第2部 第1章「Lostbelt No.1 永久凍土帝国 アナスタシア 獣国の皇女」にて登場後、同PU2で実装された★3アヴェンジャー。
★3アヴェンジャーは初であり、"第2部 第1章"クリア後、ストーリー召喚限定として追加される。フレンドポイント召喚からは排出されない。

+ アヴェンジャーのクラス特性
相性 ルーラーに有利、ムーンキャンサーに不利
スター集中度 30(バーサーカー以上、キャスター未満)
攻撃力補正 1.1倍
クラススキル 復讐者:被弾時NP獲得量アップ、自身以外の控えを含めた味方全員の弱体耐性ダウン
忘却補正:クリティカル威力アップ
自己回復(魔力):毎ターン少量のNPを獲得
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成長 種火、フォウくんはALLのみクラス一致
再臨素材 ピース、モニュメントを使わず、2種の素材を使用
スキル素材 スキル石を使わず、レベルごとに1種の素材を使用
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その他 実装されている多数が混沌・悪*1

ステータスはATK偏重型で★3トップ。HPは逆にワーストになっている。
カード構成はQ1/A2/B2。Hit数はQ3/A2/B3/EX5/宝具3。
N/Aが0.8→0.7と標準より低いので素のArtsカードの性能はあまりよくないため、宝具や自他のスキルによって補いたい。
Q・B・EXはHit数がそこそこあるため、スター獲得性能は並程度。

クラススキルはアヴェンジャー定番の構成。

  • 復讐者 C」:味方全体の弱体耐性をダウン[6%]、被弾時のNP獲得量アップ[16%]
  • 忘却補正 B」:クリティカル威力をアップ[8%]
  • 自己回復(魔力) C」:毎ターンNP獲得[3.3%](画面上は小数部分は見えないが、加算されている)

方針・性格は大半のアヴェンジャーの例に漏れず「混沌・悪」、近代の人物であるが創作や風評の影響が大きいため副属性は「地」となっている。
他の特性は〔ヒト科のサーヴァント〕、〔愛する者〕、〔浮遊しているサーヴァント〕(第三段階のみ)を所持。

スキル

ほとんどの効果がが最短CT5・5T継続・3回制限という際立った特徴を持つ。

【スキル1】無辜の怪物 EX CT:7-5
自身に「毎ターンスター獲得状態(3T)」と「クリティカル威力アップ(3回/5T)」を付与する。
高ランクの"無辜の怪物"は、サーヴァント毎にスター獲得量や効果が異なり、サリエリの場合は「最大スター10個」・「クリティカル威力アップ」となっている。
"クリティカル威力アップ"のバフ量は最大30%とそれなり。また、使用回数はクリティカルが発生した場合のみ消費する。
アヴェンジャーは星集中率が低いクラスなので、自身がクリティカルを狙うにはスキル3と合わせるか、他サーヴァントのスキルや概念礼装で補いたい。

【スキル2】慟哭外装 A CT:7-5
自身のArtsカード性能をアップする(3回/5T)。
自身のNP効率を上げ、宝具強化するために重要なスキル。
こちらもAカード(宝具含む)を使用しなければ、回数は消費しないためコスパがいい。
スキルレベルを上げるとAを振る機会のほとんどをカバーできるようになるため、素のN/Aの低さがあまり気にならなくなる。

【スキル3】燎原の火 B → おぞましき燎原の火 A+ CT:7-5
敵単体の防御力をダウンする。付与された相手に対して3回攻撃(EX・宝具含むコマンドカード3枚分)を加えるか、5T経過するまで効果が続く。
最大で"30%ダウン"とバフ倍率はそれなりに高いが、有利クラスのルーラーには「対魔力」持ちや"弱体無効状態"付与スキル持ちが多いため、失敗する確率がある。
回数制のため、できるだけ高火力の攻撃に適用したいが、それでも通常の周回などでは1T防デバフの劣化にしかならないことが多い。
シナリオや高難度など、高体力の敵が複数並ぶ状況では回数制の利点を活かした使い方が可能である。
すなわち、高体力の敵が二体以上並んでいるとき、通常攻撃を加えていない方の敵にこのスキルを使用し、なおかつその敵は全体宝具にだけ巻き込むようにすれば、高倍率の防デバフをターンをまたいで効果的に消費できるようになる。
サリエリを高難度で起用する際のテクニックの一つとなるので、憶えておいて損はないだろう。

