二人の間に抜身の剣が置かれるが、これがグラムであるかは明言されていない。
- 『シズレクのサガ』では物語が大きく異なっており、シグルズは鍛冶屋のミーミルに育てられるが、乱暴なシグルズを殺すために大蛇レギンをけしかけるも”素手で”これを殺している。その後ミーミルから甲冑や盾と共にグラムを渡されるが、その直後にミーミルを斬り殺している。
- ここではシグルズの死後、グラムはグンナルのものとなり、シズレクの甥であるオシズに与えられる。