スキル強化後には1Tのスター集中とクリティカル威力アップが追加される。
最大2000%と倍率が高くスター集中しにくいアヴェンジャーでもSW630となり、ライダークラス(SW200)と並べてもスター集中させられる。
クリティカル威力アップも1T限定ながら最大100%と高く、S1および忘却補正と合計すれば138%とかなりの倍率となる。

宝具「 至高の神よ、我を憐れみたまえ (ディオ・サンティシモ・ミゼルコディア・ディ・ミ)

敵全体に星特攻攻撃(150%~)の後に3TのArts耐性ダウン(20%~)を付与し、スターを10個獲得するArts宝具。
特攻と耐性ダウンはどちらもオーバーチャージで倍率を高めることができる。

NP獲得量の基礎値が18.9%と標準の15%よりもやや高く設定されており、アルトリア・キャスターなどで高倍率のNP獲得量アップやArtsアップを付与すれば、より多くのNPを獲得可能。
(例:スキルLv10のWパラケルスス+玉藻の前(総計Arts120%+NP100%アップ)で術相手に1体あたり33.2%、3Hit目がオーバーキルで38.8%、2Hit目からオーバーキルで44.3%獲得)
(例:Wルトリア・キャスター(総計Arts130%+NPアップ60%アップ)なら術相手で1体辺り27.8%、3Hit目がオーバーキルで32.4%獲得)

なお、Arts攻撃耐性ダウンはダメージ後に付与されるので、フリークエストの3T周回など同じ相手に連発しない運用では宝具のダメージやNP獲得量に寄与しない。

+ 宝具未強化時に関する記述

宝具未強化状態では基礎倍率やArts耐性ダウンの倍率が低いのに加えて特攻とスター獲得効果がない上、デメリットとして味方全体に「スター発生率ダウン(3T)」が付与される。
A主体のパーティでは気にならないことが多いが、術ギルを採用する場合など、攻撃による"スター発生"に頼っている場合は影響を受けるので注意。

総評

周回ではNP獲得性能に優れた宝具で、高難易度ではデバフとクリティカルで力を発揮するアタッカー。
Artsシステムに対応したサーヴァントとしてはコストが低い部類なので、高レアのアタッカーよりも控えの編成に余裕をもたせやすい。
高レアのアヴェンジャーと比べると宝具でのNP獲得性能は低くないが、NPチャージスキルを有さないので概念礼装やオーダーチェンジでのサポートが求められることは留意すべし。

また、讐クラスであるため、術より星を吸わないスター供給役として用いることも出来なくはない。

一方でHPが★3ワーストでありながら防御関連のスキルを一切持たないため耐久力はかなり低く、もし長期戦を行うのであれば十分な支援が必要(敵がルーラーの場合を除き)。

相性の良いサーヴァント

  • アルトリア・キャスター 玉藻の前 レディ・アヴァロン 女教皇ヨハンナ
    Artsの優秀なサポート役。とくにアルトリア・キャスターによるNP50%付与は、自前での即時NP獲得をもたないサリエリにとって初動を確保する重要な要素である。
  • ギルガメッシュ〔キャスター〕
    火力と初動NPを補うほか、スター発生率100%アップと弱体付与成功率アップによるクリティカルとデバフの安定化に寄与してくれる。
  • 蘆屋道満
    混沌かつ悪であるサリエリの火力を大幅に引き上げてくれる。ただしスターやNPの即時支援はできないため、そちらの確保には他の手段を用いる必要がある。

相性の良い礼装

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最終更新:2025年02月03日 09:20

*1 例外は魔王信長〔織田信長〕(混沌・中庸)、スペース・イシュタル(秩序・悪)、カーマ(中立・悪)、謎の蘭丸X(秩序・善)